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プレイ日誌《陽》

壱話『縁』弐話『妖變』参話『白蛇抄』
四話『付喪』伍話『刺客』六話『妖洛行』
七話『夜祭』八話『月哮』九話『螢』
拾話『火綯』拾壱話『燧火-前編』拾弐話『燧火-後編』
拾参話『螺旋』《陰編へ》《邪編へ》

壱話『縁』(陽第壱話)
少々悩んだ末に、陽からプレイすることに決定。

理由としましては、おそらくこちらが本筋。陰は、それを側面から見たストーリーという扱いなのかなと思ったからです。

さっそく開始。
相変わらずな美里さんが、不自然に名前等を聞いてきましたので、返答。

名前は、素直にデフォルトで、緋勇 龍斗。ただ、江戸時代での『ひーちゃん』には耐えられなさそうだったので、渾名は『りゅう』に変更しました。
そして四大。……説明書に説明がないのですが。
ネットを調べる気力も無かったので、響きで天を選択。……王も捨て難かった。

で、美里さん、見知らぬ人に無理に薬を飲ますのは止めなさい。
しかも、人を強引に医者に連れてくんじゃない。しかし、今回の彼女は強引だな。葵の方が好きだ……。
そして、見知らぬ若い剣士さん。服、着崩しすぎ。


なぜか三人で内藤新宿に向かうことになり、連れ立って歩いていると、やってきました。いつものトラブル。
茶屋で見かけたあからさまに怪しい人達が、待ち伏せです。
彼らは一目で、美里さんを『探していたある女』ではないかと、思ったようです。
素晴らしい。下っ端のくせにその慧眼。約百三十年後の幹部たちは、五人目でやっと気付いたというのに。

おまけに変なお坊さんが、見学希望だそうです。
説明書の人物紹介の陰のメンバーにいたような気がしますが、とりあえず忘れていた方が良さそうです。


はりきって初戦闘ですが、簡単です。
なぜ敵はAPが余っていても、一回で攻撃を止めますか?
どうして一直線上に並んでくれるのですか?

こちらの欲求不満に気付いたのか、坊さんが相手をしてくれるそうで、第二戦開始。
見切りによって、京梧が役立たずと化したので、実質タイマン。

終了後に、何もしていなかった京梧がえばっていましたが、刀を跳ね上げられたりして、内心ざまあみろと思いました。

何か、京梧の妙に好戦的なところとか、態度のでかさとかが、早くも嫌いになりかけています。
こんなメインを嫌いでは、これから先困るだろうなと思いつつも、この気持ち止められない。

坊さん――九桐は、そのあと爽やかに忠告していきます。
いいんですか?確かに剣風をしていれば、鬼道衆の目的等は色々丸分かりですが、新規ユーザに第一話でそんなに教えなくても……。

その後、立ち直った京梧が、内藤新宿に向けて駆け出していくところで、終了。

弐話『妖變』(陽第弐話)
内藤新宿の賑わいの中、色々な人と出会います。
白い服の妙齢の女性に意味ありげなことを言われたり、酒臭い浪人風の男に馬鹿にされたり……殺すぞ。


なんか戦いに巻き込まれました。
美里さん、人前で躊躇いもなく『力』を使います。
しかも祈る。切支丹迫害を知っているのならば、止めとけ。

その後、逃げた鬼道衆を追うと、古い寺につきました。
辺りに立ち込める凶凶しい氣とやらに、警戒していると、どっかで見た坊さんがいました。

もちろん登場人物は初対面なので、自己紹介しています。
彼は京の醍醐寺から来た僧侶――雄慶。

緋勇と蓬莱寺は流れ者、彼も京都。
……今回、あまり『俺たちの街を護る』って感じじゃありませんね。


そして、戦闘終了後。
蓬莱寺さんが、甘いこと言うな、敵なんだぞ――と、
美里さんが、もう闘えない相手を倒すの?――と喧嘩しています。
眺めていたら、いきなり話を振られました。

「緋勇さん、あなたもそう思うの?」

知るか、てめェらで勝手にナシつけろ。

なんで藍はここまでお気楽なんだろう。戻る訳の無い相手を、背に庇って……危ないだろう?
どうして京梧はこんな言い方をするんだろう。ものは言いようって言葉があるのに。
もう戻れないから、楽にするって言えば、藍の可哀相センサーにひっかからないだろうに。


すっかりやる気を失いながらも、正直に、『同』で返す。
そう――と、伏し目がちになるこのアマに、更に腹が立ちました。


その後、現れた白い服の女に、京梧が事情を説明しろと、怒ってました。
自分は別に聞きたく無かったのですが、京梧の巻き添えで強制加入のようです。

流れ者の僕も、幕府直属の公儀隠密です。えへ。
時諏佐さんの常識を疑いました。

参話『白蛇抄』(陽第参話)
小鈴さんが登場。
裏の道場の、弓が得意なだけの娘を、幕府(以下略)。

というか、、彼女影が薄い。
登場話なのに、感情入力が少ないですよ。

話自体は……暗いんでねェ。
見所としては、会っただけで美里サンを切支丹と見抜く御神槌の眼力と、変生時のヘンっぷりと、彼の壁の上までの大ジャンプでしょうか。

この話の悪役の語尾がデブよの人に、素直に引いたから、感想少な目です。
キャラ付けが、特殊な語尾で笑いを取ろうとしたのか、やっていることの残虐さを緩和しようとしたのか、どちらにしろ嫌だった。

今回、鬼道衆も事情があるんですよ――を全面に出す為、その敵が救いようの無い馬鹿悪人に設定されていて、ちょっとなあ。


ところで今回会った吉原の本をくれた、細目、丸眼鏡、にこやかな兄さんは、経験則から腹黒と判断。そのつもりで接します。

四話『付喪』(陽第四話)
初っ端から遊郭に来ています。
一番気になるのは、一緒にヤったのかということです。

しかし、京梧が嫌いになりつつあるので、この話の彼が、馬鹿にしか思えない。
遊女が長い咳をしているのに、風邪なんて説明を信じるな。
京一だったら(←この比較も、本当は両方に失礼なんですが)「そうか、気ィつけろよ」とかいいながら、別れたらすぐに、「なんとかしてやれねェのかよ、ひーちゃん」となるだろうにと、哀しく思いました。

