back to top page

読後メモ index

2014.42014.6

日記の フリ 日記というよりは、気になったこと、興味のあることを忘れないようにメモしてる、ってほうが正しいので「フリ」。

日付ごとにアンカー付けています。

e.g. http://www5a.biglobe.ne.jp/~nanatsu/diary1405.html#yyyymmdd


2014年5月

その他


5/30(金)
羽根田治ほか『トムラウシ山遭難はなぜ起きたのか 低体温症と事故の教 訓』を読みました。
まず、衣服および足元を濡らしてしまうことの危険性を強く感じました。事件はそれプラス過酷な環境で身体が冷やされ低体温症が進んでしまったという最悪な 状況で起きました。助かった人たちの証言で描かれる状況は、自分がその立場だったらと想像するだけで恐ろしかった。目の前で低体温症に陥って動けなくなっ ている人がいて、でも自分もそのまま留まっていたら助からなくなってしまう、おまけにガイドさんに頼りたくても頼れない状況……。グループだから助け合え ると過信してもいけないのだし、むしろこの事故のようにグループがバラバラになっていく過程を見ているとかえって怖い気がしました。

5/26(月)
箱根駒ヶ岳に登るつもりで大湧谷までケーブルカーで移動しましたが、風が飛ばされそうな強さで吹いていて、ケーブルカーも揺れに揺れた。そしてとっても寒 い。まさか使うと思わなかったウィンドシェルを着て手袋をつける。散策し たり、黒たまごがケーブルカーに乗ってるのを見たあと登山道へ入ったのですが、やっぱり風が強いし寒いまま。途中で会った方たちに「箱根駒ヶ岳のケーブル カー は動いてないわよ」という情報をもらい、このまま進んでいいのかどうか迷いました。というのも、箱根駒ヶ岳まで登ったあとケーブルカーで箱根園へ下り、箱 根園から高速バスに 乗って新宿まで帰る、と考えていたからです。大湧谷からのコースタイムは2.5〜3時間。往復するには長い。
途中の神山まで行こうかと思ったんですが、大湧谷分岐から結構キツイ登りが続くし相変わらず風も強い。これを1時間続けて神山まで行ったにして も、そこからまた戻って……? なんて考えていたら疲れがどーっと出てしまい、神山まで行かずに大湧谷に戻ることにしました。
登山口に着く直前で、また別のグループに聞かれ「駒ヶ岳行こうと思ったですけど……」と言うと「だめよ、ロープウェイ止まってるわよ!」と言われ、「そう なんですよねー。だから戻ってきました」「神山まで行った?」「いえ、大湧谷分岐から少し登って引き返してきました」「ヒメイワカガミ見た?」「はい、そ れはきれいに咲いてましたよ!」という会話をしました。
大湧谷のロープウェイ乗り場では「強風のため、いつ止まるかわかりません」的なアナウンスをしてて、いそいそと乗って強羅まで。強羅から登山電車で箱根湯 本まで。箱根園ー新宿の高速バスを手数料200円を支払って精算し、箱根湯本ー新宿のロマンスカーに変更しました。金額はほとんど変わらず。
大湧谷ー箱根駒ヶ岳のルートはガイドブックでは「初心者」なんですけど、ネットで検索すると「健脚向け」だったり「意外とハード」だったりするんですよ ね。少なくとも私にとっては金時山より簡単ということはないと思いました。歩きにくい石ゴロの登りがずーっと続く感じでしたから。

5/25(日)
金時山(きんときやま。神奈川県箱根町、静岡県御殿場市。標高1212m)に行ってきました。
新宿発7:30の箱根高速バスに乗って乙女峠で降りる。目の前にあるふじみ茶屋は登山者に厳しいイメージ……。それだけ過去に嫌な思いをしたからなんだろ うけど。それでも出発前にお餅(?)を買って食べていたらお茶を出してくれました。一息ついてストレッチをして出発。ちなみに、茶屋のところにある 金太郎と熊がお相撲をしている像はとってもかわいらしく、お尻をなでると健康になる? とかで金太郎のお尻はテカテカでした。

