TOPへ

プレイ日誌 《陰》

拾四話『因果』拾伍話『外法』拾六話『異端』
拾七話『情歌』拾八話『血契』拾九話『群狼』
弐拾話『菩薩眼』弐拾壱話『傀儡』弐拾弐話『残照』
弐拾参話『魔教』弐拾四話『慟哭-前編』弐拾五話『慟哭-後編』
弐拾六話『虚空』《陽編へ》《邪編へ》

拾四話『因果』(陰第壱話)
最初は回想シーンスタート。
良い人そうな御屋形様と、その腹心の会話です。
おそらく、ほのかのときに会った鳥人間と鬼道衆頭目のパパたちでしょう。
ところで先代の御屋形様は、復讐願ってないみたいデスヨ。鬼道衆の皆様。

場面転換。山小屋で寝ぼけ眼のところを起こされます。
相手は妖艶な美女とかいう、桔梗さん。やあ、お久しぶり。
この辺の過去遡行して、倒せない敵を云々は、往年の名作エロゲのドラゴンナ○ト4を思い起こしますな。

ちなみに山小屋には、イビキのすごい大男の坊主がいます。って雄慶やん。
起きやしない彼を放置し、幕府や鬼のお話を聞かされていたら、ノックの音が聞こえたりして、扉を開けに行った女性が、戻ってこなかったりします。
桔梗さんに、行ってみようと誘われました。こういう話って余計な行動した奴から死ぬって、ご存知かね?

もっともこの場合は、鬼が――鬼道衆が原因でしょう。その構成員が誘っているのだから、乗るのが礼儀です。ボクレベル90越えてるし。
倒れかけた彼女を支えてやったら、なんか彼女はよろめいていました。しかし、思い直したように『知られたからには、生かしておけぬ』と宣言して襲い掛かってきました。
……二度目のルートは、敵のレベル40程度は底上げしたら如何ですか?

瞬殺。
……レベル九十のボクが、雑魚である山氣鬼を三体倒してレベルが上がるのは、如何なものかと。
雑魚を倒した手際を気に入ってくれたのか、覗いていた赤髪の人が、彼等に協力するなら命は助けてやるなどと言っていました。笑うというよりも、秘拳黄龍をこの辺一帯にかましてあげたくなりますが、そんな選択肢は存在しないので、素直についていきます。鬼道衆は結構気に入ってるので、おそらく説教侍や阿呆菩薩よりは好きになれると思います。

彼等の隠れ村につくと、ガキに喧嘩を売られました。
真那の話で出てきた奴ですな。彼の態度への反応は、当然さわやかに蹴っ飛ばし。
そのあと天戒さんが酒くれたりしましたが、このゲーム、効果音がでかすぎませんか?
前の足音から密かに思っていましたが、この酒注ぐ音のとくとくは、でかいでしょう。怨霊、いえ、音量は、いつも相当低くしていますが、これには驚いた。

眠っていたところ、騒がしい音が聞こえ目を覚ましました。が、眠いので二度寝。
結局起こされ、さきほどの生意気なガキと隣接しながら、現場に向かうと、夜だと言うのにハイテンションな幕府の方がいらしたようです。
基本的に、鬼道衆の皆さんを働かせて戦闘終了。自分は双龍螺旋脚だけの参加です。
ちなみに双龍螺旋脚の風祭のカン高い声に、頭痛がしました。壬生、カムバック。

で、この役人さんは脳みそが足りないらしく、誰にも知らせずに来襲したため、口封じとして、アッサリ天戒さんに殺されました。
騙し、命乞い、金目当て――これが今の幕府だと、天戒さんに説得されましたが、これは卑怯と言うよりアホと言うべきうです。一日前まで、こんなアホが同僚にいたかと思うと、泣けてきます。
そりゃ面倒事は、全て龍閃組にくるわけですよ。

なにはともあれ、よろしく鬼哭村。
拾伍話『外法』(陰第壱話)
朝っぱらから、風祭が騒いでいたので、美しいモーションで蹴っ飛ばす。
好感度が上がる音がしました。
きっと特殊な嗜好のヒトなんだな、と一歩引いた目で眺めておく。

そのまま、あやうく飯食う前から喧嘩を売られそうになったが、風祭の腹の虫がなったために、休戦に。
朝食の席で、再度絡まれました。

……鳳凰かますぞ?

で、彼等は内藤新宿に情報収集とのことですが、天戒に、お前も行ってくれないかと聞かれます。
……自分は、拉致されてたんじゃないんか? 昨夜の戦闘で、もう信用したのか? お人好しすぎると思うが。

結局のところ、聞き込みに同行。
瓦版の女――遠野とも、初対面状態に戻ってました。

鬼どもによる誘拐事件が発生中とのこと。
俺たちはそんなことはしないと憤慨する桔梗さんと風祭くんですが、もしもし? 今僕がされているのは誘拐と拉致監禁というヤツではないんですか?

周辺であからさまに怪しい動きをしていたお侍さん方を、ぶちのめしがてら情報を頂く。
何となく話が見えたのですが、勝ち気な帯刀した少女が割り込んできます。
侍たちに対し、それでも貴様ら武士かとか怒ってましたが、『風祭』と『緋勇』つーのも、おそらくは武家だと思うんですが。
そもそも彼女の絡み方が不自然だ。それに哀れやのう。陰でも噛ませ犬ロードをひた走るのでしょうか。

『無手や三味線で、私の相手をするつもりか』とか言っていますが、そんな武器の優劣を話し出したら、魔人はやってられませんよ?
リボンとか鈴とか髪留めとか首飾りとか……。

そこに彼女のお眼鏡に適う武器を持った、輝く頭の槍使い参上。
彼と、鬼哭村で待つはずの天戒を加えて戦闘へ。
狭い中苦労して、方陣技3つとも使いました。美冬さんは、相変わらず口だけでした。

ハゲ――九桐は、放浪癖がある鬼道衆の大幹部だそうで(天戒の従兄弟)。
では、陽の一話で彼の顔を知らなかった鬼道衆三人組って一体……?

