Huanying xinshang Ding Fengzhang de wangye

                            


滿江紅 金陵懷古
元・薩都剌



六代豪華, 春去也、更無消息。
空悵望, 山川形勝, 已非疇昔。
王謝堂前雙燕子, 烏衣巷口曾相識。
聽夜深、寂寞打孤城, 春潮急。


思往事, 愁如織。
懷故國, 空陳跡。
但荒煙衰草, 亂鴉斜日。
玉樹歌殘秋露冷, 臙脂井壞寒螿泣。
到如今、只有蔣山青, 秦淮碧。







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滿江紅 金陵懷古

六代の豪華, 春 去る也、(さら)に消息 無し。
空しく 山川の形勝を悵望(ちゃうばう)すれば, (すで)疇昔(ちうせき)に非ず。
王謝(わうしゃ)堂前の(さう)燕子(えん し )烏衣巷( う い かう)口に(かつ)て相ひ()れり。
夜 深く、寂寞(せきばく)として孤城を打つ 春潮(しゅんてう)(きふ)なるを聽く。


往事(わう じ )を思へば, 愁ひは ()るが如し。
故國を懷へば, 陳跡(ちんせき) 空し。
()荒煙(くわうえん) 衰草(すゐさう)亂鴉(らん あ ) 斜日(しゃじつ)のみ。
玉樹(ぎょくじゅ)の歌は殘りて 秋露 冷たく, 臙脂(えん じ )(せい)(こは)れて 寒螿(かんしゃう) 泣く。
如今(じょこん)に到り、只だ有るは 蔣山(しゃうざん) 青く, 秦淮(しんわい) (みどり)なるのみ。

                    ****************





◎ 私感註釈

※薩都剌:〔さつとら(さっとら);Sa4du1la4〕元代の詩人。1305年頃〜1355年頃。字は天錫(てんせき)、別号は直斎。西域の色目人・答失蛮(タシマン)氏(回教徒)の一族。書画に巧みで、詩詞に長じた。泰定帝イェスン・テムルの治世に実施された科挙に及第し、進士となるが、元末の混乱が激しくなると官界を退き、杭州に隠棲した。なお、「薩都剌」の「剌」〔らつ;la4〕字に注意。「刺」〔し(せき);ci4〕ではない。「薩都剌」の名前について、『中国大百科全書・中国文学U』(673ページ 中国大百科全書出版社1986年北京・上海)では「薩都剌:Sa
dula」となっている。(なお、『中国大百科全書』での姓名のピンイン(=ローマ字)表記では、例えば「田漢」は「Tian Han」と、姓名のはじめの一字を大文字としている)。「薩都剌」では、姓・名という扱いにはなっていない。蛇足になるが、現代(中国)語(=普通話)では「薩都剌」〔Sa4du1la4〕は「サードゥーラー」「サドゥラ」に近い音で言う。