というか、京梧もてっきり察した上で信じているフリだと思ったのに、竜泉寺に戻っても、能天気なままなので、『まさか、本当に気付いてないのか?』と驚かされました。

そもそも女買いに行っといて、相手の女に説教するのは、中年男性のようです。

で、彼女から文を貰い、再度会いに行きます。
その際に、土産物を買っていくことになり、途中で三味線を弾く女や面売りと出会います。
初対面なのに色々深刻そうな顔で語り出す三味線女はどうかと思いました。
そして、面売りの接客態度もどうかと。ファーストフードでバイトしてみるべきです。


その後吉原で、妙な様子のお葉に会い、彼女との話中に、前に会った与助という岡っ引きに割り込まれ、『男がふたりで』と言われました。あ〜あ。

とどめに、現れた変な頭の遊女お凛に、遊女の霊の話を聞かされた。
使っていないはずの部屋から話声が聞こえる――ね。


が、脅威の鈍さを誇る男は、そういう噂は何処にでも付きものだ――とか言ってます。鈍いです。
しかーし、その噂が、お葉のいる萩原屋だと聞いて、やっと嫌な予感がしたそうです。鈍すぎです。


行ってみたら、出てきた奴は、お葉なんて遊女は居ないと言います。
会ったんだと言っても、ただ震えるばかり……ダメじゃん。


そしてお葉の部屋に入れば、怨霊に襲われるし。


戦闘後、一度皆と合流。
幕府から許可を貰って、坊さんと女連れで吉原へ。

さっきのお凛に会い、変な面子で何しに来たのかと聞かれます。

まともに話そうとした京梧をぶん殴り、雄慶がお祓いにきたと、さらっと嘘をつきます。
この辺子孫と違い、偉いと思いました。

そこで、御厨という人が来て、目当ての遊女――お葉はもう死んでいると教えられます。
気になったのは、ヤった時点は生きていたのかということです。

考えてみます。
……数日前に死んだ。
多分遊んだのは昨日。京梧……悲惨やなあ。


動転した京梧が、目立つ仲間の事を忘れて、ひとり突っ走っていきます。
慌てて、その後を追うと、お葉の部屋で、三味線女――桔梗と対峙する羽目になりました。

京梧と桔梗の、いっちゃなんだが、どっちもどっちの論争の後、戦闘へ。
アホな思考パターンをとるCPUに、このマップは難しすぎるらしく一個所しか開いていないふすまのところで詰まっています。
のんびりと技レベルを上げ、ふすまも壊し戦闘を終えました。
式神だった桔梗には逃げられましたが、お葉の魂は救われたらしく、いつもの語りに入りました。

ところで今ごろ気付きました。
幽霊だの式神だのと平然と付き合ってますが、今回、『力』の説明ありました?龍脈の影響でとかの説明、何にもなしに、火出したり癒したりしてますね……。

伍話『刺客』(陽第伍話)
陽のオアシス1、くノ一涼浬登場の巻。

頑なな心を持つ彼女を優しく包み、拘りを溶かす回です。

なんか、初めて話を聞いてくれる人と会った気がします。
なにしろ龍閃組は、美里サンと蓬莱寺サンにより、運営されてますんで。

行きつけの店――如月骨董店店主の老人が、涼浬に色々と語ります。
ここ、のろけられているとしか思えません。

おそらく幕府の命で、足手纏いか何かの涼浬を始末するように言われ、それに怒った兄が里長を殺して抜け忍となったのでしょう。ベタですが。

幕府が絶対の正義だと言い張る涼浬の為に存在するかのように、クズな幕府の人間が出てきてくれますし。そして、揺れ動いた彼女は、刑場で兄と再会します。

ここでまたのろけです。戦闘に入るまで、哀しい。

戦闘――マップ広ッ!!
こんなの敵が集まるのを待ってられないので、端の方は羅刹女を憑けた龍斗が、一掃しに行きます。そしたら、その隙を突くように、小鈴の悲鳴が。

あーー。小鈴……火で、奈涸水だぁな……。
今まで色々と抑えていたものが壊れました。
ちなみに、これで吹っ切れて以降は戦闘不能による好感度ダウンを使うこと決定。

藍の好感度修正が1%になるまで、頑張りました。
最後まで緋勇さんと呼ばせることを心に決めて。

六話『妖洛行』(陽第六話)
幕府の荷物運びの付き添いで、京都旅行。

当然、菩薩弁当はもらいません。『緋勇さん』ですから。……それどころか、語らいの相手は、雄慶だった。

船の中では、ヘンなものに襲われたり、偉そうな人に会ったり。
偉そうな人、最初は坂本竜馬かと思ってしまいました。お前と同じ目の男を――云々で、あ、師匠の方かと気付けましたが。

京都では、恐れ知らずな兄ちゃんが、美里サンをナンパしようとするので、止めてあげようと思いました。
バキッ――いきなり殴る自分にビビる。
たッ、ただ単に止めときなさいと、忠告したかっただけなのに。

ところで、その兄さん。京都に今天狗騒動があると教えてくれましたが、

羽団扇持ってますよ!?あからさまですよ!!

しかしこの時代、天狗のイメージは固定されていないのか、皆スルーします。
僕も決定権を持っていないし(涙)、じゃあ、スルー。


町中で新選組が浪人を襲っていたら、正義感を燃え立たせた小鈴が、止めに入りました。
あ、なんか久しぶりの彼女の出番だ。
その後喧嘩になりかけ、沖田総司が止めに来て、沖田に京梧が喧嘩を売り、いなされました。

京梧は、喧嘩売り過ぎです。
『達人見たら闘わないと死んでしまう病』でしょうか。

ま、ともかく沖田さんは、今抜け忍(?)を追っているので、それどころではないそうです。

その抜け忍……。うわぁ『新選組最強』。しかも沖田総司に語らせるか。
沖田といったら、やたら血を吐くデブ(by山科けいすけさんのサカモト)というイメージになってしまっている自分でさえ、まずいんじゃないのかな……と思いました。

『新選組でも最強クラス』では駄目だったんでしょうか。
そして、沖田ではなく、若くてそこそこ偉い架空の人物に言わせるのでは足りなかったのでしょうか。
なにもテリーマン(ヤムチャでも可)の役割を、実在の人物で当てなくても。