旅先で仕入れたことで、報告することがあるからと、皆で鬼哭村へと帰ります。
いざ御屋形様の元へ。……さっき戦闘にいたのは誰?
拾六話『異端』(陰第参話)
新たな鬼道衆を紹介されました。
槍使いで雷使いという、某金髪後輩を思い出させる彼は、宣教師で御神槌さんというらしいです。
……彼のガタイで槍使いつーのも違和感ありますね。

深夜にうなされる御神槌さん。……うなされるを通り越して絶叫していますね。
しかし、どちらかというと目を覚ましたそのときに、風祭が居たことの方がびびったぞ。
同室だったんか。きっと、この線からこっち側に入るなとか煩いんだろうな。

行方不明に関わる人物について、その御神槌もつれて調査に行くように、指令がきました。
目立つづっちーがいるので裏道でゴソゴソ会話。その際に、切支丹迫害の歴史について聞かされます。

いきなり二手に分かれようといわれ、九桐・御神槌が小石川へ、桔梗・風祭が神田明神付近の坂へ。
ここは新キャラと共に行くのが王道かと、ハゲと御神槌組を選択。

小石川診療所で、語尾がデブよな、変な男が出てきました。
近くに聞いている人がいるのに、重要なことを話し、下っ端さんたちに、さっさと人を確保しろと言い捨てて去っていきます。
で、下っ端さんたちは、早速切支丹の格好をした優男に目をつけました。……すまんが、レベル99が共にいます。ま、今回は方陣もないいから、ボクは見学ですが。

終了後、侍さんたちを脅迫し、いえ、質問をいくつかしました。
この際のづっちーの怖さに、彼の根は黒いと判断しました。『嘘は――許しませんよ?』ですよ?

彼らから聞き出した話と、桔梗らが得た情報を併せ、井上某とかいうお偉いさんが、己の趣味(嗜虐)のために、病人を集めてしたい放題らしいと判断。
彼らに天誅をみたいなノリで、鬼道衆出陣。

が、御神槌がなかなか来ないので、様子を見に行きました。
その間、御神槌は嵐王に誘惑されていたようです。色々と。ついでに彼の過去も聞かされました。
……鬼道衆って不幸やのぅ。

そして再度小石川療養所に赴き、裏の汚いことを聞かされる。
医師が療養所の患者を拷問用に渡していると聞いて、みながキレました。
特に完璧にキレた御神槌は、嵐王の誘いにまんまと乗ってしまい、大蛇屋敷の蛇の呪いを解放してしまいました。

報告を受けた天戒は、あからさまに気乗りしてなさそうでしたが、一応褒めてはいました。
『俺はお前には診療所を探ってくるよう命じたはずだ』とか、一々突っ込むあたりがいい人でしたが。

ここでやっと仕置き人モードへ。みなで井上の屋敷へ移動。
井上の首を取ってくるのは御神槌に任せると天戒が言ってましたが、ちゃんと力のあるものが、これだけいるのだから一人に行かせず、サポートをつけるべきだと思いますよ。
ま、陽の展開に合わせるためには、仕方が無いのでしょーが。

ただ、づっちーは勝手に蛇の呪いを開放したこととかで落ち込んでいるようなので、彼の後を追って、慰めておきました。
割り切れないのならば、復讐なんて選ばなきゃいいのに。
とりあえず、ヽ(^-^(。。 )ゝよしよし《友》と。

敵として、ちょっと世界観が違いそうな人が出てきました。
剣で言うと八剣と帯脇を足しっぱなしにした感じの自信家、百鬼さん。
きっと今ごろ、づっちーが『うるせぇんだよ』とか言ってるんだろうなと思いながら、彼との戦闘へ。
迂闊にも不動明王つけっぱだったので、……一瞬でおわりました。

戦闘終了後、疲れた様子のづっちーさんが戻ってきました。
なんでも龍閃組と出会って戦闘してきた模様。井上さん暗殺は失敗したものの、色々思うところあって、今後も仲間として頑張ってくれるそうです。めでたしめでたし。
拾七話『情歌』(陰第四話)
吉原行くと、陽でのムカツキが再燃しそうなので、風祭と浅草寺見物へ。
どーせ陽で彼女の魂救ったんで、フラグ立ってるだろ。

浅草寺が、江戸の鬼門かどうか探って来いという天戒からの任務だったようですが、『面倒くさい』を繰り返す風祭は、かなりやる気がないです。九桐にやらせりゃいいのに――とまで言っている上、風水自体信じてないようです。
途中飽きたのか、見世物小屋に行く始末。どー考えても、風祭が見たそうなので見に行くと、PSらしく不自然なチチの隠し方をした比良坂が。
それを見た風祭が絶叫を上げたので、ああ、もう女に興味のある年なのか――と思ったら、彼は人魚がいたことに感動しているようでした。……良かったね。

騒ぎすぎて、無銭覗きがバレたので、必死に逃げる。
風祭は、そんなこともあって、もう嫌だと逆ギレ気味。『こんな、ちょっと氣の流れが濃いだけの寺が何だってんだよ』―――わかってんじゃん。それで任務完了だろ?

と、いつの間にやら風祭が喧嘩を売るか買うかしていました。
こんな素人さんを虐めなくても――とは思ったが、珍しく考えがあるようなので、手伝いを。
ま、例によって、ほとんど動きませんが。
終了後、カツアゲ中の風祭に、侍たちがボクのパパは幕府の重臣だぞぉ――とか言いかけて、本気で怒らせていました。……陰にでてくる幕府の人間は、『悪』といいうより『アホ』なんですが。

『あんなクズみてェな奴ら――片っ端からブッ殺してやりゃあいいと思うだろ?』とまだプリプリ怒ってるので「まぁな」(同)と素直に返答したら、音は鳴ったくせに、もっと偽善的なことを言うかと思ったぜ――とか驚かれました。なんつうか、素直じゃないガキだな――と思う。

で、また誰かとぶつかった風祭ですが、今度は喧嘩になる前に、相手が謝ってきたので、無事な様子です。どこかで見た彼は、陽四話の簪売ってた人でした。
隻腕を気にしない僕らに、彼の方が驚いた様子です。
『片腕が残ってるんだからいいじゃねェか』という風祭の言葉は、凄い理屈だなと思いました。
彼は両手を失った人を知ってるからこそ、なのでしょうが。
自己紹介中、ボクの名前を忘れたフリをされたので、爽やかに蹴り。

なんとなく打ち解け、弥勒という名らしい、その面打ち師を連れて、先に吉原に行っているはずの桔梗を探しに行きました。彼女も、『片腕がある〜』っと、弥勒さんのことをあまり気にしていないようです。
去っていく彼と入れ替わるように騒がしい声が。
――ここで漫才八丁堀たちと、『初めて』の再会。桔梗さん、彼ら知り合いなんですね。


天戒への報告。
はじめ普通の寺だったとか言いかける風祭に、九桐からツッコミが入り、言い争いに。しまいには、お前が行けばよかったんだ――などと言いかけた風祭を、天戒が諌めます。『氣を練る古武道を遣う』風祭だからこそ、任せたのだと。
ここで疑問発生。氣をつかめるのは、古武術使いだけですか?
ひょっとして剣士とかには、駄目なんですか?類稀な強き氣を持つ――とかも、古武術使いだけ?だから鬼修の息子は、器じゃないんですか?

