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読後メモ index

2019年2021年

日記の フリ 日記というよりは、気になったこと、興味のあることを忘れないようにメモしてる、ってほうが正しいので「フリ」。

日付ごとにアンカー付けています。

e.g. http://www5a.biglobe.ne.jp/~nanatsu/diary2020.html#yyyymmdd


2020年

その他


2020/12/31(木)
紅白みながら神田明神ライブカメラを見てた。いつも1月2日に初詣に行っていたけれど、今回はパスしよう。オンライン授与所で御札やお守りも手配済。お参りよりもお守り買うほうに時間がかかったりしたのでこれは今後のことを考えてもありがたい。

2020/12/30(水)
昨日、新年にお参りをする神社に御札を納めに行ったら、30日と31日に御札を頒布すると案内が出ていたので行ってきた。他に誰もいなくて静かだった。

コクヨのエンディングノートノビータαのファイルを用意して、銀行口座や保険、カード類の整理を始めることにした。書き出していくと意外と面白くはまる。

2020/12/28(月)
LINEについて格闘していたら、iPadでもiPhoneでも使えるようになった(履歴の復活はないけど)。もちろんPCも使えている。もう一度いうが、ただのシンプルな電話だけの機種にすればよかった。

夕方鏡を見ると、右の白目が出血してた。初めての症状で見た目が怖い。18時を回ってて最寄りの眼科は18:30まで。急いで行って診察してもらった。結膜下出血で他に悪いところはない。目薬で数日で治るでしょう、とのことだった。

2020/12/27(日)
PHSがいよいよ2021年1月に終了する。PHSとiPadの併用でなんの不便もなかった。PHSをただの電話にするかiPhoneにするか迷って、欲を出してiPhoneにしたことを後悔している。お昼すぎからいろいろいじって夜になってしまった。

というのも、LINEをMacbookとiPadで利用していたところ、iPhoneで登録したらiPadのやり取りがすべて消えた。1つの端末に1アカウントしか許されず、PC版はそのルールからは除かれるらしい。知らなかった。
つまりiPadからiPhoneに移行した形だ。iPadの履歴を復活できないかといろいろやって、リセットかけたりしていたらiPhoneの履歴もなくなってしまった。icloudがあるから大丈夫だと思ってたのになんかよくわかってない!
PCにはやり取りの履歴が残っているからなんとか気力を保っている。

2020/12/21(月)
卒業した大学から会報が届くたびに即ゴミ箱行きなのだが、今回何気なく中を開いてみたら、同じ場所・同じ構図で撮影された写真で昔と今を比較する記 事があった。それで、よく使った教室の横の通路が今はなくなってしまっていることを知り、さみしい気持ちになった。場所がなくなっても思い出があればとは 思うものの、やっぱりなくなるって変な感じ。誰がどうしたこうしたという記事には興味がないけれど、これは気付けて良かった記事だったなあ。

そういえば私が中学1年の夏休みまで通ってた(夏に別の場所に引っ越した)中学校は、学校ごと統合されてなくなった。通ってた小学校を検索したらホームページまであって懐かしい校舎がトップページに載ってた。この近くの神社を 通り道によく使ってて、お祭りには屋台が並び賑やかだったのを思い出す。祖母の戦死した弟の名前が神社内の石碑に刻まれている。小さい頃に熱心にお参りし ていたところを宮司さんがちょうど出てきて頭を撫でられている写真がアルバムに残っている。母によるとその宮司さんは顔がカッコよくて行事があると馬に 乗ってきたとかいう話。

そういう馬ってどこから調達するのだろうとふと思う。

2020/12/18(金)
髪を切ってパーマをかけ、色も入れた。

2020/12/17(木)
本棚に「ハヤカワミステリマガジン 2012年10月号 山口雅也責任編集」があったのに気付いた。積読だ。『謎の謎その他の謎』発売のタイミングで一緒 に買ったんだと思う。アーサー・ポージス(伊藤典夫訳)の「1ドル98セント」を読んでキュートな話だなー! と感嘆して寝る。

2020/12/10(木)
内田拓也監督『佐々木、イン、マイマイン』(2020年/日本)公式サイト)。
途中まではそんなにいいと思わなかったんだよなあ。ところが、佐々木の棺の乗った車を追いかけながら「ロング・グッドバイ」のセリフをかぶせるシーンから「うわー、やられたー」と気持ちが上がり始め、佐々木の“復活”で参りました、です。
佐々木の圧倒的なビジュアルと陽の部分にどうしても目がいくけれど、だからこそ集まっているときに佐々木の父が帰ってきたときの空気感の変化や父に対して の複雑な心情、静かなときの内省的な感じが際立っていると思った。私が好きだったのは、佐々木がカラオケボックスで苗村さんに声を掛けたときの余裕がなく てかわいい言動、そして、その苗村さんが悠二に佐々木との関係性を聞かれたときに答えるまでの間、逡巡。
パンフレットによると、横たわる佐々木の横で悠二がタバコを吸うシーンはアドリブだったとか。素晴らしいアドリブ。
また、中島みゆきの「化粧」は、とてもとても素敵な歌だと思った。大声でいい! と言うんじゃなくて、エンドロールの中でのようにそっとつぶやきたいしみじみとした良さ。

2020/12/8(火)
伊坂幸太郎『クジラアタマの王様』を読んだ。
つらつら読んでいたらあれよあれよという怒涛の展開で、あっという間に物語に取り込まれた。躍動感があって映像的な描写が続く。主人公のご両親は15年 経っても同じようなメールを送ってくるのが妙に印象的で腰をお大事にと思う。中に出てくる新型インフルエンザ周辺の描写が今の状況を思わせて、いったいこ れはいつ出版されたのか奥付を見ると2019年7月。あとがきを読むとアクションシーンの描写とか設定についての言及はあるものの、キモとなる新型インフ ルエンザについては特に書かれてなくてそれがかえって不思議な感じだった。

2020/12/5(土)
弓道は、この間の水曜日もきょうもほとんど中らず。馬手は引きすぎない。縦線の意識が足りない。

2020/12/4(金)
メールの整理をしていて、懐かしい人のアドレスは生きているのだろうかとメールしてみたらすぐに返事が来て感動した。何年ぶりだろう。

こんな時期、だからこそなのか、気分だけでも楽しみたくて『東京で食べたい100のもの』(amazon)というおいしそうなムックを買った。これが古い情報にならないうちにどこか食べに行きたいものだ。

マスク用にと買った、ささやまビーファーム(公式)のレモングラスのアロマスプレー(amazon)は爽やかでとても良かった。気付けば消えてしまっているけれど、マスクを付けたときにフッと香るだけで気分は違う。

そろそろなくなりそうだったタイミングで武蔵野ワークス(公式)にマスクデューがあるのを知り、ボンセント(ヘアオイル&ボディオイル)と共に買ったのがきょう届いた。

武蔵野ワークスで「ろうばい」「沈丁花」の1ml(1mlは現在品切れ中)を買ってどちらも気に入っている。寝る前にちょっと付けていい香りだな〜と楽し む。最初は「ろうばい」のが好きだと思ってたけど「沈丁花」のほうが好きかもしれない。「月桃」と「蜜柑の花」はあまり好みでなかった。

2020/12/3(木)
若竹七海『不穏な眠り』(amazon)を読んだ。葉村晶シリーズの短編が4つ。物語は完璧な真相判明まで描かれず、95%くらいで留め置かれる感じ、それでも読者にはわかるというその描き方がうまいと思う。どれも気持ちがスッキリするような物語ではない。でも読ませる。

2020/12/2(水)
恩田陸『祝祭と予感』(amazon)を読んだ。『蜜蜂と遠雷』のスピンオフ。なぜだろう、『蜜蜂と遠雷』のときのようなときめきが何も感じられなかった。

2020/11/30(月)
どうしても用事があって池袋のロフトへ行く。用事を済ませ、それほど混んでいない売り場をさっと眺めていたら、チップとデールのマグネットフックがあり、かわいくて買ってしまった。あとは卓上式のカレンダーを選んでひとつ。

池袋西武の地下食品売り場は平日だからかそれほど混んでなく、お弁当を買って帰ろうとそぞろ歩く。ベトナム料理「サイゴン」のお惣菜がおいしそうだったのでそれに決めた。すごくおいしくて、毎週は無理でも毎月1回くらい食べたいと思った。(検索してたらサイゴンのお惣菜の紹介サイトがあった

2020/11/25(水)
昨日、夕食後に山本文緒『自転しながら公転する』(amazon)を読み 始め、やめることができずに一気に読んでしまった。仕掛けてんなーというのは置いておくとして。ヒリヒリした。都のことは客観的に見ながら絵里やそよかに 近い気持ちで読んでたつもり。しかし彼女ら二人と違うのは、読者である私は一部始終、都と貫一の行動と都の心情を知っているということ。身悶えする、ヤキ モキする、そりゃだめだよと思う、もう終わりだと思う。振り回されてやめられなかった。
 
弓道では、最初の体配で甲矢乙矢とも中り、次の体配でも甲矢が中って、乙矢も惜しかった。こんな絶好調あるの? と思い、ゲンの良い弦を審査まで取ってお こうと弦を取り替えた。見事に中らなくなった。というより、最近はいつもそう。最初調子よくて尻すぼみ。先生に「本番に強いタイプ?」と言われた。

2020/11/22(日)
少し前に美容院で聞いた、近くにジェラート屋さんが出来たという情報を思い出し、行ってきた。隣駅から歩いて数分なので散歩がてら歩いて行く。1カップ 450円で、1つでも2つでも3フレーバーでも同じ値段。3つ選びました。いちご、チョコレート、キウイ。外のベンチで座って食べ始めるも、カップが結構 大きくて食べ切れるだろうかと不安になった。が、おいしいのと飽きないのとで気づけば食べきっていて、満足度高かった。

天気も良いのでそのまま次の駅まで歩いて、久しぶりの2つ隣の駅の風景の変化を見てまた歩いて戻って帰宅。大相撲千秋楽をたのしむ。

2020/11/21(土)
弓道に行く。次回の審査の申込みもしてきたが開催はされるんだろうか。
この間の水曜日は右肩下がりに調子悪く、後半は全然届かなくなっちゃってがっくりした。が、この日は結構調子がよくてそこそこ中る。

ところで、初心者教室が終わって一人で練習し始めた頃に眼鏡を数回飛ばしたことがあった。怖くなったし、的を見るには度の強さも足りない気がして、 Zoffスマートで飛ばしてもいいような眼鏡を作って弓道用にしていた。が、ある時、普段用の眼鏡のままで弓道に行ってしまったことがあり、仕方がないの でそのまま練習していたところ、眼鏡を飛ばすこともなく普通にできた。

そんなこんなで数ヶ月、普通の眼鏡を使い続けてたら弓道用に作った眼鏡がキツく感じてかけられなくなった。おまけに“見えにくい”眼鏡であっても中るもん だから見えすぎちゃよくないのかもと思うようにもなった。的の輪郭はクッキリ見えないが、的の位置はわかる。しかし、特に夕方になるとすごく見えにくく、 ぼんやり感が強くなる。とはいえ、狙いすぎてはいけないとも言われるしちょうどいいのかもしれない。前に講習会で、的の先(奥)を狙うようにみたいなこと も言われたし、見るというのもなかなか奥が深いものだ。

2020/11/18(水)
この間に読んだもの。笹沢左保『霧に溶ける』(amazon)。登場する女性たちが若いわりに大人っぽいというか、酸いも甘いも噛み分けた感じがあって恐れ入ります。ちゃんと本格で、物悲しい雰囲気で終わるところがなかなかよい。

アマプラで『ジョーカー・ゲーム』(公式)が復活していたので再度全部の回を観てしまった。なんでこんなに好きなのだろう。孤独でストイックで誰も信じない感じが良いのかもしれない。特に好きなのは「ロビンソン」「追跡」「柩」。

そういえば一ヶ月くらい前に遠藤達哉『SPY x FAMILY』(amazon)を発売されている5巻まで読んだんだった。すごくオシャレだしぐいぐい読み進んだ反面、結構話は忘れている。

