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宇宙空間の作り方-2
 [アレンジ]-[写真手法]-[クロス]メニューで、図のようなクロスフィルタのダイアログが起動します。
 各項目を必要に応じて設定し、右上の[プレビュー]ボタン(富士山マーク)を押して、フィルタのかかり具合を確認します。OKなら、[了解]ボタンを押して加工完了。

 ちなみに、ダイアログの各項目の意味は、次の通り(たぶん^^;。間違ってたらごめん^^;)。組み合わせによっては、必ずしもこの通りにならない場合もあるみたいですが、大体の目安として参考にして頂ければ(^^;。

クロスフィルタ・ダイアログ

サイズクロス光のサイズを設定します。値が大きければクロスも大きくなります。
ランダムクロス光の大小のパターンを変更。値を1変えるだけで全然違うパターンになるので、いろいろ試すと面白いです。
輝度クロス光の輝度。値が大きければ明るく、小さければ暗くなります。
しきい値対象画像のしきい値。三角のピンを動かして設定します。詳細は下に別記(^^;
光条説明は不要だと思いますが(^^;)、クロス光の形を設定します。
光の色を決めます。[背景]なら現在の背景色が光の色になります。


 SUPER KiD FEのクロスフィルタは、画像の白っぽい部分を自動検出して、その部分に自動で光を入れています。

 さて、この白っぽい部分を検出するのに必要になってくるのが、しきい値の調整。 しきい値というのは、簡単に言えば、白と黒に2分割する境界点のこと。この値が高ければ黒の部分が大きくなり、低ければ白の部分が大きくなります。

 クロスフィルタと組み合わせて設定する場合、ここの値が高ければ、対象画像の自動検出される白の部分が少なくなり、低ければ多くなる、ということになります。 そうやって検出された白の部分に光が入るわけですから、結果は下の通り。一度、二値化した際の画像を想像してみると、どういう具合に光が入るか、見当が付けやすくなるでしょう。

[クロス結果][二値化した場合]
しきい値-低い 二値化-しきい値-低い しきい値:低い
下限=40で設定したもの。二値化してみると、これだけの部分を「白」として拾います。そのため、クロスの入る範囲が広くなってますね。
しきい値-高い 二値化-しきい値-高い しきい値:高い
同じく、下限=80で設定したもの。二値化してみると、「白」として拾う部分が、上に比べて少なくなっていることがわかります。

 じゃ、ついでにもうひとつ(^^)。
 上の特性を理解すれば、狙ったところにピンポイントで光を入れることも可能です。 下のサンプルは、結構、質問の多かった(^^;)、「Anniversary」のグラス部分。一番左が加工前で、一番右が加工後の画像です。
 真ん中の拡大図をご覧下さい。実はこれ、グラスの縁に、ハードエッジペンで、光の核になる白い点をぽちぽちと入れてあります。 これでしきい値をうんと高めに設定して、今入れた白い点だけを拾うようにしてクロスフィルタをかけると、一番右の図のように、狙った箇所だけにクロスを入れられるというわけ(^^;。
グラス-加工前 グラス-加工前-拡大図 グラス-加工後


宇宙-6  さて、ちょっと寄り道しちゃいましたが(^^;)、出来あがった星空がこれ。わりと簡単に出来るでしょ?
 KiDに限らず、「拡散」の機能があれば、他のソフトでも十分出来ますよね。ぜひ一度お試しあれ(^-^)。

More!◆「ふりーうぇあ☆ふりーく」−「光系フィルタ」−「SUPER KiD FE」


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