乙女峠9:52ー金時山11:38/12:28ー公時神社13:46ー金時神社入口13:52

それなりに急でそれなりに大変な登りでしたが、あと少しで頂上というところでパーッと視界が開けて街並や芦ノ湖が見えるのは素敵。頂上に着いてみれば「天 下の秀峰 金時山」の看板の後ろにぼんやりと富士山が見えます。ぼんやりしているけれど、大きいし裾野まで広がっているのはちゃんとわかる。完璧に晴れた日には、さ ぞかし美しい富士山が拝めるんだろうなーと思いました。茶屋が2軒あるものの、山頂はそれほど広くない。あるいは人数が多すぎて広く思えないのかもしれな い。それほどの混雑ぶりで、お昼を食べる場所を探すのにとても苦労しました。金時山のバッヂは売り切れだそうで残念です(マサカリの形をして人気なんです とおっしゃってました)。6月頃再入荷とのこと。
下りは公時神社方面へ向かいます。途中にある金時宿り石が思っていたより大きくて神々しい。
金時神社入口バス停から仙石まで道路を歩きます(仙石バス停まで出たほうがバスの本数が増えるのと、おまんじゅうを買うため)。途中セブンイレブンがあっ てどうしてもアイスを食べたくなって寄り道をし、その後、仙石バス停と箱根仙石案内所を結ぶ大通りにある「松月堂菓子舗」でおまんじゅうを買いました。賞 味期限は3日だったので欲張らずに5個入り。こしあんのおまんじゅうは売り切れていました。
仙石から強羅まで登山バス、強羅から公園上まで坂を登って(山登りより疲れちゃったよ)公園上から早雲山までケーブルカー。本日はここに宿泊です。

温泉に入って大相撲の千秋楽を観て夕ご飯を食べてまったり。『サンデースポーツ』のあとに始まった『ダウントン・アビー』がなにげに面白かった。

5/22(木)
中澤日菜子『お父さんと伊藤さん』を読みました。
一度親元を離れてから再び親と暮らすというのは、どんなに仲のいい親であっても生活のペースをつかむのにそれなりに苦労すると思っている。一人で暮らして いても新しく所帯を持ったにせよ、それがもうその人の基本の生活なのだから、そこに人が一人増えるというのは大変な変化だ。それが、面倒な気難しい親だっ たらどんなだか。それがこの物語の発端。
主人公の女性、彩には一緒に暮らしている20歳年上の男性、伊藤さんがいる。大して広くもない部屋へ転がり込んできたお父さん。伊藤さんはそれほど迷惑そ うじゃなくて、淡々とひょうひょうとお父さんにつきあってくれている。年の功とはいえ、それだけではない懐の広さが伊藤さんにはあって感心してしまう。一 度だけお父さんにピリッとした発言をするあたりも含めて相当な大人なのだ。
お父さんのマイナスの秘密でいったん下げたあと、初めて知ったプラスの面を見せる(順序が逆でないところが物語のキモ)。勝手なことばかりしていたお父さ んの最後の身勝手は、勝手というよりも強がりにも思え、どうしたってこちらを寂しくさせる。そこからの伊藤さんの絡みがまたうまいよね。彩の心の経緯もき れいに落ち着いて、なんというかしみじみとほっとする終わり方でした。

5/21(水)
羽根田治『ドキュメント 単独行遭難』谷村志穂・飛田和緒『ごちそう山』を読みました。ドキュメント、これ はみんな助かっている人たちのエピソードだから読めるのかもね……。『ごちそう山』はひどくつまらなかった。なぜかはわからない。

5/10(土)
西野淑子『東京周辺お泊まりゆる登山』を買ってつらつら眺 めています。「ゆる登山」シリーズは3冊持っていて行き先を決めるのに便利に使っていますが、地図に関しては少々心もとないので、実際に行くときには別の 本の地図を持って行ったりしています。
山女子『山女子宣言』を読み始めました。きれいごとを書い ていないし、失敗は失敗としてそのまま記しているのが潔くて良いです。行ったことのある山は筑波山しか重ならないのですが、そのキツさについて言及されて いて、ちょっと安心(?)しました。

明日、NHK-BSプレミアムの22時から放送するドキュメンタリードラマ「ダンナ様はFBI〜愛のミッション〜」が面白そうです。録画しま す。

5/9(金)
羽根田治『ドキュメント 道迷い遭難』。はっきり言って並 のホラー映画より怖い(といっても、私はホラー映画見られませんが……)。
登山中、道に迷って救出されるまでのドキュメントが7つ。地図も添えられており、ちょっとした間違いが大変なことになってしまうというのが視覚的にもわか る。山で道に迷ったらとにかく戻る、沢には下りない、高いところを目指す、というのは少し前に知識として私も得ていた。先日、山を歩いていてちょっと迷い かけたときには怖くてすぐに戻った。精神的には余裕がなかったけど、絶対先に行ってはだめだという意識だけはあった。極端に恐がりだというのもある。
でも、この中の人たちは、戻らないし、沢に下りたり、滝に飛び込んじゃったりしている! 幸運にも助かった事例ばかりが載っているだけであって、本当に死と隣り合わせギリギリのところを渡ってきたのだと恐怖におののいてしまう。本当に怖かっ た。

5/8(木)
4日に会った友人が貸してくれた、星野博美『戸越銀座でつかまえて』
淡々とした書きぶりなのにどこか面白い。そして、ところどころにうなづくことが多く、あっという間に読み終わる。小さいころなりたかった職業がお手伝いさ ん、その理由のくだりではぷぷっと吹き出しそうになった。生まれ育った戸越銀座を一度離れ、再び戻り、再発見する。著者のおかあさんの社交術は長年の積み 重ねであって一朝一夕では身に付かないのだと思い知るところも好きだったな。これを読んでいると戸越銀座が魅力的なところだと思うようになる。町おこしし たい町は、出身者にこのようにエッセイを書いてもらうのもアイデアなんじゃない?