その後、わかりやすい悪役松平さんから食事に誘われ、京梧が気持ち良く説教して、怨霊に襲われました。
率いていたのは、いまだ新選組っぽい着物を纏った青年。
『元新選組隊士、壬生霜葉参る』

み、未練がましい。……あんた、幻滅して抜けたくせに。

戦闘は、芹沢でかッ!!……以上。

松平を止めるを選択すると、『バキッ』。予想していた通りに殴ったらしい。
本当に龍斗は手が早いな。

その後は桔梗さんが煙幕とともに、壬生を助けにきて連れていきました。
さよーなら。
七話『夜祭』(陽第七話)
OPにしばしウケる。

大宇宙義賊――今回桃と紅が、普段気弱なところとか好きなんですが、黒と桃がおまけって感じですな。折角、結構前から登場していたのに、この話は完璧に武流のもの。

あと、曲を時代劇っぽくアレンジすべきだと思いました。
まんま流用は、少し哀しい。

話は、特になんてことないですよね……。
最初の敵は、単なるガラの悪い職人さんだし。


大宇宙義賊の皆さんが、キメて退場した直後に襲われるから、もう一度呼び出しました。悪いな。

団子のクシが飛んできた先には、きらりと光る頭。
再度会った九桐は、鬼道衆と名乗った。……知ってたけど。


移動しにくい中、頑張って戦闘終了。

『互いの大切なもんのために、何度でも闘えばいい』
行動力が低く、武器属性であるために、初期位置から動かしていなかった京梧様が語り始めました。はい、ここから長いデスヨー。
下忍を壊滅させたのは、大宇宙によるW方陣であり、九桐に止めをさしたのは、龍斗だ。

なのに、語ってます。切々と、説教プレイ。
本当に、彼のことが駄目だ。
なんでここまで鬱陶しく感じるんだろう。

八話『月哮』(陽第八話)
冒頭の涼浬入浴シーンは、突然なんだったのでしょう。
やっぱくノ一だからですか?

今回の任務は幕府による罠――将軍の人形を使ったゴキブリほいほい作戦の手伝い。

……この使われている感が、イヤなことの一因なんですが。
剣風の、勝手に護ってる感が好きなので。
「やべ、警察だ」「よし、逃げるぞッ!!」とかが。


京梧さん、途中花園神社で、以前も喧嘩を売った武士道娘――桧神美冬に再チャレンジ。

ちなみに、『前の礼をさせてもらおうぜ』みたいに誘われたので、『勝手にやれ、暇人が』(冷)と返したのですが、やはり自分に決定権はないらしく、彼一人でちょっかい出しに行きます。

じゃあ、聞かないでくれ。

桧神さん、『止めないので良いのか』と聞いてきたので、『止めるものか。煮るなり焼くなり、自由にしてくれ』(冷)と事をしましたら、『信じているのか』と、真顔で言われました。
違います。
意志が通じていません。

そのどーでも良い勝負は、京梧様がお勝ちになられたようで、また説教しています。


からくりについて聞いておこうとかいう話から、支奴さんに説明を受けに行きます。
歓迎してくれる彼ににじり寄られながらも、『なんでそんな事まで知ってるんだよ』と問いたくなるほど、詳しく教えてもらいます。

御礼を言い、出て行くと、円空じいさんに会いました。
伍話で嫌々ながら、『喜』を使った甲斐がありました。

じいさんに、人形遣いの村虐殺事件を聞かされます。
……今回、仕事止めませんか?

小鈴も京梧も暗く沈みます。
もう、自分達が正義だなんて思えない――と。

今まで思ってたんですね。
これまでにやってっきた事は、正義でも人を護ることでもなく、命令に従っていただけだと思うのですが。

出番と存在感のない雄慶くん。僧侶らしく励まそうと思ったのか、ここで発言。
『俺たちのような者を集めるのだから、幕府もまだ腐ってはいない』というようなコトを仰ります。

お前何様?
メインで一番好きだったが、株が5段階くらい下がりました。(現在3/10くらい)


両国で花火のことで意気込む武流に会い、その後は御厨と与助にも会いました。
見世物小屋の人魚姫にトチ狂っている話や、その人魚が逃げた話などを聞き、任務までの時間、探してやる事になりました。

見世物小屋の主人が、また素晴らしく怪しい。
こりゃ色々悪い事しているな――という感じで。胡散臭すぎ。

周辺を探していると、川のほとりで歌う金髪の少女発見。
電波なのか何か知っているのか、彼女は意味深なことを言います。
主人をぶっとばし、逃げようと言っても、彼女は残るといいはり、そして――また会えるから、とやはり伏線っぽい発言を。

やっと屋形船につき、今度は京梧が幕府の役人と喧嘩しかけています。
あのな。昔柴田亜美さんの漫画で読んだ台詞を、キミに贈ろう。

『こーいうのは、へーへー頷いといて、後で寝首を掻けば良いんじゃぁ!!』

計画実行者の人形遣いの少女と会い、少々お話。
すると、鬼面の男たちが現れたという報があり、現場に駆けつけます。

この鬼面の男たち、自分らは鬼道衆とは無関係の倒幕派だと、話しながら歩いています。
……やる気失いかけましたが、何とか戦闘へ。
その際、オペラ座の怪人みたいな人が出てきました。用心棒だそうです。

なんか、彼、京梧しか見ていません。
止めは忍法・天地爆流陣だったくせに澄んだ剣氣とかほざいてます。
一歩も動いていない京梧の氣を感じ取るとは、さすが剣聖は違いますなぁ。

……本当に、製作者さんの中に、京梧好きがいるんだろうな。残念な事に、私の心は冷え切るばかりでございますが。

屋形船に戻り、武流が成功したらしい多色の花火を眺めたりしていると、将軍人形が出てきます。
そこに涼浬が出てきてこんにちは。どうにも彼女は扱いが良いですな。
少なくとも、小鈴よりは良い気が。

花火について語らっていると、突然水面が荒れ出しました。
こんな時には水使い。涼浬が玄武の力で、抑えてくれます。やはり小鈴(以下略)。

そっちは飛水の者たちが担当してくれると言うので、騒ぎの中心へ駆けつけると、人形遣いの少女が暴れています。
やはり彼女は、幕府に滅ぼされた人形遣いの村の生き残りでした。

