第五話あらすじ

参加PC

・椎名 耕一郎(忍者)
・相川 幾夜(勇者)
・ローザ=マリア・ガンビオーネ(聖職者)



今、危機は世界を越えて…

ゲートの向こう側へ三人のウィザードが魔王と共に消えてから、二週間。

ガンビオーネはラース=フェリアという世界へ飛ばされていた。
一言で言う「ファンタジー」な世界で過ごすこと約1年。
すっかり冒険者家業が板についた彼女は、町の近くの森に現れる謎の魔物を退治する事になった。

一方、アマゾンへ戻り再び遺跡の発掘を進める椎名。
現地人であるカチュアという女性の助けを受けながら作業を進めていたある日、森の中に二人の人物が倒れているのを発見する。
一人は青年で、ファンタジーに出てきそうな服装をしている。もう一人は齢三歳ばかりの赤子だった。
青年の出で立ちに見覚えがあるような気のする椎名は、どのみち二人を介抱することにする。

気が付くと、相川は見覚えのない部屋に寝かされていた。そして、自分がゲートに飛び込んだ後の記憶がないことに気づく。
そこに一人の男性がやってくるが、それは他ならぬ椎名だった。
思わぬ再会に驚く二人。しかし相川は裏界へ行っているときの記憶が全くないのをいぶかしみ、
ひょっとしたら自分はエミュレイターの仲間になってしまったのかもしれない、と不安がる。

そんな中、カチュアが泣いている赤子を抱いて現れる。しかし赤子は、相川を見るなり機嫌を直す。
相川を「パパ」と呼ぶが、記憶を失っている相川には、それが本当のことなのかさえわからない。
とりあえず放っておくわけにもいかない、と赤子を連れ、椎名、カチュアと共に遺跡の発掘に協力することに。

一方、ガンビオーネは森の中で、明らかにラース=フェリア以外の文明の産物と思われる戦車と遭遇。
ガンビオーネは一緒に行動していた冒険者たちを逃がし、単身戦車に挑むが敵わず捕らわれてしまう。

遺跡を進む椎名たち。遺跡の最深部には、何と異世界へ通じているゲートがあった。
それを見たカチュアは、自分がこの遺跡の守護者であることを告げる。彼女は転生者…ウィザードだったのだ。
また、同時に相川も、自分が地球に戻ってきた理由がゲートに関することであったことを思い出す。
ゲートは安定しており、すぐに消滅するということはなかったため、三人はそれを通ってみることにする。

ゲートの先は、森が広がっていた。相川は、ラース=フェリアという異世界ではないかと判断する。
しかし、そんな三人の目の前を、明らかにラース=フェリアのものではない戦車が走り去る。
その戦車の中に捕らわれのガンビオーネの姿を認め、三人は戦車の後を追うことにする。

ガンビオーネを捕らえた戦車の行く先には、軍事関連のアジトのような建物があった。
その建物には、トリニティのマークが。
三人は建物に忍び込み、ガンビオーネを救出し、戦車を撃破して逃亡に成功する。

しかし、何故このようなところにトリニティが?
いぶかしむ一行。そんなとき、相川が何かを思い出す。

トリニティとエミュレイター、そして一部のウィザードが共謀し、
世界の次元の狭間に軍事基地を作り、そこからあらゆる世界へ侵略を行おうとしている。このアジトはその先遣部隊のようなもの。
そして、そのためにヤツラは、次元の扉を自在に開閉できる能力者を欲した…
…それが、秋世だった。

相川は、秋世と共に裏界で何人もの魔王を退治した後、
彼女との間に出来た子…悠里と共に、ラース=フェリアでひっそりと暮らしていた。
(時間の流れ方が地球と違うらしく、彼らは5年近くも異世界で過ごしていたらしい)
しかしそこを発見され、秋世を連れ去られ、相川はこのことを知らせに、悠里と共に脱出してきた…

…新たなる戦いの幕開けであった。

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個人的感想。
いきなり子供作ってくるかぁ〜〜!?
しかし、ヤムが不参加だった為行方不明のまま浮いています(笑)
それにしても、相川の記憶喪失って都合いいね〜(笑)
(ちなみに、相川全く年取ってません。GM曰く「もう完全に魔王だから」…って???)

個人的名ゼリフ。
GM「未発掘の遺跡の壁に油性ペンでこんな文字が。『耕一郎、よくここまで来たな。だがまだまだだ』」
椎名「…父上、貴重な遺跡に落書きなどせんでください…」
未発掘の場所に落書きをして去るなんて…椎名の父親って、ある意味、すごい(笑)