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ボーン・スプレマシー /
The Bourne Supremacy /
Die Bourne Verschwörung

Paul Greengrass

2004 USA/D 108 Min. 劇映画

出演者

Matt Damon
(Jason Bourne - 本名が分からない CIA のキラーマシーン)

Franka Potente
(Marie Helena Kreutz - 元アメリカ留学希望のドイツ人)

Brian Cox
(Ward Abbott - CIA)

Julia Stiles
(Nicky - CIA、2年前ロギスティック担当)

Karl Urban
(Kirill - ロシア情報局員)

Gabriel Mann
(Danny Zorn - CIA、内勤)

Joan Allen
(Pamela Landy - CIA、部長、現在の事件の担当)

Chris Cooper
(Alexander Conklin、回想シーン)

Jevgenij Sitochin
(Neski - ロシアの改革派政治家)

Marina Weis-Burgaslieva
(ネスキ夫人)

Oksana Akinshina
(Irena Neski - ネスキの娘)

Tom Gallop
(Tom Cronin - CIA)

見た時期:2004年10月

要注意: ネタばれあり!

★ 不思議な国アメリカ

ただでさえ分かり難い米国の諜報機関ですが、近年はますます分かり難くなっていて、国が CIA をどうしたいのかまで分かり難くなっていますが、ボーン・スプレマシーはそういう面をちらつかせる作品です。一体米国は自分の国の評判を良くしたいのか悪くしたいのかが外国人で外国の映画館に座っている人間にはさっぱり見抜けなくなっています。

自分の国の間違いを自分で告発し正すといった面では他国を抜いて良い面を出すこともある国ですが、この作品を見ていると告発という面は分かるのですが、その後どうしたいかというのは分かりません。ですからそういった話は忘れましょう。代わりに《ジェイソンという男に何が起こったか》という視点で見ると、それなりにおもしろくまとまっています。運命にもてあそばれた気の毒な青年ジェイソン・ボーン。自分の名前すら思い出せない気の毒な男。それをマット・デイモンは上手に演じています。

★ 俳優の功績、土地の効果

デイモンの功績がかなり大きい作品です。前作ボーン・アイデンティティーは予想外の好成績だった上、ボーン・スプレマシーボーン・アイデンティティーよりずっと興行成績も良かったそうです。ボーン・アイデンティティーでおもしろそうだという雰囲気が十分盛り上がっていたので、ボーン・スプレマシーも見ようと思った人が多かったのかも知れません。監督が交代したのでややレベルが下がった面もありますが、2作目でがたっと落ちてしまうということは無く、敢闘賞、努力賞はあげてもいいでしょう。

単にポテンテが出演しているからドイツもお金を払ったのか、それ以外にも理由があったのかは分かりませんが、ボーン・スプレマシーもドイツが協力しています。そのせいかどうかは分かりませんが、ボーン・アイデンティティーはドイツ人の趣味にぴったり合うようにできていました。ボーン・スプレマシーの方はややアクション・シーンでがカメラが揺れ過ぎると思いましたが、それでもドイツ人の趣味に合いそうなリアリズムは強調してあります。ドイツ人はポテンテちゃんが大好きですが、彼女が1つの役に縛られるのはあまり好んでいないようで、こういったスパイ物も問題無く受け入れています。私もボーン・シリーズ2作の彼女の演技には好感を持っています。冒頭彼女はあっけなく死んでしまいますが、その代わりベルリンの町がたっぷり出て来ます。ベルリンで公開された初日に見たのですが、自分がしょっちゅう行くような場所もどんどん出てくるので、楽しかったです。

