竟(つひ)に 危巣の燕になれるに 有りて, 應(まさ)に 憐むべし 故國の駝! 東侵の 憂ひ 未だ已まず, 西望の 計 如何? 儒士は 筆を投(お)くを 思ひ, 閨人は 戈を負はんと欲(す)。 誰か 時を濟ふの彦(ひと)と 爲らん, 相ひ與(とも)に 頽波を 挽(もど)さん。 **********