そしてそして、『30歳まで童貞だと魔法使いになれるらしい』(テレビ東京のサイト)を友人に教えてもらって今頃ハマる。もし黒沢が女性だったらたぶん面白くない。黒沢には女性がやりそうな駆け引きがなにもなくて、ただ純粋な恋心を感じられるのがいい。仲良くなれるにつれてかえって辛くなるという状況の切なさ、続きが楽しみ。

2020/11/2(月)
イーアン・ペアーズ 池央耿・東江一紀・宮脇孝雄・日暮雅道訳『指差す標識の事例(上・下)』(amazon)を読み終わりました。

異なる4人による4つの手記で構成された歴史ミステリ。翻訳者4人がそれぞれの手記を担当しているのが凝っている。同時に、1997年の作品がようやく一冊になったのだという大変さも感じた。

謎解きを楽しむというより過程を楽しむ感じだと思ったし、歴史ミステリはやっぱり苦手だとも思いながら読み進めてた。そんなとき、4つめの手記に入って p.423でドキドキし始め、P.425で確信するもまさかねと思う。しかし、物語の中でp.455において確実な言及がなされる。いや〜そうきたか〜と 大きな驚きがあった。この驚きは独特なもので、ミステリを読んでいて(いやミステリ以外でも?)感じたことのない、多分これからも感じる経験は滅多にない だろうと想像できる。

ここからネタバレっぽいので反転。私は宗教を持たないのでキリスト教徒が読んだらもっと気持ち が違うんじゃないかとも思った。たぶん、信仰する宗教を持ってこその感情だと思う「畏怖」という感情を持つんじゃないかと想像している。それで、ふと『汚 れなき悪戯』というスペイン映画を思い出した。もちろん内容は全然異なるけれど、その映画も「キリスト教徒の人がみたらどう思うんだろう?」と思ったため

2020/11/1(日)
久しぶりに高尾山に行ってきました。調べたら去年の7/21以来でした。
普段着にサコッシュのみ、運動靴という格好だったので往路復路とも1号路にする。登り途中の喫茶小房一福で力水(ぶどう酢ドリンク)を飲もうと思ってたら、秋だからか力ソフト(ぶどう酢ソフト)はあったけどキノコ汁しかなかったので諦める。1時間強で頂上に着くと富士山がくっきり見えて嬉しかった。
シーズン中だからか、どこもかしこも人でごった返していました。下りの途中でいつものように十一丁目茶屋のテラス席でお団子を食べようとするも、ホットコーヒーはなかったため、甘酒とのセットにした。甘酒はたっぷりでおいしいし、お団子もみたらしは焼き目の付いているのがやっぱり香ばしくておいしい。

下りきって11時を少し回ったくらい。お蕎麦を食べたいと思ったものの、高橋家はものすごい混雑であきらめた。千代の家有喜堂本店でそれぞれお饅頭を買う。高尾駅の北口改札横の一言堂で高尾きなこパンとつぶつぶピーナッツを買ってみた。

ウェンディーズでハンバーガーを食べて帰宅。

2020/10/31(土)
弓道。取り掛けを深めに、それで充分捻れているので、親指を的に向けるようにして手の甲にハリを持たせて離れる。第三で弓手を気持ち広めに向こう側に伸ばし、馬手は近く高く。

2020/10/30(金)
髪を切った。試しにマッシュルームぽくしてもらった。切った直後は似合ってる気がしたけど、だんだん似合ってない気がしてきた!

2020/10/25(日)
HELLO CYCLINGを使って少し遠くの大きな公園まで行ってみた。往復で2時間弱というところ。自転車に乗ったのが本当に久しぶりだったので緊張したものの、電動アシスト自転車の快適さも同時によくわかった。天気もよく風を切るのが爽やかで心地よかった。富士山がきれいに見えたのも嬉しい。

2020/10/24(土)
弓道は最初の6本のうち2本が中って嬉しいと思ってたのに、やればやるほど駄目になってきたのが自分でわかり、最後は疲れてやっぱり安土に届かなくなった。馬手と弓手の引き分けていく速度があっていない気がする。

2020/10/21(水)
弓道。そろそろ弦が切れそうだったので替えた。替えてすぐに中って気分がいい。その後は忘れたころに数本中る。大三から引き分けでいかに手首の力を抜くか。引き分けていく最後で力が入ってギュッとすると、筈が動かず離れが出にくい。

八百屋さんで、トキ(王林×ふじ)とシナノスイート(ふじ×つがる)、どちらの林檎にしようか迷う。シナノスイートは間違いなくおいしいけど、トキもいい なあ、などと眺めていたら店員さんも「シナノスイートおいしいですよね〜」と言ってきて、やっぱりあるうちはシナノスイートにしようと決めた。その側を、お店を出てきたお客さんが「あらりんご! でももうこれ以上持てないわ」と言いながら去っていった。

2020/10/17(土)
弓道は寒かったせいか人が少なめだった。どうにも勢いがなくて、的の下ばかりに落ちる。あるとき中ったはいいけれど、えらく情けない音がして 「なんでこんな情けない音が」と言いながら笑ったら、先輩たちに「瀕死な矢?」とか虫が飛ぶジェスチャーをされていじられ、あまりに適切でさらに笑ってし まった。最後のほうはひどく疲れて安土に届かなくなってしまった。

2020/10/15(木)
東京創元社からのメルマガで12月の新刊にフレドリック・ブラウン『真っ白な嘘』の新訳が出るのを知った。先日、中村保男訳のを買ってしまってた。そして同じく12月新刊で『短編小説の二百年』の4巻が出るようで嬉しい。

2020/10/14(水)
一週間ぶりに弓道場へ。最初に体配を組んだときの一手の甲矢が中る。これは先週の水曜日も同じだった。その後は中らなくなっちゃった。私に必要なのは緊張 感なのか。身体が右に傾きながら引き分けているらしいので、気を付ける。馬手の肘が下がり気味。離れのとき拳は斜め上に離すような気持ちで。

山口雅也編『山口雅也の本格ミステリ・アンソロジー』の続きを読み終わった。収録作品の続きは以下の通り。

乾敦「ファレサイ島の奇跡」
宮原龍雄「新納(にいろ)の棺」
スティーブン・バー「最後で最高の密室」
土屋隆夫「密室学入門 最後の密室」
アイザック・アシモフ「真鍮色の密室」
J・G・バラード「マイナス1」

続きはどれも粒ぞろいでさらに楽しんだ。特に土屋隆夫とアシモフの作品は好みであり素晴らしかった。

「ファレサイ島の奇跡」はブラウン神父のパスティーシュ。物語の雰囲気がちゃんと「っぽい」。トリックは大胆すぎるような気もするが、ブラウン神父が謎解 きできたきっかけを見るとその大胆さが少し薄れて現実味(?)を帯びてくるのも見事な構成なのかも。大胆さでは『新納の棺』も負けてないが、どちらも現実 的ではないかなあ。

「最後で最高の密室」は、これが真相なのだとしたらなんとも切ない結末だと思う。後味が悪いというよりただただ物悲しい。

「密室学入門 最後の密室」、好き。すごく好き。ちなみに「モルグ街の殺人」「黄色い部屋の謎」「ズームドルフ事件」「ユダの窓」「カナリア殺人事件」についてのネタバレ言及あり。

「真鍮色の密室」。設定がSFというかファンタジー、それが活きた物語の展開が素晴らしかった。ちょっと泣きそうなくらい感動した。

「マイナス1」、密室ものもここまで行くともはや密室ものとくくるのが変に思えてくる。

2020/10/12(月)
山口雅也編『山口雅也の本格ミステリ・アンソロジー』を途中まで。現在は絶版のようなので読んだところまでの収録作品を載せておく。

ジェイムズ・パウエル「道化の町」
坂口安吾「ああ無情」
星新一「足あとのなぞ」
P・D・ジェイムズ「大叔母さんの蠅取り紙」
アーサー・ポージス「イギリス寒村の謎」
高信太郎《コーシン・ミステリ》より「Zの悲劇」「僧正殺人事件」「グリーン殺人事件」
山上たつひこ「〆切りだからミステリーでも勉強しよう」
フランク・R・ストックトン「女か虎か」「三日月刀の促進士」
クリーヴランド・モフェット「謎のカード」
エドワード・D・ホック「謎のカード事件」
ハル・エルスン「最後の答」

いくつか短い感想。
「ああ無情」は人間関係の絡み具合がドロドロで面白い。

「大叔母さんの蠅取り紙」、いい。ほーぅと言って読み終えた。カトリーヌ・アルレーで出てくるような関係性に、クイーン「*の悲劇」を思わせる要素を入れ た上で、間違いなくP・D・ジェイムズ。もし誰かにP・D・ジェイムズを勧めるならこの短編なら取っ掛かりやすいだろうなと思った。それとは別に『女には 向かない職業』を読み直したくなった。

「イギリス寒村の謎」、めちゃくちゃです。これ、「クイーンをパロったセラリー・グリーン・シリーズの一編」だそうです。「たった十四人しか住人のいない 寒村で連続殺人事件が発生し、すでに十二人もの犠牲者が出ているところから事件が始まる。そして、名探偵グリーンの出馬と相成るが、何と、更に死人が出 て、とうとう村の生き残りが一人になるまで事件は解決されないという、フーダニットの極北のような話」(p.139)
最後まで読んで「うん……わかった、で? おわり???」と言いたくなった。

「謎のカード事件」は「謎のカード」への挑戦として見事な出来だと思いました。「謎のカード」を知らない人がこれだけ読んでも面白く、「謎のカード」に戻って読んで唸る感じ。

「最後の答」。あれ? これ読んだことあるなあと既視感(既読感)あり。山口雅也が書いた「謎の連続殺人鬼リドル」(『謎の謎その他の謎』所収)だ。山口雅也の作品を先に読んでいて、山口作品はこの「最後の答」の体裁まで似せてて面白いです。“ワニのパラドックス”

2020/10/11(日)
『G線上のあなたと私』は全部みた。緩衝材として存在感のある松下由樹がとても良かったなあ。

NHKの『目神サマは知っている』(番組サイト)の録画を見ていたら、猛獣使いが出てきた。怖いけど存在として憧れるところがある。鷹匠とかも。フクロウやハシビロコウの目が好きなので、獰猛な目の動物と仲良くなりたいというか観察したいだけかもしれない。

2020/10/10(土)
10月10日に雨が降るなんて珍しい。弓道は休んだ。寒いし雨降ってるしと思って昼寝した。右肩もちょっと休ませられる。

2020/10/4(日)
小川糸『ライオンのおやつ』。主人公の状態は、死の受容段階でいうと、第四段階の抑うつと第五段階の受容を行ったり来たりに見える。人生の最後をこんなふ うに過ごせたらと思わせる反面、主人公の状態が段階を経てほぼ落ち着いているからこそ、主人公も生活を楽しむことができたし、私も落ち着いて読めたのだと 思う。この中で登場する「先生」はまだ辛い過程の真っ只中に思える。主人公もその過程を経たと思うんだけど、その先生への上から目線的な心情が少しさみし く思えた。
映画化しそうな感じの物語。

2020/10/3(土)
弓道。最初の一手の乙矢があたり、次の一手でもあたり、その後も珍しく中ることの多い日だった。安土に届かないことはなく、大きく外すこともなく。「絶好 調じゃない!」と言われて「もう帰ろうかな」と返す。今日だけの調子の良さと思うもののやっぱり嬉しい。しかし、右肩は痛くちょっと気になる。

2020/10/2(金)
アマプラで『G線上のあなたと私』を見始めた。波瑠の髪の長さ、もう少し短いほうが似合うような気がする。そして今の私の髪型に似ている。

前回、髪にパーマをかけてからやっぱりもっと短く切ろうと決めて美容院に行ってきた。待っている間に置いてあるヘアカタログを眺めていたら、シャンプーの ときにスタイリストさんに「切りたいんでしょう」と見抜かれた。そのままで良いのだったらカタログ見ないだろうし、珍しく見ているなと思った、とのこと。 「どんなのがいいんですか?」と見ていた本を持ってきてくれたので相談する。「こういうのが好き」と例にあげた2つともショートヘアで笑われる。結局好き なのはショートヘアなんだろうなと自覚する。