※満江紅:詞牌の一。九十三字(双調)。脚韻は入声韻が条件。

※金陵懐古:金陵(現・南京)の昔を懐かしむ。 *句読点について。例えば:「六代豪華,春去也、更無消息。」の場合、形式と意味の上で、一まとまりなのは【「六代豪華
春去也更無消息」】。句でみると【「六代豪華」と「春去也更無消息。」】。 ・金陵:現・南京。六朝の古都(南朝の首都)。(古代の金陵邑。六朝の建、建康。集慶。應天。歴代)。『樂府詩集』に遺された南朝斉の謝に『入朝曲』で「江南佳麗地,金陵帝王州。逶水,迢遞起朱樓。飛甍夾馳道,垂楊蔭御溝。凝笳翼高蓋,疊鼓送華。獻納雲臺表,功名良可收。」と讃えられたところ。劉禹錫の『石頭城』「山圍故國週遭在,潮打空城寂寞。淮水東邊舊時月,夜深還過女牆來。」、唐・杜牧の『泊秦淮』「煙籠寒水月籠沙,夜泊秦淮近酒家。商女不知亡國恨,隔江猶唱後庭花。」、唐・韋莊の『金陵圖』「江雨霏霏江草齊,六朝如夢鳥空啼。無情最是臺城柳,依舊烟籠十里堤。」、孫光憲の『後庭花』其二「石城依舊空江國,故宮春色。七尺絲芳草碧,絶世難得。   玉英凋落盡,更何人識。野棠如織,只是ヘ人添怨憶,悵望無極。」、唐・韋莊『金陵圖』「江雨霏霏江草齊,六朝如夢鳥空啼。無情最是臺城柳,依舊烟籠十里堤。」、欧陽炯『江城子』「晩日金陵岸草平,落霞明,水無情。六代繁華,暗逐逝波聲,空有姑蘇臺上月,如西子鏡,照江城。」、南唐後主・李Uの『浪淘沙』「往事只堪哀,對景難排。秋風庭院蘚侵階。一任珠簾閑不卷,終日誰來。   金鎖已沈埋,壯氣蒿莱。晩涼天靜月華開。想得玉樓瑤殿影,空照秦淮。」、宋・王安石の『桂枝香』金陵懷古「登臨送目,正故國晩秋,天氣初肅。千里澄江似練,翠峰如簇。歸帆去棹殘陽裡,背西風酒旗斜矗。彩舟雲淡,星河鷺起,畫圖難足。   念往昔,繁華競逐。嘆門外樓頭,悲恨相續。千古憑高,對此漫嗟榮辱。六朝舊事隨流水,但寒煙衰草凝香B至今商女,時時猶唱,後庭遺曲。」、朱敦儒の『相見歡』「金陵城上西樓,倚清秋,萬里夕陽垂地、大江流。   中原亂,簪纓散,幾時收?試倩悲風吹涙、過揚州。」、辛棄疾の『念奴嬌』「建康賞心亭,呈史留守致道」「我來弔古,上危樓、贏得闖D千斛。虎踞龍蟠何處是?只有興亡滿目。柳外斜陽,水邊歸鳥,隴上吹喬木。片帆西去,一聲誰噴霜竹?却憶安石風流,東山歳晩,涙落哀箏曲。兒輩功名キ付與,長日惟消棋局。寶鏡難尋,碧雲將暮,誰勸杯中香H江頭風怒,朝來波浪翻屋。」、明・高啓の『登金陵雨花臺望大江』「大江來從萬山中,山勢盡與江流東。鍾山如龍獨西上,欲破巨浪乘長風。江山相雄不相讓,形勝爭誇天下壯。秦皇空此黄金,佳氣葱葱至今王。我懷鬱塞何由開,酒酣走上城南臺。坐覺蒼茫萬古意,遠自荒煙落日之中來。石頭城下濤聲怒,武騎千群誰敢渡。黄旗入洛竟何,鐵鎖江未爲固。前三國,後六朝,草生宮闕何蕭蕭。英雄乘時務割據,幾度戰血流寒潮。我生幸逢聖人起南國,禍亂初平事休息。從今四海永爲家,不用長江限南北。」、現代では『知之歌』「藍藍的天上,白雲在飛翔,美麗的揚子江畔是可愛的南京古城,我的家ク。,彩虹般的大橋,直上雲霄,斷了長江,雄偉的鍾山脚下是我可愛的家ク 告別了媽媽,再見家ク,金色的學生時代已轉入了春史册,一去不復返。,未來的道路多麼艱難,曲折又漫長,生活的脚印深淺在偏僻的異ク。」等がある。 ・懐古:昔を懐かしむ。

※六代豪華:(金陵を首都とした)六朝(りくちょう)の時代の栄華(の)。 ・六代:六朝(りくちょう)のこと。漢の滅亡後、隋の再統一までの間の建康(建業)に都をおいた(漢民族の華中・華南に興った)六代の王朝。@三国・呉、A東晋、B南朝・宋、C斉、D梁、E陳の総称。晩唐〜・唐彦謙の『金陵懷古』に「碧樹涼生宿雨收,荷花荷葉滿汀洲。登高有酒渾忘醉,慨古無言獨倚樓。宮殿
六朝遺古跡,衣冠千古漫荒丘。太平時節殊風景,山自水自流。」とあり、前出・欧陽炯の『江城子』「晩日金陵岸草平,落霞明,水無情。六代繁華,暗逐逝波聲,空有姑蘇臺上月,如西子鏡,照江城。」とある。