それはともかく寛永寺と浅草寺どちらが鬼門かで、話し合っていました。手っ取り早く両方焼けば――とか言い出す風祭を、少し好きだと思いました。
ちなみに、その答えは、浅草寺です。『江戸の鬼門を影で護り、封じてきたのは、浅草にある浅草寺』約百三十年後に、そう言ってました。

桔梗と、再度吉原へ。嫌な思い出のある萩原屋に足を運び、番頭新造の態度に、またむかつく。
上から悲鳴がふってきたので、急いで上っていくと、お葉が実質的に殺される場面に遭遇。どうやらその馬鹿侍さんたちは、昨日悲鳴をあげながら逃げていった方たちのようです。

抜刀した馬鹿の手に、一本の鑿が突き刺さる。――BGMは仕置き人あたりでしょうか。
この出番まで、隣の座敷で待っていたらしい弥勒さんにちょっと乾杯。
この侍が、弥勒の恨みの相手のようです。

戦闘は、仲間も多いので楽です。もちろん技レベルの為に、備品の破壊も忘れません。
それにしても、もう七人か。九人以上になったら、主人公を参加させたくないな。

すっかり忘れていた馬鹿に対し、戦闘終了後に弥勒さんが回想。
…………。いきなり腕切った奴もアホだが、この時代背景で、幕府お偉いさんの息子に、『力』もなしに喧嘩売っちゃまずいだろ……弥勒。

仲間になってくれるらしい彼は良いのですが、桔梗さんが……。
お葉を悼んで復讐したいと哭いている――などと、不吉なことを言いながら、三味線を見ていました。あーあーあー。止めとけばいいのに。
拾八話『血契』(陰第伍話)
抜け忍奈涸さん活躍の巻。別名シスコン魂炸裂の巻。
ところで朝目が覚めて屋敷周辺をうろついていたら、そんな時間から墓参りをする天戒に会いました。……毎日お参りに来てそうな人だ。
その際に狐が出てきて、妖狐に関するウンチクを聞かされました。

その後、恒例の朝食を兼ねたミーティング。なんだか彼らが異様に健康的なだけの集団に思えてきました。議題は物騒ですが。おまけに、いいかげん聞き飽きた風水やら四神やらについて聞かされました。

ちなみに桔梗の占いで、北の方になにかありそう。→北で力がありそうなのは小塚原刑場
→じゃあ、行ってみようと、理由になってない理由で目的地決定。

途中、意外にサボリ好きな九桐が、行きつけの王子の骨董品屋に寄り道したいと言い出す。
桔梗と風祭は文句を言っていたが、新キャラ加入(以下略)の法則により、九桐についていく。

王子に着くと、怪しい浪人たち――陽の伍話でノした方々――を見かけました。
骨董屋では、かわいくない鍛冶屋のガキに遭遇。大した値打ちの無い『家宝の刀』とやらを、骨董屋の店主が大金で買い上げたことを、九桐が首を捻ってました。
……偉い、子孫だったら、絶対にどんな事情があってもやらないと見た。
店主からは、陽でも聞いた鍛冶屋の家族事情をもう一度聞かされます。
この辺は冗長な気がする。陰陽どちらからでもスタートできるようにした以上、仕方の無いことかもしれないけれど、同じ出来事を幕府側と反勢力側から見るのならば、重なる部分を少なくした方が良かったのではと思います。もう聞いたよ―――と言いたくなることが多い。

そんなこんなで、ガキたちの為に王子稲荷で祈ることになる。素直に手を貸してやればいいのにな。
そこでは思いつめまくって、命に代えてもとか言い出してるガキ(兄)に会う。
この辺の最適返答は、絶対に『悲』だろうと思い、そう答えると、『大切なものを護るため、時には命を賭けねばならん事もあるだろう。だがその時、後に残されたその大切なものはどうなる?』という九桐のナイスフォローが入る。いい台詞だ……そのうち使おう。

鍛冶屋が囚われている小伝馬町へ行くと、ホモさんと爺とガキたちが言い争ってました。ホモさんは、基本的には職務に忠実だから、囚人と会わせてあげるわけにはいかないと、諭してます。
が、気の短いガキ兄が喧嘩を売り、ホモさんはキィイモードに入ってしまいます。そこに我慢できなくなった風祭が乱入して、地獄絵図に。
戦闘自体は非常に楽でしたが、終了後、ボクらが鬼道衆だとしったホモさんの反応に笑いました。
きっと内股で高速で逃げていったのでしょう。

その後、親子の感動の対面があり、爺に礼を言われたりします。
どうやら、また、幕府に悪がありそうなので、夜ミーティングにて九桐が報告。暗に助けたいと言っている彼と、死んでからその怨念を利用すればいーじゃんと主張する嵐王の間に緊迫感が。
が、基本的に甘い御屋形様が、嵐王案を採用するはずも無く、今回は無実の人を助けるモードに。

そこで、いきなり背後から、感心したような声が掛けられました。
そこにいたのは気配の無い骨董屋の爺。鬼道衆ということも、承知のようです。
ビリビリという効果音とともに変装をとき、陽伍話の青年に変わりました。……ビリビリって、どんな変装してたんだ。キグルミ?

