●ドラ猫のCG講座●

まぁ、CG講座と申しましても、自分にはそんな教えるほどの技術なんてありませんので、

ドラゴンライダーという絵描きは、どのようにしてCGを描いているのか知ってもらうために・・

CGの描き方をご存知の方は、「こいつこんな無駄な作業をしているよ」と笑ってもらうために・・・

そんな目的で生まれたページです。

 1時間目 下準備

2時間目(前準備)に進む / 3時間目(色塗り) / 4時間目(影塗り) / 5時間目(仕上)

作業1 「下描き〜ペン入れ」

まずは、シャーペンと紙を用意して下描きをします。 その後、インクでペン入れをします。

CG作家さんの中には、シャーペンで描いたラフ画をそのままパソコンに取り込み、主線を処理される方も居られますが、自分は漫画・イラストボードから始めた人間なので、ペン入れをします。

線の強弱等も付けられますので良いかな〜などと・・・

(ここの画像、撮るの忘れたので、そのうち・・・苦笑)

作業2 「取り込み」

 次にスキャナーで、ペン入れした絵を取り込みます。 自分は600dpi(※)、白黒グレイスケールで取り込みます。 HPに載せるCGならば、400dpiくらいでも良いらしいのですが、同人誌の表紙に急遽流用・・・などと言う事をする自分ですので、大き目のサイズで作業します。(笑)

 ※「dpi」の数字が大きければ大きいほど、パソコン上での画像のサイズが大きくなります。 画像サイズが大きいと、その分、細かい部分まで表現されるので、印刷時には綺麗な仕上がりになります。 その反面、作業中パソコンの容量を食いまくります・・・何回メモリ不足に泣かされたことか・・・(ノ_・、)

作業3 「下準備」

 ここから、パソコンを使った作業に入ります。 自分のCG作業をする時の環境は大抵こんな感じです。 手元にお酒が欠かせません。(笑)
 自分は、CGには「Photoshop」を使用します。 そして、取り込んだ画像は以下の通りになります。 でも、このままでは、画像上にゴミ(※)が多くて綺麗な仕上がりになりませんので、下準備をしなければいけません。

 ※スキャナーは、基本的にはそのままを取り込んでしまいますので、紙に現れるかすかな影や、消しゴムの消した後のデコボコ、消しゴムのかすやほこり等をそのまま取り込んでしまいます。 これらがゴミと呼ばれるものです。

作業4 「主線修正・ゴミ取り」

CGの良いところは、簡単に修正が出来るところでしょうか。

 左のように、ペン入れをしていて失敗をした場合(普通の人はこんな失敗しないだろうな・・・(笑))、漫画原稿でしたら修正液を塗りまくり、もしも、トーンを貼る場所ならば、最悪このコマの描き直し・・・なんてことになります。

(修正液で修正したうえにトーンを貼ると、その部分だけ色が変ってしまうんです・・・) 

 でも、CGならば、消しゴムツールで簡単に修正が出来ます。

 ちなみに、白い部分にぷつぷつ見える点がゴミです。

主線の修正が終わったら、次は補正をかけます。メニューより「イメージ」→「色調補正」→「レベル補正」を選択します。
 このレベル補正は、黒と白を強調する働きがあります。 つまりここで、ペン入れの際の黒い線のムラをなくし、白い部分に存在するゴミを消し飛ばしてしまうんです。

 丸い円の中にある▲を右にずらすと黒が強調され、△を左にずらすと白が強調されます。

 
 左の図が補正をかける前の図です。 主線がうっすらとしたグレイで、かつ線の周りにうっすらとした影があるのがわかります。 右の図が補正後です。 白と黒だけになりました。 ここで残ったゴミは、消しゴムツールで根気よく消していきます。 このゴミ取り作業が一番面倒くさいです(笑)
 
 レベル補正をほどほどにしないと、このようになってしまいます。 このように線と線の間に隙間があると、見かけが悪いとともに、作業に大惨事が発生するので、ペンツールで線を描き足します。

作業5 「下準備完了」

 このようにして、下準備が完了します。 ここから色塗りが始まります。

2時間目に続く・・・(笑)

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