で、「こういうのはどうですか? これくらいの長さの、似合うと思います」とスタイリストさんがあげてくれた髪型を私も気に入って、「それにする!」と言 うと「ええっ。毛先のハイライトがなくってしまうからもったいない」と阻止されて笑ってしまった。それとは別に少し長めの髪型を提案されて、次回以降に もっと短くしましょう、ということで納得しました。

「ここまで伸ばしている間に適度な長さがあったと思う。コロナで来られないときに伸びて、それを過ぎたら似合わない感じだなと思ってた」と言うと「これく らいの長さを行ったり来たりするのが一番楽しいかもしれないですね」と。去年の1月から伸ばし始めた結果、ここまできたわけだ。「てっぺんの長さもちゃん と長いので、あれこれできますね」「ここまでよくがんばりました」「ありがとうございました」なんて会話をした。

2020/10/1(木)
料理の本を「読む」のが好きで、ときどき買う。
最近買ったのは2冊。小竹貴子『ちょっとの丸暗記で外食レベルのごはんになる』。「ひじきときゅうりとささみのサラダ」「かぼちゃとさつまいもの温サラ ダ」も「れんこんとひじきとミントの温サラダ」もおいしかった。ちなみにミントは苦手なほうだけど、ビジュアルに惹かれて作ってみた。おいしく食べられ た。
奥薗壽子『大人のかしこい手抜きごはん』。疲れて気力がないときどうするか、という解決策、何気なくも言語化されると、いい意味で自分を甘えさせようと気になる。まあ私は甘えさせることが多すぎるかもだけど。
どちらの本も、レシピが載っているだけではなく、あれこれ説明やエピソードが書いてあるところが好きで買った。たとえば、文章だけの料理本も想像を掻き立 てられて好きだ。『料理のメニューがどんどんふえる知恵本』という文庫本はいろんな料理の本から抜き出してまとめた内容なんだけど、写真など一つもなくイ ラストが時々入るだけで、読んでいて楽しい。ほかに、小林カツ代『自分でつくる これ、うまし!』、高峰秀子『台所のオーケストラ』も読む料理本と思う。

2020/9/28(月)
心配性なもので、傷が気になって皮膚科に行ってきた。軟膏を出してくれたけど、ほっぽといても治るレベルのようだった。そして、筋肉痛が左肩甲骨にもきた。痛い。

秋晴れ。湿度が低くて気持ちがいい。

2020/9/27(日)
昨日の弓道のせいか、右肩まわりがすごい筋肉痛。重いものを持つのが辛くて大丈夫か?と思うレベル。

2020/9/26(土)
朝起きて鏡を見たら眉の上あたりに赤い傷ができていてびっくりした。目立つから気になる。
『短編ミステリの二百年(3)』を解説も含めて読み終わった。ときどき「ほうー」とか「へーえ」なんて呟いてしまった。評論で短編が紹介されるとき、その あらすじがあれこれ出てくるのも読んでいて楽しい。その短編のどこがどう良いのか評価されるのか、あるいは評価できないところも端的にまとめられていて、 私は人の評価を知るのが好きなんだなと思った。
「女たらし」や「最終列車」はハッキリと言及されていないけど「もしかしてそういうことなの?」という終わりかた。宙ぶらりんな読後感が好き。「わが家の ホープ」「ひとり歩き」はテーマが同じ、とはいえ「ひとり歩き」の重さは半端ない。「子供たちが消えた日」は推理する人の設定も内容も予想外で新鮮。

2020/9/22(火・祝)
歩きたくなって、最近知った公園を目指す。グーグルマップだと片道45分くらい。それほど大きくはなく、清潔な感じのする公園だった。遠くからではなく近 くの人たちが憩いに来ていて静かに過ごしている雰囲気で気持ちが良かった。そこからさらに大型商業施設まで歩いてみて、人の多さにビビる。欲しいものがあ るわけでもないので、そそくさとあとにした。久しぶりにたっぷり歩いて満足して帰宅。

2020/9/21(月・祝)
数ヶ月ぶりにケーキ屋さんに行く。マスカット・オブ・アレキサンドリアシャインマスカットを使ったケーキが華やかだなーと思って買って帰りました。皮ごと食べられる葡萄。間には苺。おいしかった。

NHK-BSでリドリー・スコット監督の『エイリアン』を放送すると知った。血とかグロいのが駄目なんだけど、きっと映画は名作だろうから前々から興味は あった。しかし、予測できないと防御できないので反則することにした。つまりWikiであらすじを読んで備えるのだ。さて、映画が始まり夜9時から始まっ て10時くらいまでは大丈夫だった。そのあたりから急に激しくなって、目をそらし音声(英語だからまだマシ)に耐えた。Wikiはいい感じに物語の最後ま で書かれてなくて、ものすごくハラハラしながら終わった。こんな反則しておいてなんですが名作だと思いました。できることならスクリーンでみたいくらい。

2020/9/20(日)
友人が教えてくれてアマプラで「ハイキュー!!」のOVAとOADがみられるのを知って、みました。テンポが良くてあっという間。あのエピソードの裏側はこうだったのかというのもあったりして楽しんだ。10月からの放送も楽しみ。

2020/9/19(土)
弓道。安土に届かないことは少なくなったし、数回中る。しかし、離れが弱い。中らずとも水曜日のときのほうがしっくり感は強かったかも。

2020/9/17(木)
きょうまでの間に、アマプラで『アンナチュラル』を2、3日で一気に観た。生々しい映像はなんとかクリア、とにかく面白くてはまった。2018年、まったく気付かず観てなかったことが悔やまれた。

小森収編『短編小説の二百年(3)』を後半の評論を読みながら、気になった順番に短編を読んでいる。それは多分、流れも知ってほしいであろう編者の思いか らは外れているだろう。リドルストーリーに言及されている箇所を読み、スタンリイ・エリンの「決断の時」を読んで、リドルストーリーってやっぱり面白いな と思う。有名なストックトン「女か虎か」の続編「三日月刀の促進士(三日月刀の督励官)」、そしてモフィット「女と虎と」は、すべて紀田順一郎編『謎の物 語』の文庫版に入っていて楽しめる。それに加えて、山口雅也『謎の謎その他の謎』の「異版 女か虎か」を読むとまた面白い。そんなふうに寄り道をしてし まった。

ちなみに、紀田順一郎編『謎の物語』はちくまプリマーブックス版と文庫版では収録している短編が異なる。

昔読んだときの『謎の謎その他の謎』の感想(2012/10/10)と、文庫版『謎の物語』の感想(2012/10/25)。

田村由美『ミステリと言う勿れ(7)』が出ていたのに気付き読む。文句なしに面白い。

2020/9/16(水)
弓道は水曜と土曜に以前より短い時間で終わらせている。
再開した頃から最近まで安土に届かなくなっていて、あれこれ注意されることを一つづつ気にしながら直すよう努めた。前回やきょうなど、「ずいぶんうまく なった!」なんて言われて気分は悪くない。とはいえ、届かなかったりするし、ばんばん中るわけではない。が、悪くないというのは感覚的に自分でも感じるよ うになった。改善したところはそのままキープできれば良いのだけど、その一定さを再現するというのは本当に難しくて「昨日できたのに今日できない」という のがザラだったりする。でも、週二回でそれぞれ1.5時間くらいで悪くないのなら充分かも。

2020/9/8(火)
中町信『錯誤のブレーキ』。
中町信を読むのが3作目。またあんな感じの展開だったらどうしようと思ってたら全然違ってて、だらだらと長くなく犯人はわからず謎の散りばめ方が良くて面白かった。一気に読んでしまった。いちばん(?)びっくりしたのが、「今年の五月の曜日と、来年の一月の曜日は、すべて同じ」「五月と来年一月の曜日の合致は、今年だけではなく、すべての年に当てはまる」(p.312)ということ。

2020/9/1(火)
デ・アミーチス 和田忠彦訳『クオーレ』。
本屋さんに行くも、岩波文庫の目当ての本がなかった。かわりに『クオーレ』が目について、読み直そうと思い購入した。

少し読むつもりが結局一気に読み進めてしまった。内容を知っているがゆえの読みやすさもあったと思う。本を読みながら涙を(少しだけど)流したのは久しぶ りだった。『クオレ』は好きな本で、小学生の時に買ってもらった岩波少年文庫の前田晁訳をまだ持っている。今回読んだ和田訳は、現代的でスマートな印象。 前田訳『クオレ』は、当時はそう思ってなかったけれど比べると古風かもしれない。多分、読みやすいのは和田訳、でも、私は前田訳のほうが味があって好きか なあ。挿絵込み・思い出込みで岩波少年文庫の『クオレ』を評価しちゃってるのかもしれない。印象に残っている話はいくつもあって、その強い印象は相変わら ず残っていたけれど、再読してみて以前は気にしてなかったお話がやたらとしみた。それは、「(お)とうさんの先生」。

前田晁ウィキペディア 訳が古風と思ったのも納得。でも、小学生のときの私はそう思わなかったんだよな。

2020/8/31(月)
中 町信『三幕の殺意』。ハッとするような展開があるわけでもなく、冗長な描写が続くので飽き気味になってしまう。なにかすごいことがあるのではと期待しつつ 最後まで辿り着くと、なぜかガックリきてしまった。『模倣の殺意』を読んでいたからこそかもしれない。うーーーーん。これだったら、模倣>三幕。

2020/8/30(日)
NHKで『新世紀エヴァンゲリオン 新劇場版』の、序・破・Qをやっていたので録画しておいた。再生するとセリフがボソボソしていてよく聞き取れない。結局、アマゾンプライムでパソコン再生してイヤホンで観た。

『序』はTV版を超ざっくりなぞって途中まで、『破』はその続き&『新世紀エヴァンゲリオン劇場版 DEATH (TRUE) 2 /Air /まごころを、君に』のパラレルワールドのような展開に思え、『Q』は続きといいつつ一気に意味不明で世間で言われるように確かによくわからなかったが反 面、なるほどーと思った部分もあった。『破』はとても気持ち悪いけどよくできていて、そのせいか昼寝のせいか、昨日の夜はなかなか寝付けなかった。

その昔、TV版をみて普通にはまり、『新世紀エヴァンゲリオン劇場版 DEATH (TRUE) 2 /Air /まごころを、君に』(1997年)を映画館で観て一気に醒めたのを覚えている。でも、なんやかんや言って今回みてしまったし続きは気になる。『Q』はわ からなかったけど、わからないのも楽しんだ。『Q』がすでに2012年の公開だったとは。

2020/8/28(金)
妹が三軒茶屋のcafe The SUN LIVES HEREの チーズケーキを送ってくれた。テレビで紹介していておいしそうだったんだそうだ。小さな瓶に入った三層のチーズケーキで、冷凍で届いたものを解凍して食べ る。解凍したのを食べるのが食感に良い影響をもたらしていると思う。あっさり目でとてもおいしかった。今度は自分で買いたいくらい。

2020/8/25(火)
坂田阿希子『あまくないからおいしいお菓子』、渡辺千尋『重ねるだけ!レイヤースイーツ』を眺めながら、食べてみたいなあと思う。作るとなると費用も手間もかかるし、量を消費できない、と冷静になる。

2020/8/24(月)
中町信『模倣の殺意』。
昭和な香りと微妙な違和感に引っ張られ、楽しく騙され、いい感じの余韻で読み終わる。解説を読むと、一番最初のバージョンはさらにフェアプレイだったのだとわかる。昭和な香りというのはこの場合、生活描写もそうだし言葉遣いがきれいなところ。

2020/8/21(金)
筒井康隆『モナドの領域』を読み終わる。
ミステリ? と思うような展開からいつの間にやら“GOD”の話に。GODの話す内容は哲学絡みでまともに理解しようとすると難しい。読みどころではあるとわかるけれ ど輪郭をなぞって楽しむ。GODの言動とお茶目さに惹かれる。ファンタジーだと思いつつ謎が解けてなるほどと思う。ところで『時をかける少女』は名作で す。

へ〜と思った質問。「あのうGOD。あなたの存在の無限性を肯定しようとするものに、例えば数学の方では多様体論または集合論がありますが、これについてはどうお考えでしょうか」(p.185)