※春去也、更無消息:春は過ぎ去ってしまい、この上もはや、尋ねるすべもない。 ・春去也:春は過ぎ去ってしまった。中唐・劉禹錫の『憶江南』和樂天春詞,依『憶江南』曲拍爲句に「
春去也,多謝洛城人。弱柳從風疑舉袂,叢蘭浥露似霑巾。獨坐亦含顰。」 南唐後主・李Uの『浪淘沙』に「簾外雨潺潺,春意闌珊。羅衾不耐五更寒。夢裏不知身是客,一餉貪歡。   獨自莫憑欄,無限江山。別時容易見時難。流水落花春去也,天上人間。」とある。 ・更無:ましてや。その上。 ・消息:たより。

※空悵望:悲しげに遥か遠くの…(以下の句の内容)…を眺める。 ・悵望:〔ちゃうばう;chang4wang4●◎〕悲しげに遥か遠くを眺める。晩唐・杜牧の『獨柳』に「含煙一株柳,拂地搖風久。佳人不忍折,
悵望回纖手。」とある。前出・孫光憲の『後庭花』其二「石城依舊空江國,故宮春色。七尺絲芳草碧,絶世難得。   玉英凋落盡,更何人識。野棠如織,只是ヘ人添怨憶,悵望無極。」とある。

※山川形勝:山や川の優れた景勝の。 ・形勝:地勢の優れている景勝地。中唐・白居易の『餘杭
形勝』に「餘杭形勝四方無,州傍山縣枕湖。遶郭荷花三十里,拂城松樹一千株。夢兒亭古傳名謝,ヘ妓樓新道姓蘇。獨有使君年太老,風光不稱白髭鬚。」とある。

※已非疇昔:もはや昔ではない(のを)。 ・已非-:もはや…ではない。 ・疇昔:〔ちうせき;chou2xi1○●〕昨日。先日。むかし。=往昔。

※王謝堂前双燕子:(六朝名族である)王・謝一族の大邸宅の前のつがいのツバメ(は)。 ・王謝堂前:(六朝名族である)王・謝一族の大邸宅の前。 ・舊時:〔きうじ;jiu4shi2●○〕過ぎ去った昔。 ・王謝:王導や謝安を出した南朝の名族。 ・堂前:大きい建物の前。表座敷の前。 中唐・劉禹錫の『烏衣巷』に「朱雀橋邊野草花,烏衣巷口夕陽斜。舊時
王謝堂前燕,飛入尋常百姓家。」とある。 ・双燕子:つがいのツバメ。 ・燕子:ツバメ。「-子」は名詞の接尾字で、これに対応する日本語は特にない。ここでは、「こども」の意はない。

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 烏衣巷(図中央の東西の短い通り)
『聯珠詩格』巻十二より

※烏衣巷口曽相識:(金陵の)烏衣巷の路地の入り口で知り合った。 ・烏衣巷:金陵城(建業、建鄴、建康、現・南京)の南側、
秦淮区の白鷺洲公園のすぐ西側にある町内の名(中国では通りの名称:右図中央の“乌衣巷”)。三国・呉の烏衣営(黒い制服の兵営)の駐屯地であったことからその名が附いた。南朝の名族である王導、謝安の一族も住んだところ。前出・劉禹錫の『烏衣巷』に「朱雀橋邊野草花,烏衣巷口夕陽斜。舊時王謝堂前燕,飛入尋常百姓家。」とある。また、それに次韻をしたような詩に唐・韓翃の『寒食』「春城無處不飛花,寒食東風御柳斜。日暮漢宮傳蝋燭,輕煙散入五侯家。」がある。 ・巷口:路地の入り口。 ・曽相識:昔馴染み。旧友。南唐・李Uは『柳枝詞』で「風情漸老見春羞,到處消魂感舊遊。多謝長條似相識,強垂煙穗拂人頭。」と詠う。

