<ふりむけば……>
昨年末に比べれば、やや復調したものの、やっぱり「旬記」ペースですな(^^;;)。せめて「週記」くらいにはしたいものですが……って、コレを書いている時点で2月も後半に入ってるあたりで、既にダメダメな気配が(^^;;;;)。
あと、セレスタンから始まった「神林キャラの食べっぷり」の話題については、もうちょっと語る予定だったのですが、諸事に追われて更新しそびれているうちにウヤムヤになってしまったしなぁ……。
「食欲」=「生きる力」という観点で見ると、『グッドラック』終盤の「最後の晩餐」は、それぞれのキャラ立ちがハッキリ現れていて、かなり面白いんですよ。
(前回に続く)自分で書いておいてなんですが、セレスタンにせよ、深町さんにせよ、「雨が降ろうと槍が降ろうと、明日のためにメシを食う男」と言ってしまうのは、厳密にはちょっと違うかもしれません。メシ食ってる当人は、別に「明日のために」なんて意識しているわけではなくて、ただ、「いつも通りに」しているだけ*1なのかも。でも、それがわたしには「カッコイイ」と映るのですよ。 で、話は神林に移るのですが、神林作品群の「食事」のシーンは、「生きていることを実感させてくれる強力な現実感覚」(『ライトジーンの遺産』「ダーマキスの皮膚」より)という意識が根底にあるというようなことを以前(03年4月21日の日記)にも書きましたが、この「現実感覚」というのは、「生命力」と置き換えてもよさそう。 *1:反乱を起こしたシーバットを追跡するべく燃料補給中の乗艦「たつなみ」に、副官の速水三佐が「たっぷり食っとけよ」と話しかけるコマの直後に、黙々と丼メシ食べる深町艦長、とか、たつなみが沈んで(ネタバレにつき反転)、ストーリーからいったん退場した後、久しぶりに一コマだけ再登場したときも、やっぱりメシ食ってたりとか。登場場面に比しての食事シーンが特に多いわけではないのでしょうが、なんか「ここぞ」というところで、印象に残るんですよね。それも、深町さんご本人は特に気負った様子もなく、「ごく当たり前のように」大食いしてるところが、またポイント高し。 *2:詳細はもう記憶の彼方ですが、999号に何らかの危機(海賊の襲撃とか)が迫る!という状況下、メーテルに食堂車に連れていかれて、「味なんてわかんねーよ」って言いながらもしっかりビフテキ食べる鉄郎に、「それでもいいのよ。こういうときに食べることのできるヤツが生き残るんだから」ってメーテルが諭す(勿論もっと上品な言葉遣いで(^^;;))、なんてシーンがあったような…… 「黙っていれば二枚目で通りそうなハンサム」だけど、口を開けば(しゃべるとか、たべるとか)銭形警部か深町艦長って、高嶋ジャベール?(^^;;) ……また読者を選ぶネタを振るなっての。>自分 それはともかく、セレスタン・エアカーン氏を見ていると、私的「カッコイイ男」のタイプの一つに「雨が降ろうと槍が降ろうと、明日のためにメシを食う男」というのがあったなぁ……なんてことを、思い出すのです。もう、ずいぶん長らく忘れていたんですけどね(^^;;)。 前回の日記に書いたように、わたしのオツムでは、「情報」に絡んだ理屈やウンチクは皆目理解できなかった(^^;;)、『A級の敵』ですが、「食うこと」に関しての物語だと見なして、「食う」とはどういうことか?といった観点から読み直せば、また違った発見があるのでしょうか? 正月休みは家族サービス(^^;;)につぶれ、仕事始めからの一週間は昨年から続くシゴトに追われ続け、ようやくの連休は、やっぱり家族サービス(^^;;)……と、昨年暮れと変わらぬ
日々でございます(^^;;)。シゴトも、家庭の方も、せっかく峠を越えて油断した途端、自分のミスでゴタゴタ発生てなことが多発しちゃって、運気の低い年明けです(涙)。 そうこうしている間も、ヒヨコ舎さんからの新刊は順調に発行に向かっているようだし、OVAは海外版(北米版?)がリリースされるようだし、堺雅人さんは大河ドラマに出るし*1(シュミに走りすぎないように。>自分)……と巷の雪風&神林関連の話題は絶えず、一方、わたし個人の方も、年末の『敵は海賊・海賊課の一日』に引き続き、『敵は海賊・A級の敵』を読了いたしました。 感想は……まず第一には、「どうしよう、これでシリーズ全部読み終わっちゃった」(^^;;)。 *1:ついこの間、沖田役をやってた(映画版の『壬生義士伝』)人が、今度は山南役というあたりに、改めて今回のメインキャストの年齢層の低さを意識したり……(^^;;)。そういや、同じく映画版『壬生〜』で斉藤役だった佐藤浩市も、今度は芹沢役になってますね。 シゴトとか、シゴトとか、シゴトとか、もひとつおまけにシゴトとか、更にもう一声シゴトとか、並行して病気のママンの相手とか、観劇とか(おい!)、冬コミとか、年賀状書きとか……ともかく、ここ1ヶ月あまり、オフラインで怒濤のごとく押し寄せてきた諸々の用事がよ〜〜〜やく一段落して、なんとかネット復帰出来ました。 と、とりあえず、この1ヶ月の間に、通勤時間や移動時間を利用して『敵は海賊・海賊課の一日』を読了、現在『A級の敵』をチビチビと読んでおります。 『グッドラック』との関連で興味深い描写といえば、現在読んでいる『A級の敵』では、なんと言っても「ヨウ冥流A級知性とのつきあい方」でしょうか。 |