で、その夜桔梗さんが勝手に、お葉の復讐に行ってしまいました。何言っても行くのだから、人の意見を聞くなよとか思ってしまいますが、まあ良いでしょう。陽四話で、彼女を成仏させているから、このイベントが発生しましたが、陰の四話では、風祭と寺に行ってたので、ほとんど面識の無い人ですし。

ボクなしでも、龍閃組は順調にやっているらしく、桔梗さんは翌日撃退されて帰ってきました。
……ボクは別に必要ないんですね。言われてみれば、あまり意見も聞かれなかったな。


鍛冶屋救出作戦は、皆で分担することに。ボクはハゲと一緒に稲荷に行くそうです。
理由は聞いてなかったのでぼーっと歩いていると、突然九桐が嬉しそうに。そっちを見てみると、懐かしい顔ぶれが歩いてきました。ああ、そういえば……稲荷で九桐と会ったなぁ。

嫌いでない小鈴や雄慶はもちろん、はっきり言って苦手な菩薩や説教侍からでも、初対面として振舞われたのは、結構寂しかったり。すっかり忘れ去られても、皆上手くやってるのだな。

子供らがいないので、奈涸の店にだけは寄って、簡単な打ち合わせというか、仲間にするための感情入力をしました。今回、ボクは別に幕府が憎いんじゃないんだよ――と主張させられることが多いですな。
刑場では囮役の奈涸が、雨だの雷だのを呼んで、ド派手に暴れている隙に、鍛冶屋を救いに。

服部半蔵正成殿の生まれ変わりとか言われている猿が出てきたので、ぶっ飛ばして終了。倒された後、消えていくそれを見ながら、桔梗さんが、幕府がやばい外法に手を出しているっぽいと推測。
しかし一生懸命助けたのに(龍斗は例によって方陣のみだが)、鍛冶屋は幕府も悪人だけではないから――と、そこに残ることを決意したので、遠慮なく置いていきます。

その後、小鈴を屠った(陽伍話のリプレイ参照)奈涸が戻ってきて、予想していた通りの回想(いかに涼浬ラヴかを語る)をしたのちに、仲間になってくれると宣言。
拾九話『群狼』(陰第六話)
今回の任務は、幕府へ運ばれる荷を探り奪うこと。
陽六話から判断すると、この作戦は、すでに幕府に筒抜けなのに……。なんだか目頭が熱いです。

ここで海路と陸路どちらで京都まで行くか聞かれました。
京まで歩いていくのは、本来冗談ではないのですが、葛乃をロストした恐怖から、攻略本を参照し、 們天丸が仲間に入りやすい陸路を選択。こちらは九角・桐と同行だそうです。

その際、海路で泳げない風祭を海に蹴落とすところまで見てから、リセット。
蹴飛ばしがいのある奴……。

で、てくてくてくてく。
途中で会ったノリの軽い兄さんに、京で起きている天狗騒動の話などをされます。
だから、この人団扇を持って……(陽六話参照)もう良いよ。

その夜、野営中に鴉天狗に襲われたりしましたが、人間外に喧嘩を売っても無駄です。何処にいたのやら援軍の力によって、蹴散らしました。
動物愛護の精神の無い九桐が止めを刺そうとするので、流れ的に止めるべきだろうと間に入ると、やや険悪になりました。が、動物に甘い天戒の取り成しもあり、逃がしてあげることに。
『もう捕まるんじゃないよ』とばかりに放してあげると、感謝するような素振りで彼らは帰っていきました。よし、天狗フラグ達成。

京都に着いて、海路より移動していた桔梗たちと合流。


新撰組のゴタゴタを見せられます。
子孫譲りの(←え?)ニヒルさで、新撰組らしき人々をあしらう壬生くん。


後に、首を折られた死体がゴロゴロしているのを発見。
どうやら、今回の壬生は、刀を抜かないときは体術(投げ強化)型のようです。
『無手だって?ふんッ、面白ェじゃねェか。是非、手合わせしてもらいたいもんだぜ』
そんな奴と闘いたくはないデスヨ。まつりん、君がやれ。


偉い人の墓の前で、またもや壬生と会う。
利害が一致するとかで、こちらはサポートに専念。新選組を引き受けて、壬生が要人暗殺に行くそうです。芹沢とかいう人の霊を連れて。

新選組に喧嘩を売ると、そこには、かの有名な沖田総司さんが。
あっさり倒す。
ごふごふとわざとらしい咳をする彼を、九桐が気遣ったりしてますが、実在した人物を創作の人物が、上から同情するのは如何なもんかと。

で、戻ってこない壬生くんを心配し、桔梗が迎えに行くと、龍閃組にやられていたそうです。
気遣って問答していると、鬼道衆に入ってくれることになりました。

……陽六話で、龍閃組の前に現れた時は、鬼道衆じゃなかったんだな。
……鬼道衆と名乗ってたよな。

そんな思い出は、心の奥底にそっとしまっておきました。
そこに響く明るい声。それは遊女に囲まれた見覚えのある男でした。
で、なんか面白そうだから――と、能天気なエコロ天狗們天丸さんも参加表明。
……陰って、なんか男ばっかだなぁ。


インターバルで鬼岩窟にこもり、壬生の反動ダメージに悲鳴をあげる。
その後、回復キャラのレベル上げに利用しようと思い、壬生が敵のダメージ0の気絶技使用→回復キャラが壬生を回復のコンボで、レベルを上げていく管理人。
これは……なかなか良いな。
弐拾話『菩薩眼』(陰第七話)
町中で力を使った迂闊な菩薩さんが、拉致されます。彼女にも責任がありますね。
無論、本当に悪いのは、実行する僕ら鬼道衆ですが。

そういえば、武流の話で彼女は居なかったな――などと思い出しながら、内藤新宿へ。

あつらえたように、彼女は龍閃組とは別行動をしていました。
茶屋の少女(花音)と、花園稲荷にて貧しい人に炊き出しをしていたのです。

さらに好都合なことに、彼女がひとりで場を離れたので、皆で囲みます。
坊主・怪しい女・餓鬼・無愛想な男(主人公)に囲まれたら恐いでしょうが、彼女は気丈でした。

『あなたたちはッどうして力をそんな事に使うの!?』―――だったか。
こちらを鬼道衆と知ると、非難がましい顔でそう叫ばれたので、鳩尾に一発入れたかったのですが、九桐に先をこされます。チッ。

