【写真−7.1 ストゥーパ】 |
11月4日〜6日はティハールです。
ティハールってのは・・・、うーん、良くわからないけどお祭りです(笑)。
富と繁栄の女神ラクシュミーを家に迎え入れるんだそうで・・・。
ネパールの人々は3日間ともお休みです。我々は最終日だけお休みです(笑)。
ということで、この日は自転車で散歩に出かけることにしました。
とりあえず、目標はカトマンズ市内の北東方面です。
まず向かった先はボダナート。
ここにはネパール最大のストゥーパがあります。
冒頭の写真がそのストゥーパで、仏塔のことです。台座の上に半円球のドーム、その上に目が描かれた塔、その上に円形の傘と小さい尖塔があります。
そのそれぞれが、下から「地」「水」「火」「風」「空」と宇宙を構成する5大エネルギーを象徴しています。
ネパール国内のあちこちに小さいストゥーパがありますが、このボダナートのストゥーパが最大のものということなのです。
ストゥーパの周りには観光客向けの土産物屋と、巡礼者向けの線香や仏具を売る店が並びます(写真−7.2)。
このストゥーパの周りは、時計回りに歩くのがルールでして、正面に「左に向かって歩け」と(勿論、英語で)表示されています。
【写真−7.2 時計回りで歩いています。】 |
写真−7.1を見てもわかるように、このストゥーパには登ることが出来ます。
ホントに天気が良ければ、この上からヒマラヤの山々を見ることが出来るのでしょうが、微妙に霞みがかった空。
まぁ、そこからの風景はこんな感じです。
【写真−7.3 ホントはヒマラヤが見えるんだけど、この日はダメ。】 |
さて、次はパシュパティナートです。
こちらも「ネパール最大」の肩書きを持っているヒンドゥー寺院です。
このあたりは、パシュパティナート寺院を含めて合計12の寺院が並ぶわけですが、まずは写真−7.4を見て頂きましょう。
【写真−7.4 はっきりしないけど、パシュパティナート寺院。】 |
真ん中やや左、木に隠れているのがパシュパティナート寺院です。
で、写真のど真ん中に川が見えます。カトマンズとパタンの境界を流れるバグマティ川です。
さらに川の右に煙が見えるでしょうか。
実は数々の寺院に囲まれて、火葬場があるのです。
この日も火葬が行われており、その煙です。
そして、ヒンドゥー教徒は輪廻転生を信じて墓を作らないことから、遺灰はそのままバグマティ川に流されるのです。
【写真−7.5 石塔が並び、その向こうにパシュパティナート寺院。】 |
写真−7.5に見える石塔は階段沿いに並ぶのですが、その階段を登るとムルガスタリ森に入り、そして階段を下ってバグマティ川のほとりに出ます。
このムルガスタリ森には猿がしこたまおりまして、道を歩きながら何かを食べようものなら猿に襲われるそうです。
ちなみに私、バグマティ川のほとりで猿に取り囲まれました(笑)。
いえ別に襲われたわけでも何でも無いんですが。
【写真−7.6 とりあえずびびった、猿の軍団。】 |
パシュパティナートにある寺院は、そのほとんどがヒンドゥー教徒以外の立ち入りを禁止しています。
中をちらっと覗くと、修行中のサドゥー(ヒンドゥー教の行者)もおり、さすがに神秘的な香りを醸し出していました。
いやぁ、この日は猿を除けば、ヒンドゥー教の王道でしたね(本当か?)。
TOP | INDEX | << PREV | NEXT >> |