青木 てる江さん
ステンドグラスには幼い頃から憧れがありました。
近所の友達にきれいなシールが貰えるからと誘われて教会の日曜学校に行ったとき、その教会にステンドグラスがあり、子供心に綺麗だなあとずっとその窓ばかり見ていたのを覚えています。
大人になって西欧や南欧に旅行して見た有名な大聖堂のステンドグラスはそれは荘厳で美しく、息を飲むほど感激しましたが、それに比べたら全く稚拙な小さな丸い窓のそれもまた美しく、今でもその図柄はよく覚えています。
子育てが一段落して何か新しいことがしたいと思ったとき、ステンドグラスしかないと教室を探し、ルオー工房に出会いました。それからは毎週工房に行くのが私の一番の楽しみになりました。
直線で切った8枚のガラスを丸くつなぎ合わせたランプ(右上)が最初の作品で、それからパネル・箱・万華鏡・フュージング・トンボ玉・サンドブラスト・パートドベール・ガラス絵付けなど、工房ではいろいろな技法を教えていただき、作品も増えていきました。
次はどんなものを作ろうかと考えるのがいつも楽しみです。
イタリアのミルフィオリ玉がとても気に入り、それをパーツに取り入れたランプや小物などをいくつか作りました。現在取り組んでいるのはパネルで、ミルフィオリ玉をたくさんはめこんで華やかなものにしたいと思っています。
自宅でも作業できるよう、道具をいくつか揃えましたが、まだ電気炉がないので、欲しいと思っています。
ガラスを始めて今年でまる10年になります。今は仕事の都合で月2回しか通えませんが、今でも私にとってリフレッシュできる一番大切な時間は、この工房でガラスを楽しんでいる時間です。 |
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