※聴夜深、寂寞打孤城:夜遅くにひっそりと孤城に春の潮(うしお)が打ち寄せてくるのに耳をすまして。 ・聴:(聴き耳を立てて意識して)聴く。 ・夜深:夜が更ける。 ・寂寞:〔せきばく、じゃくまく;ji4mo4●●〕ひっそりとしてものさびしいさま。唐・劉方平の『春怨』に「紗窗日落漸黄昏,金屋無人見涙痕。
寂寞空庭春欲晩,梨花滿地不開門。」とあり、前出・劉禹錫の『石頭城』に「山圍故國週遭在,潮打空城寂寞。淮水東邊舊時月,夜深還過女牆來。」とある。 ・打:ここでは、打ち寄せる意。前出・劉禹錫の『石頭城』「山圍故國週遭在,空城寂寞。淮水東邊舊時月,夜深還過女牆來。」に基づく。 ・孤城:ぽつんと離れてある城郭。

※春潮急:春の日のうしおが急(に満ちてくる)。 ・春潮:春の日のうしお。

※思往事:昔の出来事を思えば。 ・往事:昔の出来事。

※愁如織:悲しみは織り成すようだ。 ・如織:おりなす。織るようだ。前出・孫光憲の『後庭花』其二「石城
依舊,故宮春色。七尺絲芳草碧,絶世難得。   玉英凋落盡,更何人識。野棠如織,只是ヘ人添怨憶,悵望無極。」とある。

※懐故国:自分の生まれた国を懐かしみ。 ・故国:自分の生まれた国。祖国。母国。故郷。晩唐・韋荘の『C平樂』に「春愁南陌。故國音書隔。細雨霏霏梨花白。燕拂畫簾金額。   盡日相望王孫,塵滿衣上涙痕。誰向橋邊吹笛,駐馬西望消魂。 とある。 

※空陳跡:旧跡がむなしく(あるが)。 ・陳跡:旧跡。 ・陳:旧。

※但荒煙衰草:ただ人気(ひとけ)がなく、次第に葉が抜けていった草(と「乱鴉斜日」)だけだ。 ・但:ただ…のみ。 ・荒煙:人煙のさびしいこと。人気(ひとけ)のないこと。南宋・岳飛の『滿江紅』登黄鶴樓有感に「遙望中原,
荒煙外,許多城郭。想當年,花遮柳護,鳳樓龍閣。萬歳山前珠翠繞,蓬壺殿裏笙歌作。到而今、鐵騎滿郊畿,風塵惡!   兵安在?膏鋒鍔。民安在? 填溝壑。歎江山如故,千村寥落。何日請纓提鋭旅,一鞭直渡C河洛。却歸來、再續漢陽遊,騎黄鶴。」とある。 ・衰草:〔すゐさう;chui1cao3○●〕次第に葉が抜けていった草。〔すゐさう;shuai1cao3○●〕おとろえた草。ここは、前者の意。南宋・陸游の『書事』に「關中父老望王師,想見壺漿滿路時。寂寞西溪衰草,斷碑猶有少陵詩。」とある。

※乱鴉斜日:不ぞろいにわたっていくカラスに、夕日(だけだ)。 ・乱:わたる。横切ってわたる。 ・斜日:西にかたむいた日。夕日。

※玉樹歌残秋露冷:(陳後主の『玉樹後庭花』の)歌がすたれ残って、秋の露が冷たく。 ・玉樹歌:陳後主・叔宝が作った音楽の『玉樹後庭花』。陳叔寶作詩の『玉樹後庭花』「麗宇芳林對高閣,新粧艶質本傾城。映戸凝嬌乍不進,出帷含態笑相迎。妖姫臉似花含露,玉樹流光照後庭。」がある。 ・残:すたれる。

