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読後メモ
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2014.11/2015年
日記の
フリ
日記というよりは、気になったこと、興味のあることを忘れないようにメモしてる、ってほうが正しいので「フリ」。
日付ごとにアンカー付けています。
e.g.
http://www5a.biglobe.ne.jp/~nanatsu/diary1412.html#yyyymmdd
2014年12月
読・観・聴・その他
12/31(水)
喉が痛くて乾燥した咳が出るのと右足の付け根が痛い(いわゆる鼠径部)。足の痛みは少し前からあったんだけど、昨日違和感が強くなり、今朝には決定的に
なったという感じ。自分としては運動不足でサビたのではないかとも思った。
お昼近くにお正月のための食べ物をいろいろ買い出しに行きましたが、例年のようにあちこち回らず近くの商店街に行っただけでした。風邪薬を飲んでテレビを
つけてだらだらと過ごし、夕方にはお風呂に入ったりしたら夜になって足の痛みは治まってきた。喉の痛みは変わらず時々咳も出る。むしろだんだん声が出なく
なってきた。知らぬ間に悪化しちゃってたのでしょう。
今年もあと1時間とすこし。紅白が終わったらサクッと寝て明日に備えます。どうぞ良いお年をお迎えください。そして来年もまたよろしくお願いします。
12/30(火)
『滝を見に行く』(2014年/日本)@新宿武蔵野館。
滝を見に行くガイドツアーに参加したものの、ツアーガイドがどうやら道を間違えた模様。ちょっと先を見てきます!
と7人の中年女性を置き去りにしていなくなってしまった。しびれを切らした女性たちはガイド探し&道探しを始めるのだが。
道迷いも7人だとそんなに怖くないかもしれないな……なんて不謹慎なことを思ったりするくらい、彼女たちの道迷いにあまり恐怖感を感じなかった(いい意味
でです)。たくましいとは言い切れないのに飢えも寒さも怖い夜も乗り越えて行け
ちゃうところが、彼女たちならそうかもね、と思えてしまうのだ。落ち葉の毛布にくるまって歌
われた歌の選択には笑った。それぞれに何かしら抱えていそうでもあり、その描写もあるけれど、この道迷いと滝を見たことで何かが劇的に変わるわけではな
い、それがとても良かった。ただ7人で滝を見ることができた。それでいいよねっ
て思う。
高田馬場に移動して穴八幡で一陽来復をいただき、ティーヌンで食事をしたあとインド大使館近くの伊勢屋でお稲荷さんと甘いものを買う。高田馬場と新宿の順
番が違うだけでこれは毎年のとおり。
高田馬場から明治通りを池袋まで向かう途中、雑司が谷で副都心線に乗った。池袋で降りて東急ハンズをひやかし、珈琲亭で休憩をしてヤマダ電機をウロウロし
てから帰宅。
12/29(月)
家で一日ゴロゴロしてた。
12/28(日)
大掃除!
12/26(金)
仕事納めでした。帰りにケーキを買って帰ろうとお目当てのケーキ屋さんに行ったら閉まってた。その前に通った目当てじゃないケーキ屋さんもそういえば閉じ
てた。ここで気付くべきだったのだが、第二候補の店に行くとやっぱり閉まってて、この時点でやっとクリスマスで忙しかった分の休みなのか?
と思い至る。第三候補もやっぱり休み。デパートに寄ればよかったんだろうね。かなり歩いた。
山田稔『酒と温泉を楽しむ!「B級」山歩き』を買った。Amazonで見つけて内容は良くわからないまま買ってしまったけどなかなか良さそうです。行った
ことがある山も行きたい山も載っている。「扇山」「大菩薩嶺」「入笠山」「北横岳」「編笠山」「霧ヶ峰」「天女山ー美森山」「飯盛山」「天狗岳」「鷹ノ巣
山」「御前山」「三ツ峠山」「大雪山・旭岳」「羊蹄山」「樽前山ー風不死岳」。お酒を飲みたいので車ではなく公共交通機関を使うというコンセプトなのも良
いです。
12/23(火・祝)
日曜同様、珍しくなんの予定もなかったため10時頃まで寝てた。あとは片付け、選択、掃除。ミキサー、フープロ、ホットプレートを処分して台所もずいぶん
すっきりしました。
12/21(日)
起床は10時頃。不要品の片付け。12時に髪を切りに行き、帰宅してまた片付け。
12/20(土)
釈由美子・萩原浩司『山の常識 釈問答』。NHK-BSの
『にっぽん百名山』で共演している二人が、釈さんが質問し、萩原さんが答えるという形で登山に関する疑問・質問のやりとりをしている。釈由美子は本当に山
に登っているのだなあというのがわかった内容でもありました。
ハウス加賀谷・松本キック『統合失調症がやってきた』。先
日、NHK教育でハウス加賀谷自身がドラマ仕立てで統合失調症の世界を表現していたのを見て、これは大変な世界だと思い読んでみた。その世界はまるでホ
ラー。これが現実に自分の身に起きているのなら確かに外出も人と会うのも怖くなるだろうと思った。そして合う薬にであうまで、なかなか普通の生活をするの
は難しいのだろうということもわかる。周りの理解が必要とはいえ、きっと理解される人にであうことさえとても難しいのではないかとも思う。
12/16(火)
最近読んだ本など。
若竹七海『依頼人は死んだ』。葉村晶シリーズの連作短編
集。スッキリ解決されないものや論理的に説明できない事件が多いため多少物足りない読後感。連作ならではの構成を楽しんだ。
同『暗い越流』は5つの短編集で、「蠅男」「道楽者の金
庫」は葉村晶もの。「暗い越流」「幸せの家」は解決後に実は……と黒い感情が露呈するところが読後感の悪さであり読みどころでもある。「酔狂」は推理プラ
ス怪奇の趣。
同『さよならの手口』、葉村晶シリーズの最新長編。『悪い
うさぎ』の読後感の悪さには及ばずとも遠からず。ただ、どちらもそうだったけど犯人の横顔がいまいちクリアではない感じ。登場人物の中に犯人はいるんだけ
ど、読みながらその姿を明確にイメージできないまま犯人と言われちゃったというか。『悪いうさぎ』にせよ『さよならの手口』にせよ、親子の確執がテーマ
か。
今邑彩『ルームメイト』。ネタバレにはならないと思うので
言いますが、多重人格者の話とは思わなかった!