筒井康隆は、ご多分に漏れず『時をかける少女』が始まりで、七瀬三部作を読んで衝撃を受け、あとは『ロートレック荘事件』『文学部唯野教授』『残像に口紅を』『旅のラゴス』くらいしか読んでないと思う。昔、友人が『虚航船団』が好きだと言っていたが未読。

2020/8/20(木)
5/31に書いた古い本『楽しく作るお菓子』のレシピで久しぶりにババロアを作りました。生クリーム 1/2本って100ccでいいんだよね、と思いながら。しっかり砂糖が入るので減らしたい思いにかられるものの、懐かしい味に遭遇すべく正しく作りまし た。結果、そんなに甘すぎると思わず普通においしい。世の中の甘いと感じるお菓子はどれほどの砂糖を使っているのかと改めて思う。

2020/8/14(金)
昨日、カットとカラーしに出かけてきた。夏だし、カラーは前回より少し明るくしたいと伝え、いろいろ話しているうちに毛先にグラデーションをかけたハイラ イトを入れてもらうことにした。美容院の鏡で見たらいい仕上がりだと思ったが、家に帰るとなんだか毛先だけすごく明るくてヤンキーみたいになっちゃった気 がする……。結んだり、ハーフアップにすればそこそこ目立ちにくいか。毛先だから切ればいいし、まあ夏の冒険ということで。

2020/8/13(木)
近藤史恵『歌舞伎座の怪盗紳士』。
とある理由で働けなくなってしまった久澄は、祖母から送られてくるチケットでお芝居を見に行き祖母に感想を知らせるというアルバイトを始める。そして、初 めての歌舞伎に心を掴まれ世界に引き込まれていった。歌舞伎、オペラ、観劇、その場で小さな事件に遭遇し、そのたび必ず出会う紳士と関わり合いながら、謎 の解決の一端を担う。

久澄はパニック障害を持っていて働けない状態ではあっても感性は豊かで、自分に降りかかった災難も自分の力で論理的に解決することができる。歌舞伎にまったく詳しくない私も久澄と一緒に歌舞伎を楽しんでいる気持ちになってとても楽しかった。

お芝居の場所で起きる謎のほかに、彼女自身の過去、姉の香澄のこと、久澄の友人、祖母しのぶ、一番気になる必ず出会う紳士の正体、などたくさんの謎が散り ばめられていて飽きない。久澄の成長物語でもあるだろうし、彼女が無理なく新しい一歩を踏み出すことができてよかったと心から思う。心が豊かになる・潤う 「何か」を持つことはなんて幸せなことだろう。

そうそう、彼女の過去の作品の登場人物、中村銀弥、中村秋司の名前が作品内で出てきました。

山本崇一朗『からかい上手の高木さん(14) 』。飽きさせないようにか、浜口くんと北条さんの話も入ってきている。「雨」は西片の能動的な行動が見られる貴重な(?)話。「レンタルDVD」で高木さ んの選んだ映画がとても面白そう! 本当にあればいいのに、『私の新しい朝』。

2020/8/12(水)
谷川史子『おひとり様物語(9)』。安定の谷川史子の短編。するする読めてしまって印象は淡々、でも内面吐露は真摯、一話数ページの中に彼女たちの日常生活とちいさな変革が描かれていて読むと心が平らかになる。

2020/8/11(火)
城定秀夫監督『アルプススタンドのはしの方』(2020年/日本)(公式サイト)。

甲子園で自校の応援に来ている生徒たちの関係性が、試合の時間の間に変化していく。その舞台はアルプススタンドのはしの方とスタンドに近い廊下、ほぼ2つ の場面で展開される、なんとなく演劇的なつくり。彼らの会話で背景・関係がわかり、彼らの会話に出てくる野球部のメンバーの名前が記憶に留まることにな る。会話だけで飽きさせず魅了していく手腕が素晴らしい。

応援は遠くからなのになぜ届くんだろう。LINEのメッセージを送ろうとしてやめにした久住さんの振る舞いは正しくて、たぶんそれは“届かない”。しか し、彼女が所属する吹奏楽部の応援の演奏は確かに届いたと私が感じるのは何故? 遠くから声を張り上げて応援したくなるのは何故?

藤野くんは野球部を途中でやめてしまったことを「俺の方が正しいよな?」と発言し、安田あすはは同意した。安田あすはの立場だったら大抵の人が同意するだ ろう。でも、私の心は「正しく“は”ないよ」と言う。そして藤野くんも本当は“正しい”とは思っていない。しかし、後悔もしていない。

リアルとお伽噺のバランスがとてもよい。ラスト、何年後かの再会時にヤノくんの名前を聞くのが嬉しく、その活躍に思いがけず涙が出そうになって自分で驚いた。「続けた者が最後に勝つ」なんてことは実際にはそうそうあるわけではない。でも、この物語の中でのヤノくんはそうであってくれて嬉しかった

2020/8/9(日)
近藤史恵『ヴァン・ショーをあなたに』『マカロンはマカロン』を読んだ。
『ヴァン・ショーをあなたに』の中には途中で語り手と雰囲気がガラッと異なる短編があって、とまどいつつ読んでいるといつものレストランが出てきてほっと する。その話は『ヴァン・ショーをあなたに』の中で「マドモアゼル・ブイヤベースにご用心」と一二を争うくらい切ない。『マカロンはマカロン』は特に読み 応えがあって好きな話も詰まっていた。一番は「共犯のピエ・ド・コション」。「コウノトリが運ぶもの」ではしんみり、「タルタルステーキの罠」は予想に反 したヒネリがうまく、「ヴィンテージワインと友情」では表面的な言動に惑わされず核心を見ないとだめだといけないと読後感は悪くない。雑誌「ミステリー ズ!」の連載をまとめているようなので、まだこの続きが読めるのかな、だとしたら嬉しい。

2020/8/3(月)
恩田陸『象と耳鳴り』を再読。平成11年に単行本が出ているからほぼ20年ぶりか。20年! 当時、興奮しながら読み終えたものだった。今回も面白く読んだけど、当時ほどの興奮はなかった。

近藤史恵『タルト・タタンの夢』。このシリーズは読みそびれていた。レストランを舞台にした短編集で、おいしそうな料理がゴロゴロ出てくる。推理面も良し、おいしそうな描写がさらに好き。

そういえば、母がシャープのマスク購入権当選してた。

2020/7/30(木)
気づけば10日経っていて胃はほとんど問題ないくらいになった。朝、起きたときに痛かったり、こってりしたものや量を食べると重くなる感覚があるものの、食欲は見事に復活して気持ちもフラットになったのが本当に不思議だ。

用事があって出かけた帰り道、ワッフル屋さん(ミスターワッフル)でお客さん が買っているのに惹かれ近づいてみると、いかにもおいしそうなワッフルが並んでいた。プレーン、チョコチップ、つぶバナナ、レモンを選んだ。店員さんはキ ビキビ、にこにこしながら「1分くらい温めてくださいね」と言い添えてくれた。袋の中に説明書きが入っていて温め方も書かれている。つぶバナナとレモンを 温めて、半分ずつ食べて、はあ〜なんておいしいんだろうと幸せな気分になった。

2020/7/20(月)
2週間経つけれど胃の重さがあまり良くなってない。一日のうちでも波があったりするし、食べたいと思って食べても少しで胃が重くなってしまう。お昼に食べてその後元気な気がしていたのに、夕食にお味噌汁くらいしか入らなかったり。
再度、内科に行ってあまり変わってないことと、気分が落ち込みがちでそれに左右されている気もすると伝えたところ、前回とは薬を替えて出してくれた。その 一つがドグマチール。精神の薬というイメージが強く、元々が胃薬というのは知らなかった。いつも薬を飲むときは、こんなに小さな錠剤(あるいは少量の粉 薬)なのになぜ効くのだろうと思いながら飲むが、食後に飲んだドグマチールのせいなのか、いい感じに少し眠い。世界と自分の間にごくごく薄い膜が張られた ようなボンヤリ感もあって、そこはかとなく安心感がある。そんなに早く効くかなあ。しかし、プラセボだとしても楽になるならそれに越したことはない。

2020/7/16(木)
近藤史恵『夜の向こうの蛹たち』。主要登場人物は女性3人。謎と恋愛とコンプレックスと。気持ちの綾を描くのがうまい著者の、過剰ではない描き方が素敵だった。ちょっとフランス映画みたいな雰囲気。面白く一気に読んだ。

2020/7/15(水)
弓道メモ。馬手と弓手の間違った動きのせいで、退く胴になってから懸る胴で離れ、となってしまっている。つまり、大三では馬手の肘が流れてる。右方向に引 き始めてしまってるような感じなので、肘はそのままでぐっと上に引き上げる。そして、弓手は足踏みの方向へ伸ばすようにする。弓手先行を忘れない。

2020/7/9(木)
自分の本棚を眺めていて何も読みたいと思えないのがショックで気分が落ちる。だって、何年か前に本を処分したときにそれでも残した本の数々なのに。いわゆ るときめきがない。自分に気力がないと気付いたのがショックだ。そのときと興味が変わってしまっただけとは思えない、もう本を読むモードではないような気 がする。今はエイッと思わないと読めそうにないとわかる。でも、何か読まないと自分が駄目になりそうで怖い。なにか選ぼう。

つくづく『岩波文庫の赤帯を読む』の門谷建蔵さんはすごい。ご存命だろうか。

録画していたビリー・ワイルダー監督『情婦』(アメリカ/1957年)をみた。2度目になる。オープニングから「映画の雰囲気」がヒシヒシ感じられ、テン ションが上がる。クリスティの原作よりさらに上を行ってるのがすごいなあと改めて思う。最後の怒涛の展開は素晴らしいよね。展開も素晴らしいし、それまで のすべての設定が効いてパアーっと花開く感じ。それがまたオシャレに演出されていて無駄もない。

2020/7/8(水)
佐々木俊介『模像殺人事件』を読んだ。好きな作品で、何度目かの再読。どういうところが好きなんだろう。言葉の使いかたと余韻を感じるその後の描き方を数行でおさめるところか。

2020/7/7(火)
3月から4月にかけてと同じようにまた胃が重く食欲がなくなってしまったのでさっさと内科へ行ってきた。座席と座席の間は1つおきに座るようになっていた り、パーティションで区切られていたりした。紙の番号札は入室時に先生に手渡すのではなく、プラケースに入れるように変わっていた。前回同様の薬が出され たので、飲んでいれば良くなっていくだろう。

2020/7/1(水)
久しぶりに弓道場へ。1日1回2時間まで、マスク着用などなど様々な決まりごとはある。丸4ヶ月引かなくて、家でやったことといえば替弦一本作っただけ。 行かなくてもいいな、むしろ行かないほうが忙しくないな、どうせうまくならないし、などと思うことも度々で辞めてもいいかと思うくらいだった。なんだけ ど、時間制限ができたせいで、かえって緩くやればいいじゃんという気にもなって、まずは行ってみたという次第。
変な癖が抜けていればいいんだけど、という以前の問題。矢を落とすこともなかったし、安土に届いたり届かなかったりもしました。しかし、引くにつれ段々と冷静になり思いました。注意されていた す べ て を 忘 れ て い る。
それでも自分にやさしく続けたい。

私はこの日記に本当に好きなもの・ことは書いてないんじゃないかと気付いた。ここは読んでいる人は少なくても公開されている場所であり、やっぱり外面を気 にしているからだろうか。本当に、という言い方もおかしいんだけど、実は弓道に遅れること数ヶ月で始めた趣味がもうひとつあるんです。ドラムです。

私の中では弓道よりドラムの方が好きだし、今でもそうなんだけど、なんだか書きづらかった。発表会にも一回出たし、今年の春にも発表会が予定されていたの ですがコロナの影響でなくなりました。週1回30分で本物のドラムを叩けるのはその日だけ。あとは家でタオルを叩いている。いちばん最初のレッスンで好き な曲を教えてくださいと言われたので、次のときに5つくらいお伝えしたら、先生の課題曲と交互に私の好きな曲も簡単にアレンジされて練習曲として叩けるよ うにしてくださったりしてテンション上がりました。

そんなこんなで3年目に入ったところ。コロナでなくなったレッスンが久しぶりに再開して、数回たったころ、いつもと違うアプローチのレッスンが始まった。 「この曲を聴いて自分だったらどう叩くか考えて」とまず曲を聴かされた。「最初はリズムとるくらいでいいです。で、飽きたなーと思ったらフィルイン入れて みたりして、そんなくらいでいいですよ」なんて一回聴いただけで叩く羽目になりましたが、ワンパターンにしか叩けるはずもなく。いろんなリズムパターンを 習っても、楽譜見ながら叩けても、自分のものになっている感じはしないから、曲を聴いて自分で作っていくというのは難易度高いです。

思えばピアノを習っていたときにも曲を演奏するより練習曲を練習しているほうがハマったなあなんてことも思い出してしまいました。

その曲の楽譜は渡されず一週間自分なりに考えてきてみてね、ってことだったので背伸びせずやってみます。つらい!

