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1999年1月


31(日)
PHSに電話するのに、今年から番号体系が変わったのに気づいて、どうしよう、と思う。PHSもケイタイも持ってないので、どう変わったのか、良くわかんないのだー。でも、旧番号体系にかけたら何とかなるんだろうと思ったら、本当に何とかなった。ちゃんと声の案内が入ってたー。良かった良かった。

今週の金曜日に、『金枝玉葉2』みにいくよ。


30(土)
スケート。少し厚手の靴下をはいてしまったら、やりにくくてしょうがなかった。靴の感覚がじかに感じられなくて、うまくできない。布一枚の厚さでも、左右されてしまった。手袋忘れて、先生に借りた。

「活字倶楽部」、'99冬号を買った。法月綸太郎、結婚したんだ! 文芸誌の'98年掲載作品一覧が便利そう。竹本健治、1冊出てたんだ、知らなかった。篠田真由美がホワイトハートから文庫出したんだー。いろいろわかりました。

秋月こお、初の単行本をみた。「STUDIO VOICE」少し気になる。ゴフスタインって手に入るかな。

山之口洋『オルガニスト』を読み始めた。1枚だけ、バッハのオルガン曲集を持っている。だから、本の中に出てきた曲を聴くことができる、CDの中にあれば。でも、聴いてみたい、というのは、入ってなかったりするなあ。


29(金)
オールナイトの映画をみるのにあこがれている。やってできないことじゃないのに、まだ実現させたことがない。オールナイトのスケートならば、富士急ハイランドに行ったことがある。夜の12時頃に着いて、滑りはじめたは良かったけど、そんな何時間も飽きるじゃない。夜中の3時には限界。でも、もうその時間だと遊園地も動いてないので、ゲームコーナー行って下手なボウリングやったりで、なんとか時間をつぶそうと努力。いよいよそれもだめになると、食堂(?)みたいなところに行って仮眠。明け方近くまでそうしてて、夜が明けるころまた滑り出した。結論。もっと遅く、それこそ3時とか4時くらいに着くように行くのがいいかも。

TBS「気分は上々」に、千葉県大多喜町の「ハーブアイランド」が出てきた。電車で行くとちょっとつらいけど、宿泊するところも環境もいいところです。食事もおいしい。部屋数は少なくて、部屋はそれぞれ違う雰囲気になっていて、香りも異なってる。とにかく、ハーブづくし。特に興味はなくても、いい気分になれます。

『謎のギャラリー 特別室U』『エツコとハリメ』を読了。


28(木)
昨日の時点で、『謎のギャラリー 特別室U』は話をひとつ残すだけとなったので、鞄の中には『恋愛中毒』を入れて出かけた。

するすると入っていけて、読了。久しぶりに一気読み。「合うかも」と言ってくれた知人によれば、毎日新聞で茶木則雄が98年ベスト3に挙げていたらしい。

『リング』は、相当昔に出たものと思ってた(1991だ!)ので、映画化した時には「なんで今ごろ?」。でも、予想に反して、ブームになったようで。文庫化して本も売れてるようだし。『リング』『らせん』も読みましたが、そんなに恐怖を感じなかったような記憶あり。と、自分の感想を調べてみる。・・・話をおぼえてないのだから、始末悪い。『ループ』は読んでいません。前の2つ覚えてないと面白くないんだろうし、読み返す気分でもないし。

「エヴァ」は、「はまるからみてみ」と「はまるからやめときな」、両方言われた。案の定、はまって、毎日ビデオを借りにいって、ビデオ化されてないやつは、ダビングテープまで送ってもらって、見終えた(調べたら、97年の夏だった。「エヴァ」の話をしてるのは、この日以降)。でも、公開された映画(最終的なやつ)をみて、一気に評価を下げてしまい、さめてしまった(感想はここ)。


27(水)
北村薫編の『謎のギャラリー 特別室U』を読み始めてる。いい感じ、いい感じ。読書の”復帰”なるかも。その次には、山本文緒の『恋愛中毒』のつもりです。「合うかも」とすすめられると弱いので・・・。

