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奥美濃の石徹白(いとしろ)周辺は、名古屋や関西の人にとっては最もなじみ深いスキーエリアだと思います。標高は1300〜1800m程度で、主要なベースとなる石徹白集落の標高が700m程です。したがって、最大で1000mほどの標高差になりますが、下部は林道滑降となる場合が多いため、実質的には最大でも500〜600m程度の標高差の滑降となります。
山域でもっとも人気のあるのは野伏ヶ岳で、1月〜4月上旬の週末ともなればかなりの入山者がありますが、それ以外の山々は入山者はぐっと少なくなります。しかしそれはスキーに不向きというわけではなく、野伏なみの滑降が楽しめる山は他にも多くあります。
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特にこのエリアでおすすめなのが、スキー縦走です。石徹白を取り囲む山々は200〜300mの標高差でつながっており、それらを結んでスキーを走らせれば充実度抜群のツアーとなるでしょう。特に、銚子ヶ峰〜小白山間は北アルプス並みの景観とスケールで出色のコースです。
この山域を滑るにあたっては、基本的にはピッケル・アイゼンは必要ありませんが、小白山南峰や願教寺山山頂を目指す場合など雪稜となる場所を通過する時には必要です。
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