2020/6/29(月)
カット・カラーの予定が、カット・パーマになった。乾かすと自然と外ハネみたいになるがそれは嫌いじゃないという話をすると、いっそパーマかけますか? ということになり、外ハネパーマをかけた。無防備な外ハネとパーマの外ハネってやっぱり違うのね、と思った。が、なんか自分で乾かすとあまりうまくいかな い気もする……。でも気分転換になったな。

2020/6/27(土)
お正月にお参りに行く神社へ行き、ひとがたをおさめた。少し前に茅の輪ができているかと思って行ったらまだできてなく、ただ、ひとがたをおさめる日につい て貼り紙がしてあったので、今日行ってきたのだ。茅の輪もできていた。社務所が開いていて近づくと、ひとがたを預かりますよ、という感じだったので、すみ ません、まだひとがたを持っていなくてこれから書きたいのです、と説明し、いただく。初めて書くのですが、と、書き方も教えてもらった。
書き終えると厄落としだから身体を払うよう言われ、肩のあたりを払ってから預けた。

2020/6/13(土)
カトリーヌ・アルレー 安堂信也訳『大いなる幻影/死者の入江』。「大いなる幻影」は殺人はなく、深刻さもそれほどなく、気持ちはわからんでもないけど ね、と気楽に読めてしまう。「死者の入江」は主要登場人物が3人のアルレーらしい心理戦、イメージする“フランスっぽさ”がある。誰もみな幸せにならない 結末といい後味のいいものではないが、幕切れとしてはスッキリしている。

2020/6/11(木)
最近のヒット。ブレンディの「抹茶一服ミルク少々」。 買いたいものがあって、あまり行かないほうのドラッグストアに行ってみたもののそこでも売ってなくて店を出ようとしたら、レジ通らないと出られない(出ら れるのかもしれないけど出にくい)。仕方がなくてお茶類を見ていて見つけたもの。「抹茶一服ミルクなし」もあるようですが、こちらのお店にはミルク少々だ けがあった。
100ccという少なさも良いし、苦すぎず甘すぎず。泡泡してるところも抹茶らしくてよい。おいしい。

窓の外、流れる雲を見ていたら、山の上から雲が流れるのを見たいなあと思った。それほど山に行きたいわけではないと思ってたし、キツイのはもういやだとも思ってたのに、意外な気持ちだ。

2020/6/10(水)
小森収編『短編ミステリの二百年』を読み終わった。短編が11、その後に短編ミステリの二百年の評論。

チャンドラー「待っている」。読んでいるときに「ん?」と思うところがありつつ、それでもスマートな印象が残る話。評論の中で、翻訳に稲葉明雄訳・田口俊 樹訳があってこういう経緯があったんだよ、というのを知った。翻訳ってなんて深いんだ、そしてなんて大変なんだろう! 本編に収められているのは深町眞理 子による新訳。

バークリーの言われように苦笑しつつ、ああこれは「短編」についての語りだからそうなのかと。

2020/6/8(月)
5月に予約していた健康診断をきょうに延期していた。空いているかと思ったら普通にたくさん人がいた。それでも9時少し前に受付で全部終わったのが11時。受付で、離れたところでピ!と計る体温計で計られた。ああー、これかーと思った。

女性フロアですべての先生・検査技師さんも女性で気が楽だった。胸の超音波で「検査で引っかかったことがあるか」と聞かれたため、「毎回超音波に引っかか るのでMRIをしたことはある。結果なんでもなかったので普通の市の検診でいいですと乳腺外科の先生に言われた」と説明したけれど、毎回緊張する検査だ。 去年は大丈夫だったけど、今年はどうだろうか。

バリウム飲んだあとの下剤、すぐ飲むように言われるものの、結構すぐに効いてくるので帰りが辛いです。説明書には「6時間から8時間後」って書いてあるのに1時間すぎからもうおかしかった。1.5時間くらいで完璧に効いてくる。

今回の下剤はそんなに緩いやつなのかと思い、のんびりした気持ちでデパートに寄ろうとすると入り口で離れた体温測定されました。テレビで見たことあるような風景だ。

ユニクロを見ただけでそれも何も買わずにおしまい。薬が結構効いてきたのにドキドキしながらギリギリで帰宅。

2020/6/7(日)
電話で母と話していたら、前の週から再放送していた「愛していると言ってくれ」が面白くて父と一緒に(!)見ているという。二人ともほとんどドラマは見な いタイプなのに、どうしちゃったんだろう。何がきっかけだったのか聞いても覚えていないらしい。私はこのドラマを見ていなかったし、再放送も知らなくてタ イミング逃しちゃった。

2020/6/2(火)
洋服のお直しを受け取りに行ったとき、こそっとお菓子をもらった。朝倉山椒入りレモンケーキ。

昨日、カレルチャペック紅茶店で注文をしたときに、白桃ほうじ茶を再販してください! とコメント欄に書いたら「さらにおいしくなって今月発売予定」であることと、「ビューティーレッドハーブ」と「フルーツパーティー」に味の変更はないとお 返事が来た。白桃ほうじ茶、また飲める!

2020/6/1(月)
久しぶりに一駅電車に乗って髪を切ってきた。駅のホームに立つのが久しぶりで新鮮、電車に乗るのは若干緊張。美容室にはマスクを付けていったけど、使い捨 てではないマスクだったため、カラーをするのに汚れるからと使い捨てマスクを一枚渡してくれました。申し訳ないことをした。使い捨て、どこかで買っておか ないとだめか。
:..
5月の頭にカレルチャペック紅茶店楽天店もあり)で水出しのティーバッグを買って楽しんでいました。

今年の新作「ピーチ&ジャスミン」や「マスカットウーロン」もおいしかったのですが、昨年買っておいしかった「白桃ほうじ茶」と「ビューティーレッドハー ブ」がやっぱり好き。水出しでの「白桃ほうじ茶」が上品な香りですごーくおいしいし、夏の暑いときに「ビューティーレッドハーブ」の酸味と爽やかさに救わ れた。

ところが、そろそろなくなるので追加で買おうとしたら「白桃ほうじ茶」がなくなってるー(6月中に発売予定とのこと)。「ビューティーレッドハーブ」は 「フルーツパーティー」と名前を変えて登場しているみたいだ。説明文を見る限り同じ内容に思える。ほかの新作とともに注文してみます。

お茶といえば増岡園からも新茶の案内の葉書が来て、久しぶりに買おうとサイトを見てたらやっぱり新茶が飲みたくなって注文しました。それほど高くない新茶と「香り冷茶」、「狭山野紅茶」。家にはお茶がいっぱいです。

2020/5/31(日)
少し前にお菓子の型は処分してしまい全然作らなくなった。バターを使うお菓子を作るのが面倒くさい。作っても食べるのに飽きてしまう。でも、お菓子の本は 残していて、いったん処分したのに後悔して買い直したものまである。母が持っていた本も譲り受けてボロボロなまま大切に持っている。自分の日記のどこかに同じことを書いたこともあるけど、検索しようがないので久しぶりにまた書きます。

『楽しく作るお菓子』主婦の友社:(ご指導いただいた先生 磯野和子、伊藤芳子、生方美智子、城戸崎愛、近藤美佐子、山口愛子)
小さい頃、プリンやババロアはこの本の配合で作ってました。なんだかおいしく感じられて。

いろいろ読みどころはあるのですが、
・今でいうオーブンは「テンピ」。私は理解できるけど、今の人には「??」という単語かもしれない?
・レシピで牛乳が1カップのところもあれば、「2本」だったりもする。「赤ワイン」「白ワイン」ではなく「赤ぶどう酒」「白ぶどう酒」
・城戸崎愛先生担当のロールケーキの説明ではこういう記述がある。
「ロールケーキはさっと短時間で焼くことがコツです。じゅうぶんにさましてからそっと巻かないと、写真のチョコレートロールケーキのようにひびがはいります。あなたが作るときは成功させてください」

なお、お菓子の本で読み物としても味があって好きなのが、奥薗壽子さんの『和風ケーキ&クッキー』『子育ておやつわたし流』。どちらも農文協から出ている 本で説明に写真があるわけでもない地味な内容ではあります(同じく奥薗壽子さんで農文協から出ている『もっと使える乾物の本』も読み物として面白くて好 き)。

で、久しぶりに眺めていたら作りたくなって『和風ケーキ&クッキー』に載っている「バナナと豆腐のババロア」を作りました。生クリームも卵も使わない“ババロア”。バナナにプルーンが入るので結構食べごたえがあって充分おいしい。しつこくないし罪悪感がなくて良いです。 

『子育ておやつわたし流』の「小倉カステラ」も好き。バターを使わない蒸しパンですね。

2020/5/29(金)
家のベランダからブルーインパルスを見ることができた。はじめは音しか聞こえないなあと思ってたら、透明な鳥みたいなのが飛んでいるのが見えて興奮! その後、何回も(5回6回)同じルートで見ることができて、たぶん旋回しているんだろうと思った。そのうち、一機だけ雲を出して通ったと思ったらそれが最 後だった。

2020/5/27(水)
谷川史子『はじめてのひと(5)』。誠実な人たちの誠実な行い。そのおかげで結局なみんな幸せになれる、そんなほっとする読後感。「こちら側」からだけじゃなく逆側から、あるいは俯瞰的に見ての幸せを読者ならではの視点で楽しむ。いいねえ〜。

山本崇一朗『からかい上手の高木さん』は最新の13巻まで読んでいるのを書き忘れていた。するする読めてしまってちょっとマンネリ気味だけど、よくもまあ これだけからかいのネタを描けるものだと感心する。進んでいないようで進んでいる、気付かなすぎる西片と攻め攻めの高木さん。

アニメ版『かぐや様は告らせたい』をアマゾンプライムで。ひとつ見ると結構おなかいっぱいになってしまって時間がかかった。途中まではそんなに面白い?  って思ってたけど、かぐやさんの人となりとか背景がわかるにつれ味方したい気持ちになってくる。ラストにかけてはグッときた。学校生活では嫌な人が出て こないのも気持ちよく見られる所以か。

2020/5/23(土)
前の日に買った「新潟産アスパラの肉巻き」がおいしすぎてまた食べたくなる。昨日と同じくらいの時間に行くも見当たらないからキーマカレーにしようか な……というところで店員さんが揚げたての肉巻きを持ってきた! 「あーこれ! 昨日食べてとてもおいしかったんです」と嬉しくゲット。

2020/5/22(金)
郵便局で荷物を発送し、ネットで見かけたドラえもんの切手も買った。局員さんが「すごく売れてるんですよ」と言ってた。

お肉屋さんのレジで自分の番になったとき、次に並んでいた銀髪の奥さまが台にカゴをのせようとしてたんだけど、ビニールカーテンの長さが微妙で置くのに ちょっと苦労していた。それに気付いて補助したら「あら、わかっちゃったわね」と言われた。なんとなく二人で笑い合う。「久しぶりに笑ってよかったわ、い つも一人だし」とニコニコしてた。