★ 前と比べると

前作の時は制作が混乱したのだそうで、撮影開始の時点ではまだ脚本ができ上がっていなかったそうです。そんなことは全く感じさせず、どうしようもない原作をあそこまでにして見せたのは凄いと思いました。主演者も制作者も監督もまさかヒットするとは思っていなかったそうですが、なぜそんなことを考えたのかが私には理解できませんでした。ドイツ人は最近特殊効果を使った作品にかなり飽きていて、ハリーポッターマトリックス指輪物語はメルヘンだから仕方ないと割り切っていますが、普通の話に特殊効果がバンバン使われると、批判的な声も聞かれるようになっていました。そこへマット・デイモンが等身大で登場したので、受けて拍手喝さい。世界的なヒットになったと聞きましたが、他の国でもそういう傾向だったのかも知れません。ドイツ人にしてみれば町並みなどもかなり本物臭い、あるいは本当に自分が知っている場所が使われているなどでさらに親しみが沸いたのかも知れません。

ジェイソンをブラッド・ピットにという話があったそうですが、スパイ・ゲームのピットを見る限り、マジな演技は期待できません。デイモンはリアリティーのある演技を見せています。

ややレベルが下がったのは撮影。ボーン・スプレマシーだけを見ると目立ちませんが、ボーン・アイデンティティーを見ていると、前の方がやや良かったように思えます。演出も加え前作にはわくわくさせるシーンがあり、心が踊ったものですが、2作目は筋を追うのが精一杯という感じです。しかし息切れはしていません。衣装、風景などもボーン・アイデンティティーの方が画面に効果的に現われていました。ボーン・スプレマシーも色々な国でロケをしていますが、全体のトーンが暗く、メリハリがやや落ちています。しかしこれはボーン・アイデンティティー比べての話。ボーン・スプレマシーだけを見た人にはそういう点が目に付くとは思えません。

★ 原作を大胆に変更・・・せざるを得ない

どう言ったら良いのか迷うのがストーリー。ボーン・アイデンティティーでは原作をほとんど無視して独自の路線を行っていました。完全逸脱ではなく、ジェイソンがかつてどういう職業についていた男なのか、どこで拾われて助かったか、パートナーに女性を選び無理やり助けさせる、雇い主の CIA に消されかかっているなどといった骨子は維持。しかし時代が大きく変わり、主人公の年齢も大きく若返らせています。原作が読むに耐えない物だったので、この変更は映画の成功の鍵になっています。あのまま映画にしていたら、観客を得るのは難しいでしょう。

当時原作と映画の比較などという無謀な試みを始め、原作があまり説得力がない展開なので、頓挫してしまったという経緯があります。映画も2本見たので、いずれ落ち着いたら、あの記事見直して、削除するか終わりまで書くか決めるつもりでいます。

カルロスはもう刑務所に入っているという時代なので、カルロスを物語の中心に据えるわけには行かず、そこはバッサリ。そのため新作にもカルロスは登場しません。原作では元々 CIA がカルロスをおびき出すためにジェイソンを囮に使うところが大きな意味を持っていたので、ジェイソンがやっていない殺しを自分の功績として闇の世界に噂を流し、カルロスの組織を霍乱する話もバッサリ。しかしジェイソンがやっていない殺しの罪を擦り付けられ、その決め手が彼の指紋だという面はボーン・スプレマシーに形を変えて生かされています。

聞くところによると2作目は小説の2作目を一応参考にはしているけれど、これも枠だけ従い、詳細は新しく作り変えたのだそうです。もうあの原作の続きを読む元気は無いので、比較はしないことにします。

東西の冷戦もすっかり時代遅れになっているのでそれはやめて、CIA の要員がロシア人と組んで CIA の金を横領し金儲けをたくらむという話が組み込まれています。それがばれては困る CIA が、問題の書類をロシア人と結託して隠してしまうような展開です。1作目の原作を読んだ人はボーンが本当は誰かということが分かる仕掛けになっています。映画の方では謎のまま終わります。2作目では映画でも最後に本人に情報が伝わることになっています。しかし彼の親戚関係などには触れていません。原作も3作あるらしく、映画も3作目を作ってはという声はもう出ているので、そこで明かされるのかも知れません。

