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今回利用したのは、往きの成田→ウィーン→ローマと帰りのウィーン→成田がオーストリア航空、帰りのベネチア→ウィーンがチロリアン 航空。かなり間際だったので、「行ければなんでもいいです!」という感じで旅行会社にお願いしていました。所要時間は成田~ウィーンが 約12時間、ウィーン~ローマが約2時間、ベネチア~ウィーンが約1時間というところ。オーストリア航空はシンボルカラーが赤なので、スチュワーデスさんの制服もストッキングも靴もヘアバンドも全部 赤一色でした。スチュワーデスさんには結構若い女性が多かったけど、なにせゲルマン民族ですから皆巨大。機内食は可もなく不可も なく、でしたが、"FISH"でエビチリが出てきたのには意表をつかれました。 (^^;
一行が密かに期待していたのが帰りのチロリアン航空。事前に旅行会社の人が「内装がチェックでかわいいらしいんですよ。」と言っていた のでわくわくしていたのですが…実際にはごく普通の機体。ガセネタだったのか、機種によって違うのか?乗っている時間が短いので機内食 は出ませんが、配られたチョコレートが美味しかった。
ローマ市内観光日の朝、「さあいろいろ見るぞ!」と意気込む一行を迎え撃ったのは、地下鉄バルベリーニ駅の券売機でした。
切符は全線一律1,500リラ、券売機は10,000リラ札も受付可能、一度に複数枚買うためのボタンもちゃんとある、ということを確認し、 10,000リラ札を投入して3人分の切符を買おうとしましたが…何度やってもお札が戻ってきてしまう。一行が悩んでいると駅員さんが やってきて手伝ってくれるのですが、なぜか6枚買わせようとするので慌ててキャンセル。
さらに悩むこと数分、英語の説明をよく読むと(表示はイタリア語・英語・フランス語・ドイツ語・スペイン語の5ヶ国語に切り替え可能) どういうつくりになっているのか「釣り銭は2,000リラまでしか出ません」だと。なぜだ?!(駅員さんはそれで6枚買わせようと していたのですな)
苦労して手に入れた切符はなんだかペラペラ。これを改札口の打刻機に通してホームへ。イタリアの建物はなんだか不必要に1階分の高さが 高いのですが、地下鉄のホームは逆にすごく天井が低かった。
市内を2路線が十字に交差して走っているだけの地下鉄に対し、それをカバーするようにバス路線はかなり密に走っています。切符は地下鉄 と共通でやはり全線1,500リラ。券売機はターミナルや主立った停留所の近くにあります…が、サン・ピエトロ寺院近くの券売機が全て 壊れていてヒドイ目に遭いました。1台はどのボタンを押しても反応しないし、もう1台は2,000リラ以下のお釣りも出ない。 ただし、ピッタリ1,500リラ投入する分には大丈夫らしかったので、近くのみやげもの屋に両替してもらいに行ったのですが、全然相手にして くれず。 (-_-#
結局、やや離れたところにあったカフェみたいな店でも切符を売っていたのでなんとかなりました。ガイドブックには「停留所の近くの タバッキ(タバコ屋)でも売っている」と書いてありますが、必ずしもそうではないので(停留所前のタバッキで切符を買おうとしたら、 通りの向こうのターミナルにある券売機を指さされた)、朝のうちにマトモな券売機に出会ったらその日使う分はまとめて買っておく のがベターかと思います。ハッキリ言ってかなりの確率で券売機は壊れています。バスに乗ったら中にある打刻機に切符を通すのですが、前の人が使ってから10秒くらい経たないと次に作動しません。 (^^;
バスには乗降口が3ヶあって確か乗り口と降り口は分かれているハズですが、陽気なイタリアンたちはそんなこと気にしてはいませんでした。
ローマのタクシーはボる!というウワサを耳にしていたのでなるべく利用せずに済ますつもりだったのですが、駅に向かうとき大荷物で 雨まで降ってきたので乗ってしまいました。タクシー乗り場は大きなホテルの脇などにあります。
さてその結果は…やっぱりボラれたような気がする。メーターの金額よりいささか高い料金を請求されました。でも荷物があったからかも しれないし、本当のところはわかりません。
それにしてもローマ市内は交通事故が多い!このタクシーに乗っている時も、斜め前方の車に横から右折してきた車がぶつかって ました。それとは別に車と自転車がぶつかって、両者が自分の言い分を主張しあっているところも目撃したし。(自転車のチェーンは切れて いたけど、乗っていた人は元気でした。)
ローマ市内をレンタカーで、なんてことはやめたほうがいいのでは…。
今回の旅の移動では「IC(インターシティ)」と呼ばれる、イタリアの主要都市間を結ぶ列車に乗りました。切符はあらかじめもらって ありましたが、乗る列車は自分たちで時刻表と相談。この切符がなんだかよくわからないのですが、発行元はドイツ。たぶんイタリア国内では 発行されていないたぐいの切符らしく、ローマ~フィレンツェ間で検札に来た車掌さんにかなり念入りにチェックされてしまいました。
(フィレンツェ~ベネチア間では検札自体来なかった。)
駅は「世界の車窓から」で見たとおり、天井が高くて開放的な雰囲気。改札はなくてホームに出入り自由ですが、自分でホームにある打刻機 に切符を通さなくてはなりません。確か、打刻していないのを見つかると罰金のハズです。
ICには1等車・2等車・食堂車がありますが、大半は2等車。日本の特急みたいな感じで2人掛けの座席が同じ向きに並んでいる車両と 6人掛けのコンパートメント車両の2種類があるので、やはりここはひとつ、コンパートメントに座るのが「気分」でしょう。
混んでいる場合には、通路の壁に収納されている補助席も使えます。
ベネチア特有の乗り物・ヴァポレット。見た目は隅田川の水上バスを小型にした感じ。
ベネチアといえばゴンドラ、というイメージも強いですが、あんまり乗っている人はいなかった。(たまたま?)
大運河はヴァポレットを始めとして水上タクシー(その実体はモーターボート)も行き交っているので結構波が高く、ゴンドラはかなり 揺れていました。乗り物酔いしやすい人にはつらいかも。