2010.12

 マラケシュのフナ広場



夜のマラケシュ・フナ市場は食い気の世界!    郷土料理が唸っています。  なんと言っても出来立て
ばかり、それでも混む屋台と空いている屋台があるから不思議だ。  地元の人は店の善し悪しをちゃんと
知っているに違いない。   混んでいる店はやはり美味いのだ。   ものもんと立ちこめる焼き肉の煙
圧倒されそうな空気の中で、腹を決めてチャレンジする。    「右手で直に食え」と郷に入れば郷に従う

     
     
 コラーゲンの固まりと言われても、羊の頭にかぶりつくには勇気が要る。   出来立ては美味い!  焼きたての
        シシカバブー、揚げたての白身魚と烏賊リング 美味い!  だから屋台はやめられない!
 

マラケシュでの宿は高級民宿とでも言いましょうか、昔の豪族の家を開放した小規模なホテルで「リアド」と言います。
5〜8組しか泊まれぬものが多く、アットホームな感じは喜ばれるかも知れないが、近代的設備は期待してはいけない。



あの狭い路地をくねくねと曲がった中にある「リアド」は入り口の狭さから想像できない広がりを持ち
この様な中庭を中心に部屋が向かい合う形式になっている。   この館も相当歴史があるのだろう
展示されている調度品の立派さに驚きを感じる。 狭いながらもプールがあるのがステータスなのか?

     
     
     
      周囲の喧噪が嘘のような静かな空間がある。  料理もそこそこなかなかお勧めの設備ではある。
     
     
   昼間のフナ広場と周辺のスークは、フェズに比べれば整然としている。  ついに一軒の絨毯屋に引きずり込
  まれ、駆け引きのおもしろさに負けて小物を買い込んだ。   言い値の50%を目標に頑張ったが、機関銃の
  ような、売り子の調子に負けて42%で手を打った。 相手の顔色から完全な負けのようだ! 俺は鴨だったのか!
  皆さん頑張って下さい、言い値の半分以下が勝負所らしい。  物欲しそうな顔色は完全に読まれてしまうらしい。



マラケシュには市場だけではなく、歴史的な建造物「神学校」や「宮殿」が多く残されている。
どこもかしこも微細な模様のタイルと精緻な漆喰彫刻に飾られているのは言うまでもない。