※臙脂井壊寒螿泣:女性の化粧品の色が染まった(陳後主が隠れた)井戸は壊れて、ツクツクボウシは涙を流してないている。 ・臙脂井:女性の化粧品の色が染まった井戸。ここでは、隋軍に攻め陥とされた時、陳後主は張麗華、孔貴人の両夫人とともに宮中の奥にある空井戸に隠れたものの、隋軍に発見された、その井戸を謂う。陳叔寶のことは、正史によると国政を忘れ、歌舞音曲、詩歌に耽ったため、六朝陳を滅ぼした亡国の君主とされている。『南史』では「乃於光昭殿前起臨春、結綺、望仙三閣,高數十丈,並數十間。其窗、壁帶、縣、欄檻之類,皆以沈檀香爲之,又飾以金玉,間以珠翠,外施珠簾。……毎微風暫至,香聞數里,朝日初照,光映後庭。其下積石爲山,引水爲池,植以奇樹,雜以花藥。後主自居臨春閣,張貴妃居結綺閣,二貴嬪居望仙閣,並複道交相往來。……則使諸貴人及女學士與狎客共賦新詩,互相贈答。采其尤艷麗者,以爲曲調,被以新聲。選宮女有容色者以千百數,令習而歌之,分部迭進,持以相樂。其曲有玉樹後庭花、臨春樂等。其略云:「璧月夜夜滿,瓊樹朝朝新。」大抵所歸,皆美張貴妃、孔貴嬪之容色。」という。 ・臙脂:〔えんじ;yan1zhi1(0)○○〕べに。紅色の染料。女性を暗示する語でもある。南唐後主・李Uの『相見歡』に「林花謝了春紅,太匆匆。無奈朝來寒雨晩來風。   
臙脂,留人醉,幾時重。自是人生長恨 水長東。」とあり、明・陳子龍の『點絳唇』春日風雨有感に「滿眼韶華,東風慣是吹紅去。幾番煙霧。只有花難護。   夢裏相思故國王孫路。春無主。杜鵑啼處。涙染臙脂。」とある。 ・寒螿:〔かんしゃう;han2jiang1○○〕ツクツクボウシ。蝉の一種。また、寒くなって鳴かなくなったり、声が小さくなった蝉。 ・泣:涙を流してなく。

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※到如今、只有蔣山青:今はただ、鍾山の青いさまと(秦淮の緑)だけが残っているだけだ。 ・到: ・如今:ただ今。現今。 ・只有:…だけが残っている。…だけがある。 ・蔣山:鍾山。紫金山。現・南京市の東

※秦淮碧:秦淮(しんわい)の流れのみどり(だけが残っている)。 ・秦淮:〔しんわい;Qin2huai2○○〕南京市の東南にある川。長江に注ぐ。また、その沿岸周辺は歌妓のいる歓楽街として殷賑を極めた。前出・杜牧は『泊秦淮』「煙籠寒水月籠沙,夜泊秦淮近酒家。商女不知亡國恨,隔江猶唱後庭花。」とその様子を詠い、明末清初・錢兼益は『丙申春就醫秦淮寓丁家水閣浹兩月臨行作絶句三十首』で「舞榭歌臺羅綺叢,キ無人跡有春風。踏無限傷心事,併入南朝落炤中。」と詠い、清・王士モフ『
秦淮雜詩』に「年來腸斷秣陵舟,夢繞秦淮水上樓。十日雨絲風片裏,濃春煙景似殘秋。」と詠う。


              ***********





◎ 構成について

 滿江紅 九十三字(双調)。脚韻は、入声韻が条件。一韻到底。韻式は、「aaaa aaaaa」。韻脚は「息昔識急 織跡日泣碧」で、詞韻第十七部入声。
   □●○○,
   □□●,
   □○□●。(入声韻) 
   □□●+□○□●, 
   ●○○●。(入声韻)
   ○○●●,
   ●○○●。(入声韻)
   ●□○+●●○○,
   ○○●。(入声韻)


   ○□●,
   ○○●。 (入声韻)
   □□●,
   ○○● 。(入声韻)
   ●+□○○●,
   ●○○●。(入声韻)
   ○○●●,
   ●○○●。(入声韻)
   ●□○+●●○○,
   ○○●。(入声韻)
2012.7.5
     7.6
     7.7
     7.8
     7.9




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