SG-230修理・運用性改善他(Oct 19. 2008)
1994年に購入し既に10数年を経過するSG-230が故障修理から上がって暫く経った。その間、2001年に友人から故障品として譲り受け修理した別のSG-230を代替投入していた。ところがこの代替機、設営中に誤って2m程の高さから落下させてしまった。取り付け用アルミ板がちょっと変形してしまった。動作は大丈夫かと確認すると、電力を放り込んでもチューニング動作を始めない。スマートロックのRESETボタンを押すと正常にチューニングを始めた。そこで本日、両SG-230を入れ替えたついでに内部を確認した。
開けてビックリコイルが・・・
コイル群が踊っていて全体に右側に寄っている。場所によっては隣のコイルと交差したり接触している。余程強いGが掛かったのだろう。



変形したコイルを修復する
コイルを所定の位置まで手で押し戻して形を整えた。これで動作復旧となったが、もう少し樹脂で固めて欲しいと思うが如何だろうか・・・。



SG-230に新旧バージョン
SG-230には新旧の2バージョンがあるようだ。本日上記作業をすることでそれを初めて知った。代理店の日本通信エレクトリックさんの話にはあったが、まさかこんなに違うとは夢にも思わなかった。手持ちの旧型は1994年の購入で、新型は友人から2001年に故障品として譲り受けた。何時改良が行なわれたか不明。新型はコイルの全てで空芯コイルを使っているが、旧型は一部でトロイダルコアに巻いたコイルを使っている。また旧型はCPU部分にシールド板が当てがわれているが新型はそれが無い。写真は旧型のSG-230でトロイダルコイルやシールド板が見える。

その他の修理と運用性改善
SG-230と延長ケーブルの接続にはいつも迷う。今まで4Pのナイロンコネクタを使っていた。しかしコネクタ部分が膨らんでなんとも納まりが悪い。部品店で小型ナイロンコネクタを見つけたがコンタクト部は100本単位でしか売らず、しかもオス・メス別々で両方で\3.5Kで手が出ない。苦肉の策で写真の如くファストン端子を使ってみた。誤ってつながないよう色分けなどして対策をする。これでローコストでスマートなケーブル処理が実現する。またケーブルの取り出し部が緩んでしまったのでシリコン系シール材で充填した。



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