サンティアゴ・デ・コンポステーラ

 
 
ホタテ会の標識を付けた巡礼が、欧州各国から歩いて礼拝に来るという、とてつもない修業が今も行われ
ていると聞くと宗教の力を思い知らされる気がします。  ちょうど改修工事が進行中でした。 確かに遠路
を歩き続けて到着する方も居られるようですが、98%は観光で訪れているように見受けます。
     
巡礼の信者さんというよりも、小奇麗にした身嗜みを見ると、トレッキングのお兄さんという雰囲気の方が伝わって来ます
ホタテガイだけはしっかり付けているので巡礼の方達なのでしょう。
    
     
お堂の中では、ミサというのか聖歌というのか、重厚なパイプオルガン演奏とソリストの聖歌が流れ、門外漢の私でさえも
心を洗われる ような気持になりました。 雰囲気を演出する荘厳な雰囲気、舞台装置はそんじょ其処らの教会とは格段の差
世界中から信者が集まってくるそうですが、ローマのバチカンとは違った荘厳さが迫ってきます。

 画面い矢印をクリックすると素晴らしい歌声を聴いていただけます
 
     
私たちは、ポルトからの小型混載車で、ここスペインまで訪問しましたが、言葉の全く通じないポルトガル人の親子連れに
誘われて、この教会の奥深く祭られている聖人のお墓へ同行させてもらいました。  写真の娘さんが、なんとアイホンで
日本語に訳した「聖人のお墓に行きませんか?」と誘ってくれ、これまたびっくり、偉い時代になったものです。  現地語
や英語のツアー混載車は大変安く、(日本語ツアーは高すぎ)言葉の問題は大きな弊害ではないと、改めて感じました。
   
     
右のライトバンがツアーバスです。 8人ほどのグループですが ゆったりとして十分楽しめました。  私たち異教徒は
ホタテ貝を食べる方で堪能させてもらいました。  いや〜美味かった! 
     
     
スペインとポルトガルは写真のミーニョ河が国境になっていて、独立までは常時戦争が行われていたそうです。
その名残がヴァレンサ・ド・ミーニョ星形城塞都市として保存されています。  平和がいいですね、パスポートが
要るわけでもなく、あっという間に国境を越えて行けるのですから!