母と電話で話をしてて「宇多田ヒカルって知ってる? 藤圭子の娘」というと「あ、前に聞いたことある。歌手になるとか」。藤圭子は再婚して、そのだんなさんとの間に生まれたみたいですね>宇多田ヒカル そのだんなさん、音楽やっている人らしい。うむう、才能の遺伝かなー。でも、藤圭子の前のだんなさんが、前川清だなんて、知らなかったです。なんで知らないのよー、なんて言われたけど、だってさすがに知らないよお。

TV「笑ってコラえて!」に出てきた看護婦さんの話に感動して泣いて、「お水の花道」で泣いて、疲れた。TVばっかり見てるから、本読めないのか? 単純。


26(火)
昨日は、あれからお菓子食べずに寝ました。この誇らしい気持ち!

訂正。「チョコパイ」は、ロッテ。「カスタードケーキ」などもありますね。で。昨日あったのは、森永の「ガトーショコラ」っていうものでした。つまり昨日のは、正しくは、「ガトーショコラじゃなくてエンゼルパイが食べたい!」という願いだったわけです。

さて、念願の「エンゼルパイ」、いそいそ買って帰って食べました。マシュマロの、グチグチした感じも捨てがたいけど、「ガトーショコラ」のがいいなあ。

山田風太郎『十三角関係』、ノれないので、中断する。また今度お会いしましょう。

イギリスにいる友達の帰国がまた延びた。今度は3/E。ああ、何度延びたことか。便利なe-mail。英語しかダメだけど。


25(月)
今からならまだ、11時に眠れる。眠れるけど、チョコパイが食べたい。チョコパイで妥協していたけれど、ほんとはエンゼルパイが食べたいのよー。チョコパイを食べながら、いつも私はそう思う。そして今日、エンゼルパイの大きい袋入りのを見てしまった。明日買おう。万歳。

読んだ本やみた映画について、なにか書いたあとあれこれもっと言いたくなることが多い。でも、やめとこう。言葉にならなくて、もやもやもだえる気分もまたよろし。

平和な毎日のしっぺがえし、くる?


24(日)
雨が降ってたので、外に出るのはやめました。野矢茂樹『無限論の教室』(講談社現代新書)をなんとか読み終えて、3時から映画、『夜半歌聲』を見ました。あまり期待しないでみはじめたんだけど、良かったです。「生きてることを知ってた」っていうセリフがいい。「生きてることを信じてた」じゃないんだなあ、と。バカ息子の存在が撃ち殺してやりたいほど憎らしく、対して、お付きの女の子の献身さが印象的。何度も流れる歌がせつなくて、ラストに続いて字幕だけで語られた二人の最後に泣けた。

雨降り万歳。


23(土)
スケートの予定だったけど、電車に乗っているうちに気が変わる。目もいまいち調子良くないし、ちょっと遅れ気味だったので、電話をして来週に振り替えてもらった。

「BRUTUS」2/1号を買いました。特集「ニッポン贔屓」(”贔屓”にチャチャチャのルビ)。シラク大統領は、土偶と埴輪の違いを説明できるそうです。

「ポケット・ステーション」発売。欲しいけど、うーん、使うかなー。なんとなくは欲しい。クラッシュの出てくるCMが好き。「うわー、クラッシュー、クラッシュー」と騒いでしまうよ。テレビ東京?で、朝、クラッシュが天気予報やってるって聞いたけど、本当? あ、そうそう、「クラッシュバンディクー2」を最後までやると、おまけの映像がみえるようになったんだけど、これが、クラッシュバンディクーのテーマ曲のプロモーションビデオ。ものすごいB級でひたすら笑えます。伊豆まで行って撮影して、なにやってるんだ? ゲラゲラ。