どうして力を使うのか。簡単ですね。彼らはそれだけのことをされたからですね。
復讐の是非やら連鎖やら、その選択を責めるのは簡単ですがね。


夜中に、心配顔の天戒がやってきたりして、それとなく美里の事を見てきてくれないか的なことを言われました。『俺だと怖がらせてしまう』とかも言ってましたが、アンタ良い人すぎますよ。

天戒の頼みにより、仕方なく様子を伺いにいくと、『何の用ですか』と、責める顔で聞かれました。
「用などない、様子を見にきただけだ」(冷)と不機嫌に応じると、『だったら出てけ、逃げようなどと思わないから』を丁寧にした言葉で返されました。

……元気やな、このアマ。
そりゃ悪いのは拉致監禁しているこちらでしょうけどよ。
葵の迷いの多いところとかが懐かしいよ、この自信満々に説教だけする女と話していると。

で、なんだかブルーになっている天戒に、『すっげぇ元気だったぞ』と報告に。
しんみりとした彼と会話していると、突然騒ぎが。

慌てて駆けつけると、何時ぞやの、コーホー言いそうなメカ忍者が来襲してました。
立ち向かおうとした下忍たちが、この上なくあっさりとやられていきます。君ら、ちと柔すぎ。

戦闘は、御屋方様とその側近自らが迎え撃つことに。
護衛の人々は、少し己の役割を考えるべきかと。

戦闘終了後、死にかけた下忍を抱えて、『お前は母と紅葉を見るんだろう!?生きるんだ!!』と叫ぶ天戒。
なんでも、村の人のことは大抵把握しているそうです。
水角の供をするがいい――とか訳の分からん事を言って、いきなり部下を斬り殺した子孫との差が、また浮き出ました。子孫好きの管理人は、困ってしまいます。

そこに、警備の人間は何をしていたのか、菩薩がカミング。
浮き足だった鬼道衆に『それどころじゃねェだろ、黙ってろボケッ』という意味のことを言い放ち、下忍さんを癒します。レベルが9になった弥勒さんの菩薩面(→不吉だ……)があれば、皆癒せるような気がしますが、主人公パーティ以外にザオリク(レイズ、リカーム等)が掛けられないのと同じ理屈なのでしょう。

そして、こちらに恩を売った菩薩様が、説教です。
結局のところ天戒は、彼女の『争うのは悲しいこと』という回復キャラ台詞に心を打たれて、返してあげるようです。

ここで、天戒の菩薩の様子を見てきてくれないかという頼みを断り、ルートを変えると、滝で九桐と語り合うシーンがあります。
ここでの彼の、若を裏切らないでくれ、もし裏切ったら、おまえを殺さなければならんって台詞は、ちょっと良かったです。
実際にレベル99の俺を殺せるのかい、あははん――ではなく、心証的にも、主人公のことを結構気に入りだしてるくせに、あくまでも若が上ってのは良いなと。
ただ、ちょうど好感度の境目だったらしく、会話の途中で龍斗から師匠に変わったのが、少しヘンでした。この会話は、龍斗の方が良かったなと。

ところで藍さんと天戒さんは、どうやら兄妹のようです。
菩薩眼の女は、娘を産むとその力が、子に流れて普通の人間になり、今まで龍脈から力を受けていた反動で、そう長く生きられない。
夫が『類稀な強い氣を持つ男』で、息子=黄龍の器を産んでしまったら、即死。
だから子供を複数産めるってことで良いんですかね。
夫が条件に一致せず、かつ、ずっと男だけならば、何人でも産めるのだろうか。

それにしても似てない兄妹だ。
悩みまくりの天戒と葵が、無暗に自信満々な天童と藍が――なら納得できるけど。
――などと小声で呟いてみたり。
ちなみに管理人は、この四人の中では、藍だけが嫌いです。天童は好きなのに。不思議ですね。
弐拾壱話『傀儡』(陰第八話)
今回は雹という人形遣いの少女を、やーーーーーっと紹介されました。
人形だらけの屋敷に住む高圧的なお姫様です。悩みが多そうな美人です。良い。

幕府側が、将軍を撒き餌として反対勢力の一掃を狙っている。
その将軍は、精巧な人形で、それを使えるのはからくり一族の者であった彼女だけとのことです。

ちなみに鬼道衆は、そのことを知っていながらも、周辺の幕臣を殺っちまうのが目的だそうで。その際には彼女が奥深くに入っていると、殺りやすいらしいです。

悩む彼女に、考えてくれとだけ言い残し、去ります。
御屋形サマが命令すれば従うだろうに、と不満そうな風祭に、天戒は、それでは意味がない。彼女が自分の意志で望まなければと、良い人っぷりを魅せます。
問題は、議題が殺人なことでしょうか。


その後、風祭と雹を迎えに行かされたのですが、その時に彼女の境遇を聞きました。
人形遣いの一族の村に迷い込んだ偉そうな侍たちをもてなし、頼まれたので人形を造ってやり、それが似すぎていて、対象が将軍だったから、村ごと滅ぼされたと。

……思うんですがね、陽メンバーと、陰の人たちは背負ってるものが違いすぎるのではと。
陽で不幸といえるのは、せいぜい家・寿命が不幸な梅と環境(貧乏)が不幸な真那と信教が不幸なほのかくらいですかね。
涼浬と美冬は、基本的には本人の悩みのみだし。……涼浬は不幸か。

ここまで不幸のてんこもりな陰のメンバーに対し、特に不幸点のない医者の娘(養女ですが本人が知っているか怪しいし)やら放浪の剣士やらの挫折知らずが、上から説教かましまくるのはどうか。

僕らは近くの屋形船からサポートってことで、目立つメンバーで歩いていきました。
途中で、遠野さんに会ったり、薙刀巫女に会ったり。
九桐と彼女の会話は、とても異性とは思えませんな。

見世物小屋付近にて、比良坂と『再会』。
彼女も、私を覚えている?――と聞いてくるので、主人公は記憶持ちと判断させていただきます。その方がリプレイもどきSS書きやすそうだし。
で、見世物小屋の主人も登場。それは山小屋で一緒だった彼でしたが、どうやら僕抹殺に気を取られて逃げられたらしいです。雄慶といい、ひょっとして桔梗お姉タマってば、無能?

