新規レイヤを作り、ベースになる影の色で、全体的な陰影をざーっと塗っていきます。 　【ベースになる影の色】というのは、「髪の毛メイキング」でも書きましたが、全体的な絵のトーンを決めるために、私が好んで使っているものです。要らんと言えば要らんのですけどね(^^;。 　ただ、これを入れておくと、あとで光を入れていく時に、光や影の中に微妙に溶けた色を浮かび上がらせるのに都合がいいのです。そんな訳で、この辺は、あつこ流(^^;。

	さらに新規レイヤを作って、上よりももう少し細かな陰影を入れていきます。 　と言っても、とりあえず、こんな感じで大雑把に塗ってみる。（わかりやすいように、上のレイヤの表示を切っています）

	もう一つ新規レイヤを作って、強めの色で影の補強をしました。今のところはまだちょっとしか塗ってませんが、このレイヤは、あとで、強めに影を入れたい箇所などの陰影の調整をする時に使います。要するに、陰影の補助用レイヤね(^^;。

◆陰影の付け方

私のやることなので、あんまり当てにならんのですが(^^;、とりあえず、私が描く時の陰影の付け方をご紹介してみます。 　まずは、光の当たる方向を決めます。 　次に、どの辺に影が落ちるかなぁ、と考えて、大まかに明るい場所と暗い場所を分けていきます。（こんな感じ↓） 　細かい部分は、どうせあとで手を入れていくので、ここは大雑把に塗っちゃう。光の方向だけ、自分なりに把握できる程度でOKです。 ここでは、前髪がややふわっと被さってる感じなので、髪の毛の影がちょこっと額に落ちる。で、生え際から髪の毛の被さる部分に沿って、軽く影を入れておきます。 顔の向かって右側に影が落ちるので、ここも輪郭に沿って影を入れる。 顎の下と首の境目に、ちょっと強めの影を入れる。 目のくぼみにも、眉や鼻の影が落ちます。全部影になるわけじゃないんですが、あとで手を入れる時に、まぶたなどの光の当たる部分を調整することにして、とりあえずここは眉から目の縁の下まで塗っちゃいます。 鼻の影を入れます。鼻には光が当たるので、影は少し強め。一番明るいところと一番暗いところは、常に隣り合わせなのだ。 頬の下から唇、顎にかけて、ちょこっとくぼんでいるので、ここにも軽く影を落とす。んで、唇の下にも唇の影が落ちます。 額の真ん中辺り（鼻の上辺り）は、この真下の眉の間から鼻にかけて少しくぼむので、明るくなります。また、鼻も突き出ているので光は強め。 額に影を落とす時は、額の形に沿ってカーブを描くように影を入れます。額の輪郭に沿ってざっと塗っておいて、消しゴムで丸く消していくと楽かな。 ついでに、耳の中も影を入れておきます。