現行で売っている本は、なるべく新刊で買いたい気持ちがある。でも、昨日買った中には現行で手に入るものもあったんだよね。『変調二人羽織』は知ってて買った。『ホッグズ・バック〜』は、(現行では)売ってないだろうと思って間違って買った(まだ買えるはず)。あとのは、たぶん、今は手に入らないはずのもの。

もし私がある本を新刊本屋さんで買わないと、その本は1冊売れなかったことになる。100人同じことしたら、100売れない。そのうち、「売れなかった」とみなされて、その作家の本は出してくれなくなるかもしれない。あるいは、ちょっと変わった趣向の本が当たらなかったとしたら、同じようなものも出てこなくなるんだろう。

ああ、こういうの好きだなー、と思ったら、なるべく買わないとだめなんだと思う。好きな作家に残って欲しかったら、その人のものは絶対買わないと。それが一番の応援な気がする。

なんてえらそーなこと言ってても、やってることに矛盾はあるのです。『変調二人羽織』の場合、「相当売れてるから、一人くらいいいでしょ」なんていう気持ちがあって古本を買ったのは、否めない・・・。デビューしたての人の作品を、図書館に一冊リクエストしてるし。そういう人の本を一番買うべきなんだよね、きっと。ちなみに、『オルガニスト』です。


22(金)
朝から目が痛い。目頭のあたり。多分、ものもらい。目医者さんに寄って帰ることにする。

先生の数が増えてる。でも、私の好きな先生は相変わらずいる。あー、なんだかちょっと普通っぽくなったかもしれない。背が高くてスマートで白衣が似合って冷たそうで、声が小室哲哉っぽい。そしてめがねをかけている!(ここ大事) 好みを疑う? でも、しょうがないじゃん、見かけでしか判断できないんだもん!好きというより、憧れの雛形って感じかな(言い訳)。

診断はやっぱり、ものもらいのなりかけ、ってことで、飲み薬と目薬もらって帰ってきました。医院の横に、BMWが1台置いてある。先生の誰かが乗ってるんだろなー。

駅からちょっと歩くこのあたりも、ちょっと変わった感じで、良いほうへ開けてきているみたい。雰囲気が明るい感じ。道の向こうに、新しい古本屋さんを見つけたので、寄ってしまった。1階は、CD(ジャズが多い?)と本。2階は、特に国文学と日本史らしい。『世界ミステリ作家事典』が2冊もあった。東京創元社の『レーモン・ラディゲ全集』がある。欲しかったなあ。最近、新訳の『肉体の悪魔』が出ていたけれど、あれも読んでみたい。

結局、連城美紀彦『変調二人羽織』(講談社文庫)、戸板康二『グリーン車の子供』(講談社文庫)、クロフツ『ホッグズ・バックの怪事件』(創元推理文庫)、天藤真『完全なる離婚』(角川文庫)、『エリュアール詩集』(旺文社文庫)、『世界名詩名訳集』(新潮社)を買ってしまった。

サガンの『冷たい水の中の小さな太陽』(新潮文庫)が、エリュアールの詩をモチーフにして作られた話なのだけど、その詩がとても素敵。物語に入る前に引用されてます。まさに、そのとおりの物語。その訳者以外の訳で読んでみたいので、探している。でも、私が持ってる彼の詩集の中では、みつからなかった。今回もどうやら載っていない。残念。


21(木)
「散歩の達人」という雑誌を創刊号から買い続けてます。探索範囲が関東なんだけど、あまり広くは売られていないのかな?(そうもくろんで、九州の友達にお礼がわりに送るつもり) 今回の特集は、神田・神保町。スキー用品のお店も多いけれど、言わずとしれた「本の街」でもあります。たまーに行きますが、基本的に書泉と三省堂をのぞいて、せっかく来たのだからと「ボンディ」というカレー屋さんで食べるか、「李白」でお茶するかで迷ったりします。「ボンディ」は、むかーし、逢坂剛が雑誌でおすすめだと言っていたときの切り抜きを持ってるんですが(それを見ていきたくなった)、今じゃずいぶん有名らしいです(「散歩の達人」によると)。

