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読後メモ index

2007.062007.08

日記の フリ 日記というよりは、気になったこと、興味のあることを忘れないようにメモしてる、ってほうが正しいので「フリ」。

日付ごとにアンカー付けています。

e.g. http://www5a.biglobe.ne.jp/~nanatsu/diary0707.html#yyyymmdd


2007年7月

その他


7/28(土)
昼食後、軽く胃が痛い。2時頃になって、うつらうつらする。このまま眠ってしまいたい。でもなあ、と、スポクラに行って身体を動かしてきた。胃が痛かったのはどこかへ行って、身体は疲れたけど気分はさっぱり。
期日前投票をしてきた。

7/27(金)
片山洋次郎『整体から見る気と身体』ちくま文庫。整体関係の本は、だいたい似たようなことが書いてあるにもかかわらず、つい手に取って読んでしまう。何度読んでも、ひとの身体って面白いなあと感じる。
内田樹・春日武彦『健全な肉体に狂気は宿る角川oneテーマ 21。テーマがあるようなないような自由な対談。身もふたもないような発言も時々出てくるものの、面白かった。

7/26(木)
同じ建物に住んでいるおばあさんに「こんにちは」と言ったら「暑いですね」と返ってきた。なんとなく嬉しかった。
谷川史子『積極 ー愛のうたー』集英社クイーンズコミックス
ダントツに良かったのは、表題作の「積極」。「積極」の意味。こんなにも密やかな積極。このような伝えかたしかできなかったと言うこともで きるけれど、彼は彼で、きちんと伝わるであろうことを確信していたのだと思う。ちゃんと彼女をわかっていたと思うので。河野裕子さんの「青林檎」という短 歌が本当に素敵だ。
谷川史子『花と惑星』集英社りぼんマスコット コミックスクッキー
「花と惑星」のラストで、三話の彼と彼女らの今が見える。その中で泣きはらした目をしていた女の子、彼女のその後の物語が「春の蕾」。この物語の主人公、 蓮子の言動行動は正直だね。あんなことを言われたら彼は傷つくだろうに。でも、同じく率直な言葉で彼女を反撃した彼は、結果的に彼女をあたたかく受け止め たことになる。正直と正直のぶつかりあい。
7/20 (金)
高野和明『6時間後に君は死ぬ』講談社 を読み終わる。
とても好みの連作短篇集だった。「6時間後に君は死ぬ」と、街中で見知らぬ男性に告げられたら、いったいどうする? まずは最初の作品、「6時間後に君は死ぬ」での最後のシーンで胸をぐっとつかまれた。淡雪のような読後感。その後につづく短篇も、シビアな面もありつつあ たたかさを感じるものばかり。
「6時間後に君は死ぬ」から「3時間後に僕は死ぬ」まで5年。そして、物語の時間経過も同様に5年。「6時間後」を書いたときには、「3時間後」を書くつ もりはなかったのだろうなあ。「3時間後」も嫌いではないけれど、「6時間後」の感動的な結末が少しだけ薄れた気もするんだよね。でも、「6時間後」での 美緒の信念(未来は自分の意思で変えら れる)が「3時間後」で実際に実現したことを思えば、プラスマイナスゼロか。
運命は変えられると信じる。そしてそのとおり行動する。運命を変えられると知る。けれど、変えることをしない。そういう人たちの物語。

