幼児のためのわらべうた・オィリュトミーNO.1
1.ジージーバー
赤、青、黄、緑、その他の色の付いた布を用意する。
できれば、綿の草木染めのガーゼ地のものがよい。「赤いお花から風が吹くよ!
ふわん ふぁん ふぁーん!」と、走り回って布をひらひらさせたあと、
布を広げて両手で顔の前に持ち、「ジージー」でゆっくり上下に2回ふり、「バー」で顔をのぞかせる。
「ジージーバー」を何回か繰り返した後、「チリン、ポロン、ト」で上下にふり、「トンデッター」で布をとばす。赤、青、黄、緑、その他の色でそれぞれとなえる。
1ヶ月から3才までの子どもに特に効果があります。
赤ちゃんが生き生きとして、元気になります。
2.いちばちとまった
こどもたちと手をつなぎ、「いちばちとまった」から「しちばちとまった」まで、手と体をふりながら鼓動を感じます。
「はちがきて、くまんばちがさして」は、静止したままとなえ、
「ぶんぶんぶんぶん」で体をふるわせながら子どもたちを追いかけます。2才から6才の子ども達に大きな効果があります。
子どもたちが、自分の本当の気持ちを聴けるようになります。
これまで、集団の遊びに入れなかった子どもが、遊びに入るようになります。
3.ひらいたひらいた
子どもたちと手をつなぎ、「ひらいたひらいた なんのはながひらいた れんげのはなが ひらいた」と歌いながら、左に回ります。
「ひらいたとおもったら」で、外に開き、 「いつのまにか つぼんだ」で、内側につぼみます。「つぼんだつぼんだ なんのはながつぼんだ れんげのはなが つぼんだ」は、体を小さくしています。
「つぼんだとおもったら」で、さらに内側につぼみ、「いつのまにか ひらいた」で、外側に開きます。3ヶ月から6才の子どもたちにに大きな効果があります。
お友達や先生やお母さんの気持ち(喜び、寂しさ、悲しさ、苦しさ)が、自分の心に入ってくるようになります。
また、自分の気持ち(お友達を支えようとする気持ち、先生やお母さんに甘える気持ち)が、自分の心に入ってくるようになり、お友達を支える力が育ちます。
1999年8月