花火を見たりしながら、屋形船で様子を伺っていると、悪巧みを声高に話しているお偉いさんたち発見。
どうやら全然『仕方なく』なんかなくて、こいつらの陰謀により、雹の村は滅ぼされたようです。
やはり幕府なんぞ滅ぼそう――と、陰レベルが上がりました。

話の内容にキレた風祭(京一の正義感は、実はこっちに来ていませんか?少々物騒だが)が、てめェらぶっ殺してやると乱入しかけたところに、幕府の警護の人間が。
またも噛ませ犬桧神 美冬さん参上です。
……可哀想ですよ。ちょうど直前に京梧に負けたばっかでしょうに。

そしてやっぱり簡単に、倒されました。
おまけに馬鹿役人どもが、『所詮女か』みたいな事を言って罵倒していました。パニックになりながらも人を不快にするとは、なかなかの高等技術です。
ここで九桐さんが良い事を言うのですが、美冬さんの感情入力難しいですよ。
『そんなことないさ!!』というつもりで『友』を選んだのですが、『そうさ死ね(にっこり)』という反応をしたらしく、著しく落ち込まれました。慌てて『悲』に変える僕でした。

最後は炎上する屋形船から風祭を蹴り落とし、岸まで泳ぎきり、好感度が高かったらしく、桔梗さんを引き上げたりして無事に済みました。
無事に戻ってきた雹は、今後仲間となってくれるそうです。
弐拾弐話『残照』(陰第九話)
今回の任務は、米泥棒だそうです。
といっても、メインは怪力で単純な泰山さんという人と、案内係の風祭だそうです。
ああ、真那と梅月のときの彼か。……聞いただけで眩暈がする人選ですが、本当にそれで良いんでしょうか。

その泰山さんを迎えに、山道に入りました。なんでも獣とともに暮らす生活をしているそうです。
そこで山道でウロウロしていると、いきなり脈絡なく壬生が出てきました。
更に脈絡無く沖田総司が出てきました。髪形が髷じゃなくなってます。髪伸びるのハヤイネー。何で茶髪?
そういった疑念も、彼が負けたとき『なぜ私の剣は貴方に届かない』みたいな台詞の前では、些細な問題です。

これって、本気で安易なオリキャラ賛美と同じじゃん。
見知らぬ敵に、成す術もなく倒される主人公または仲間。それをさっそうと救い、敵を倒す作者さんオリジナルなキャラ。私が大の苦手なタイプです。
歴史上の人物に、作ったキャラをここまで持ち上げさせるのは、それと同じ事をしているんでは?
ぶっちゃけ、この戦闘自体必要ないし。……この話の戦闘回数が足りないから、無理に入れたんですよね。

別に歴史に思い入れのない自分でさえ、ちょっと不快になりました。新選組好きとかに反感食らっても知らんぞ。

なんかもう、後の話なんて忘れそうですが、とりあえずは泰山さんを説得して協力させる。

この際に、泰山さんは元木こりで、彼らの集落から金だかなんか貴重品が出てきた為に、幕府に虐殺され、彼はその時の頭の傷が元で、こうなってしまったと聞かされました。
だから、陰と陽との不幸の差が(以下略)。

で、泰山さんと風祭が仕事の間は暇だそうです。別に、皆で付いていっても良さそうですがゲームシステム上『仕方ない』のでしょう。一度くらい龍閃組を倒したい気もしますがね。

じゃあ、その間はイタコの素質持ちを探して来いと、天戒に命令される。
江戸をウロウロしていたら、比良坂と出会う。
特に説明も無く、黄泉の扉が開こうとしている→危険だ、閉じよう→亡霊を倒し門を閉める。
そして昏睡した比良坂を持ち帰り中に、九桐の台詞から、今話のEDへ移行。

今までも、密かに思っていましたが……外法ってストーリー破綻してませんか?
展開を書いていたら、私が電波みたいなのですが。
いや本当に、米泥棒の任務の為に、最適な仲間を山の中で探していたら、新選組の沖田くんが出てきて、仲間を見つけて協力を要請し、イタコの素質を持つ者を探してこいといわれ、町に出ていたら顔見知りの女が少し混乱していて、彼女が黄泉の扉を開き、死者が這いずり出てきたので倒して、扉を封じて、その女を村へ連れて帰ったのですよ。嘘ついていません。

弐拾参話『魔教』(陰第拾話)
またもや鬼道衆の新メンバーを紹介されました。
主人公は、信頼されているのかいないのか、よく分からんですな。

彼は両腕を失い、義手が鉤爪になっている火邑という人でした。彼がいたから、桔梗や風祭が、弥勒に対して『片方残ってるだけ良かったじゃないか』と言っていたようです。

彼と一緒に、どっかの館の主に協力して来いと言われ、行くとヴラドさんが。
やはり、吸血鬼でこのビジュアルは許せん。吸血鬼と言ったら、やはり金髪で(以下かなり続くので略)。

そこでは、メイドのほのかさんやら居候のクリスさんに会ったり話したり。
ヴラドさんは、彼女の力には気付き狙っていながらも、同種のクリスさんが眼中にない辺り、色ボケって感じで宜しいですな。彼らが持ってる能力は、同格なんだろうに。
まあ、男として、首筋噛み付くのなら、若い女が望ましいのは理解できますが。

で、後でほのかが居ない(陽から判断するに、ボランティア中)とかでパニックになったクリスとともに探していると、館に入る際にあった不審な外国人さんが現れ、襲ってきます。
その人はクリスの妹さんを(間接的に)殺した敵だそうです。

どうやって海外から来たのか、どうしてクリスがここに居るのを知っているのか、そもそもしっかり止め刺せよクリスとか……なんか、この辺の苦しさは突っ込んではいけないんでしょう。

この青龍覚醒(?)の辺り、キメのクリスの一枚絵格好良いですな。
彼は設定的には良いのに、普通のハンサムにされてしまったせいか、影が薄くなってますが。

こんなに深い話なはずなのに、なんの感慨もなく終わってしまい驚愕。
だからどうしたくらいな感じです。大体、こんな小物っぽい奴に、なんでクリスは騙されてたんでしょうか。もっとジェフのまともな所を見せた後に豹変させ、『思い出すなぁ。クリス、てめェもこうやって上っ面に騙されて、犬みてェに俺の後をついてきてたよなぁ。……例えようもなく愉快だったぜ!!』位のことを言ってくれたら、悪役としてキャラが立つのに。