「李白」のほうは、実は誰にも内緒にしておきたい場所だったんです。しっとりして静かな落ち着いた場所なので、友達にも一人しか教えてない。でも、今回ちゃんと載ってしまって、残念だー。1階だけでも感動しますが、2階がもっとすごいです。日本的情緒あふれる調度品の数々。いいもんだなーと思いますよ。ちょうどその時はカメラ持ってたんだけど、撮っておけばよかった、とちょっと後悔してます。2階は1階がいっぱいのとき以外は、あがらせてくれないんじゃないかなと思ってるので。

1/30から、映画「金枝玉葉2」が公開です。ヤッター。2月に入ったらみに行くつもりです。

と、ここまで書いて置いてたら頭痛がひどくなったんでもう寝ます。用心しなくては。

やっぱりだめでしたか・・・。しっかり治してくださいね、ほんとにしつこいですから>ジンクスさん


20(水)
宇多田ヒカルが、藤ケイコ(字忘れた)の娘って聞いたんだけど、ホントウ? って書いてTV見てたら、どうやら本当なのでした。数日前に聞いて、「間違ってるんじゃないの?」って思ったんだけど。

泣き虫な男の人というのが、嫌いではない。ドロンズの片方の人(名前忘れた)は良く泣いてたし、サムシングエルスのボーカル除いた二人も結構泣いてたような。ただ、泣く状況は限定したい。だだっこのように、思い通りにならないので泣くなんてのは論外。でも、映画みてすぐに泣いたり、別れがつらくて泣いたり、感動で泣いたりするのを見るのって結構面白いなーと。この「面白い」てのがくせものだよねー。私はそういうのを見て楽しんでいるのかも。自分があまり泣かないから、なおのこと。

ラブシーンみて、のたうちまわる男の人も面白くていい。


19(火)
朝、電車の中で、いびきをかいて眠りこけてる人を見た。久しぶりに。立っている私の、斜め前くらいの位置に座っていて、近いからこそよく響くいびき。下向いて寝てくれてるのが、せめてもの救い。いびきの音って表現しにくいなー。グゴーとかゴー。一回、寝言みたいな感じで、「が」、っていう音(声)がして、びっくりしてたらまたいびきに戻った。

時々、呼吸の苦しそうなのとからんで、「グゴッ」と言って音が止まる人がいるでしょう。静かになったと思うのと同時に、ひやっとする。で、なんかさみしくなる・・・というのも、くやしいような、ヘンな気分だねー。

野矢茂樹『無限論の教室』(講談社現代新書)を、昨日から読み始めました。

待っている物語がある。それをとっかかりに物語に戻れそうな気がする。


18(月)
逃げたいな。

AとBのを合わせて1セットというものがある。これには4通りあって、AもBも両方好きな場合。これは、めったにない。Aは好きだけれどBは嫌いな場合と、Aは嫌いだけどBは好きな場合が一番多いような気がする。で、サイアクなのは、AもBも嫌いな場合。あー、でも、「嫌い」というよりは、Aについては「尊敬できない」、Bについては「無駄な」「意味のない」「非能率的な」という感情のほうが近い。

こまってる。

不快だと思う感情を、自分でごまかすために、「世の中にはもっと苦しんでいる人がいるだろうに」と考えることもしている。だけど、他人が我慢しているだから、という理由はおかしいかもしれない。ただただ、「自分はどうしても我慢できない」と思ったら、もうやめるしかないんだとも思う。どっちにろ、エネルギーはいるけど。

AもBも、”もしかしたら”可能な状態が、”もしかしたら”得られるかもしれないときまで、のんびりしててもよかったのかも。


17(日)
昨日の本を読み終えた。とはいえ、無理矢理。

気を張っているせいか、2度目の風邪を引かない。周りの環境的にはサイアクなんだけどねー。病は気からっていうのもうなづける。

本を見ながらミルクで煮たおかゆをつくってみたけど、あまりおいしくなかった。小学校の給食で、牛乳で炊いたご飯「タケちゃんマンライス」っていうのがあったっけ。味はピラフで結構おいしかった。あれとはぜんぜん違う。