ではストーリー行きます。日本でも公開されますし、かなりヒットしそうなので、以下を読むのは見てからの方が良いでしょう。目次へ。映画のリストへ。

ベルリンで CIA のエージェントが絡み書類の取引が行われている最中に賊が押し入り人が死に、書類が奪われます。その時殺しを担当した人間がわざわざジェイソンの指紋を現場に残して行きます。当のジェイソンはインドのゴアでマリーとルンルンのはずですが、記憶が戻らないという悩みを抱え、毎日不幸そうな顔をしてジョギングなどをして過ごしていました。ジェイソンが知る由も無いベルリンの事件の後、ある日ゴアに妙な男が現われたのを見て、即座にジェイソンは逃亡をはかります。プロの訓練を受けているのでこういう時はほとんど本能的に敵を嗅ぎ分けます。しかしゴアで派手なカーチェースの後、道中マリーを失います。

余談ではありますが・・・

この映画を見た時と、ブリジット・ジョーンズの2作目を見た時は、まさか海岸地帯があんなことになるとは誰も予想していませんでした。私も両作品を地震、津波の前に見ました。日本人ですと、海岸地帯で地震と聞けばすぐ内陸の方へ逃げますが、インド洋沿岸では古い言い伝えに従って丘に逃げた村が1つあっただけで、他の人はみな犠牲になってしまったそうです。

さらに余談ですが・・・

人々がインド洋に気を取られている間にカリフォルニアにも地すべりが起きて死者が出たそうです。その前尋常でない量の雨が降ったのだそうです。映像を見ると、津波と変わりない迫力です。そして日本では今年尋常でない量の雪が降ったとか。私が子供の時に知っていた北陸地方は子供の私の背より雪の方が高くなるのが当たり前でしたが、引っ越してから10年ほどして訪ねたら、元担任の先生が「最近は雪が全然降らなくなった」と言っていました。そのまま21世紀に突入していますが、なぜか今年は子供の頃のような積雪。

いったい誰のせいだろうと考えて思い当たったのが、ローランド・エマリッヒ。デイ・アフター・トゥモローの冒頭、世界中からのレポートが続き、インドで雪が降った(テキサスで本当に雪が降った!)とか、アメリカの半分以上が雪に埋もれたとか、暴風雨に見舞われたとかで、凄いシーンを出していました。去年の5月に映画を見た時はまさか1年もせずにこういう事が起きるとは思ってもみませんでした。エマリッヒ自身「これは確かに本当に起こる可能性を描いてはいるが、一時期にこんなに次々起こるのではなく、時間に関しては映画の中ではかなり詰めた」と言っていました。だから私も1つ起きては間があいて、何年にも渡って起きる災害だと思っていました。

また本題に戻ります。

2011年の後記: 自分で当時上のような事を書いたのが信じられない気持ちです。当時の地震、津波、その後カリフォルニアで尋常でない量の雨が降り、地すべり。2004年の今頃、まさか7年後に自分の国にもそういう事が起きるとは思いもよりませんでした。

ベルリンで現場を監視していた CIA は、現場が襲われた後の現場検証で指紋を発見し、コンピューターでチェックします。そしてトレッドストーンという2年前に閉じられた内部ファイルとジェイソンに行き当たります。ベルリンでの事件を現在扱っているパメラ・ランディーは上司にごり押ししてトレッドストーンのデーターを出させます。また当時事件に関係していて現在はアムステルダムにいるニッキーとウォード・アボットを無理やりベルリンに引っ張り出し、説明を求めます。

