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読後メモ
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2006.07/2006.09
日記の
フリ
日記というよりは、気になったこと、興味のあることを忘れないようにメモしてる、ってほうが正しいので「フリ」。
日付ごとにアンカー付けています。
e.g.
http://www5a.biglobe.ne.jp/~nanatsu/diary0608.html#yyyymmdd
2006年8月
読・観・聴・その他
8/30
(水)
高階秀爾『名画を見る眼』『続
名画を見る眼』岩波新書。文章を読みながら、本書に載っている鮮明とはいいがたい絵をじっくり眺める。謎解きみたいで面白かっ
た。同時に、どうすればこのような解釈ができるようになるんだろうとも思った。そのために知らなければならないことを知りたい。
狐『狐の書評』本の雑誌社
も読み終わる。
おみやげで、雪塩のちんすこうを食べた。ちんすこうのぎっしり感はそのままに、甘さがまろやか、見た目も雪のようできれい。雪塩はミネラルの含有量が世界
一だとギネスに載った塩らしい。
NHKの「エル・ポポラッチがゆく!!」
を初めて見た!
8/25
(金)
狐『水曜日は狐の書評』ちくま文庫
を読み終わる。何度も出てくる作家がいたり映画関係がちらほら見受けられたりするのが楽しかった。たとえば、アンソロジイは偏りがあると飽きるけど、書
評は偏りがあるほうが面白いかもしれないと感じたから。読んでみたくなったものが何冊も出てきた。
形骸化していたトップページに当月分の日記を持ってくることを長い間考えていたのを、とうとうこの数日間でいじってみた。でも、なんとなく落ち着かなくて
更新する勇気がなかっ
た。一度は使ってみたものの結局ぜんぶ削除してしまったはてなも、改めて使ってみると便利だと思うことが多く、気持ちが揺れる。
8/24
(木)
よく知った道を歩くのとあまり慣れていない道を歩くのでは、目的地までのルートも選択が異なるのかもしれない。昨日、思いがけない場所で思いがけない人
にバッタリ会って、1日経ってふとそう思った。
図書館で借りた本が期限中に読み終わりそうになかったので延長をお願いしにいった。カウンターの人が「これはいい本ですよね。もうずいぶん前、20年くら
い前に読んだのかなあ…」と話しか
けてくれた。高階秀
爾『名画を見る眼』です。
くりぃむしちゅーのベタドラマの番組の
な
かで、レイを持ったバニーおねえさんも一緒に楽しそうなのが見ていてなごむ。
8/23
(水)
きょう来るように言われていた耳鼻咽喉科医院に行ってきた。とても元気なのは事実ですが、若干喉に違和感があるのも事実。なので、一応それを伝えると漢方
だけ4日分処方されて、まだもし調子が悪かったらまた来てください、でも、大丈夫だったらもう来なくていいです、とのことだった。今回は、ポケット付近に「たれぱんだ」の群れを発見。夏風邪から約3週
間。長かった。
これまでに症状の経過に合わせていろいろな漢方が処方されて、お薬手帳の履歴がたまってゆくのを見たり、おくすり110番で薬を調べたりするのは正直楽し
かった。
自分で何が食べたいかまったくわからないとき、誰かにごはんを作ってもらえたら楽だなあと思う。たぶん、目の前に出されたらなんでも食べられる。でも、自
分で何が欲しいのかイメージできなくて、食べ物に手が伸びない。楽しくない状態。
8/22
(火)
水口義朗『記憶するシュレッダー』小学館
を読み終わった。
「
