ローマのナヴォナ広場にあるピッツエリアの屋外席(広場にテーブルとイス、パラソルが置かれている)で食べました。 日本でよくあるやつと違い(最近ではそうでもないですが)、生地が薄くてカリカリ。イタリア語メニューだと具の見当がつかない という弱点はあるものの、多分どれを頼んでも大ハズレはないのでは?
「昼からビール」とあわせると特にグー。 (^^; 具にもよりますが、10,000リラ前後。
「ローマで1番カプチーノとエスプレッソがおいしいと評判の店」というガイドブックの記事を読んで目を付けていた 「タッツァ・ドーロ」という店に行ってみました。場所はパンテオンの近く。パンテオンを背にして右斜め前方の路地にあり、 客が頻繁に出入りしているのでわかります。
カフェと言っても日本と違って立ち飲みなのでゆっくりするわけにはいきませんが、適度な温度と甘さで、猫舌な女王様1号も 大変美味しくいただけました。カプチーノ1杯 1,100リラ。
①「仔牛のフィレ マッシュルームソースがけ」ローマで夕食を摂ったリストランテでメインとして頼んだ一品。肉の柔らかさ・ソースのまろやかさ…もう絶品でした。 その店の肉料理の中では最高値だったのですが、それでも50,000リラ。3人でシェアして頼めば高くはない値段です。
ただフィレ肉だけあって、量は少ない。3人で分けるとほんの2、3口にしかなりません。名残惜しくてパンにソースをつけて むさぼり食ってしまいました。最初一行がサラダを頼むときに「シェアしたい」と言ったらボーイさんは「スコシスコシ(だから シェアすると少なくなっちゃうよ、と言いたかったらしい)」と言って止めようとした(?)のですが、どうせならこれを頼むときに 「スコシスコシ」と注意してほしかった…。(ちなみにフィレ以外のメニューは3人でシェアしても十分な量がありました。)②フィレンツェ風ビーフステーキ
フィレンツェ名物…らしいのですが、どうってことない大きなTボーンステーキでした。どうってことない店で食べた我々が 悪いのか?!
③Not Beef But Pork!
フィレンツェ1日目の夕食を摂ったトラットリアにて、前日の「仔牛のフィレ」の夢ふたたび!ということで「仔牛のレモンソース がけ」なる一品を注文。ところが出てきた肉が白っぽくて薄い?!
「…これ豚肉?」
「牛肉ではない。」
「仔豚のレモンソースがけ?!」
「メニューには確かに”牛”って書いてあったのに…」
どうやら当時ヨーロッパで流行していた狂牛病の影響と思われるのですが、なんのことわりもなくいきなり豚肉。しかも値段は そのまま!(この店は精算の時に結構負けてくれはしたのですが)
一行は「Not Beef But Pork!」とぶつぶつ言いながら、それでも仔豚のレモンソースがけを 平らげたのでした。
「フィレンツェに行ったらキャンティ・クラシコを飲む!」と意気込んでいた一行、ワインリストを開いてビックリ。
「○○村産のキャンティ・クラシコ」という感じでキャンティ・クラシコと名の付くものだけで1ダースくらい並んでいる。
そうなるとどうしても持って生まれた貧乏性が顔を出し、値段と相談してしまう。結局、最高級のD.O.C.G.(統制保証原産地呼称) ワインではなく、その次のランクのD.O.C.(統制原産地呼称)ワインにしてしまった。お手頃価格で美味しかったが、今となっては やっぱりD.O.C.G.を飲んでみれば良かった気が…。(D.O.C.G.は日本のレストランでちょっとしたワインを頼む時くらいの価格?)
他にも各地でソアベやスプマンテなどを飲みました。ボラレさえしなければ、日本より安くて美味しいワインが楽しめます。
リストランテやトラットリアの店先でメニューをのぞいていると、よく店からオヤジが出てきて「スパゲッティ?」とか「イカ墨 スパゲッティ オイシイ オイシイ」とか声を掛けられました。よっぽど日本人はスパゲッティばかり注文しているものと見える…。 (^^; パスタと言ってもスパゲッティ以外のペンネやラビオリも美味しいのにねぇ。
ベネチアの店でもにーちゃんにイカ墨スパゲッティを勧められましたが、一行は敢えてカルボナーラを注文。日本のカルボナーラは たいてい生クリームこってりで甘くて重い感じがするのですが、こちらのはあっさり塩味。個人的にはこちらの味の方が断然好みです。
ローマ観光編にも書いたとおり、今やスペイン階段では食べられないジェラート。それでは、と夕食時のデザートに食べてみると… チョコレートのジェラートが驚くほど美味。チョコレートなのに全然くどくない甘さでした。
一応、屋台のジェラートにもベネチアでチャレンジ。シングル 800リラ、ダブル 1,500リラ程度でした。
この当時、3人の中で唯一イタリア以外のヨーロッパ諸国を巡ったことのある女王様2号の意見によると…
「他の国に比べてイタリアのパンはマズイ気がする。」
話し合った結果、イタリアにはパン以外にもパスタやピザがあるため、人々があまりパンの味向上に熱心でなかったのでは?という 結論に達する。(※あくまでも我々の意見です。信じないように。)
しかし、フィレンツェのパンがマズイのには理由があって、元々無塩パンなのだそうです。なぜ無塩なのかは諸説あって不明とか。 そのまま主食にするよりカナッペ等に使うのに向いているらしい。