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■手描きのような線を描く
 ペイントの既存の図形(直線や曲線)で描いた線は、きれいなんだけど味気ないなぁ、と思ったのが事の始めでした。誰が描いても似たような切り口になってしまう、もっとこう、筆圧を感じさせるような線の描き方はないものか、とあれこれ試しているうちに思い付いたのがこのテクニック(と言うほどのものでもないですが)です。

 アイコンなどの小さな絵を描くには向いていませんが、大き目のイラストを描くときには、この方法を使うとちょっとは個性的な絵になります。なんたって、描いた本人でさえ同じ線は二度と描けないから(笑)。

1998.11.07
(2004.05.12 改訂)

◆線の削り出し
 まずは、実際にやってみましょう。あれこれ説明するより、見て頂いた方が早いですね。

基本線1 曲線  左の図は、ペイントの曲線を使って描いたものです。
 太目の線で描くのがコツです。
ブラシ  今度はこれを削っていきます。
 要するに、描こうと思っている太さ(大きさ)よりもやや太めに描いておいて、要らない部分を消していこうというわけです。
 消しゴムツールを使ってもいいのですが、これだと、細かい作業が難しいので、ブラシツールを使います。

基本線2  ツールボックスからブラシを選択したら、線と隣接している色(この場合は白)をブラシの色として選択します。(ブラシの種類は、対象の大きさに応じて適時選択します)
 左図のように、不要な部分を削っていきます。


 以下は色々な削り出しの例です。

 細かい箇所が上手く描けない、描き込もうとすると潰れる、形やバランスが上手く取れない、という時に、このように、最初に大雑把な骨組み(や形、シルエットなど)を作っておいて、彫刻のように削り出していくと、楽に描ける場合もあります。
線の削り出しの例

◆ちょっとだけ応用
 「削る」という考え方を応用すると、下のようなこともできます。
サンプル3 サンプル4 型紙  左の2種類の絵は、実はどちらも右のような図形をあらかじめ用意しておいて、それを削っていって描いたものです。

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