ローマ観光編タイトル

<第1日 成田→ローマ>

成田~ローマ すべての道はローマに通ず …とはいうものの…
 京成スカイライナーに乗り遅れそうになって大変だった…という話をしながら、出入国カードに便名を記入するため 搭乗券を探す女王様2号、さっきもらったばかりの搭乗券をすでに失くしていることが判明。
カウンターで再発行してもらった新たな搭乗券には赤く輝くマル再の文字。 出だしから慌ただしいことこの上ない。

 出発2週間ほど前にようやく取れたチケットなので、目的地がイタリアといえどもオーストリア航空でウィーン乗り継ぎだ。
周りの人々がオーストリアのガイドブックを読む中、この旅のために購入したおニューの空気枕を膨らませて寝ようとする 女王様3号だが、何度トライしても空気が抜ける。新品なのに不良品だったようだ。スチュワーデスさんからテープを借りて修理。

 ウィーンの乗り継ぎ手続きカウンターはなぜか行列。しかも進まない。乗り継ぎ時間があまりないのに…。列の先頭まで 行ってみると、ほとんど英語を解さない日本人のおねーちゃんが立ち往生していた。プラハに行くのにビザを持っていない ようなので、係の人に「ビザは?」と聞かれているようなのだが…。乗り継ぎの人々は通常のチェックインカウンターに 回されて事なきを得る。

 ようやくローマの空港(その名もレオナルド・ダヴィンチ空港)に着いてスーツケースが出てくると、女王様2号の ソフトスーツケースの鍵が壊されており、中を探られた形跡がある。1号と3号のハードスーツケースは無事だ。
 だが、2号の荷物にも金目のものは全く入っていなかったので被害はナシ。イタリアのわるものに、「盗るものナシ」と お墨付きを頂いたわけである。嬉しくもあり嬉しくもなし…。


ローマのホテル 何も足さない何も引かない何も引きようがないホテル・シチリアの夜
 空港からホテルまでは現地旅行会社の送迎バス。このクルマが飛ばす飛ばす!
乗り物に酔いやすい女王様3号は早くも硬直していた。が、窓の外を見る限り、飛ばしているのは我々だけではない。
それはきっとここがイタリアだから、そしてローマだからなのだ。(らしい)。
どの運転手もF1ドライバーのような運転っぷりだ。

 そんなこんなでたどりついたのは、ローマの目抜き通りの一つ、ベネト通りの5ツ星ホテル・エクセルシオール。
…のそばにある3ツ星ホテル・シチリア。
正確にはベネト通りから路地を入ったところにあり、ホテル・シチリアの正面がエクセルシオールの側面、という位置関係だ。
 フロントの塩沢ときヘアのおばちゃんの後について超スローモーなエレベーターに乗り、日本だったら絶対に マル適マークがもらえないと思われる迷路のような通路をたどって通された部屋は…とにかくシンプル。(と言っておこう。)
テレビもなければドアチェーンもない。タオルは備え付けられていたが、タオルと言うよりは温泉旅館のペラペラ手ぬぐいに近い。
 そのあまりのシンプルさにちょっと心が寒くなりながらも、我々は翌日に備えて眠りについた…。


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