このランディーに扮しているのがジョーン・アレン。彼女は政治的にややこしい役とか内部抗争の中を行き抜いていく役など、現代の女性がキャリアを積んでという役を時々演じます。それはいいのですが、そういう役を演じる時どこか心細さ、寒々としたものがスクリーンを通じて伝わって来ます。彼女の意図なのでしょうか。アメリカ政界でキャリアを積んだ究極の女性は現在のところ国務長官におさまったコンディー・ライス氏ですが、彼女も時々孤独そうな表情を見せます。欧州やアジアで国家元首などにおさまっている女性たちの方がどことなくリラックスしている感じです。一般の印象と違い、アメリカというのはまだ女性に厳しい社会なのかも知れません。そして実務を担当する人には本当の情報が集まって来るので、トップで指図をする人とは事情が違うのかも知れません。その分仕事はおもしろく、遣り甲斐があるかも知れませんが。

CIA のスタッフが集まって来る東ベルリンの建物、事務所はかなりリアルです。ベルリンはポツダム広場に行けば新宿や渋谷に負けないモダンなガラスの建物が並んでいますが、アレクサンダー広場付近には現在もコンクリートの壁の、以前は近代的に見えた、現在はやや時代遅れの建物が並んでいます。その他にベルリンにはもっと古い、時代物のアパートの建物あり、さらに古いお城や教会もあります。ボーン・スプレマシーでは登場人物だけでなく、町の様子も等身大です。

ジェイソンはゴアを離れイタリアに現われ、そこからドイツに入ろうとしますが、手配が回っていたため足止めを食い、ナポリの領事館で捕まります。しかし前回アメリカ大使館から抜け出したようにあっさりトンズラ。ミュンヘンにたどり着きます。領事館では倒した男からばっちり情報を盗み、自分がインドにいる間に起きた事件の犯人にされていることを知ります。

ジェイソンは前の事件で一件落着のはずなのになぜまた狙われるのかを解明したいという関心もあり、マリアを失った責任はこいつらにあると考え、ミュンヘンにいるトレッドストーン最後のキラー・マシーンを訪ねます。彼は前作に登場し、現在はキング・アーサーに生まれ変わって殺しまくっているクライブ・オーエン、ジェイソン自身などと同じく、CIA に養成された特殊任務を請け負うキラー・マシーンです。結局格闘になり、男を殺しますが、男が警報を出していたので、ジェイソンはまたしても追われる身。新型の逃亡者であります。

ベルリンにたどり着いたジェイソン。ナポリで聞いて知っていた担当官ランディーを探します。ここからかなり長い時間ベルリンのシーンです。主として東側の都会的な部分を撮影に使っています。これだけ見るとベルリンのイメージは大分偏りますが、こういう面もベルリンにはあるという意味では、それなりにリアリティーがある撮影です。画面はかなり暗いですが、ベルリンは北半球の上の方にあるので半年はああいう感じです。

ジェイソンには破片のような記憶しかないのですが、それでもベルリンで以前に何かがあったと思い出します。キラー・マシーンのトレーニングの後の初仕事がベルリンだったのです。ターゲットはロシア人の政治家。政治的にはクリーンな改革派の人物でした。ジェイソンはいちいちそういった政治の内容には関知せず、言われた通りに言われた人物を殺すのが仕事。で、一仕事やりにホテルの部屋に赴きます。実は1人を殺すはずだったのが、夫人も部屋にいたため予定変更。2人を殺す羽目になり、精神的に動揺します。しかし仕事は仕事。過去は過去。ところでこの夫婦には10歳前後の娘がいました。

ジェイソンには知る由もありませんが、これがアボットたちには重大な事。かつての敵と手を組んで CIA の任務の横っちょで金儲けを企んでいたのです。知っていたのはごく僅かな人間。ロシアで石油に投資するためにアメリカの国家公務員がロシアの秘密警察にお金を渡していたのです。あちら側でもこういう事は任務の範囲を外れており、改革派のクリーンな人物の目で見ると当然犯罪です。で、当時も現在も邪魔者は消せ。

CIA にも真面目な仕事をする人もおり、その人たちにはまだ何がどうなっているのか見当がつきません。とりあえずは現場に指紋があったので、その男ジェイソンを追っているわけですが、ジェイソンはそうでなくても今では危険人物とされているので、いずれにしても CIA は金魚の何とかのようにぞろぞろ追って来ます。拘束したい CIA と消してしまいたい CIA。そうです、両方が追って来ます。