16(土)
自転車に乗って買い物へ。自転車のタイヤには、頻繁に空気を入れないとだめなもの? なんか、空気の抜けるのが早いような気がする。

吉永良正『ゲーデル・不完全性定理』(講談社ブルーバックス)を読んでる。なんでまた? ほんと、なんでだろうなあ。自分でも理由が良くわかんないです。きっかけになった本はあるけど、それはきちんと読み終えてないし、その本に手が伸びたのも、なんとはなしの気まぐれだったし。


15(金)
私が20のときの成人の日は、なにをしていたのか覚えてない。多分、バイトだろう。その頃もうトルコに行くことを決めていたはずだから(21の誕生日を向こうで迎えた)。式にも出なかったし、着物も着なかったな。着物はもちろん買わなかったし、レンタルするだけでも結構かかるし、着付けしてもらったらまたかかるし、根本、着たいと思わなかったし。その分、ということで、かわりにいくらかもらって旅行費の足しにしました。

2時頃まで寝たり起きたりしてた。だらだら起きて、だらだら過ごした。こういうのが一番もったいない。夜は焼き肉。このごろだらだら食べている気がするのが良くない。めりはりつけて食べないと。

結局、雪は降らず。

明日はどこかへ出かけようかな。

うん、「パーム」シリーズは面白いです。単行本化されたやつは全部読んでいるはず・・・。


14(木)
休みを取ったので、日ごろできなかったことを一気に済ませたあとは、本一冊(森毅『数学と人間の風景』NHK出版)と漫画をひたすら読んでました。

で。昨日題名を書いた漫画は、すべて読み終わってしまいました。充実してたような突っ走りすぎたような・・・。清水玲子の中の話にも、ほろっと泣けるものがあったけど、なんといっても『サンクチュアリ』! これを一番最後に取っておいたのですが、いやもうはまったのなんの。最後は泣いてしまった。ただ泣けてくる。なんといっていいのかわからない。政治の世界と、極道の世界をジャンケンで決めた(意味がある)二人が、”サンクチュアリ”をつくるために戦っていく話。むー、これじゃアッサリしすぎている。もっとしっかり濃いです。

明日は「白線流し」があるので、楽しみー。

雪は降るか?


13(水)
友達からまたまた漫画がどっさり。よしながふみ『月とサンダル』(芳文社)、ひかわきょうこ『春を待つころ』 『パステル気分』、清水玲子『ノアの宇宙船』 『もうひとつの神話』 『ミルキーウェイ』 『天女来襲』 『天使たちの進化論』 『22XX』 『パピヨン』(以上、白泉社)、で、とどめが、史村翔/池上遼一 『サンクチュアリ』(小学館)。

昨日の夜、寝る前に『月とサンダル』だけ読んでしまった。いいじゃな〜い。この空気感がたまらなくいいなあ。『サンクチュアリ』は有名みたいですねー。またこれで当分楽しめる。

本は、電車の中で読むことにしよう。で、久しぶりに本を読了。山田風太郎の『誰にもできる殺人』でした。

動く乗り物、って言ってわかりますか? あの10円?くらい入れて子供が乗るやつ。たとえばサトちゃんのとか。道歩いていて、お店の前(横というのか)にありましたよね、昔。今でもあるところにはあるらしいとわかったのが、姪がそれに乗ったと聞いたから。今のは、「バイバイ」って言うんだってー、サトちゃんが。「これはいい!」と思ったね。子供が「また乗りたい〜」って言う前に、サトちゃんから(これ大事)「バイバイ」って言われるんだもんね!