「徳川……奴らの所行こそが鬼ではないか!!
これが治世か!?これが正義というものかえ!?」

怒りをぶつけてくる雹さん。
それに対し――来ました、菩薩問題発言。

「雹さん……、あなたはひとつだけ誤解しているわ。村がそんな目に遭った事を、家茂様は知らない。ただ将軍を、徳川家を護るために重臣の方々が仕方なく―――」

わあ、素晴らしい。
何の非もなく、一族全てを殺され、自身も足の腱を切られた(そして嫌な話ですが犯られた可能性が高い)女性に、あれは『仕方な』かった――と。
将軍さまは何も知らなかった――と。
菩薩の慈悲をもつ御方は、現世の苦しみは、あまり顧みないようで……。

つーか、それ以前に将軍が知らなかったから、どうだと言うんだろう。
現実に彼女の村は、幕府の命で滅ぼされたっつーのに。
本当に、どんな意図でこの台詞を言わせたのか、シナリオの人に聞いてみたい。


雹の変生姿は、あんまりだろう。
嫁入り前の娘に、あれは屈辱だと思った。


戦闘終了後、雹を救った醍醐の姿には、3段階くらい株が上がりました。

九話『螢』(陽第九話)
朝から、京梧と蕎麦を食べに行っていたようです。
蕎麦がそんなに好きではないので、彼らが食べに行く度になんとなく黙ってしまうプレイヤーだったりします。ラーメンはおいしそうだとおもったんだけどな……。

みょい〜ん――という気持ちになっていたら、騒ぎが聞こえてきました。
なんでも泥棒が。
特に何をするでもなく、京梧がその娘に噛み付かれていました。
世間一般では、この猫娘に萌えられるのでしょうか。声優さんには悪いが……声が嫌です。

寺に戻ると、今日のお使いを言い渡される。
円空に、書物を届けに行く――百合さん……、てめェで行ったらいかがですか?

そこでは態度が軟化しだした犬と会ったり、じいさんに話を聞いたり。
きっと役に立つからと、知り合いの神社へ行くように勧められ、ぞろぞろと移動。
途中で遠野さんに会いましたが、どうも好感度が低いらしく化け物の話とかしてもらえません。

神社では、ゲーム等に登場した巫女のなかで、最も萌えないと思われる織部葛乃さん登場。
いやー、ボーイッシュというよりも、漢らしい。
なぜショートカットにしなかったのか……。

そして九角家の悲劇を、彼女から教えてもらう。
なんか剣風の時と、微妙に違いますがまあ良いか。

二人の子を残して、姫は死亡、その遺児を探して幕府が血ナマコではなく血眼と。
また幕府が悪い話が出てきましたな。

話が終わった後、葛乃さんが青雲寺まで、送ってくれない……。
ここで来てくれないということは、ロスト確定のようなので、いやいや攻略本を開く。どうやら最良が『喜』のところを『友』、『怒』のところを『悲』で答えたのが、ダメな様子……ハジケかたが足りないようで。
が、クールプレイに拘っているので、意地でも『怒』は使いたくなくてなので、『喜』だけを選択し、もうひとつは『悲』のままで続けたところ来てくれたので、そのまま続けました。
(この妙な拘りが、後に悲劇を生む)

そこで女に囲まれた、若き詩人さんに会います。
天狗さんの方が、楽しそうで可愛いや。
この人、ヤな御門みたいで、気に食わん。

送ってくれた葛乃さんによれば、『いつもはあんな人じゃない』そうですが、結構どうでも良いです。
人生スネてる奴の皮肉屋は、嫌いだ。
そんな彼ですが、最後に捨て台詞のような忠告を残していきました。


嫌味ポエマーの忠告に従い、郷蔵につく。
噂通りに置いてけ堀に遭遇し、予想通りに人間が出てきました。
今朝の猫娘です。何故か関西弁な彼女は、状況を説明しつつ、去っていこうとします。
が、何かに驚いたらしく、『にゃぁーー』とか脱力しそうになる悲鳴をあげて、逃げていきました。その『何か』は当然の如く、こっちにきました。

トチ狂った百姓さんです。
年貢米を盗まれた怒りでキレてるようですが、そこで京梧先生のお言葉。
『荒療治になるが――仕方ねェッ!!』
……いいのかよ。


勿論簡単に倒された百姓さんは、脅えてべらべら語り出しました。
不審な『百姓?』も混じって聞き出していましたが。
自分に気付いた京梧らに問い詰められて、彼はダッシュで逃げていきました。
半分泣きながら去っていった百姓?のことは放っておいて、一旦寺へ向かいます。

途中で、忽然と現れたストーカー神夷に、京梧が説教をされていました。
持って帰りますか?あげますよ。

寺での話し合いで、九角の恨みを報告したり、秋月家の跡取りを探すように言われたり。 ……未来が詠めて、柵が嫌になって家出したぼっちゃんですか。
そんな人……心当たりが全く無いなあ。

深夜、涼浬イベント発生。
『この場所がお好きですか?』との問いには、嘘をついておく。
君は、好きだからね。


翌日、美里さんがもう大丈夫だからと、やってきました。
そういえば居なかったな。気にしてなかったよ。

河原で無宿人に聞き込み中に、騒ぎが発生。
苦しむ少女を美里さんが助けてあげると、フラグが立ったようです。
さっきまで何も教えてくれなかった連中が、色々話してくれました。
少女の話とあわせて考え、現場へと直行。少女の姉の真那とやらが、長命寺に行ってるそうですが、面倒なんで。


そこで、またもや、奴に遭遇。
嫌そうな顔をしたポエマー梅月先生が、寄ってきました。
彼とか風祭には、謹んでこの言葉を。

嫌 な ら 近 寄 っ て く る な

ま、言いたい放題で去っていった彼の事は置いておいて、無宿人らからの情報――不審な船とやらに近付いていくと、何者かがいました。
巨大な彼は、純真な子供のような人だったので、とりあえずは『友』


そこそこ友好的ながら、どうにも話が通じず、大男の泰山君が泣き出しました。
このままではラチがあかないということで、彼を残して、一旦戻ります。

そこで、今度は泥棒が捕まったとの話を、偶然会った織部のアニ……いえ、アネキから聞きました。
この場合に、話の展開に関係が無い訳がないので、直行。


案の定、捕まえた人――ウメさん。捕まった人――猫。

待っている人がいるから、帰らなくちゃいけない――と、猫娘が叫ぶと、カチンと来たのか、梅月先生が言い返していました。
対比として作られているのだから、気にも障るんでしょうが、それではガキの喧嘩ですよ。
ま、ここで庇わないとどうしようもないので、猫娘を助けます。