2020/5/17(日)
昨日テレビでやっていた『若おかみは小学生!』の映画版をみた。ネタバレ気味です。

主人公の「おっこ」の体験した傷は人と接しているときには表現されないのに一人になったときに表現されたり、無意識に身体にあらわれたりするのが見ていてつらい。

ここに登場するお客さんたちの中での最後のお客さんに対して大人な、つまりは旅館のおかみとしての対応をしたけれど、その前にあのお客さんが語った本音 は、私もそうだろうなと思った。つまりは大女将のとった対応のほうがすべてが明るみに出たあの場合では、適切だったんじゃないかと。私がお客さんだったら その場で自分の罪の意識を消化できないもの。どんなに「誰も拒まないお湯」であっても。おっこ中心に考えれば、現実を受け入れた大団円という描き方になる んだろうけれども。

同級生の「ピンフリ」が勉強熱心で言動一致なところ、次第に見直すようになった。服のセンスは皆無でピンフリを通す心意気、それもまたよし。

TVアニメ版はみたことがなく、映画版が初めてだった。1時間半のなかでうまくまとめたものなんだろうなと思いつつ唐突な部分もあったので、TVアニメ版がみたくなった。

2020/5/20(水)
5月から始まった森拓郎さんのオンラインレッスンに参加して2回目。今回は 呼吸という基本的なところから入った。丁寧な説明と地味な動きを繰り返す1時間。ストレッチや筋トレがもっと効果的にできるように、よりよく身体を使って いく基礎の基礎という感じ。ここができないと正しい動きはできないよ、というもの。
実際、ストレッチのDVDを4週間ちゃんとやってみて、股関節の外旋がやりやすくなり、前腿も伸びやすくなったと思う。なので、ワイドスクワットやヒップリフトでちゃんと効かせたいところに効かせられている感じ。

2020/5/12(火)
YouTubeで男の子が電車に手を振って、運転手さんがミュージックホーン・サービスホーンを鳴らして応えたり手を振ってくれたりする映像や、静かなラストランの風景、ラストランでのしみじみとした車内放送などを見ていたら、時間がいつの間にか経ってしまう。

2020/5/1(火)
NHKの「子ども科学電話相談」、5/2(土)が鳥の川上先生と恐竜の小林先生でとても楽しみです。鳥は恐竜。

2020/4/27(月)
5月に予約を入れていた歯医者さんと美容院、それぞれにキャンセルしようと電話をした。「キャンセルします、落ち着いたらまた電話入れます」と伝えたのだが、「はい、わかりました」と言われつつも向こう側の歯切れが悪さが伝わってくる。

それで、歯医者さんに「ざっくばらんに聞きますが、虫歯でもないのに申し訳ないし、予約を延ばしたりして面倒ではないか」と聞いたところ「お気遣いありが とうございます/そんなことはないです」と言われるし、美容院にも「5月の予約は埋まり始めている」と言われてやっぱり「ざっくばらんに……」と聞くと 「このご時世ですから先のばしは全然構いません」と言われた。
キャンセルしてしまったほうがお店側も予約の管理が面倒にならないんじゃないかと思ったが、歯医者さんも美容院も電話の雰囲気からすると、先延ばしであっても行く意思を伝えるために予約を入れておくのは許されることに感じた。

夕方、電話に出ると以前利用していた宅配牛乳の人からだった。「R-1がたくさん余っている。こんなご時世なので以前お世話になったお宅にお渡しして回る つもりで、あらかじめ電話した」とのことだった。宅配牛乳は震災直後もそれほど止まることなく供給されたり、とっていたLG21はお店で買うより高いけれ ど明らかにおいしく感じた。ときどき「またお願いしようかな」と思うこともあったので、再開する意思があることと、今扱っている商品のカタログを一緒にお 願いした。

森本梢子『アシガール(14)』、中身が濃い。尊のターンだわ、ドキドキする。そして不穏な流れにもっとドキドキ。まだ長く楽しめそうで嬉しいし、何があってもきっと最後の最後はハッピーエンドなはずだ。

2020/4/25(土)
パイシートが買えてたらなあ。

2020/4/24(金)
このご時世だしお菓子なんて渡すべきじゃなかったと今になって思い、かといって改めて何か言うのも変だし、とグジグジしてたら道でバッタリご主人と会った。いつものようにニコニコされていて、挨拶してお菓子についてすみませんと直接言うことができた。距離をとって、かつ、30秒くらいの対話になるのは仕方がない。

2020/4/21(火)
昨晩、吉田修一『路(ルウ)』を読み終わる。
5月にNHKでドラマ化す るのを予告で知って興味を持ちました。ことさらに盛り上げようとしない端正な文章、しかし内容はドラマチックで感情を揺さぶられる。春香とエリックが軸だ ろうけれど、私は序盤の勝一郎と奥さんのくだり、特に電話が鳴るところ、そのあたりはキューッと胸が締め付けられるような気持ちになり、全編通して印象的 な部分。
ここに書かれている人たちがみんな、それぞれの一所懸命を生きていると感じられるのが好き。中には倫理的に外れている人もいるけれど、それを忘れてしまう。それにしたってエリックが清らかな水のようで、濁った部分が全然ない。素敵だった。

2020/4/17 (金)
獅子文六『七時間半』を読み終わった。
品川ー大阪を7時間半かけて走る特急列車内で起きる人間模様。新幹線が通る前の時代。雰囲気がレトロな昭和で、上品 さもあり、モダンさもあり。7時間半といえば長そうで短い。その時間で起きる物語に加えて登場人物の背景も知らずと蓄積されて、人間関係の矢印がどう繋が るのか、うまく解けるのかとても気になった。
こんなふうに終わらせるとは想定外で、うまく斜め上を行かれてしまった! と驚いている。やけに洒脱な印象を残して列車は大阪に着いた。

体調もすっかりよくなって、最近はNHKの「テレビ体操」(Eテレの10分の)は毎日、腹筋背筋スクワットは毎日だったり1日おきだったりでやっている。また、「森拓郎式ほぐしローラー」(絶妙な大きさ!)を使ってYouTubeを 見ながらほぐすのと、DVD『ALL ABOUT STRECH』でストレッチしている。DVDはお姉さんがやるべき回数を一緒にやってくれるのがいい。30秒や60秒って自分だと意外と甘いし、それを2 セットもいい加減になりがちだから。特別な道具がいらないのも良い。

2020/4/16(木)
訳あって、同じ建物に住む顔見知りのおばさま宛に手紙を書いた。おばさまとは道で会ったら世間話が弾むくらいの間柄で、ご主人がお散歩しているときにすれ 違うことも割とあって、会えると嬉しいのでした。でもこのご時世、あちらも私も出歩く頻度が減ったせいか全然会えなくなっていた。
手紙とアーモンドクッキー(スーパーで見つけて最近お気に入りの「株式会社おいしい」)を持って玄関ドアに近づい ていったら、ちょうどご主人がお散歩に行くところに出くわした! ドアポストに入れるか、下のポストに入れるか迷う間もなかった。

そうしたら奥さまを呼んでくれたものの、「元気だった?」なんて話もしつつ長話も良くないと思い「手紙に書いてあるので」と言って自宅へ戻った。お互いの連絡先も知らなかったので、手紙には私の電話番号を書いていて、メモか電話 で連絡くださいと書いていたのですが、少しして電話があった。なんというか……手紙を書いてよかったなあ〜〜と思ったのでした。30分くらいは話したと思 う。少しホッとしたというか、距離感のあるご近所付き合いは悪くない なあ、むしろとてもありがたいと思いました。お互い少し救われたのがわかった。

2020/4/7(火)
緊急事態宣言

2020/4/6(月)
3月初めから気力もなく体調も悪かった。起きると頭が重くて熱っぽいから熱をはかると平熱。詳しく言うと平熱は36.3度で36.5度だった。その後、夜 にやっぱり熱っぽいと思ってはかると36.9度。という感じで記録をつけるようにしたけど、けして37度は超えないという。そんな3月を過ごし、4週目に なるとお腹がゆるくなった。一週間くらいで落ち着いたら今度は食欲が全然なくなってしまった。前回の日記を書いた翌週くらいからだ。そして胃も痛い。大好 きなケーキもお菓子も無理。コーヒーも飲みたいと思えなくなった。おかゆと果物が続いてさすがにまずいだろうと思い、飲めそうなときはプロテインを飲んだ りした。

熱もなく頭が重いのは続いているし、月曜から金曜まで食欲ないし、結局ひとつきこんなで過ごして嫌になってしまった。もっと死にそうなほどつらい人もいる だろうけど、私は私で気持ちが悪いからなんとかしたい。迷った挙げ句、土曜日の午前ギリギリに病院に行ってきた。

かかりつけの内科のホームページで注意書きを見、自分は(コロナと疑われる、あるいは風邪)対象外と思い行くことにした。入り口には消毒液があり、入ると 問診と検温を行う。36.1度だった。先生はいつものように穏やかに話を聞いてくれて、胃痛のほかに1ヶ月の流れを話せたし、お腹がゆるくなかったかどう かも先生から聞いてくれた。その後、横になって胃の確認。

私はここで胃カメラや胃がんリスク検診を受けたことがあり、ピロリ菌もいなく胃がんリスクが低いのは先生も私もわかっている。なので、先生も今のところ検 査の必要はないだろうから、と西洋薬と漢方を一種類ずつ出された。

土曜日のお昼から飲み始めたが、胃の痛みは軽減した。ただ、胃が重いのは続いていて食欲もまだ回復していない。不思議なのが頭の熱っぽさや重さも軽減して いること。頭の感じは一日のうちでも波があって「あ、いい感じ!」と思ったりまた熱っぽさ重さが戻ってきたりはある。でも、3月中ずっとのあの不快感が 減ってきているのはわかる。それでやっとこうしてメモに残すことができた。

今朝は久しぶりに熱っぽさもなくスッキリ目が覚めた。まだ全部戻ってきてないけれど薬をすべて飲み終えるころには良くなりそうだ。

テレビを付けていたら疲れてきちゃって、ラジオをつけてもやっぱり疲れて、今は消して音楽を聞いてる。たぶん、人の声に疲れているんだと思う。イョラン・ セルシェル『eleven-string baroque』良いよ。アマゾンプライムミュージックでも聴けますよ。

アニメですが、TVでみた『推しが武道館いってくれたら死ぬ』はとてもよかった。ヲタの人のアイドルに対するスタンスもいろいろで、距離感がない人ばかり ではないのを知ったり、アイドルとヲタだからこその関係が、その距離感も含めて素敵に思えた。アマゾンプライムでみた『ランウェイで笑って』も興味深くみ た。芸術方面で生きていくってやはりすごいことなのだ。で、『世話やきキツネの仙狐さん』を3話までみた。中野くんみたいにつらい思いをしてない私も癒や される。私はこういうの単純に好き。

2020/3/27 (金)
時間が経ちました。前回の日記を書いた翌日、弓を引きに行ったら「明日から使えなくなるよ」と言われ、3月いっぱいできなくなったと知る。家で徒手練習も せず、替弦作って中仕掛けを作ったのがきょう。さらに臨時休館が延びたと知りました。

こんなに時間があったのに気力が失せてて、まともに本1冊すら読んでない。獅子文六『七時間半』が読みかけ、『短編ミステリの二百年(2)』から最初の話 だけ。3月はひどく非生産的に過ぎていきそうだ。

でもま、毎朝ちゃんと起きて、掃除洗濯して、散歩代わりに買い物行って、食事も食べられて、ときには運動して、結構真面目に過ごしたからいいか。

あすあさってと閉めたり時間変更したりのお店が多いんだろうなとあれこれチェックしてたところのサイゼリヤ。間違い探しが大抵7つか8つどまりだったりするんです が、2019年12月も そうだったなあと解答を見て久しぶりに大笑いしてしまった。4と8にはやられたよ!

