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C51 その5-マイクロエース

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マイクロエース

●初回シリーズ(2000年)

A6601 C51 285 本省式 2000年 本省式

A6601
C51 285 本省式

2000年 (拡大写真)

2000年10月の発売です。これの前に発売されたマイクロエースの蒸機はC57 1(お召し)でした。

A6602 C51 116 住山式 2000年 住山式

A6602
C51 116 住山式

2000年 (拡大写真)

本省式と同時に発売されましたが、人気ではやや本省式に負けていました。

1999年には、マイクロエースから8620、C57、C12、C56と、今も語り継がれてしまう製品が次々と発売され、多くの人がその姿に頭を抱えました。ですから、その翌年に発売されたC51は比較的好評だったと思います。
Nゲージでこれを作る難しさを考慮せずに書きますと、相変わらず頭が高く、大きいはずの動輪も小さく見えますし、C51らしいと素直に言えない点は残念です。
そういう形態ではありますが、飾りには力が入っていて、量産品の9mmゲージでここまで込み入った配管を施したのは、このC51が最初だと思います。

本省式のほうが先に売れてしまい、その後の中古品でもしばらくの間、本省式はなかなか出てきませんでした。

●黒色車輪化(2005年〜)

初回製品から少し間が開き、貨車セットの形で1種が追加されました。

A-3183 C51 266 2005年 デフなし

A-3183
C51 266

2005年 (拡大写真)

初回から5年後、2005年発売の車両セットに含まれていました。

これは車両セット A-3183「C51-266+ワキ1+ワムフ1 宅扱い専用列車8両セット」に含まれているものです。車輪が黒色車輪になりました。基本的なスタイルは最初の製品と同じです。
蒸気機関車の車両セットはそれほど珍しくありませんが、このときは他に単品が設定されなかったため、抱き合わせ販売のように解釈されてしまうこともありました。

さらに2年おいて、単品2種が追加発売されました。

A6607 C51 276 お召仕様 2007年 お召仕様

A6607
C51 276 お召仕様

2007年 (拡大写真)

マイクロエースがよくラインナップに加えるお召仕様です。
2012年にも再生産されました。

A6608 C51 247 超特急「燕」牽引機 2007年 燕牽引機

A6608
C51 247 超特急「燕」牽引機

2007年 (拡大写真)

給水温め器がなく、テンダー上部のアーチが特徴です。

今のところC51の最終製品で、いずれも「デフなし」がベースになっています。
「燕」のテンダーにはアーチが3本取り付けられていますが、間に乗務員交代用の通路はなく、テンダー本体の形は他と同じです。

非常に細かいことですが、キャブの前面の丸窓には、ちゃんと薄い透明シートが貼り付けられています(ほとんどわかりません)。

NゲージのC51にもずいぶん種類が増えましたが、マイクロエースからはまだ標準的な大型デフが出ていませんから、もしかしたら今後ラインナップの追加もあるかもしれません。ボックス動輪タイプなど、バリエーションネタならまだたくさんある形式です。


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