一目散に家に戻る彼女に心を揺さ振られたのか、梅月先生もそこへ一緒に行く事になりました。
そこでは、姉妹――真由と真那による時代劇のお約束。

ゴホゴホ、いつも済まないねェ。
お父つぁん、それは言わない約束よ。

しかし、先生は心をグラグラ揺さぶられた様子。
更に無宿人たちの優しい言葉や、蛍の大群が雰囲気を高めます。
この状況でNOなんて、薬盛っちゃうもんね――という落ちる寸前の状況で、声が掛けられました。

それは昨日会った百姓?改め道着姿の少年。
実は鬼道衆だった彼は、真那が仲間の居場所を知っていると踏んでいたようです。
……馬鹿じゃなかったんだな。

それはそれとして、ついでにここで決着を――と、下忍の皆様を呼んだ彼ですが、残念な事に邪魔が入ります。

泰山は、道着姿の少年のことをすっかり忘れているようで、真那と真由の為に、襲いくる鬼道衆下忍を千切っては投げって感じに大奮戦です。
下忍の皆さま、哀れやのう。

しかし、ここで少年の説得が入ります。
『御屋形様に与えられた使命を思い出せ』

真那と御屋形様、ふたりへの愛の間で揺れ動いていたヒロイン泰山が、苦しみだします。
はい、彼クリアー。

事態が掴めない道着姿の少年――風祭が、呆然と呟きます。
『なんだ、この陰氣は…。こんなの…俺は知らないぞ!?』

君、割と蚊帳の外っぽいもんな。

ともかく変生してしまった泰山を救うために闘います。
戦闘開始前に、忘れずに梅月の俳句を変更。ほっといたら、この人見事な役立たずですから。
真那との方陣技も使い、仲間に入るように気を配ります。便利ですから。

とこおろで、なんか風祭くんが叫んでいました。
『俺たちが…御屋形様がするはずねェッ!!』

ま、しないでしょう。
主人公特権で、他人の回想の中で珠を渡した男を見ていますが、どう考えても別人です。ゴツさが違う。
むしろ、あれを天戒だと思えた四人の目(もしくは脳)が不思議です。


元に戻った泰山は、御屋形さまの為に戻る事を決意します。
ちなみに、別に負けた訳でもない風祭が、『さあ殺せ』状態になっていますが、折角作品側が用意してくれた仲の悪い一対の存在、殺すなんて勿体無い。
蹴っ飛ばしたかったところですが、勝手に京梧が殴って説教して追い返しました。
きっと京梧に対する『愛』が+2とかされた事でしょう。

ちょっと気になったのですが、この負けて不貞腐れた風祭――泰山が変生しないパターンなら良いけれど、変生してしまって、彼とは直には闘わない場合、変ではないですか?
ここも台詞分岐すればいいのに。

で、彼らが帰った後、マコトちゃんが自分の過去を他人の物のように話すありがちな手法で説明。
『秋月』さんの言っていることはおかしくないと思ったんですが。自分の寿命を使って未来を詠んでいるのなら、それを拒否したくなるのは当然のことだと。


ともかく家族の絆で、詩人と猫娘ゲット。
……こんな小さい子を公儀隠(以下略)。
拾話『火綯』(陽第拾話)
始まりは円空じいさんによる五色の摩尼講座。
鬼道衆が落とした珠は、陰氣を蓄えて人を鬼に変える道具だそうで、それをじいさんが封印をかけてから、五色不動に納めるらしい。
天海僧正が江戸の守護のために使った珠――とか剣風で言っていた気がしますが。
まあ、色々あったんですかね。
翌日、なぜか京梧さんと見回り後、寺へ戻る途中の事、動く洗濯物の塊を見かけます。

それは洋装の少女――龍閃組オアシス2ほのかでした。
切支丹の少女で、純粋無垢。
江戸時代にボランティアの精神が在ったのかは、ちょっと疑問ですが、イイ話なので、黙って拝聴しておきます。

それにしても、あまりの量に見かねて、洗濯の手伝いをした僕らですが、御礼を言われた際の『ありがとうございます。緋勇様、蓬莱寺さん』というのに、少し笑いました。
どちらかというと、京梧主体でお手伝いしたのに。


その後、龍閃組の面子と合流し、怪奇事件を調査することに。

それが大森で起きているということを、偶然会った犬神が教えてくれました。
最近やっと、頑なな心が溶けてきたようです。

そして、皆でぞろぞろと移動。
今更すぎますが、彼らは相当な健脚ですな。自分だったら、絶対に嫌だ。

脈絡も無く、妙なテーマ曲が流れました。
何事かと思いましたが、異人の青年がそこに居ました。どうやら彼登場のテーマ曲らしいです。
彼は、この辺は危ないとか、君たちが彼らが言っていた……とか、何か知ってそうな雰囲気を漂わせつつも、特に説明せずに去っていきました。
さようなら。……君は、普通陽メンバーだろうになぁ。

洋館の前で、シスター姿のほのかと再会します。
彼女は純粋に無垢な様子ですが、洋館とはバイオがハザードしたり、禁断の血族が色々あったり、調教したり、憎まれたり、でも愛されたり――と、忙しい所というのが定義だと思われます。

案の定出てきた主人とやらは、ヴラドと名乗りました。ヴラドですよ、奥様。
怪異の内容と併せて判断すれば、確実に血を吸う人です。
しかし、そんな伝奇もの好きにとっては常識のことでも、江戸時代の皆さんは、知らないらしい。
こんな怪しい人をヴラド様などと呼び、敬意を持っていたほのか……ちょっと将来心配です。

泊まっていくように言われ、虎穴に入らずんば――で、皆でお泊り。

夜にメイドさんがインプさんに変わって来襲。
個人的には、お姉様タイプのサマエルさんをお願いしたいが、京梧とふたりきりで来た展開と異なり、サービスはして頂けないようです。

では、1回目戦闘。
メイドさんに、あの声はちょっと……。
あれって、美里の声優さんは、マルチでもやってたということですか?
ああいう話し方のメイドさんといったら、どうにもマルチしか浮かばないのですが。
グローランサーの3でも、この方は、ボケボケの女の子を演じてらしたのですが、本来はそういう方向性の人なんでしょうか。