2020/3/3(火)
花粉症の市販薬、よく効くが口が渇く気がする。
山に行くにも電車に乗らなきゃいけないし、しばらくはおとなしくしていよう。香菜子『東京みちくさ案内』、なんというか、ちょうどよくて素敵。

2020/3/2(月)
髪を切りに行った。お店の人が皆マスクをしていた。

2020/3/1(日)
島本理生『Red』。映画をみたかったけれど映画館に行く のは憚られて本を読むことにした。一晩で一気に読んでしまった。ネタバレぽくなるので最後は反転させます。
不倫の関係で出会って別れ、10年経って再会したときもまた不倫の関係だった。主人公・塔子は現在の生活に抑圧されていたからなのか、あっという間に昔の 相手と再び深い関係になってしまった。わからなかったのが、再就職先で小鷹に翻弄された挙げ句、気になる存在になってしまうという塔子の気持ち。なにか確 かなものを欲してしまったからなんだろうか。抑圧と不安定にさらに不安定要素を重ねているとしか思えず、余裕がなくて“らしく”なかった。
関係は自分で終わりだと感じないと終わらないんだろう。10年前は塔子の中ではきちんと終わってなかった。今回はどうするのだろうとヤキモキしたが、さらに時間の経過を重ねたのちの描写でその後を少しずつ知り、当事者にしかわからない感覚を私も共有した 気持ちになって胸が苦しくなった。終わりにしようとお互いに言うわけではないのに、終わったと知ること。その絶対的な正しさが苦しい

2020/2/26 (水)
弓道。何本かあたったし、一度は2本続けてあたった。弓手、角見の効かせが大事だなあと改めて思う。弓手の肩が詰まってる気もするし、弓手先行で下げてゆ く感覚がイマイチだ。土曜日に離れのときに馬手が下がり気味だと指摘されたのも少し気になる。

2020/2/24 (月)
今年は出すのをやめようかと思っていたけれど、年に一度のことだしと思い直してお雛さまを出した。首が取れている人たちが何人かいたので、接着剤で止めつ つ配置する。面倒だけど、まあ、並んでいるのを見れば和むね。

2020/2/23 (日)
凪良ゆう『流浪の月』。物事の裏側は当事者じゃないとわか らないことだらけで、そして当事者にどんなに近くても理解できない人も存在するだろう。現実だったら、私もきっとここに描かれる第三者と同じ対応をするん じゃないかと思う。でも、当事者側の状況・背景・気持ちが丁寧に描かれるため、いつしか味方の気持ちになって物語を追っていた。それほどの説得力があるの が見事だった。

2020/2/20 (木)
アガサ・クリスチィ 中村能三訳『ゴルフ場の殺人』。読む のに時間がかかった。つまりあまり面白くなかった。
アガサ・クリスチィ 大久保康雄訳『アクロイド殺害事件』。 再読。知ってての読み返しも新鮮。明らかに引っかかる箇所があとでちゃんと言及されていて、うまいなあと関心する。
どちらも創元推理文庫の古い版で、クリスチィ表記。

2020/2/17 (月)
柏耕一『交通誘導員ヨレヨレ日記』。ほのぼの系かと思った ら現実的でシビアな内容だった。
田村由美『ミステリと言う勿れ(6)』。面白い。1巻から また読み返したくなる魅力がある。

2020/2/14 (金)
洋服のお直しを取りに行ってチョコレートをもらい、お肉屋さんでもチョコをもらい、弓道場の利用料を払ったときに「バレンタインなので好きなのを一つどう ぞ」とチョコレート菓子をもらった。お返しをどうこう考えなくていい、こういうバレンタインチョコならお互い気楽でいいかもしれない。

2020/2/9(日)
本八幡の螢明舎に、それだけのために行ってきました。秩父のカルネ繋がり(カルネの店主は螢明舎で修行されたのち独 立)。
コーヒーのロア・ブレンド、クロックマダム。お代わりのケア・ブレンドと、いちじくとプルーンのタルト。
ふたつのブレンドはタイプが異なり、どちらもおいしかったし、甘さのあるタルトと合わせたケア・ブレンドはより相性良く思いました。クロックマダムはフラ ンスパンを台にしていて食べ出あり。ツナと野菜の煮込みがまるでミートソースのように感じられて深く、おいしい。タルトはしっとり、果実味もたっぷり。満 足度の高い食事になりました。谷津が本店のようで、そちらにも行ってみたいです。

2020/2/8(土)
弓道。先日の講習会を思い出しながら、再現できるように意識してみた。当たり前だけど難しい。それでも何回か気持ちよくあたったときもあり、一度だけ甲矢 乙矢と続けてあたったのはさすがに嬉しかった。

福田雄一監督『ヲタクに恋は難しい』(2020年/日本)(公式サイト) をみた。ネタバレではないと思うけど、途中反転させます。
主役二人以外の出演者を知らず、ミュージカル仕立てというのも知らず最初の歌で気付いた。 ミュージカル部分が唐突に始まりぶった斬ったように終わる。演者たちはうまいけど、退屈な時間。リズムが崩れてる。高畑充希はうまい。山ア 賢人の無機質な表情は良いのに、最後の笑顔に魅力を感じないのはなぜだろう。斎 藤工は茶髪が似合わず、菜々緒は眼鏡をかけたほうがキツさが和らいでいいかも。賀来賢人のヲタ芸、うまかった。

2020/2/6(木)
小杉拓也『高校の数学I・Aが1冊でしっかりわかる本』を 何とか終わらせた。最初はこの本だけを通読してから「高校数学の基本問題」 を解いていこうと思ったけど、問題を解いてみると理解してたはずのことをすぐに忘れてしまっていることに気づいたので平行して進めてみた。本は重要部分を 重点的にという感じなので、これだけだとわかった気になってしまう。「〜基本問題」のほうが格段に難しくて落ち込むという繰り返し。そして「〜基本問題」 も、全問は解いてない。背理法、データの分析、確率の一部、N進法の計算などはやらなかった。
今後はチャート式の白をやってみようかなと思ってるけど、ほぼ忘れていることの独学なんて最初からひとりで勉強するようなのと変わらないから大変だし煮詰 まりそう。ただ、なんか何にも気が進まないときに本を開いて問題を解こうかな、なんて思うときがあったのが自分でも不思議だった。

2020/2/5(水)
歌野晶午『間宵の母』。あまり考えないで読んでしまったが 残虐な描写が多く、後味もかなり悪く少し後悔している。
米澤穂信『巴里マカロンの謎』。11年ぶりの小市民シリー ズ! 連作になっているせいで、苦さから甘さへの転化も感じられてまとまりが良かった。小市民シリーズは小左内さんにもう少し毒気があった気がするんだけど、ほ ぼ感じなかった。毒気に魅力を感じていたので物足りなさが残る。

2020/2/3(月)
節分だったので、宝登山神社で入手した豆を食べた。豆のほかに豆と同じくらいの小ささの砂糖菓子みたいのも入っていた。炒り豆は食べだすとおいしいな。

2020/2/2(日)
弓道の講習会に行ってきた。講習会に出ると、先生によって教え方のアプローチが違うのが新鮮でとても勉強になる。それがすぐに自分のものにはならなくても 意識しようと思うし、先生は悪いクセがつかないように難しいと思えることも早めに言ってくださっているのがありがたかった。

2020/1/29(水)
弓を引きに行く。先生に、大三で手の内が控えすぎ、引き分けするときに入れすぎになってるし、天文筋がついてないことを指摘され、手の内のおさらい。弓を 天文筋につけ、虎口を弓に当て親指をまず斜め下にして虎口を少し巻き込むようにする、三指を揃える、親指を少し起こし気味にして打ち起こしていく。大三で 虎口にはまったら、それ以降は手首を動かさない。角見で押す。
馬手肘は肩線より後方へ。肩甲骨を前に出すような意識で前肩の内側を縮めないようにする。

2020/1/28(火)
冷たい雨の日。一日家にいて、ものすごくダラダラと過ごした。かえって気分が滅入って失敗したと思った。いくらダラダラしたくても、思い切っていつもどお りに過ごすほうが結局スッキリした一日になる。

2020/1/26(日)
宝登山に行きたくてこの日を狙ってました。天気予報を一週間チェックしつつ、なんとかなりそうだと判断して出発。7時に家を出て駅までは傘を指し、ザック カバーも付けていたけれど、電車で移動している間に雨は上がってて長瀞駅に着いたときにはまったく問題ない天気になっていました。

いつも宝登山に行くときは、野上駅出発で長瀞駅がゴール。しかし今回は違うルートにしてみました。石丸哲也『東京発 半日ゆるゆる登山』に長瀞駅出発で氷池を経由して 宝登山、長瀞駅に戻ってくるというルートが載っていて興味をもったからです。

今回は寄居駅で「ぶ らり!秩父・長瀞 おでかけきっぷ」を購入し、長瀞のあとに秩父まで足を伸ばすことに決めた。

長瀞駅からまず白山神社に行く途中にいい感じのカフェがあるのを知る(調べてみたら見つかった。ura_hoto(うらほと)というカフェでwebサイト あり。行ったことないのでリンクはらず)。山と高原地図のオンライン版を使いながら歩いたので修正がきいたのですが、最初、間違えて神社前を通り過ぎてし まってて神社手前で右折しないといけなかった。その後、左折するところもちょっと怪しくて、あとから振り返ってあの道かとわかることが多く意外と難易度高 かった(私にとっては)。

順調に行けば駅から30分くらいで氷池に着けます。こんな暖冬だから氷池はどうなんだろう? と思ってましたが、湖面が動いてなかったので氷になっていたんだと思います。氷は長瀞の天然かき氷の氷採取するための池。かき氷は冬が旬だと聞きますが、 たしかに採れたての氷を食べるなら冬だよねなんて思いました。池からは氷池分岐まで上がって、いつものルートに到達。あとは最後の階段を頑張って山頂に到 着。野上駅からに比べればいくぶんショートカットのルートになり、前半のいつも足元がグチャグチャしたところもパスできたし、人が少なく静かな歩きを楽し めるのも気に入りました。

山頂には人がいっぱい、ロウバイもいい香りを放っていてちょうど見頃、梅も咲き始めていました。しばらく景色を楽しんで山を下り、宝登山神社を参詣する。節分用の豆が売っていたので初めて購 入しました。その後、いつものように「やまし た」でカフェオレとカラメル焼プリンを楽しむ。そういえば神社近くの建物で、なにか新しいお店ができそうな気配のところがありました。楽しみ。

長瀞駅に戻るとロウバイの苗の無料配布をしていたのでつい貰ってしまったけれど、無事に育てられるだろうか。

長瀞から秩父鉄道で御花畑駅まで。この駅と西武秩父駅が近く、観光ではなく単に食事とお土産が目的(西武秩父駅前温泉 祭の湯)だったためで す。はじめて「わらじかつ丼」 を食べてみたのですが、ソースカツ丼と勘違いしてたせいか、こんなにアッサリしててこんなに薄いんだーと驚きました。豚の味噌漬けをかつにしているのか な? 一枚だけの(小)にしてちょうどいい量でおいしくいただきました。お土産に「ちちぶ餅」と「ちちぶまゆ」だけ買っておしまい。御花畑駅から寄居駅まで乗っ て、もう充分「おでかけきっぷ」の元は取れました。

石丸哲也『東京発 半日ゆるゆる登山』は、歩くのに最適な 季節でルートが紹介されています。週に1回という設定で、50コース。「モデルコースと所要時間」「歩行距離」「アクセス」「その他の最適なシーズン」 「ルートを楽しむアドバイス」「立ち寄りスポット」などが詳しくて読むのが楽しい。今後も参考にします。

2020/1/22(水)
弓道。引き分けていくときに物見が戻るのは馬手が強すぎるからかもしれない。弓手の角見がきかないのはベタ押しになっている可能性がある。弓手先行で馬手 はゆっくりおろしていく気持ちで。そんな気持ちでやったら、角見にはまる感じが多少あり。

イョラン・セルシェル「Eleven-string Baroque」
有元葉子『この2皿さえあれば』、料理の写真が美味しそ う、かつ、美しすぎて写真集のよう。思わず衝動買いしたものの作らないだろうなあ。

2020/1/21(火)
高校数学の 基本問題」、順列・組合せの単元を苦しみながら終わる。続くは確率でやる気が起きない。

2020/1/20(月)
岩井俊二監督『ラストレター』(2000年/日本)公式サイト)。

すごくいいとか、おすすめするとは言えないし、感想書くのが難しいと思っていたのに、あれこれ考えてしまう。あとから効いてくる映画。ネタバレするので一 行目以降反転します。