で、ジェフさんは、ほのかさん不在とは『全く』『何の』関わりも無かった為、急いで館に帰りヴラドを締め上げると、出かけてんだよバーカと馬鹿にされました。

やっと落ち着いたクリスと別れ、怪しい洋館にお泊り。
エロゲにありそうなシチュエーションですが、残念ながらメイドさん方は、陰ではサービスしてくれないようで、健全に火邑さんと修学旅行の夜のようにお話。

火邑さんの過去話は、維新志士のときに、上の人間に裏切られて、両腕を失うほどの怪我を負い死に掛けたと。怖かった想いとか、助けてくれた『御屋形様』と鬼道衆への想いとか。

単純馬鹿である事は全く否定できないながらも、ちょっと良い人そうです。
というか、鬼道衆は、ほぼ全員殺人経験がありそうな割に、良い人が多すぎます。
……人殺していないのって、弥勒と比良坂くらいですかね。們天丸もか?
いや、弥勒と們は、怪しいような気がしてきた。
えっと作品内で、確実に描写されたのが、天戒・奈涸・壬生・雹・泰山・クリス?

逆に龍閃組で殺してそうなのは、せいぜい京梧と涼浬くらいか。その割に……いや、その、まあ。

そんな感じで彼を肯定しつつ励ましていると、自分はひとりでも平気だから桔梗に付いていってやれと言われました。
どちらかというと、いっしょに龍閃組を迎え撃ちたいのですが、ゲームシステム上許されないらしく、彼女を追います。
途中で、クリスも追ってきました。
『ほのかはホムラがいるから平気』だそうです。

ヘイ、ミスタ。教えてあげよう。もう少ししたら、ほのかは火邑  公  認  で、磔 に さ れ ま す。まあ、正義の味方、龍閃組の剣士様と聖女様が、助けで下さるだろうから、放置。

で町で会った九桐と風祭と異人と、妙に目立つ構成でぶらついていると、アル中になった美冬さん発見。亡霊を惹きつけながらウロウロしている彼女に、イタコの資質を見た我らが鬼道衆は、亡霊を祓ってあげたあと、彼女をお持ち帰り。

その際に、風祭が着物を掛けてあげたりして、美冬さんの身を案じています。小説の伏線でしょうか。

そんな鬼道衆の優しさに触れて、クリスが感動してます。経過はともかく……これから拉致るんですよ?
彼が陰メンバーなのは、やはり苦しいなぁ。
片方で四神方陣をさせない為なのかもしれませんが、それなら涼浬から玄武の資格を無くしてしまって、玄武である奈涸を今までどおり陰にして、クリスは陽に持っていった方が、キャラ的に違和感ないと思うのですが。
弐拾四話『慟哭―前編』(陰第拾壱話)
拉致った美冬さんを連れ、御屋方様は、等々力へ出かけました。
力があるものが傍にいると術の邪魔になるそうで、ボクらはおいてかれるそうです。

お留守番中に、九桐と近くの山をウロウロしていたら、切羽詰った様子の男女に会います。
どうやら追われているようですが、九桐はそんなの知ったことではないとのこと。素敵な坊主です。

が、途中で男が口にした幕府批判の言葉に、九桐が関心を示し、村へお持ち帰り。
ボスの留守中に宜しいのか?
つーかさっきまで、関係のない話だとか言ってなかったか?

ちなみに、自分でつれて帰ってきたくせに、九桐は酷いもんです。
『事情を話せ。さもなければ殺す』(英語構文みたいですな。命令形,or 〜になるというヤツ)
まったくもって、素晴らしい坊主です。むしろ好きになりました。

語り始めた彼らの都合はありきたりでした。新米遊女と貧乏青年くん。既にありがちです。

メインの主張といたしましては、

好きなのに結ばれない――こんな時代にさえ生まれなければ。

ということらしいです。


ロミオとジュリエットを始め、珍しくもない事だと思いますが。
それなのに、いちいち嘆いているこいつらは、どこの世界のどの時代に生まれようと、身分・財力・立場等に阻まれ、きっと結ばれないでしょう。

中途半端に思慮深い彼らは、翌日村をそっと抜けだして(鬼哭村は、警備の人間がいたのでは?)、即、追っ手に見つかり、あっさり殺されます。

彼らが居なくなったことに気付いた風祭の知らせにより、急いで後を追いますが、そこには哀れな斬殺死体がふたつ。
女の方がつれていた猫を見つけた桔梗が、主人の復讐をさせてあげると、外法を施します。お葉のことを忘れたのかと責める九桐を振り切って。

はい、もうわかりました。
また、復讐を望んでなかったのに……パターンですね。
しつこいです。お葉とテーマが同じじゃんかよ。
というより、とりあえず、猫は巻き込むな。

化け猫になった遊女が、暗殺の指示をだした元旦那を、楽しげに襲撃していると、呪文っぽい言葉が。
それは祝詞であり、巫女・葛乃アニキの登場でした。

彼女の問いに、適当に『悲』とかで答えていたら、なぜかアニキが感電。説教だったので、あまり聞いていなかった(→駄目じゃん)ので、事態が理解しにくいですが、化け猫さんに正気が戻ったようです。

外法を施したら、死者の魂は成仏できない(?)というのは、流石に酷いのでは。
桔梗さんは、インフォームドコンセントの精神を身につけるべきだと思いました。

もうヘナ男くんに会えないと知った女が、ガンガンに責めたててきました。
こんな事望んでいなかった、恨んでやるとか、煩いです。ノリノリで、『フッーー!!』とかやっていたのは、彼女の中では消去済みの模様。

勝手に貴様らが出て行ったから悪いんじゃないのか?
という感想が、喉元ギリギリまで出かかってますが、桔梗姉さんが激しく反省しているようなので、放っておきましょう。
しかし、この猫娘鬱陶しいなぁ。
いつまで罵詈雑言ぶつけてくるのかなと、飽き飽きしていたら、死者色したへなちょこ男君が登場。それだけで、いままでの展開など無かったかのように、彼女は成仏していきます。

そのあと、いきなり符にかわるへな男。
そんなもので成仏するのなら、嵐王に128体くらい作ってもらったらどうでしょう。どうせ、そのうち式神羅写あまるし、バグの原因になるのだし。

現れた落ち着いた子供が、桔梗に対し、外法の話とか『未熟』とか色々いいます。
その後、安倍晴明と名乗った彼が、「桔梗は私の娘です」と宣言したところでヒキ。以下次号ではなく以下次回。
弐拾五話『慟哭―後編』(陰第拾弐話)
桔梗姉さんは、安倍晴明と狐の間に生まれたハーフだそうです。
稲荷にはうるさいとか、おあげが好きだとか、確かに言ってましたな。
……晴明さんも、母が葛葉とかいう妖狐じゃありませんでしたか?じゃあ、半妖じゃなくて、クォーター人間、3/4妖怪?

