面積、 175万9,540平方km。人口、 642万人、 GDP 902億ドル(1人当たり 14,520ドル)。
大リビア・アラブ社会主義人民ジャマーヒリーヤ国、北アフリカに位置する共和制国家。東にエジプト、南東にスーダン、南にチャドとニジェール、
西にアルジェリア、北西にチュニジアと国境を接し、北は地中海に面し、海を隔てて旧宗主国のイタリアが存在する。
首都はトリポリだが、行政機関の一部はシルテに移転している。アフリカ世界と地中海世界とアラブ世界の一員であり、
アフリカ連合とアラブ連盟に加盟している。アラブ・マグレブ連合にも加盟しており、広義のマグリブ諸国に含まれる。
国土の大部分がサハラ砂漠の一部であり、面積の大半を砂漠が占める。サハラ砂漠のリビア部分を特にリビア砂漠と呼ぶ。
砂漠には砂丘のみならず、岩石砂漠や礫砂漠も存在する。南部には山脈が走り、トリポリ南方にはナフーサ山脈が、
ベンガジ東方にはアフダル山脈が存在する。降水は北部の地中海沿岸にわずかにある。西のトリポリタニアから東の
キレナイカにかけての地中海沿岸の屈曲した部分をスルト湾(シドラ湾)と呼ぶ。国土の70%は標高500m以下だが、
地中海を北から南に行くほど標高は高くなり、チャドとの国境付近は標高1,000m〜2,000mの高原となっている。
地中海沿岸の僅かな部分は地中海性気候とステップ気候に属し、気候は温暖である。
しかし、沿岸部も乾燥しており、主要都市でも年間降水量は400mmを越えない。国土の大部分を占める砂漠地帯は砂漠気候であり、
年間を通して乾燥している。サハラ砂漠から北に向かってギブリと呼ばれる熱風(シロッコ)が吹き出す。
(ウイキペデイアより編集 9/Feb/'11)
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