記事No | : 1535 |
タイトル | : 宮沢賢治花を売る。 |
投稿日 | : 2012/05/30(Wed) 11:59:23 |
投稿者 | : 桃青 |
> その道で極めるということがすごく評価される、その道をもって他を導くことこそ本来の目的と思うのですけれど
> 導いていると本人は思っていても、関係の無い高台で指図している。
賢治は、花を育てて売り現金収入を得ようとしたこともあったようです。
しかし、誰も買いに来ない。
近所の寺の住職(曹洞宗?)に
「そうやって花を買いに来るのを待っていては誰も買いに来なくて当然だ。
花を買って欲しければ、自分から売りに行かなくてはいけない。」
と、諭され、自分の間違いに気が付き、
車をひいて花を売りに出かけた。
それでもなかなか売れない。村の農民には、花など買う余裕がないことも解った。
賢治は、毎日毎日、売れ残った花を「どうせ萎れてしまうのだから。」と、帰る道々、村の子供や大人たちに一本、一本配った。
そのうちに、村人たちも打ち解け、賢治の元を訪れるようになった。
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子供のころに読んだ、子供向けの宮沢賢治の伝記に書かれていた話です。
実話なのでしょうか?
記憶を頼りに、こうして書いてみると、何か、例え話のようでもありますね。