そんな分類に思いを馳せる僕のことは放置して、晴明さんは、人間を滅ぼさないかと、娘に持ちかけてます。ずいぶん唐突ですね。

人間はどうせ裏切ったり見捨てたりするそうで。人間不信になったら、人を滅ぼすというRPGの敵の思想は、良くないと思います。どこかでヒッキーになるのが、普通の考えってもんでしょう。全く。

『俺は桔梗を見捨てたりしない』とか、風祭が宣言し、闘いになりました。
今流行りらしい晴明神社にワープし、鬼神を召喚した安倍晴明と対峙。

関係ないですが、会社の人が、昔近所に住んでいた為、東京に越してきてもずっと、晴明神社に初詣をしていたそうですが、その際マイナーすぎてタクシーさえも知らなかったりするので、いつも『一条戻橋の辺りまで』と言っていたそうです。当然、境内も空いていたそうで。
で、今年の初詣では、小さい(らしい)境内に人がみっちみち。運ちゃんも、戻橋と告げたら、『あ、晴明神社ですね』と返ってきたそうです。
ブームってすごいですね。
その人は、一段落した来年(2003年)が、どうなるか楽しみだと仰ってました。どうなんでしょ。


閑話休題。

戦闘終了後、演技だったんだよーんと、色々説明して彼は消えていきました。風祭が死にかけたり、結構な苦戦をしましたが、どうもありがとうございました。貰った晴明扇は大切に使います。式神作る為にとか。

大切な娘を道満から守るために、彼女を巻き込まないように、捨てた振りをしたんだそうで。
芦屋さんにそんなに力があったなんて意外でした。剣風では、御門さんは、ともちゃん親子をかなり見下してましたが。

幕府が等々力に向かっているとか、クライマックスっぽいことも仰ってましたが、管理人はこれから、芦屋と安倍の話が思い浮かんだので、そのプロットに気を取られていました。
しばらく、そっちに専念。
……ともちゃんって良いキャラだ。

大体話が決まったところで、そのSSは、剣風のリプレイもどき記録帖が終わらないと発表できないことに気付いて、ゲームに戻ってきました。

等々力にて、押し寄せる幕府軍を防ぐため、何か方陣を張る桔梗さん。術の幅広いですね。それって中国系なのでは?
しばしダベッていると、運良く正解の道を選んだ幕府の皆様が、わいてきました。いつもの雑魚のように馬鹿っぽいですが。

そこになぜか比良坂さんが、登場し戦闘へ。
……なんですか、この比良坂さんの攻撃範囲。今回、編成しお得な技を探す楽しみはウメ先生にとられたようですが、最強ッぷりは相変わらずのようです。
こりゃ楽だ。


そして戦闘終了後、降霊に失敗し、美冬さんも奪回された天戒が戻ってきました。
タイミング良すぎて、偽者かと思いましたよ。
『でも、アナタが無事で良かったわ〜ん』とか、皆で和やかに話していると、しゃがれた女の声の嘲笑が。

江戸時代に、何処でそのハーフトップが売っているのか不思議に思ってしまう、蜉蝣さん登場。
半年後のことを意味深に話していく辺り、陽でのハエ君の立場のようです。こっちの方が良いですね。ばいんばいん。
弐拾六話『虚空』(陰第拾参話)
墓の前で、『何か』と会話する比良坂さんは、ちょっと怖いと思いました。
今回は、あまりに藍さんに苛立っているため、気付かなかったのですが、能力的(戦闘ではなく話内の扱い)に一番凄まじいのは、彼女ですよね。菩薩など、目じゃない。ある意味怖い。

情報を集めに、遠野のとこに行こうかという話になった途端に不穏な空気が。
何時の間にか侵入していた蜉蝣さんです。おまけに異空間に引きずり込まれましたが、甘いです。
管理人は、特定の龍閃組と再会したくなくて、『慟哭―後編』が終わってから、延々と鬼岩窟に潜っていたのです。おかげでキャラのレベルは凄まじいことに。
戦艦なぞ、軽く蹴散らしました。

そうすると、またもや赤い人来襲。
スパイが居たんだよと、得意げに指差す先は嵐王が。まあ、彼しかいないでしょうな。

面をとる嵐王。いや、それよりも、嵐王があちき。
それに痺れました。そっちが素かよ。

彼も条件を満たしていたらしく、めでたく変生。
是怨って、……ゾッキーみたいですね。さすが未来に、留年しまくるだけはあるな柳生。

しかし、良いのか?
嵐王は、割と重罪っぽい事をした割には、天戒の有り難いお言葉だけで改心とは。
その甘いところが、心配だった訳では―――などと、展開に首を捻っていると、柳生がキレました。

今まさに、陽の悲劇を再現しようと剣を振り上げた彼へ、団子の串が飛んできました。
笑うとこなのか感動するとこなのか、微妙です。

そちらを見上げれば、屋根に座った京梧が。
それからわらわらとやって来るメイン三人+猿ではなくて劉。

竜泉寺でも、同様にハエに襲われて百合さんが石になったので、手がかりとして怪しい支奴を尾行してきたそうです。
で、なんとなく分かり合った彼らの結束に、柳生さんたちは、今日の所は引いておくぞみたいな事を言って去りました。鬼道衆と龍閃組は分かり合ったようですが、僕にはさっぱりです。
で、陽の人々は、記憶が戻ったのですか?
結局、時間遡行なのですか?それともパラレルワールド?

そんな疑問は、格好良い天戒と京梧の一枚絵で黙っとけって話ですか?
ともかくいきなり感のある絵と共に、お話は終わってしまいました。

……誰か教えて。


『外法帖』へ戻る