リズム天国」は、メダル47枚。残り1枚とれないのは「
リズムお習字」。これを何度も繰り返し、パーフェクトキャンベーンが始まったら随時パーフェクト
を取ってゆくって感じ。しかし、この先どうあがいてもパーフェクトを取れないだろうなあと思われるのが、「ナイトウォーク」「ナイトウォーク2」。
8/20
(日)
昨日今日とほぼ半月ぶりに運動をしたら筋肉痛がひどい。5時ころからどうにもたまらず横になる。心も身体も同じ程度・同じタイミングで「眠りたい」と思う
ことは最近あまりなかった。いま眠ることでしなきゃいけないことをパスすることになったけど、やたらと心地よく眠ってすっきりできてよかった。明日のこと
は明日考えよう。
8/19
(土)
耳鼻咽喉科には小さな子どもが多い。前回行ったとき、診察を嫌って、というか怖がってありったけの感情を込めて泣き叫んでた子がいた。「まだ何もしてない
よ」とか「泣かない泣かない」と繰り返す先生は慣れたものでとってもクール。しかし、その後診察してもらって知った。診察着にアンパンマンに出てくる女の
子(調べて判明。ドキンちゃん)のシールというかワッペンが貼ってある! きょう診察してもらうときに、ほかにもっと貼ってないか
チェックして
みた。アンパンマンが2つくらいに、ドラえもん、前述のドキンちゃん、ほかにもまだいそうだったがチェックしきれず。どれもごくごく小さいアップリケ。次
回またチェックしてみよう。
具合が悪くて先延ばしにしていた散髪のための予約電話をすると、タイミング悪く担当の人は夏休みにはいるところだった。9月もほとんど半ばに切る。これ
じゃあロンゲになってしまう。
辻利の抹茶ソフトを食べた。食べ終わったあとにも抹茶の苦さが口に残るくらい濃かった。
ハーゲンダッツ、マルチパックの分量でちょうどいいんだけどなあ。120ml は多い。
8/18
(金)
山村修『〈狐〉が選んだ入門書』ちくま新書
を読み終わった。そして、こ
ちらの日記で
残念なニュースを知る。
とても元気になったので、
細田守監督「時をかける少女」(2006・日本)(公式サイト)をみ
にいってきた。
本当に「時をかける少女」だね。原作をこういうふうにうまく使えたら素晴らしいなあと感心した。タイムリープものは、どこかに矛盾はないかに意識がいき
がちなんだけど、“ないものとされた感情”に視点を向けさせられたのが、新鮮。冒頭、タイムリープができたらし
いからといって危険もかえりみずに飛んでしまう無鉄砲さはどうなのよ、と思った。しかし、最初の頃は、タイムリープの手段というよりは(手段と割り切って
いたか
らこそ?)、ただ単に飛んだり跳ねたり走ったりばっかりしてるように見えた真琴が、後半、手段と意識しつつ、かつ、心の状態そのまんまが出たような走りを
したこ
とに胸を打たれた。特に、千昭のおかげ
で残り0から残り1に復活した彼女が、走りながら彼を走馬灯のように思い出していたシーン。じわっときた。
終盤あたりはちょっと冗長な感じ。「未
来で
待ってる」で終わっても良かったような気がしつつも……まあいっか。
ドラマでも企画ものでも、告白したのを受ける相手が、相手の言うことを最後まで聞いたあとで「ごめんなさい」というのを、なにもったいぶってだろ、と思う
ことが多かった。断るなら聞くなよ、くらいに。でも、きょう「時をかける少女」を見て、それは違うんだ、私が間違ってた、と考えを改めました。この歳に
なってそれがわかるなんて情けないけど本当です。
パウル・クレー展は20日で終わりのようなので、こちらは諦めることにする。
8/16
(水)
喉の痛みは少し良くなってきた。耳鼻咽喉科に行くと、リンパが少し腫れているのと喉もリンパが腫れている?