昨日の晩、なんとなく、志村志保子が気になって検索したら新刊が出ていた。こういうこともある。もしや、と思って谷川史子も調べると未読が2冊も出てい た。
志村志保子『女の子の食卓(3)』集英社りぼ んマスコットコミックス クッキー。 「なまり節」が良かった。あとは「フルーツケーキ」のラストシーン!!! 怖くて美しい。短篇「この庭で宝石」、さゆみの硬質な感じはまさに宝石。こういう人と距離を縮めるのは難しいだろうけど、適当につきあったりしないぶん、 お互いを知り合うことができたら貴重だし、本当だ、と思えるだろう。それにしても、3つの単語からこの物語を作ったということを知ったとき、物語を作ると いうことには非凡なものが必要なのだなと改めて思った。
7/19 (木)
買い物に行った店で知っている人にばったり会う。びっくりした。その人はキリスト教徒で、日曜学校の先生もやっている。機会があったら誘おうと思っていた んです、こんなところでお会いするなんてこれも神の思し召しだと言ってすごーく喜んでしまっている。以前からお誘いしようと思っていたのだけど、とキリス ト教の話になった。困った困った。住んでいる場所も電話番号も知られているため、今後、気をつけなくては!!! まあ、いつも留守電で知ってる人じゃないと出ないし、夜は不在がちだからなんとかなるでしょう。でも、なんて言って断ればいいんだろうね、宗教の勧誘っ て。「興味ない」しか言いようがないし、思いつかない。
7/18 (水)
日垣隆『刺さる言葉』角川oneテーマ21 を読み終わる。
7/15 (日)
台風が近づいているので空いているかな、と思いつつジムヘ行く。いつも出ているスタジオプログラムの一つ目は10人いるかいないか(少ない人数は間違える と目立つから緊張する!)、2つ目もいつもよりすごく少なくて、3つ目もいつもに比べれば少ない。
わりあい近所とはいえ用事がないと行かない場所にある Dear Sweets だが、たまたま用事があったときは覗いてしまう。今月は、メゾン・ド・プティ・フール というケーキ屋さんが来ていた。生菓子が、ムース系がほとんどだったのはこのお店の特徴なのか夏だからなのかは、わからない。買ったのは、サンバ、マイ ヨ・ジョーヌ、アヴェイユ・レイヌ。正直、特に期待はしていなかったのだけど、どれもおいしくてラッキー。口溶けもいいし、くどくないし、上品。3つの中 で特に気に入ったのはサンバのほろ苦さ。

7/14 (土)
エアロの開始を待っていたら、水曜日の夜のエアロで一緒になる男性に「水曜の、どう? ストレス感じてない?」とにこにこ顔で話しかけられた。不思議とストレスは感じてないと言うと、それはよかった、私には合わない〜とストレス感じて出なく なっちゃった子いるし、と言う。間違えたってわからなくたって笑ってごまかしちゃえばいいんだよ、後ろのほうにいて見える? もっと前に出てくれば?  などと、すんごく優しいことを言う。この男性は上手で、一番前にいて、楽しそうなのですごいなあといつも思っていたんだけど、うまい 人って余 裕があって優しいのね……と改めて思った。水曜のクラスが好きで、人を減らしたくないという気持ちもあるん だろうと思う。
今年の夏も親の顔を見られないことが決定。夜、布団の中でほんの少し泣いた。両目で一粒ずつくらい。

7/13 (金)
P・D・ジェイムズ 青木久恵訳『殺人展示室』早川ポケミス を読み終わる。出たのはもう2年前じゃないか。慌てて読んだのは、新作『灯台』が出たから。複雑すぎるこ ともなく、シンプルに読めた。あまりくせがない。P・D・ジェイムズを読んでいると、付箋を貼りたくなる。実際にそうすることはないけれど、記憶のあちこ ちにぺたぺた付箋。ダルグリッシュとエマはまあいいよ、ケイトに幸せになってほしいよ。
7/12 (木)
軽くショック程度だと思ったのに、裏腹に少し涙ぐみそうになる。頭に来るというよりは悲しかったのだ。大人の私は「ふーん、そっかー」と言い、私の中の小 さな子どもは爆発したいと思っている。
7/10 (火)
今市子『幻月楼奇譚』徳間書店Chara comics。これ、この先も続くのですね。
西原理恵子『できるかな クアトロ』扶桑社。 インド旅行の様子は書き込み多いし濃くて読むのに時間かかっちゃった。なんとも暑くるしい!

