港町ポルト&ファド 

 

起伏の多さはリスボンと良い勝負、ポートワインを積みだした貿易港として今もその姿を残しています。  中心
街はアズレージョで有名なサン・ベント駅付近の歴史地区に集中しています。      ドウロ川には幾つかの
橋が架かっていますが、言うまでもなく「ドン・ルイス一世橋はポルトガルの代名詞みたいな存在で夜景はまた
素晴らしい光の海へと変化します。
 
     
     

写真の船が昔ポルトワインを運んだ様子を観光客に見せています。   狭い街ですが坂道が多く観光をして回るには
 やはりこの赤バスが一番です。  レトロな市電も残されており風情がありますが路線が少なく、バスに軍配が上がります。  
     

壁一面のタイル絵(アズレージョ)は、120mm角程のタイルが集まって、歴史画や宗教画が描かれているのですから驚きです。
タイルを焼くのに均一な色を出すのは至難の事、壁一面となると数百・数千のブロックになるはず。   ものの本によると一枚の
タイル絵が100円だとすると4枚寄ると数千円になるそうで、これだけの壁面絵は想像もつかない費用が掛かっているそうです。 

 

     
 
ライトアップされたドン・ルイス一世橋とド・ピラール修道院、河沿いの一帯は深夜までにぎわっています。  そんな一角にある
レストランでファドの生演奏を聴きながら食事ができると聞き、出かけることにしました。 哀愁をおびた旋律、独特の節回しは
日本の民謡でもなく、フラメンコでもなく、異国を味わうには是非お勧めしたい旋律です。  ここで食べた蛸の炒め物が忘れ
られない逸品でした。  蛸は刺身で食うものと思っていた私には新鮮な炒め物でした。

暗闇の中のファド 音声をお聞きください 
     

食べ物と言えば、イワシの塩焼きはポルトガルを代表する一品と聞きチャレンジ。    大好きな塩焼きイワシですが割りばし持参
を今回は忘れてしまい、ナイフとフォークでどうして喰うの!!、  エイ面倒と最後は二本箸の登場です。醤油と箸は忘れるな!  
ついでに、ステーキにも挑戦してみましたが、翌日になって顎が痛いのに気付き、牧草育ちに牛さんに脱帽です。