屋敷がこんな様子では、『一緒に主へのお祈り』とか言っていたほのかが危ないので、礼拝堂とやらへ急行。
そこにはやる気満々のヴラドさんと、十字架に縛り付けられたほのかが。
ご丁寧に、服の裾が破れれています。裾破れよりも、一条だけでも深くスリットが入ってる方が――と思いましたが、まあ、そこはそれとして。

ついでに鬼道衆火邑さんも登場。
龍閃組目当てであって、ほのかの件は関係ないそうです。
多分、本当でしょう。今回の鬼道衆は、大抵人道的ですから。
しかしこの御方、おアツイのが好きらしく、『怒』は嬉しそうなくせに、『冷』だと反応が宜しくない。クールプレイの敵ですな。

まあ、ともかく張り付け中で意識が朦朧としているほのかには、京梧様がほのかのエピソード『雨と基督教とワタシ』に絡めて説教です。
というか、この説教話自体はイイ話かもしれませんが、どうして脇キャラ(それとも主人公は京梧ですか?)が先に話すのですか。
どうして主人公は、それが終わった後で、『そうだろッ!?』しか聞いてくれないのですか。

京梧様の呼び声が心に届いたらしく、ほのかが火使いとして覚醒。
主人公が駄目なら、せめて雄慶か涼浬(は唐突すぎか……)が、懐かしい感じがして他人事とは思えないとか言って、覚醒の手伝いをすればいいのに。四神の仲間なのだから。

冷めた思いで、戦闘開始。
火使い対決で闘わせたい気もしましたが、そんなことしたら、ほのかが多分死ぬので、ずんずんと龍斗&梅月の滅殺コンビでヤってしまいます。その残りを大宇宙と涼浬が倒していきます。
他はまあ見物。

終了後、変なお面を被った人が、火邑を連れて帰ります。
最初変生しないので、ビビったのですが、彼は二度出番があるようです。

ほのかは寺に連れて帰って、一緒に暮らすようです。
ところで礼拝堂は燃えたようですが、館全体は、キチンと燃えたのでしょうか。
折角の洋館であり、火使いがいるのだから、エロゲー館モノの必須ラスト『洋館炎上』を、全面にアピールして欲しかった気もします。残念。
拾壱話『燧火(前編)』(陽第拾壱話)
時諏佐さんと、何故かサシで会話。
基本的に好きでない相手には『同』と『冷』しか返さないので、かなり淡々とした会話のはずですが、彼女は割と嬉しそうです。
しかし、彼女の夢というのは、誰でも教育を受けられる場所を――というよりも、どうにも奴に安住の場所を作ってやりたいだけな気がしてなりません。

ちなみに途中で、『いい子だね』といわれ、龍斗くん絶句。
個人的に(というか、いつか書くリプレイ風SSの為に)、主人公年齢が決まってまして、それは現代でさえ『子』ではない二十才。十五で元服のあの時代には、結婚していても、別におかしくもないお年頃です。
あ、正確には、天戒の前の日に生まれた設定なのです。私は買ってないのですが、設定資料によると、天戒は二十才だそうなので。

で、お使い先は、金王八幡神社というところ。金剛という神主さんに、会うらしい。
なんつうかキャラの濃い金剛さんに、驚きました。紫暮をもう一回り大きくしたかのようだ。
彼によれば、この神社は『三代将軍徳川家光の御母堂の春日局様』の祈願寺とか何とか。
……う、嘘ですよね。乳母ですよね?(←あまり自信なし)
そりゃ色んな諸説があるだろうけど、何故こんな小さな所で、信憑性のない諸説を採用しますかね。

『本当に人の子か?』などとメガテンのような事を聞かれたので、『悲』で返したら、反応が面白かったです。……人間ではないよなぁ。
ムキムキじいさんは、鬼道衆やらなんやら詳しいらしく、色々話してくれました。
龍脈・天海僧正・四神相応等々、聞いた事はありますがの。

しかし、四神相応の話題でも、何も言われん雄慶が哀れだ。
今回彼が白虎っちゅう描写は、どこにもないですな。
……僕が黄龍だっつう描写も、どこ探してもありませんな。

そんな話から、鬼道衆の今の目的が判明します。
天海の結界が邪魔。→ 陰の氣を使っても駄目。→ 天海本人に聞けば良いじゃん。→ じゃあ、口寄せしよっか。
という単純コンボらしいです。

目的が分かったので、礼を言って帰りました。
そして、調査開始――と思ったと同時に、騒がしい人が走ってきました。

その臥龍館のふたりの話によれば、美冬お嬢さんが攫われたそうです。
別にコトが終われば、返してくれるだろうから、いーじゃんかと思いましたが、皆さんは意見が違うようです。

ところで『猿の道場』は、一瞬静かになってしまいました。
デブよ、馬上の男等々、今回は笑いのツボがずれているようです。

そんな事情で、美冬の攫われたという、等々力渓谷へ。
ちなみにまた走っていくそうです。

途中に現れたのは、筋肉質で短髪の――本当に男。
長刀も持っていません。

あれれ……葛乃が来ませんよ?
青くなって攻略本をあさる。

九話で、葛乃が青雲寺についてくる条件、友507以上か愛508以上。
拾壱話の仲間加入条件友・愛510以上。
どうやら、ウチは507〜509のようですね。

はははははははは
データ、もう無ェよ。

やる気失せながら続けると、火邑さんが勝手に盛り上がっています。知るかよ。

なんか長州志士だったけど、裏切られて人生スネたらしいです。
長州志士つーと、変装して逃げ回る桂さんと、プッツンしやすい放火魔の高杉さんのとこですね。(←注。プレイヤーの幕末の知識は、サカモト[by山科けいすけ]で得たものがすべてです)

戦闘狂になった理由を高らかに語る火邑さんに、今度は藍様が切々と説教しています。やってられません。

「そうでしょ、緋勇さん」

突然振られても、聞いてねーよ。
ま、あくまでも火邑の為に、適当に『友』で返す。

ワタクシには理解できませんが、火邑さんは心が動いたらしく、『目醒めよ』が発動。


むかついていたので、式神を使わずに全て倒してみたり。
簡単に終わった戦いですが、戦闘マニアの火邑さんにはご満足頂けたらしく、さわやかに『あばよッ』で去っていきました。さようなら。

