Nゲージ蒸気機関車>2022年のメモ>トラムウェイ 8620Sキャブ(16.5mmゲージ)
トラムウェイの8620シリーズ(1/80)の発売から7年、新シリーズが追加されました。
Sキャブ、お召タイプ、台湾タイプ、門デフ・深い乙キャブの4タイプです。
2022.9.18
これは新シリーズのひとつ「Sキャブ」です。
初回シリーズの「裾上げキャブ」のキャブを変更し、テンダーを入れ替えたような製品です。
今回は前回よりもボイラー部などが若干光沢を増した塗装になっています。
お召タイプが一緒に発売されたことと関係があるかもしれませんが、下廻りの車輪・ロッド金属部は前回の黒色から銀色に変わっています。全体にちょっと新しくなった印象でしょうか。
すっきりした前面です。
ライトのレンズが斜めに付いているのを直したいのですが、今のところうまく取れません。
カプラーは自動連結でき中央復元もします。自動解放させるには別途市販カプラーへの交換が必要です。
前回同様、細いパーツ類はユーザーの手による取り付けとなっています。
分かりやすく並べたつもりが分かりにくくなりましてすみません。
前回後付けだった消音機とボイラーのハシゴ、ランボード下の空制配管は取り付け済みになりました。これは楽ですね。一方、解放テコ・つかみ棒・エアホースの予備はなくなったので紛失に注意です。
後部ライトはレンズと分かれた状態で付属しています。写真でははめ込んであります。
初回シリーズではデフレクターの有無で製品が分かれていましたが、今回はいずれにもデフレクターが付属しています。Sキャブと台湾タイプは標準タイプ、それ以外は門鉄タイプです。Sキャブにデフレクターを取り付けるにはランボードに穴開けが必要です。
テンダーはダイキャストです。リベットがきちんと表現されている模型なのですが、私が買ったものは何だか下の方がぼやけてフェードアウトしているようです。
裏側はきれいです。また公式サイトの写真ではきれいに出ていますので、単なる個別の成型不良のようです。
ついでにテンダー後部のアップです。
ハシゴは少し斜めに付くようになっています(説明書の図のとおりです。実物の付き方も色々かと)。
クロスヘッド周辺です。
前回はスライドバーが傾いているものに当たりましたが、今回はほぼ水平に付いており目に優しいです。
低価格商品ではありますが静かによく走りました。あまり変化のある16.5mmゲージのレイアウトは設置できないので、単純な条件での感想です。
今はKATOから8620のサウンドカードも発売されており、音を出しながら走らせるのも楽しいです。パワーパック・スタンダードとサウンドボックスの組み合わせで、Nゲージと同様にうまくいきました。
…そのKATOは、21年前のD51を最後に1/80の国鉄蒸機をやめてしまったように見えますね。