7/9 (月)
アテスウェイのケーキをごちそうになる。丸くてオレンジ色、ムースっぽい。中心部分にはチョコレートと、カシスあるいはフランボワー ズのようなベリー系がおさまっている。さわやかで夏っぽい後を引く味。
7/7 (土)
アンドリュー・ラウ/アラン・マック監督『傷だら けの男たち』(2006年/香港)公式サイト)。
トニー・レオン演じるヘイに対してまったく感情移入できず、ただの身勝手じゃん! という気持ちで終わる。金城武演ずるポンが精神的に弱っているという設定もあってか、『インファナル・アフェア』のように「わたりあう」感じ、緊張感もあ まりなかった。盛り上げる構成でもなかったし。見どころは、酒浸り金城武の弱りっぷり、冷酷さが眼鏡の奥に透けて見える感じのトニー・レオンなのかなあ。 久しぶりに見たスー・チーは嬉しかったが、弱い。香港映画らしい暗さは確認できた。
7/5 (木)
髪を切りに行く。美容院で読んだ雑誌(ちなみに「FUDGE」。この美容院で知った雑誌だった)のなかで、いろんな人が選ぶいろんなベスト3があって、そ の中で原宿の大阪のお寿司屋さんがとってもおいしそうだったけど、おかしなことに、名前を覚えればいいのに住所だけしっかり記憶していた。神宮前6-29 -4。帰宅して調べたら、八竹、とわかりました。今度髪を切りに行ったら買って帰ろう(かな)。
髪を切りにいくのは頻繁にじゃなくなっているので、出かけついでにいろいろ用事をつくって済ませるのがよいのだろうが、私は外出するとなんというか外出時 にすることが「義務」みたいに感じることが多々あって、「こなす」という気分になってしまうのだ。あまり楽しいと思えない。つまりは、早く家に帰りたい な、と思う。でも、家の居心地がいいからとイコールではないのが、この気持ちの説明を難しくさせている。どっちかというと、外を歩くのが居心地悪いから、 なのね、たぶん。緊張するから。
前置きが長くなりましたが、そんな私でも、髪を切りに行ったら遠回りして寄り道して帰ろう、と決めている箇所がひとつある。ケーキ屋さんです。で、今回も 寄って買ってきた。懐かしい人がいるかな、と思ったら最初誰もおらず、内心がっかりしていたら奥から出て来てくれた。嬉しかった。

7/4 (水)
頭にきたことがある。どうこの気持ちを持っていけばいいのか、そして、来週もまた遭遇するであろうその人にどう行動すればいいか、考える……。自分から放棄してしまうのが一番かもな、という気持ちが大きめだ。
日垣隆『学問のヒント』講談社現代新書。 副題は“「知」の最前線がわかる本”です が、1997年に出た本なので、もう10年前です! 14のテーマにわけて紹介。「地図の探究」は方向音痴の話で始まり、私もそうなので、より興味深い。たとえばこんな文章がある。
ひ どい方向音痴はこの世に一定の割合で存在しており、それはかなり遺伝的なものであろうと思われる。私の統計的観察によれば、真性の方向音痴は絵が下手であ る。初めての場所を歩き回ってから、詳細な地図を描けといわれるよりは、文字だけのレポートを書けといわれるほうが、ずっと楽だと思える。もっとはっきり いえば、絵や図が下手だから、その難点を補うべく論理的文章力が研鑽された、とさえ見なしうる。極度の方向音痴は、地図を描くときはもとより読むときさえ も冷汗が出るほどだから、初めての場所を訪ねるに際しては、地図よりもむしろ言葉で指示されたほうが安心できる。「地下鉄○○駅の三番出口を上がって東京 三菱銀行を背に最初の信号を右に曲がるとクリーニング屋さんが左手に見えるから……」というふうに、であ る。(p.182)

7/3 (火)
ジムで、格闘技系のスタジオプログラムに出てみた。こっちはグローブとプロテクター(?)を装備して、ミットをめがけてパンチやキックをするのです。で も、初めてなのでうまく入るわけがない。おまけに、ミットを持って順番に回ってくれるのがこのあいだある大会ですごい実績を出したような人なので、ありが たいやら申し訳ないやらでさらに小さくなってしまうのだった。そういうのが気になる以外、打ったり蹴ったりはとても楽しかった。

7/2 (月)
近藤史恵『ふたつめの月』文藝春秋。 『賢者はベンチで思索する』の続編。
近藤史恵を読むのは、想定内の中でほっとしたいという気持ちからだと思う。強い刺激ではなくて、やわらかな心地よさ。でもちょっとピリっと山椒のように効 く箇所がところどころにある。やさしくてきびしい。
今回は、pp.162-163にかけての久里子と明日香のやりとりに胸をぐっとつかまれた。加えて、もどかしい恋愛にもどかしいからこそドギマギしてし まったよ! 最近の彼女の作品群のなかで、いちばんバランスがよくて安定しているように思えた(お掃除のキリコちゃんシリーズも出たばかりなので、こちらも読まないと 判定はできないけれども)。
七夕飾りに七夕を思い出す。せっかくだから書きなよ! と短冊とペンを渡されては断わることもできず、みんなどんなことを書いているのだろうと読んでみると「おこづかいUP」。うむ。いいね〜。でも、願いご とって案外難しい。すごく悩んで結局は「毎日楽しく」。

7/1 (日)
女5人+お嬢ちゃん1人で集まる。となると「姦しい」の2倍です。喋って飲んで食べて、最後にはおみやげ付き(不要な洋服をみんなで山分け)。2時くらい から9時半までいたっていうのに、まだまだ足りないくらいだった。
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