そのまま等々力不動へ。
今度は美冬さんが縛られていました。誰かスタッフの方が、縛り好きなんだろうか。

それはともかく、御屋形様こと九角天戒登場。
その登場台詞『待っていたぞ』は、やはし子孫の『待ってたぜ』と掛けてあるんでしょうか。
プレイヤーは子孫九角が好きな為、ちょっとジーンとしました。
今回は助けられるんだ――と希望を持って進めていきます。

火邑が変生したと聞き、暗くなる天戒に、皆が責め立てます。
特に小鈴は、かなり強い調子で。
唯一メイン龍閃組でむかついていない相手であったが、これで終わった。
あからさまに『御屋形様』がやったんじゃないと示唆されてたじゃないか。

ま、そもそも小鈴に腹が立ってなかったのは、単に彼女の影が薄いからなのであって、別に好きでもないんで、構わないけどな。

戦闘は、わりとすぐに終わったのですが、降霊は続いているようです。
手を出せないこちらに、やられてヘロヘロな九角さんは、『女を置いていけば、命の保証はしてやる』と面白い事をいっています。天然なんでしょうか。

で、美冬には、一旦老人が入ったものの、乱れた氣のせいか、彼女は苦しみ出しました。そして、金髪へ変身。
天戒さん……、失敗したのか別な人が来てますよ。

ラ・ピュセルと呼ばれ、祖国の革命が成功したのかと聞いてくる乙女なので、きっとあの方だと思い、成功したよと教えてあげました。
ま、あなたは英雄によくあるパターンで、邪魔になったから火あぶりで殺されましたがね。
その後数百年間、キリスト教が再び聖女と認定するまでは、魔女だったし。

だが、余計な事を言うのが好きな女が、続けました。
『ごめんなさい。私たちに、あなたの祖国の事は分からないわ』

な、何勝手に答えてんだ、このアマ。
成功した事を、プレイヤーは知ってるんだ、余計な事を抜かすな。
それ以前に、龍斗にされた質問に答えるなよ。

会話に入れなきゃ、納得できないのか。
なんだか、どっと疲れた。


儀式の影響で、湧き出てきた不浄霊を倒していたら、親玉――九角天戒には逃げられました。
無駄骨ですな。

あんなに偉そうに振舞っていた割には、九角は全速ダッシュでとんずらこいたらしく、いくら探しても見つかりません。
どっか行っちゃったねェと、皆でしょんぼりしていたら、遠くに見えるのは火事。
しかも内藤新宿の方面。
またもや等々力から新宿へダッシュ。
雄慶は、ピセル in 美冬を抱えたままで。素晴らしい。


火事の現場はいつもの長屋付近らしく、そこへ男連中で急行。
御厨さんらもいたものの、また幕府は悪いぞシナリオらしく、彼らには金持ちの金品を優先して運ぶようにと、命令が出されていました。

どうして役人の上の方は、こう傲慢ですか?
どうしてFBIは、刑事の邪魔をしますか?
どうして運動部の名前もろくにない先輩は(以下略)

なんだか様式美(またはお約束)について考えていたら、京梧がキレてました。
『結局は、幕府の狗って訳か。見損なったぜッ』って怒ってましたが、その辺は難しいですよね。サラリーマンには、そういう時だってあるし。

結局モジモジしていた御厨さんですが、与助の後押しが聞いたのか、十手を叩き付けて人命救助を選びました。男です。でも、十手は持っておけば、後で怒られなかったのにね。


翌日、焼け跡を(何故か)京梧と眺めていたら、時諏佐参加。
そして、その直後に、子供を持った支奴が現われ、無情感を漂わせたりしてました。

個人的には、ここの『心だけあっても、力がなければ人を救えない』というのは同感なのですが、それは魔人テーマ『運命は変えられるんだ。人の想いの強さがあれば―――(by犬神先生)』に反するらしいので、『悲』にしておきます。

わりと心に来たらしい支奴の退場の直後、今度は高圧的な連中がきました。
おそらく役人でしょう。

やはり役人のそやつらは、反逆の徒を育ててるという罪状で、時諏佐をしょっ引きます。
止めようとした京梧を、時諏佐が諌めます。
龍閃組は江戸を護る為の組織で、人殺しの組織ではない――と。
へー、そうだったんだ。

御厨さんも、やっぱ十手を捨てたこととかがバレて、捕まっていました。
ま、関係ないかと思っていましたが、そこに助けがきます。
……榊さんの漢気に、感動しました。
ちょっと、ジーンときたのに……どうして直後に笑わせるのですか!!

最後――提灯ムービーに、本気で声を出して笑う。
いや、なんというか、その……ムービーにする必要はどこにあったんですか?
あの町中を怪しく浮揚する提灯をムービー……。
はッ!!もしやあれが、噂の送り提灯?

せっかく(私にとっては)初めて訪れたヤマ場だというのに。
ここで笑かしてくれるとは。
夜なのに、困りますよ。ちょっと。


インターバルで、皆が事件に合ってる事を言ってくれた。
良かった……この事態で、甘味の話とか、風流の事とか話されたらどうしようかと危惧していたので。

個人的に気に入ったのは、梅月と犬神。
犬神は、本格的に良い人化してきましたな。
拾弐話『燧火(後編)』(陽第拾弐話)
竜泉寺が、火盗改の大群に囲まれてます。
涼浬とほのかがいないなら、そのまま滅ぼしちゃえば?
と思っていましたが、システム上はそうはいかないらしく、助けに行きました。

乗っ取り魔ピセルさんも、協力してくれるそうです。

長〜い戦闘ロード中、ふとピュセルが『聖女』って意味なのかと思い、辞書を引いてみました。
ちなみに、スペルは同じ雑誌に載っていたラ・ピュセルを参考に。
妹の仏語辞書には、処女になってました。意味としては同じなんだろうか。

火盗改さんたちの強さは、雑魚というに相応しく、行動力と攻撃範囲という魔人SLGのシステムにのっとる限り、何百人と来たとしても、こっちは無傷でしょう。


終了後、膠着状態でしたが、そこに偉そうな人がやってきました。
もうかなり忘れていた人ですが、確か松平なんとかさんでしたっけ。

この人がどんどんやばくなっていきます。
こんな役回りを、実在の人物にさせる意味は、どこにあったのでしょうか。

おまけに、美里に対しての『菩薩眼の女の忘れ形見』に、皆、あまり驚かないのですが。
剣風からのプレイヤーは知ってますし、陰を先にプレイした人も分かってるでしょう。でも、知らないプレイヤーもいるし、なにより小鈴たちは知りませんよね。
でも、放置ですか?