で、途中から新たに怪しい真相が予想できてくるのですが、最後、私の読んだ文庫では「モノローグ4」の前で著者の文庫版あとがきがあって、この先は後味が
悪いのでいったん封印します、となっています(文庫の前のノベルズ版ではこの先のモノローグがあってのラストだった)。確かに後味が悪いです。ダメ押しっ
て感じですかね。ただ、ラスト近くで発覚した新たな謎が明確にされないラストより、このモノローグ4があって解決されるほうが後味は悪いけどスッキリはす
るかな。
谷川史子『おひとり様物語5』。漫画です。いつもいつも谷
川史子を読むとほっとします。悪い人が出てこないからだろうか。女の子はみーんなとてもかわいいし。そうだな、この「女の子がかわいい」というのが大変重
要なのだな! 第31話は少々耳が痛く、第34話の葵ちゃんの健気さに胸がいっぱいになった。
12/13(金)
東京オプチカルで鼻あてを取り替えてもらった。780円。
12/7(日)
漫画を2冊。
町田洋『夜とコンクリート』。面白いか感動したかと問われ
れば、よくわからないと答えるしかないんだけど、これを小説におこすことができるかと考えたときにこのクールな情緒を表現するのは言葉では難しいだろうな
と思った。
三島芳治『レストー夫人』。表紙裏のあらすじを引用しま
す。
その学校では、毎年二年生が「レストー夫人」という演劇をする。しかも7つのクラスで同じ劇を違う台本にして、7種類の「レストー夫人」を上演するのだ。
ヒロイン役のエキセントリックな少女を中心に、今日も舞台の準備は進む。それぞれの屈託を抱えた生徒たちひとりひとりの物語は、はたしてどんな劇に収束す
るのか……?
主人公を演じる志野さんは記録係スズキさんによる記録によって世界から自分を切り取っていき、衣装係の石上くんにより「正体をあばかれ」た。志野さんは、
一番怖いことは「正体をあばかれること」と発言していたが、怖いけど本当は求めていたことなんじゃないだろうか。衣装で姿が見えなくなって、でもそこに志
野さんの本質が見えてきたラストは素敵。
デルフィーヌ役の川名さんは、自分にしか見えない「めもり」(の存在)を認めたことで世界との関わりかたを会得できた。
志野さんと川名さんのエピソードには、世界と自分の区切りを明確にしていくことを感じたのだけど、対する鈴森さん(ユーフラシー役)は、他人と自分の区切
りの曖昧さを得ることが彼女にとっては楽なように見えた。
なんだか漫画に対する感想じゃないみたいになってしまったけど、すっごく面白かった。私にとってはかなり衝撃を受けた作品。まだこの一冊しか本になってい
ないようですが、これから先も追いかけて行きたい作家さんになりました。
12/5(金)
先週の土曜日から風邪を引いた。症状は、喉の痛みと鼻水、微熱と頭痛。月曜は休み一日寝て、火曜日は朝耳鼻咽喉科に行きまた一日寝てた。水曜は仕事に行き
回復したと思ったら夜になって鼻水が止まらなくなり良く眠れなかった。木曜日の仕事はつらかった。木曜日は頭痛がひどく、ロキソニンに頼った。そして頼れ
るなあと思った。きょうは金曜日、いくぶん良くなったかな耳鼻咽喉科に寄ってから仕事へ行った。今は夜だけどようやっと回復の兆しを感じる。金曜の夜とい
う、ほっとした気持ちもあるかな。
最近読んだのは、若竹七海『プレゼント』『悪いうさぎ』。
女探偵、葉村晶が関わった短篇集と長編。どちらにも後味の悪さはあるが、より救われない気持ちになり、かつ読むのをやめられない止まらないスリルを感じた
のは『悪いうさぎ』。葉村晶のキャラクターが確立され、危険極まりない場面が何度となくあったからだと思う。
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2014.11/2015年