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記事No : 2374
タイトル サンダカンの海
投稿日: 2015/10/03(Sat) 18:24:33
投稿者桃青

母が亡くなって、毎日、母を思わない日はない。

ふと気が付くと、母のことを考えている。

亡くなった後に、「お母さんはね・・・。」と母のことを私に告げるひとが時々いる。

生きている時は、「良いお母さんだ。良いお母さんだ。」と褒めてくださるかたばかりだったのに、
亡くなった後、母について聞くのが辛いようなことを私に告げるひとがいる。

晩年の母は認知症だったので、方々の私の知らないところで奇矯なふるまいをしていたらしい。

その奇矯な行動の一つ一つが私に告げられる。

認知症から来る症状として、そのようなことはしていただろうと思うので、

「知らないところで御迷惑かけていたのですね。申し訳ありません。」

と、ひたすら謝る私に、追い打ちをかけるように、

「実は、こういうこともあった。ああいうこともされた。」

と、母の狂態を次々と聞かされるのは子供としては本当に辛い。

どういうつもりで、そのようなことを私に言うのだろうか。

話しぶりからは、今までも、母の狂態を周囲に告げて「あの、しっかりした人がねー。こういうことして・・・」と、笑っていたであろうことがうかがえる。

母は、その人たちのことを友人だと思って、あれこれと気遣いしていたのに。

母が可哀想でならない。

母の人生を思うと、なんと報われないことの多い人生だったかと思う。

南無妙法蓮華経。


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