犬養写真館 別館
その4
5月3日より5日まで関西に旅行に出かけておりました。
ここではその一部を「日常雑貨店」と「犬養写真館」と合同にて
その内容をお届けしたいと思います。
ただし非常に個人的趣味に偏った内容なのでお気に召すかどうか…
今回の関西めぐりのテーマは
「
広いところ・見晴らしのいいとこへ行こう!」まだまだまだあるんです。一体いつまで続くのか???
犬養写真館別館 その1
26.何の為?(竜安寺)
「石庭」で有名な京都の竜安寺には、玄関を入った左手前方の縁に砂の箱がひとつ置いてあります。これ何の為のものだと思いますか?
実は視覚障害者が触覚で石庭を堪能できるようお寺の配慮により設けられた石庭のミニチュアなんです。
どんな人だって史跡を訪れて楽しんで良い筈です。ここには何度も訪れていますが、気がついたときには既にこの箱がこの場所にありました。
お寺の方のこんなお洒落な配慮に暖かい気持ちになります。
石庭左側になります。さすがゴールデンウィーク、ここ竜安寺もご多分に漏れず日本人・外人問わず沢山の人が訪れていました。
石庭には岩が無造作に15個置いてあります。
石庭の前の廊下を右に曲がると左手に緑豊かな庭が広がります。頃は緑が美しい5月、石庭もいいですが青々とした木々を愛でるのもなかなかおつですよ。
何の変哲もないこの廊下、ちょっと細工してあるようなんですよ。歩けば一発でわかるのですが鴬張り独特の音がするんです。
きゅっきゅ鳴る廊下を歩くけるのは私の記憶の中ではここと二条城だけだったと思うのですが、音ひとつでも日本らしいこだわりがあっていいですね。といってもこの音は屋内に進入する曲者防止だったとか。後世ではこの音で人々がうっとりするなんて思いもよらなかったでしょうね。
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