12(火)
7日の日記に、「地下鉄T線」と書きましたが、「C線」じゃないとわかりにくかったかも。一応訂正。

早く帰れる日には、どこか寄り道しようと思いつつ、結局、「早く帰れるんだから早く家に着こう」となってしまうことが多い。少し遅くなれば、どうせ中途半端な遅さだ! とどこかに寄ったりする。案外そうじゃないですか。

『無限と連続』、やっぱり私には無理だったのかしらん。ついてゆけたのはほんの少しって感じ。でも、そのわかった部分だけでも「おおっ」と思えたことが収穫と思う。そろそろ「物語」を”読まなくては”、とちょっと脅迫的な気持ち。そんな気持ちで本を読んじゃいけないよなあ。でも、読み始めれば進めるのかもしれないし。

でも、なにから手に取ろう。


11(月)
数ヶ月ぶりに、懐かしい人にメールを出しました。年賀状の返事が届いたので、少し安心して、メールを出してみることにしたのです。こちらから切り出すには難しい用件を持ってだったけど、なるほど、そういうことだったんだ、と疑問も解けて、少し気分が軽くなりました。

この先もどう転ぶかわからないけれど、私はやっぱり、その人(たち)とのつながりを保ってゆきたい。メールアドレスを持っていて良かった、と思うのはこういうときだ。

ただ、自分のお気楽な性格がわざわいしてか(?)、今はこういう状況なので、とりあえずは1年間、様子を見ながらやっていきたい。

『無限と連続』を適当に読んでいたら案の定いきづまってしまったので、最初から読みなおしてる。「現代思想」の’95に出たもので、特集が「メタ・ミステリ」だったのを買った。法月綸太郎が「初期クイーン論」をよせていたり(どこかで本になってた?)、笠井潔と木田元の対談があったりする。


10(日)
昨日の反動か、家から一歩も出ず。天気も良かったのに、なんて不健康な。

ぼんやりした不安より、明確な不安のほうが、まだ気持ちは楽、かもしれないねえ。


9(土)
今年初めてのスケート。私も含めて珍しく4人揃う。今回はずいぶん着込んだのに、やっぱり終わる頃には寒くなって、手なんてじんじんしてあまり感覚ない。サルコウが結構うまくいくようになって嬉しいっ。感覚を忘れないように、何回も飛んでみる。しかし、自分の身体なのにどうして自分の思い通り動かないんだろう。頭ではわかっていても、怖いのやら、ヘンにバランスとろうとセーブしちゃうのやらで、結局うまくできない、っていうわけ。先生に「そうそう、いまの」と言われても「どこが? どう違うの?」と思うこともままある。不思議と続いている習い事です。一人でできるからいいのかもしれない。

お茶の水(神保町)まで出て、三省堂や書泉グランデをのぞく。古書店街が、こころなしか混んでいたような気がする。文庫川村で、1冊本を買った(パスカル・レニ『三回殺して、さようなら』)。岩波文庫の『ファウスト』が2種類売っていたんだけど、値段が全然違う。なんでだ? と思ったら、訳者の違い。ひとつは、相良守峯、もうひとつは森林太郎(森鴎外)。ちなみに、前者が\800、後者が\2000でした。

ハンズに寄って、陰暦カレンダーを買う。月の満ち欠けがわかって、なかなか面白いので、ここ数年買っています。


8(金)
『無限と連続』(岩波新書)を、寝る前に読んでいた。あー、これってほんとに構造主義なんだっ。って、構造主義の本読んでいて載ってた本だったから当たり前といえば当たり前。でも、まんまの文章読むと、ある意味ガツンとくる。文章こねくりまわしたものより、あっさりわかりやすかったりするし。大学時代に読みたかった、とちょっとかなしくなる。随分昔に書かれた本なのに、存在知らなかった私が悪い。