まあとにかく、新しい風邪を引いているとのことだった。新たに風邪を引いたのは情けないが、自分の症状が伝わった気がしてなんとなくほっとする。胃やお腹
の悪さを伴わない風邪ならば、耳鼻咽喉科が適切な気がする。きょうなんてお盆だからかガラガラだった。
8月はもう半分過ぎたっていうのになにやってんだろー。
8/15
(火)
昨日の夜、せっかくだからと飲んだイミグランはまったく効かず、これはやっぱり風邪からくる頭痛なのだろうと思った。おまけに今度は喉が激しく痛い。これ
なら最初に行った耳鼻咽喉科に行けると思って行くと、休みだった…。おとなしく一日中寝ていた。普通は起きるたびに元気になるもの
なんだが
……。ど
こかに遊びにいきたい。
8/14
(月)
相変わらず頭が痛いので、病院に行き、もともとは風邪を引いてこういうことがあって今はこういう頭の痛さがあって…、と説明した
が、頭の血
管が切れてるようなことはないという説明と片頭痛の薬の処方が出た。これで良かったのだろうか。頭の血管がどうこうというもっと大きな症状じゃないと来
ちゃいけなかったような気にもなった。
(今は片頭痛をほとんど起こさなくなったけれど)かつての片頭痛もちとしては、これは片頭痛じゃないと思うんだ。迷いつつ、薬を出しても
らうと、5回分1700円するイミグランという薬だった。片頭痛のときにはすごく効きそうで良さげ。でも、今飲む薬じゃないような気がする。
ついてきた説明書を読むにつけ、ますますそう思う。
私としては、熱中症ぽかったじゃないかと思ってたので、そういうときの後処置を期待してたのと、あるいは風邪が悪化したとも考えられるので、薬がこれ以上
増えるのはいやだけどそれもいたしかたないし、あるいは、もうてっとりばやく点滴でも打ってさくっと元気になれればと勝手な期待をしていた。医者でもない
のに偉そうですが。
ここからは反省、というか、今後の課題。今回、最初に声が出なくなって耳鼻科に行ってだんだん回復したけれど、お腹の痛さが気になったので別件として内科
に行って薬が出て、それでもって今回頭が
痛くなったからまた内科に行って、でも曜日が違ったから違う先生で、またまた薬が出て、なんてことをしている。それほど大した症状ないのにいろいろな先生
に診てもらってしまってるわけで、「流れ」を伝えようとしても相手が複数ではどこか無理があるし、先生だって判断のしようがないと思った。いわゆる「かか
りつけ医」を見つけないといけないような気がした。
野呂邦暢『愛についてのデッサン 佐古啓介の旅』みすず書房
を読み終わった。主人公である佐古啓介は古本屋さん。この物語の中に「白っぽい物」という表現が出てきて、お、と思った。いまや古本屋さんはちょっとした
はや
りというか、古くて新しいものだと思う。そういう関連本を読んでいると目に入ってくる用語? がこの物語の中にちらほら出てくるので、
まるで最近書かれたもののように思えた。だから、内容はまるで先取りしたような錯覚をおぼえてモダン。でも、雰囲気は少しノスタルジック。そういう意味
で、今ちょうど読み時。起伏はないけどドラマがあって、謎解きめいたところも良かった。
「リズム天国」は、どうしてもメダルを取れないものがある。ナイトウォークはこれもう多分無理。
8/13
(日)
10日木曜日にはだいぶ体調も回復し、これで長かった夏風邪ともおさらばできると思っていた。その夜、クーラーに注意というお医者の注意を思い出し、かと
いって扇風機も使わず、明け方寒くなるのも気になって、窓を閉め切って寝た。夜中にものすごい量の汗をかいて、その冷たさで目が覚めたときには頭がガンガ
ンしてた。おでこも熱く、ああまた熱だしちゃった…と思った。金曜日じゅう、頭の痛さが続いたのはただの風邪のぶりかえしだろうと
思っ
てたんだけど、もしかしたらこれは軽い熱中症か?