今回の説教担当らしいピセルさんが、説教中に、美冬の魂が起きそうだと苦しみだしました。

→『美冬の魂を起こす』
『美冬の魂を眠らせる』

あのー、どうするか、僕が決めて良いんですか?
そもそも、魂を起こしたり眠らせたりする方法を、僕は知ってるんですか?

しばらく呆然としてしまったが、美冬は色々むかついたので、ピセルを選択。
(後に、美冬も、消滅する訳ではないと知りました。別に……消滅しても良いやと思ってましたが)

で、やっと松平秘蔵の新戦力、鬼兵隊とかと戦闘。
自信満々の松平さんには悪いが、レベル八十台(←上げ過ぎ)の龍斗&梅月に敵などない。


信じられずに騒ぎ出すオッサンに、雄慶が、『なぜ敗れたか判るか?』と説教していました。……ぶっちゃけた話、レベル差ですな。

まだ頑張って騒ぐオッサンに、見せ場その一で御厨がやってきます。
ほもさんのおかげで脱出できた彼は、もうやる気満々です。
「犬は犬でもプライドあるもん」(←意訳)と大演説。もう、こっからやる事はないのに、ひたすら長いです。

それでも騒ぐ彼に、更に第二弾。
今度は風々斎までもが登場。やっぱり勝だった彼は、もうお前の動きは上にまで報告が行っていると説得。
ここで、また長い長〜い喧嘩。疲れきって攻略本を読みつつ、話を進めていくと、勝先生が啖呵をきってました。江戸っ子口調の彼が指した先には――――。

これは、水戸黄門だったのですか?
先の副将軍――ではなく、ホンマもんの将軍が来ても悪役の人は諦めません。
あの長い説教は、無駄だったわけですな。

「うるせェんだよッ、この糞野郎がッ」
諦めないというか、言動が妙になります。

すると、何か思い付いた円空じいさんが、呪を唱えだすと彼は苦しみ、額に札を張った変な人が分離しました。
どうやらこいつが操っていたようです。

半年後に、世界は闇にとか説明し、消えていきました。
なんだか核心に迫りつつあるようですが、いかんせんカタカナしゃべりは読み辛い。
敵の幹部クラスという、ベラベラ話すキャラに、その特徴を当てないで下さい。

拾参話『螺旋』(陽第拾参話)
あれから一挙に時が過ぎてたりするそうです(三ヶ月)。

が、平和な日々。
そば屋では、今までのあらすじモードが発動です。
ああ、拾参話だったな……、武器等は外した方が良いのかな……などと考え出すプレイヤーでした。
結局、インターバルでゆっくりと外せるんですが。

あと三ヶ月で何かが起きるらしいから――と真面目に男三人で見回り。
すっかり可愛くなった犬神に会いたいので、遠野に会いに行く事にします。
それにしても、遠野の好感度が相当低いらしい。
一定数値以上という条件で、ことごとく失敗します。
……あまり、彼女と会った記憶がないもんな。

で、長屋では、犬神に会いました。
恐怖の地獄耳によれば、円空も支奴もいない、遠野は寝ている――そうです。
だから、こんなとこに居ないで、早く戻れ。竜泉寺に陰の氣が集まっている――と忠告さしてくれるので、急いで戻ることになりました。
……可愛くなったもんだな。

でも、分かっているなら、護ってくれよと思うのは贅沢でしょうか。


竜泉寺についても、おかしな様子はなく、のどかに猿がいるだけです。
呼ぶ 呼ばないの選択肢が出たので、基本通りに呼んでおきます。

そうしていると現れたのは、異国の衣装を纏った少年。
異国というか……浮いています。彼だけ封神演義の世界から来たようだ。

言葉が通じないので、仙術で日本語を理解できるようにしています。その術を、全世界に広げて下さい。ぜひに。

しばらく劉くんと雄慶くんの神仙道講座が続いていましたが、ふいに劉くんが猿と会話しつつ、何かの術を行使。
稲妻と悲鳴と共に出てきたのはハエ。

「マタ会ッタナ、ニンゲンヨ」
カタカナ喋りで馬鹿っぽいのに、偉そうだぞ、貴様。

そこに鳴り響く鈴の音と、電波系の台詞。
怖いなあ。

「貴方たちだけでは倒せない」といわれても、向こうがやる気満々なのです。
おまけにもうひとり登場。

デタッ!!オペラ座の怪人。

なんかまた京梧に語り掛けています。
はいはい、勝手にやって下さい。

一応気を使って、神夷は京梧に相手をさせました。
残り三方のハエの影には、龍斗と梅月先生と大宇宙(+涼浬)が向かい、瞬殺。

全て終わり振り返ると京梧がまだやっていた――状態。
お前、見切られすぎ。
最初に梅月が掛けた祝福+金剛+朱雀セットが無ければ、確実に負けているだろ。

仕方なく、京梧が倒せるまで皆周囲で見物。
……二回に一回くらいなら、我慢するさ。
たださ……1ターンに三撃して、全部躱されるって、剣士としてどうかな。

終了後、神夷は、京梧に法神流奥義をプレゼントして、消滅していきました。

そして、現れた真の黒幕――柳生。
……百三十年後の方が、イイですな。
アンタはみつあみあってこそだよ。

あんまり臆せずに説教を始めた百合ちゃんを、ザクっと斬りました。あ〜あ。
美里さんが、回復に走ります。
ざく。……え?

『きゃああぁぁ!!』
ぐ……グッ ジョブ!!
ビバ 柳生!!ちょっと好きになりそうだ。

ザク。

自分も斬られましたけど。
なんでコイツはガード不能技を仕掛けに来るかなぁ。

ところで小鈴の悲鳴が、超音波みたいなんですが、ウチだけですか?
『ぴきゃーー』みたいな。
ついでに京梧の悲鳴が、超棒読みですが、これは多分全てのディスクですよね。


不思議な力でどこかに飛ばされましたが、その後のインターバルでは霊場に潜れるようなので、しばらく鍛えておきました。
劉もいるので使ってみたら、非常に扱い辛かったけれど。


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