手紙は住所に届く。そのせいで手紙の交錯が複雑化していく。

乙坂は未咲に恋したけれど、選ばれなかった存在。大学時代に未咲にフラレ、彼女は駆け落ち同然 に結婚してしまった。

未咲は阿藤に暴力を振るわれても自分では助けを求めず、助けを求めてきたのは娘であり、自分か ら娘を連れて家を出ることはなかった。阿藤が家を出たのが先。その時点で未咲が求めていたのは阿藤なのだろうと思う。そしてそれは未咲の選んだ道。生徒会 長をつとめる学校のヒロインが首をかしげるような相手と恋に落ちたって仕方ない。

だから、妹の裕里が「おねえちゃんと結婚してくれてたら」とか未咲の娘・鮎美が「もっと早く来 てくれてたら」なんて言うのはちょっと違うと思う。とはいえ、妹の裕里は乙坂に片思いしていたから、両思いだった二人がなぜだめになったのか歯がゆいのだ ろう。また、娘の鮎美は母が死んで、それが自死だと知りつつ父に対する恨みがましい言葉を吐いている描写もない。恐らく、感情の爆発は乙坂相手にしかでき なかったんだろうと想像すると、この言葉を吐くことで彼女が楽になるのだったらそれでいい。

さてしかし、未咲が娘への遺書としたラストレターは高校時代に乙坂が添削してくれた挨拶の文面 だった。どう解釈すればいいのだろう。私はそれが未咲も乙坂をずっと好きだったという意味ではないと思っている。幸せだった頃の文章・手紙、それを繰り返 し読めばそのときは救われたのだろう。未来ある娘へのはなむけの言葉として選んだだけであろうと思う。

結局彼女は自死してしまった。なぜ? 自分が好きな人は去り、かつて好きだった人は自分からフッてしまった。もう戻れない。娘が言うように、乙坂と未咲が再び会えていれば未咲は死なずに済んだ のだろうか。それはやっぱり断定できないなと思った。

さて。裕里の義母が恩師に英語の添削をお願いする、その文章が無味乾燥なものであることにキュ ンとした。先生に恋しているんだなあと。また、高校時代の裕里を演じた森七菜の片思いをうかがわせる表情がうまかった。

また、蛇足ですが、裕里の家や義母の恩師の家のインテリア・雰囲気が生活感もありつつとても素 敵でした。
2020/1/14 (火)
北村薫『遠い唇』。「遠い唇」「しりとり」が切なさを増し ているのは亡くなった人が残した謎解きだからなのか。

相沢沙呼『medium』。ネタバレするので反転します。 半分くらいで止めておくつもりが結局一気読み。
エピローグで既に違和感があったので、犯人=香月ではないかと注意深く読み進めていた。「女子 高生連続銃殺事件」の犯人が「あなたなら、わかってくれるかなって、そう思って」と発言したことで確信にかわり、「泣き女の殺人」で結花の霊と対話してい るときの香月のモノローグ「そうか。これが死か。これが死というものか」がインタールードの犯人像と一致するとさらに確信を深めた。
なので最終話での展開も途中までは想定内だった。だけど、翡翠のキャラ変から始まって降霊でき るのは嘘、さらには推理の再構築まで楽しめるとは思わなかった。香月を小馬鹿にする言葉遣い、最高。そして、それだけで終わりにせず、エピローグで千和崎 真の視点での翡翠の様子が描かれている。翡翠は本当は……と、真の観察を信じるならば、物語全体にも翡翠にも魅力は増す。そして真のあたたかい視線にも救 われる。

2020/1/13 (月・祝)
朝、起きると雪が降っていた。止んだり、雨になったり、また雪になったり。6時半頃、貸し切り風呂に行き温まってくる。8時少し前に布団を上げにいらして から朝食の配膳は8:15頃くらいからか。食事後、9時半頃に部屋を出てチェックアウトする。お会計の人、昨日お部屋を案内してくれた方、お部屋係の方、 朝布団を上げてくださった方、フロントの方が外に出てお見送りしてくれる。見えなくなるまで手を振ってくれているとわかるので、時々振り返って手を振りま した。

松本家で水ようかんを買ってからバス停の待合室で待つ。 10:07のバスで会津若松駅まで行き、ロッカーに荷物を預け行動開始。
まずは飯盛山に行き、白虎隊のお墓やさざえ堂を見る。さざえ堂は外から見るだけにした(入場料400円)。次は、会津若松駅経由で七日町駅まで行き、七日 町通りを散策するも、割と静かな感じだなあという印象。増 田屋でお昼にしようとするも混雑していたため、少し待って呼ばれた。囲炉裏で焼いているのが見えて素敵。田楽コースという6種類楽しめるものにし ました。こんにゃく(2本)、豆腐生揚げ、おもち、しんごろう餅、里いも、身欠にしん。具材によってお味噌の味を違えていて、とーってもおいしかったで す。例えば、こんにゃくは甘味噌・ゆず味噌1本ずつ、豆腐生揚げは山椒味噌、というふうに。
その後、野口英世青春通りまで行ってから会津若松駅へ歩いて戻った。15:04発の磐越西線で郡山まで。1時間以上乗るので早めにホームに並んで待ってま した。実際、折り返しの電車が来たのは14:55頃でしたが、その頃には長蛇の列。無事座れたものの、電車は終点までずっと混んでいました。
郡山駅からの新幹線の時間まで時間はたっぷりあったため、どこかでお茶しようとウロウロしていたら、向山製作所cafeがお いしそう。パンケーキとエスプレッソを頼み満足して休憩す。エスプレッソのキャラメルが付いてきました。これが大人な味でおいしかった。
駅ではほかに、夕食用に海苔のりべんを 買って帰宅。

2020/1/12 (日)
会津東山温泉に行ってきました。
郡山駅で30分くらいの待ち時間を経て、11時頃に会津若松駅に着いた。宿に荷物を送ってくれるサービス(300円)を使い、身軽になってから観光開始。
まちなか周遊バス「ハイカ ラさん&あかべぇ」の1日フリー乗車券を購入し、まずは鶴ケ城へ。鶴ケ城天守 閣・茶室麟閣御薬園の三施設共通入場券を購入し、 その順番にみてまわる。鶴ケ城は一筆書きの見学コースになっていてすれ違いのストレスがないのがいい。茶室麟閣では抹茶と茶菓子で休憩(売店で抹茶やお饅 頭を買うことも可能)、そして御薬園は人が少ないせいか静かに過ごせた。御薬園は冬枯れの時期なんだけど、手入れされているのが感じられ、配置に趣を感じ る素晴らしい庭園だった。植物が青々した時期はまたさらに素晴らしいだろう。
三施設共通入場券を買うと、スタンプ帳を兼ねた鶴ケ城から御薬園への道しるべの紙を貰える。最後の御薬園でスタンプを押させてもらったら、受付の人に茶室 麟閣のを押し忘れていたのに気付かれて「裏技」と言いながら茶室麟閣のスタンプを出してくれました。ただし、三施設共通入場券を買っている人だけにです、 とのこと。ありがたかった。なお、鶴ケ城から御薬園まではバスに乗るつもりが歩けそうだったので歩いてしまった。20分くらい。
その後、會津風雅堂前のバス停まで歩き、そこから東山温泉駅までバスに乗って向 瀧まで。宿からは3日前に予約確認のお電話があり、食べ物のアレルギーの有無、川魚が出ること、雪見ロウソクが難しいだろうということのお断りが あった。
宿のほうへ歩いていくと気付いて中からお迎えに出てくださる。通されたお部屋はやはり暖かく、コタツも嬉しい。ほどなく、お部屋担当の方がお茶菓子を持っ てご挨拶にいらしてくださった。びっくりしたのが外国人の男性だったこと。フィリピンの人で、1年前に日本に来て、向瀧には半年前から働いているという。 物腰が柔らかいし、所作もきれいで、日本語もほぼ問題ないのがすごい。
夕食は18:30、翌朝の朝食は8:30にしてもらった。夕食まで大浴場と貸し切り風呂(鍵を掛けられて無料)を楽しんで、大相撲を見てまったりしてた。 食事は3回に分けて運ばれてくるのですが、ちょうどいいタイミングなのがすごいなあ。
前回は食事が終わったら電話くださいと言われたのですが、今回は言われず、タイミングを見計らってほうじ茶持参&最後の片付けにいらした。お水とお湯の確 認&追加はなし(実際、飲んでいなかったし)。
布団を敷きにきてくださった方によると、ここまで雪が降らなく暖かいのは異常とのこと。

前回泊まったときのメモ 印象も感想も、ほぼ変わらないです

2020/1/11 (土)
『映画 すみっコぐらし とびだす絵本とひみつのコ』公式サ イト)をみてきました。
もともとうちには、とんかつ・えびふらいのしっぽ・ホコリ付きのソファの手乗りサイズの小さなマスコットがありまして、気になっていた映画です。映画の冒 頭でキャラクターの紹介があるのがいい。おばけとざっそうがかわいい。すみっこが好きなキャラクターたちの行動を見ているだけで充分楽しいが、そこに ちょっと切ない話を絡めてくるものだからキュンとくる。彼らは言葉を発せず、ナレーションによる説明とシンプルな表情だけで物語の進行と感情表現が行われ ていく。気持ちは充分すぎるほど伝わってきて、ほろりと泣きました。

2020/1/10 (金)
弓道は、左に傾くクセと物見が戻らないように注意して練習する。何回かあたる。

2020/1/8(水)
弓は、先生が来るまでの12射で3本あたって気分よかったけど、その後はあたらなくなった。弓手を下げる意識ができてないみたい。

2020/1/5(日)
行ってみたかった新宿のらんぶるへ。地下は禁煙。クラシックな広々とした空間。行く途中で見かけた札幌スープカレーのお店が気になったので、ブレンドだけ 注文した。一人でも気兼ねなく過ごせそうなところだったなあ。広いせいか意外とお客さんは少なく思えた。
スープカレーは東京ドミニカというお店。地下へ降りようとしたところで列ができていて、少し待って入ることができた。スープカレーの種類を選び、スープの 種類(味が違う)、辛さ(−10から+10)を選ぶ。ポーク、白(豆乳)、−1にしました。マイルドでちょうどいい辛さ。入っていたゴボウに味が染みてい ておいしい。お肉もたっぷりで食べがいもあるし、とにかくおいしかった。新宿でご飯を食べる場所をあまり知らないので選択肢が増えて嬉しい。また食べた い。

2020/1/4(土)
今年初めての弓道。何回かあたる。先生に会から段々と身体が的に傾いてってると言われた。その後、大三まではいいのに引き分けから鳥刺しになってる、と も。引き分けのときに弓手を矢筋に沿って伸ばすようにしてとアドバイスを受けた。弓手の描く軌道がおかしいのだった。

2020/1/2(木)
神田明神に8:00頃に着くとあまり列はできてなくてすぐにお参りできた。しかし、やはり御守り・御札の列は長く、たっぷり30分かかった。湯島から上野 へ抜けて、国立西洋美術館ハプス ブルク展に行ってきたけど、入ったのを後悔するほど混んでいて全然進まない。それでも「青いドレスの王女マルガリータ・テレサ」を観られたし満 足。小さい頃持っていた本の表紙にマルガリータが描かれていて、その絵の解説で「ラス・メニーナス」を知った(今回は展示なし)。なぜか強烈な印象を持っ た記憶がある。

常設展もみたあとは、お腹が空いて肉の大山というところに行ってみ た。混んでいたけれど5組ほどの待ちで案外早く順番が回ってきた。盛り合わせランチプレートにした中のハンバーグが一番おいしかったかな。エビフライの下 味や豚汁が濃く全体的にしょっぱかった気はする。

来た道を戻って、みつばちに行く。最初にお会計をして席を 案内される。小倉アイスをお願いすると、モナカを付けますか? 求肥は付けますか?(だったかな)と聞かれた。アイス単体にしました。混んでいたので相席 でした。たぶん食べたのは初めてだと思う。だって、こんなにおいしい小倉アイスを食べたなら絶対覚えているはずだから。

2020/1/1(水)
昨年と同じく氏神様へ早めに行った。7:45に着いて列にはなっていない。甘酒をいただいて8時になるのを待って御札をいただいて帰る。
田村由美『ミステリと言う勿れ』を一気読み。マルクス・ア ウレーリウス『自省録』の引用が少しうるさいけれど面白い。

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