と気づいたのは昨日。だとしたら、それほど意識して水分とっていないのも、水分といってもただの水なのは良くないようなので、スポーツドリンクを買って飲
んだ。もう日曜日になったけれど、まだ頭は熱く痛い。まずったなあというのが正直なところ。
明日から親のところに遊びにいくつもりだったのも、電話をしたら「来るな」と言われました。仕方がないので家で養生します。「リズ
ム天国」をやって遊んでいます。
8/8
(火)
嶽本野ばら『ハピネス』小学館。「あと1週間で死ぬ
の」と恋人から告げられた男の子と、そう告げた女の子。二人はどう過ごしたのか。人は誰でもゆっくりと
死に向かっているわけだけど、やっぱり日常はそうそう死を意識することはないんじゃないかと思う。それに、他人から具体的に死を宣告されるのとは違う。死
の宣告をちゃんと受け入れられて、さらに、それを大切な人(自分がいなくなったら悲しむであろうと想像できる人)に告げるところまで気持ちが整うのは、ず
いぶん時間を要すると想像するし、その苦しさは想像ができない。だけど、この物語のなかでは、すでにそれは消化されていて、死を意識してからの二人(と彼
女の両親)がどう楽しんだかに重点が置かれているのがいいと思った。こんなのは本当には無理かもしれないし、きれいごとかもしれないけど、私はこの二人、
そして両親は幸せに見えた。照れずに言えば、「愛」があったからね。
どうして若いうちの死は、つらさを伴うのだろう。この苦しみがやわらぐ、そんな境界はどこかにあるのか。
8/2
(水)
少し声が出るようになったが、同時に咳も出るようになって昨晩は良く眠れなかった。とうとう今日は早退してしまった。よく、「今年の風邪は長引く」とか会
話では行われるけど、紋切り型っ
ていうか、挨拶みたいなものだと思ってた。しかし、なんていうか、今みたいな症状は生まれてこのかた初めてだなあ。まだなるべく声は使わないように、と言
われ、薬がかわり、次は土曜日。
薬を買った帰り道、『「青春18きっぷ」で行く鉄道旅名所100』(交通新聞
社)(→内容)
というのが本屋で目に留まって買った。
旅行に本を持っていくということ。おまけに、旅先にあった本を選んで持っ
ていくというのは、かっこいいとは思う。新幹線4時間などでは私も持っていくし、読んだりもする。でも、もっと普通の
早さで走ってて景色が楽しめるようなところだったら、広げる時間がない。旅先に着いたらもっと時間はないから着いたらもう読むことはない。旅先に持ってい
く人は、着いた先でも、食事の待ち時間に読んだり、寝る前にちょっと読んだりするのだろうか。上記の「鉄道旅名所100」での村松友視のエッセイ。ここに
もやっぱり冒頭から移動中の電車の文庫本が
出てきて、ふーん、と思いつつ読み進め、その展開にしっくりくる思いがした。
と、ここまで書いて気づいた。私のとっての読書は暇つぶしだからなのだろう。
好きなケーキ屋、ロートンヌの神
田シェフが、10日に日テレ「嗚
呼!花の料理人」に出る模様。
(8日追記:10日放送ではなくなった模様→24日になった)
8/1
(火)
・先日、音楽戦士で流れた「マハラジャスーパスター」に釘付けになり、
少し迷いつつDVD付初回盤を予約した。
・川村記念美術館にパ
ウル・クレーをみに行こうと思う。急に決めた。
・mixi の佐々木丸美コミュニティで知ったのですが、作品18冊が今冬すべて復刊されるとのこと。ブッキング(復刊ドットコム)
から単行本17冊+マンガ『恋愛風土記(画:わたなべまさこ)』を隔月1冊ずつ刊行。東京創元社(創元推理文庫)から『崖の館』『水に描かれた館』『夢
館』。
・かつて講談社文庫から出ていた佐々木丸美の文庫8冊を2セット抱えてたり、図書館でリサイクル図書に
なったボロボロの単行本を数冊、後生大事に持ってました。大好きなのに、大好きだからこそ、人に貸したくなかった。これから先、なにがあっても手放さない
本の筆頭です。入手ができず読めていない作品もまだあった
ので、それが叶うのだと思うと嬉しい反面、佐々木さんご自身は復刊を拒んでいた(復刊ドットコムでの復刊の意思なしとの情報)というのを知っていたため多
少複雑でもあります。でもやっぱり、入手できるとなれば読むけどね。
今日から党員です。
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2006.07/2006.09