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上の写真をクリックすると「改修前→改修後」で大きな写真を見れます。

01.外観(曲面塀、アルミルーバー)
02.全体外観
03.待合室・受付カウンター
04.待合室から坪庭を見る
05.診察室の様子
06.曲面の塀に付いた丸窓

|| 医院再生/Medical Renovation -実例紹介06- ||

石丸小児科(小児科)
−築50年のRC造の小児科再生−

愛媛県松山市内で小児科を開院されている石丸小 児科。昭和33年に建てられた医院は、RC造3階建 の入院設備がある大変大きな診療所です。築50年 経ち、周辺では都市化が進み、高層マンションが多く建ち並ぶようになったため、医院の存在感は 時代とともに希薄になってきている状態でした。 また隣には以前薬局として使用されていた鉄骨造 の平屋が建っており、現在はアレルギー科の診察 室として使用されています。

今回の医院再生にあたり、まず求められたことは 外観の手直しによる医院のイメージの一新、そし て患者に使いやすく、また居心地のよい待合室とすることが求められました。

外観は、外壁の塗装をしなおし、1階部分の塀・ 玄関廻りのデザインを一新しました。以前は、ば らばらのデザインであった別棟のアレルギー科診察棟は、新たに曲面の塀を設け、外壁の仕上げを 本館と統一することで一体性を高めています。ま た坪庭のタイル塀は取り壊し、乳白のガラス塀を新設することで、坪庭の緑の気配が道路からも感 じられるようなデザインにしました。煩雑な2階部分のファサードも、アルミルーバーを新設することで、光・通風を十分確保しながらもシンプル な外観になっています。全体的にシンプルな形状にまとめ、ワンポイントで曲面の壁や、鮮やかな配色を行うことで、小児科らしいかわいく楽しみのある明るいデザインを目指しました。

待合室は、坪庭と庭に囲まれており、その緑が活 かされた空間を目指しています。段窓であったサ ッシは、大きな単窓のサッシとし、また閉塞的な受付カウンターや建具も新しくデザインしなおす ことで、明るく広がりがある親しみの感じられる 空間にしました。また授乳室や子供のためプレイ コーナーのスペースをとり、機能面の充実を図っています。 また今回は新たにサイン計画も行い、曲面塀の丸窓をモチーフにロゴマークを作成しました。


△ロゴマーク     

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建築地 愛媛県松山市
地域・地区 近隣商業地域
構造・規模 RC造3階建

敷地面積 360.24u(108.9坪)
建築面積 579.50u(175.3坪)
延床面積 579.50u(175.3坪)

意匠設計: 古田建築設計事務所 古田充 山本直美
                       大久保武志
サイン計画:ピーエス

施   工: 門屋組

□外部仕上表
  屋根/塗膜防水(改修)
  外壁/吹き付けタイル、モザイクタイル
  建具/アルミサッシ

□内部仕上表
  壁/ EP塗(塗替)
  床/タイル貼、長尺シート貼(張替)
  天井/岩綿吸音板

□主な設備
  冷暖房/空冷ヒートポンプ式エアコン、
        ガス床暖房
  給  湯/ガス給湯器


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(株)古田建築設計事務所