児 童 期
子どもが「児童期」と呼ばれる年齢になる頃には、 わたしたちのまわりに、それまでとは違う変化が起きることも多いと思います。 そのひとつは、「学校教育」や「学校教育的な考え方」というものが 生活の中に入ってくることなのではないでしょうか。 また、養育者自身が忙しくなることもあるでしょう。 さまざまな心配事も、複雑になってきたり増えてきたりするかもしれません。 そんなとき、その日常の一コマを誰かに話して ホッとすることもあるでしょう。 しかし、誰かに話したために、ますます落ち込んだり 焦ったりしたことはないでしょうか。 ときには、話がより複雑になってしまったように 感じることもあるように思います。 なぜこんなことになるのかと考え込んだり、 違和感を感じながらも、 何となくそのままにしていることはありませんか。 ここで、わたしたちにとって、児童期の子どもとともに暮らすとは いったいどんな経験なのか、見つめてみましょう。 児童期の子育ての中で、 わたしたちが揺れたり迷ったりすることについて確認をし、 子どもたちにメッセージされてしまうものや、 子どもたちの現状についても考えてみましょう。 そして、子どもとともに暮らす中で大切にしたいことについて 考えてみたいと思います。 |
1 児童期の子育てとは2 学校教育的な考え方 3 養育者の思い 4 子どもたちの現状 5 大切なこと 6 子どもとともに