5/6(火・祝)
高水三山に行ってきました。
自宅最寄り駅は7:01発。青梅線の軍畑駅を8:55に歩き出す。高水山、岩茸石山、惣岳山の3つの山の縦走です。それぞれの山を下りるときにはすべりや すい土に急な道になっているので結構緊張しましたが、反面、山の頂上へ向かうときの急登(特に惣岳山)は痛快で楽しかった。岩茸石山が一番見晴らしが良 く、山々が見えて素晴らしい眺め。秋はきっと紅葉してさらに素晴らしいんだろうなあと想像しました。ここでお昼をとって、惣岳山まで行ったらあとは休憩な しで御嶽駅まで。御嶽駅発13:26の電車で帰宅。
連休最後の祝日でもっと混んでいるかなと思ったらそうでもなく歩き易かったです。天気予報より寒かった気がします。長袖2枚(ウールと化繊)にウィンド シェルを着たり脱いだりして調節しました。下りきって駅に着いた頃が一番寒かった。

お昼はいつもコンビニのおにぎりを2つ買う。作ることができないのがダメだなーと思いつつ、早起きしてお弁当まで作るぞ! という無理をしないから続けら れるということでもある。すっぱいものは絶対に欲しくなるので、レモンのお菓子は必須。そしていつもは大好きなチョコレートが欲しいことはあまりない。と いっても、甘いものが欲しいときもあり、その時にならないと「どんな甘さ」が欲しいかわからなかったりする。結局、いつも持って行くおやつは、ナッツ類、 レモンのお菓子、そして今回は一口羊羹を持って行った。羊羹を、休憩時に半分、お昼の後にも半分食べたけど、心地よい甘さでおいしく感じられた。

軍畑駅8:55ー高源寺9:29ー常福院ー高水山10:40ー岩茸石山11:10/11:30ー惣岳山12:04ー御嶽駅13:16。

5/5(月)
仕事のある日と同じような時間に起きてしまい、テレビを付けてネットを見てた。おしりの下のほうからずんずんと振動が来たと思ったら大きな地震が! その あとまた寝て、次に起きたら10時だった。良く寝た。
こたつ布団をクリーニングに出し、いらない服をリサイクルショップに持って行き、菖蒲も買ってきた。冬物のニットをドライで洗濯。お風呂場の掃除を済ませ たあと、『BORDER』の第四話を見ている。ハッカーの二人組が出て来ると嬉しい。

5/4(日)
午後、友人たちとカフェマメヒコで待ち合わ せた。おしゃれなカフェなんてとんとご無沙汰だったし、そもそも今どこにどんなおしゃれカフェがあるのかもわからない状態。おしゃれだけれど落ち着いた素 敵なカフェだった。「本当に美味しいチーズベーコンサンド」はベーコンもおいしいのだけど、キモはにんじんのサラダときゅうりがはさんであるところ。これ がとっても効いていて、さっぱりとさわやかな味がする。アイスティーは、ダージリン、アールグレイ、ウバが選べたと思う。氷がたっぷり入った銅のグラスに 熱いままの紅茶が供されて、自分で注ぐ。氷は追加可能とのこと。つくづくいいカフェだなあ。

その後は駒場東大前の日本民藝館まで散歩する。建物自体も素敵 で、思っていたより広くて展示物も多い。売店では器なども多数置いてあって、心惹かれるものもありました。日本近代文学館は残念ながら時間切れで入れず。 代々木上原まで歩いて休憩のお茶をしました。天気も良く、ときおり風が吹いて散歩には気持ちいい日でした。

5/3(土・祝)
これもまた初めて行った東京タワー。せっ かくなので、大展望台(150m)の上の特別展望台(250m)まで。高さが違うと眺めが違うというのがよくわかります。マザー牧場カフェで少し休憩をして、芝大神宮でお参りをしました。東京タワーは朝早く行ったのでそれ ほど混雑している感じは受けなかったですが、特別展望台に行くエレベータは小さく(定員11名)、かつ1台なのでの待ち時間は少しありました。

5/2(金)
たねやのオリーブ大福を 食べたんですけど、オリーブオイルがおいしくてこれだけ売ってないのかと思ったら売ってるようです
髪のまとまらなさに嫌気がさし、髪を揃えパーマをかけた。

back to top page

2014.42014.6