年があけて1週間ほど経ったけれど、読んでいる日記(Web)の一つがまだ年末のまま更新されてなくて、残念〜。なんかさみしい。


7(木)
帰りの電車で座れて、びくっとして目がさめた。寝てたんだ〜。「リゲイン」のCMで、おじさんや佐藤浩市が降りる駅であわてふためくのを見て、わかるわかる、と思う人は多いはず。実際自分がああいう行動をしたことはないけど、心の中がああだったことはあります。座って眠ってて、一度起きて「あ、もうすぐだ」と思って、またいつのまにか寝てる。気が付いたらドアが閉まっていて、「れ? もしや」と思ってると、いつもの駅が遠ざかっていく、というのはむなしいものがありますねー。おまけに急行だったりすると、どんどん駅を通過してくわけで、情けないことこの上なし。ドアが開いた瞬間に気付いたりすると、まだ急げば間に合うのに(あのCMみたいに!)、かっこつけしいの私は、涼しい顔してそのまま座ってます。心の中では、ギャーと言いつつ。

車庫に行く電車の中に、おじさんが眠ってるのを一度だけ見たことある。車庫でもう一度チェックしてるとは思うけど。終電に乗ることが殆どないので、激しい酔っ払いの姿、というのは、見た記憶がない。話に聞く、床に寝転がってしまってるおじさん(電車が揺れるたび、シートとシートの間を往復するらしい)とかね・・・。

高校時代、バスでは良く乗り過ごしてました。自分の降りるバス停が、終点の一つ前で安心してたせいもあるのか、車庫で、運転手さんに起こされたりする。とぼとぼ歩いて帰るのは、やっぱりむなしい。そうそう、T駅からK駅まで電車に乗るのに、3通りあったのです。JR2つと、地下鉄T線。JRの1つは、各駅みたいなもんで、あと一つが、一つだけ駅を飛ばす。でも、それは遠くまで行くので、ボックス席があるような電車。夕方から出来上がってるおじさんが多く、さきいかやお酒の匂いがしてたりして、あまり雰囲気が良いとは思えなかった電車。「赤電」って言ってたけど、今じゃもう赤くないはず。地下鉄を使うと、冬はシートが暖かくて良かった。

ちなみに、K駅とは、あの「サムシング・エルス」(オリコン20位以内ってのは、確実大丈夫ですね?)が出発点にした駅です。随分変わったらしいですね。もう10年くらい行ってないから、ちょっと懐かしい・・・。良くパフェを食べた「花時計」、ワッフルのお店、雑誌を1日早く売ってた(もうやってないはず)本屋さんを思い出します。

宇多田ヒカルの「Automatic」をきいて、驚く。CMでもやっているけど、ニューヨーク生まれの15歳なんだってー。ひゃあ。作詞作曲してます。発音いいです。カッコイイです。


6(水)
フジテレビ「お水の花道」をみた。財前直見って、こんなコミカルな感じのこともできるんだね。元売れっ子No.1ホステスっていう役がピッタリはまってる。雰囲気が「王様のレストラン」「ショムニ」系列っぽい。

ペースをつかめるまで、しばらく日記は短いかも。おまけに本も気が乗らない、という・・・。こまったこまった。


5(火)
昨日より少しは混んでいたものの、まだ電車はすいているのだと思う。

11時に寝るのを目標にしていても、もう無理な気がする。どうしても0時にはなってしまう。

新しい生活になればなったで、これで良かったのか考えてしまう。あちらを立てればこちらが立たず、ではないけど・・・。自分の中で何が優先順位なのか、考えて選択したはずでも、やっぱりこうして考えている。でも、「これで良かったのか」「このままで良いのか」の問いは、ずっとついて回るような気もするから。


4(月)
和田慎二『超少女明日香』1・2(白泉社文庫)を買って読んだ。これでおしまい? じゃなければいいけど。『スケバン刑事』は繰り返し読んでしまうほど好きで、『銀色の髪の亜里沙』も好きだった。これもまた良かったなあ。一番最初の話だけ、さわりを読んだ記憶がありました。和田慎二の描く女の子が好きなのかも。

昨年最後に読み「終えた」本は、『桐院小夜子さまのキモチ』でしたが、結局31日の最後に手に取ってたのは、遠山啓『無限と連続』(岩波新書)でした。まだ最初のほうです。

