古都エボラの旅

   

首都リスボンからエボラへは一日に列車が三往復しかしていない。  列車の時間はあてにならないしどうしたものかと調べていると
高速バスが頻繁に出ているので、思い切ってバスを利用することにした。   バスは線路が無いので自由に動いてなかなか乗りこ
なせない 、と躊躇していたのですが背に腹は代えられず、初めて高速バスステーションなるものを利用して見ました。 
古都エボラは城壁をめぐらした中に守られ、教会を中心にローマ時代に建築された、迷路のような小都市です。
     

路線バスとは違い、汽車がホームから出るように、バスもプラットホームのようなところから出発するし、途中であまり止まらず
一定の路線を同じペースで走ることが分かり少し安心しました。 番号と行き先そして最後に運転手にチケットを見せれば確実です。  
     

郊外から町の中に続くローマ時代の水道橋、タクシーの運転手に身振り手振りで話しかけたら、気の良いおっちゃんに出くわし
「俺の英語はブロークンだけど」と説明しながら運転してくれ(単語羅列のブロークン程私にはありがたい)「ここが終点、ほら見ろ
井戸があるだろう」と水道橋の下が住居として利用されたり、最後に貯め井戸になりそこから配水する仕組みを説明してくれた。  
  
     

城壁内の町は迷路のようでしかも狭い!  こうした路裏に飲食店の看板が、これば気まま旅の醍醐味です。  当たるも八卦で
飛び込んでは、がっかりすることが多いのですが、それがまた楽しと思わなくては気まま旅は続きません。
 
               

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