内勤で前回も PC で仕事をしていた青年 CIA がある事に気づきます。新しく来た女上司より、長く一緒に仕事をしていた男上司にと思い、アボットに報告します。これが彼の不運。アボットには別な考えがあったのです。

ここから先は探偵物というよりアクション映画として結末まで爆走。モスクワのカーチェースはかなりなものです。私たちのようにベルリンに住んでいると、ベルリンのアレクサンダー広場のシーンもスリルがあります。何も車で突っ走るわけではありません。しかし周囲を完全に包囲され、カメラで監視されているジェイソンが、ニッキーを連れ出すシーンはなかなかの出来です。人ごみを上手に使い、衆人環視の中でニッキーをかっさらってしまいます。見事。私たちはあそこに時々買い物に行き、電車に乗ったりするので、そこにマット・デイモンが自然な姿でさっと乗り込むなどというシーンは大歓迎。

西ドイツの人、西ベルリンの人にはあまりおなじみではないのですが、東ベルリンにはモスクワをモデルにしたような住宅ビルがたくさん建っています。モスクワのシーンではその元になったビルがいくつも出て来ます。この辺は東ベルリンの観客へのサービスかも知れません。前作ではモーリスでパリをムチャクチャ走りましたが、今回はタクシーでモスクワをメチャクチャに走ります。車は最後は鉄くず。デイモン君、根性でカースタントをやったそうで、今では前から突っ込んで来て、車を360度回転させることができるのだそうです。そんなのは、ブルース・ブラザーズがとっくにマスターしているって?ごもっとも。

全体的にはおもしろさをテンコ盛りしようとし過ぎて、ちょっともったいない仕上がりです。筋だけでもいくつかのテーマが並行して走ります。ジェイソンの過去は何か、なぜ今わざわざインドまで殺しに来たか、現在起きているベルリンの事件は何かなど。前回クールだなあと思ったキラーの襲撃事件ではパリの高級なアパートが使われていましたが、今回は南ドイツの高級住宅街の一戸建ち。ああいう家に住んでいる人結構います。中程度の金持ちの家です。

キラーの出し方は前作の方が良い印象でした。最初はいきなり窓から飛び込んで来るので観客はびっくり。それから熾烈な戦いに発展して、最後はキラーの自殺。2人目は田舎で普通の服装をして銃を抱えて追って来ます。彼が死に際に言う言葉がなかなか深みがあって良かったです。3人目はジェイソンとは対決しませんが、普通の市民のような姿で現われ、あっという間に CIA のドジ部長を片付けてしまいます。私たちの目にはミュンヘンの男が4人目で、ジェイソンを除けば最後の1人。しかしそれほど大きな印象は残しません。前作では CIA という組織がどういう人間を養成したのかを示す意味で、強力なキラーマシーンの強力さを強調する必要があったのでしょう。

ボーン・スプレマシーではその辺は前提にしているらしく、キラーの強力さには改めてアクセントを置いていません。内部組織の腐敗、CIA の組織のネットを私用に使うといった面が中心。そのために内部のファイルが封印されてしまったり、無関係の人間に罪を着せたりするという方向です。探すつもりで見れば無論何かしらあらは出ます。例えば私は謎の隠し方、出し方をもう少しミステリアス、あるいは深刻なトーンにすれば良かったと思います。その点だけを比較するとスパイ・ゲームの方ができが良かったかと思います。しかしアクション物、スパイ物としては子供っぽさを押さえた仕上がりで、2作両方見ても飽きませんでした。

余談ですが、こういうヒットマンは現実の世界ではポール・ジアマッティーイヴァン・アッタルブレンダン・グリーソンドメニコ・ラヌッティー のような、普通のおっさんに見えるのではないかと思います。イケメンで目立ったりしたら仕事の妨げになるのでは。

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