すごく寒くてすごく眠い。


3(日)
1日に電波少年のスペシャルを見ていた。アフリカ大陸を縦断した朋友の二人、チューヤンと伊藤が香港から東京へ戻ろうとしたら、伊藤のチケットの行く先が東京にはなっていなかった。驚く二人は、「もしかしてもう会えないかもしれないけど」と言って別れることになる。チューヤンは東京へ、そして電波少年の新司会者という仕事が待っていた。伊藤の行く先はアメリカ。これは新しい企画で、役者志望の彼がハリウッドスターになるまでを追う、というものだった。アメリカに降り立った彼は、がんばります、と笑顔で答えていたのだけど。その模様を放送した1日は、生放送だった。どうやら伊藤が、迷っているらしい、とのこと。番組から電話をかけ、彼に企画に乗るのかやめるのか決断をせまると、彼は、きっぱり「やめます」と宣言した。番組には、ゲストでチューヤンが来ていた。二人は電話で会話らしくない会話をしてて、でも、二人の間では、ちゃんと心が通じ合っているのを感じて、じーんとしてしまった。

彼らが、雪の中をてくてく歩いてついにゴールしたとき、うわー、もう全然入り込めない二人だ、と思った。お互いコンビを組もう、と決めた二人じゃないから、ずいぶん努力して培ってきた部分もあるんだと思う。たとえが変だけど、その二人の空気って、私がどちらかの彼女だったら、相手に嫉妬しちゃうくらい入り込めない、と思うほど。私にはそう思える。

伊藤は、アメリカで一人、ハリウッドスターになることが果たして自分の夢なのかを自問し、またチューヤンと離れたことでどれだけチューヤンに頼っていたかを実感したという。

香港から突然二人を別れ別れにさせるのは、ちょっといただけないと思ったし(少なくとも、東京に戻ってからにしたらいいのに)、「ハリウッドスターになるのが、一番てっぺんだ」と思っているような番組側のスタッフもまずかったのかもしれない。

伊藤は「俳優になりたい」と言ったことはないんだよね、たしか。「役者になりたい」と言ってる。あるいは、「俳優になりたい」っていう人だったら、ハリウッドスターでも良かったのかもしれないし、それもまた違うのかもしれない。日本できちんと積み重ねていきたいと思ったのかもしれないし、展開が急すぎると思ったのかもしれないし、番組の企画として載せられる自分がいやだったのかもしれないし。

でも、ちょっとほっとした。やめる、と言えたことに。それに、私はまだ、あの二人をすぐに離ればなれにはさせたくないんだよなあ、どうしてか。まだ、一緒にいたらどうかと思ってる。たぶん、方向は別々な二人だと思うけど。

さかのぼって31日の紅白。安室奈美恵の涙には、素直に感動したなあ。1年前去るときには、「また戻ってくるぞ!」って気持ちにも勢いがあったでしょうけど、休養中にどうしたって不安はあったろうし。生でファン(お客さん)の反応を感じるのは、1年ぶりだったろうし。いくらシングルが好評だったとはいえ、実際人の前で歌わなければ、心配だったんじゃないかなあ。でも、お客さんの反応を感じたり、ちゃんと自分が歌ってることに、どっと安心したのかもなあ、と思う。

初夢はカラフル、でも内容はおぼえてない。昨年、最後に読んだのは、秋月こお『桐院小夜子さまのキモチ』(角川ルビー文庫)でした。本編ではつかめなかった小夜子さんの本音がわかって、これはおいしい。ああいう根っからのお嬢様の行動とか考え方、嫌いじゃないし、勝ち気なところも気に入ってる。あれを読んで、小夜子さんを見直したし。けど、ごめん、応援はできないんだよね。ちゃんと純粋な分、ちょっとかわいそうです。

三島由紀夫の短編で、「女神」だったかなあ、父親が娘を教育する話があるんだけど、カクテルの選び方をチェックしたりするの。読んだ時は、これが上流なのだな! って思ったけど、もしかして当たり前? 好きなエピソードなんだけど。


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