皇帝の正しくないチェス

短期集中連載−ネパールチェスチャンピオンへの道


写真−1
【写真−1 ホテルの部屋から見るカトマンズの町並み】

 ネパール国は、インドの広大な平野とチベットの荒涼とした高原の間に位置する内陸国である。

 その総面積は14.7万平方kmであり、総人口は23.2百万人を有する。
 人口の年増加率は2.3%であり、総人口の85%が地方村落に住み、その多くが食糧自給のため農業に依存している。

 2000/01年度の、国民一人あたりのGDPはUS$243であり、1990/01年度からの10年間で、その年平均増加率は2.9%である。

 民族としては、パルバテ・ヒンドゥーと呼ばれるインド・ヨーロッパ語系の人々が人口のほぼ半数を占め、その他にチベット・ビルマ語系の諸民族など30以上の民族が暮らしている。

 政体は立憲君主制であり、世界で唯一ヒンドゥー語を国教としていることで知られている。

 前置きが長くなりました(笑)。
 さて、たいそうなタイトルをつけてしまいましたが、深い意味はありません(笑)。

 2002年10月16日より、私は会社の海外研修のために約1ヶ月間、ネパールへと旅立つことになりました。
 普通の人なら「まぁ、仕事とはいえ大変だねぇ」の一言で片付ければ良いのでしょうが、私の場合には何と初の海外渡航となるのです!何しろ、今まで一度も匿名帝国・・・じゃなくて、日本から出たことがないんだよねぇ(苦笑)。

 まぁ、それはともかく、せっかくの海外旅行・・・じゃなくて、一応は仕事で行くんだけど、ネパールでチェスを指してみようと思い立ったのです。
 いるか師匠からの事前情報では、ネパールにFIDEレート保持者はゼロ!とのことだったので、ネパールのチェスチャンピオンを目指すはずだったのですが、hiyagon先生から「5人はいるぞ」とツッコミを受けまして、とりあえず章タイトルだけチャンピオンを目指すことにしました(なんのこっちゃ)。

 とにかく、出張中に数回の更新を目指し、ネパールのチェス事情やそのほかもろもろ、いろんなことが書ければいいなと思っています。

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