WIZARDRY RPG

− OutLaws Edition −

■サンプルシナリオ■


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◇シナリオプラン 『禁断の魔筆』◇

<スクリプト集>

□クィークェグ

 この部屋にあるものといえば、部屋中に散らばってる寝台の破片だけであった。
 ちょっと待った! なにか、物音が聞こえる
 みすぼらしい恰好ながらも謎めいた雰囲気の男が物陰から現れた。

「掘り出し物に興味はないか?」

「俺はクィークェグ。商売人だ。何か探し物かね?」

(「ル・モンテス」について) 「いかれたフランス野郎が塔に住んでいる。船長にお気に入りを取られて、いかれちまったんだ」

「ヤツはかつて船長の下で水先案内人を務めていた。だが、船長があいつのお気に入りを取ったんで、あいつは怒って、船長を閉じ込めた」

(「お気に入り」について) 「確か……スヌープチェリ、とかヤツは呼んでいた。あのフランス人は今だ探しているはずだ」

(「船長」について) 「『船長のねぐら』のボスだ。かなり嫌な奴だ。いかれたフランス人が『船長のねぐら』の中に閉じ込めた」

(「船長のねぐら」について) 「ひどい評判のみすぼらしい巣窟さ。ここから遠くはないが、入るには合言葉が要る」

(「合言葉」について) 「合言葉は教えてやるよ。ただし、情報が先だ」「船長は宝をどこかに埋めちまったんだ! そいつの在り処を知りたい」

(財宝の在り処を教える) 「……ジャイアント・マウンテン! 何てこった! どうしてもっと早く気付かなかったんだ!」「そうだったな。合言葉は『スケルトンクルー』だ」

 

□ル・モンテス

 背が高く、細身だががっしりした体格の初老の男が近付いてきてこう言った。

「わしはル・モンテスじゃ!」

「スヌープチェリをみつけてくれたのかね?」

「もし彼女を捜し出してくれたなら、わしが船長を自由にしてやろう。ただし、スヌープチェリが先じゃ! あぁ、どれほど長いこと捜し続けていることか!」

(「スヌープチェリ」について聞く) 「彼女は真っ白で大きな黒い鼻と長い耳をしておる!」「船長がわしのいとしいスヌープチェリを奪い去った!」

(「船長」について聞く) 「七つの海を渡った最も汚らわしき男!」「わしが閉じ込めた! スヌープチェリが見つからん限りは出してやらん!」

スタッフドビーグルを渡す) 「おお、やっとわが手に戻ったな。愛しのスヌープチェリ!」「おっと、礼をしなきゃならんね。この鍵で船長を解放できる。あとは好きなようにするといい」(シルバーキーを入手)

 

□キャプテン・マティー

 そこはこぎたない小部屋であった。
 濃い煙りがあたりに充満し、いくつものテーブルのまわりには、エールのビンや泡立つビールを持った無法者が群をなしていた。
 盗賊、おいはぎ、山賊、海賊、人殺し、一つ屋根の下にこれだけの凶悪な者たちが集まったことは、いまだかつてなかったであろう。
 部屋に入って行くと、すべての動きが止まった。視線がこちらに集中し、死のような静寂があたりを包む……。
 それぞれのテーブルをほんの一瞬ずつ眺めただけではあったが、金貨の山、トランプのカードの絵、サイコロのところに賭けてあるチップなど、断片的な映像が奔流のように目に流れ込んできた。
 そしてそういったものの一つ一つ、汚らしい顔のすべてが、こちらをじっと凝視していた。
 絶体絶命と思ったまさにその時、まわりのなにかが窮地から脱する手がかりになったという経験がないわけではない。
 今がまさにそんなそんな瞬間である。あたりに視線を巡らす。
 いくつもの顔、厚い煙の壁……と、その遥か彼方、鉄の柵の向こう側に、なにやら奇妙なものがいるのが目に入った。

 しかめっ顔にひねくれた笑みを浮かべ、真っ赤な燕尾服、真っ白なひだ付きのシャツ、真っ青な半ズボン、真っ黒な帽子、そして60センチもありそうな長い巻き毛の黒髪といういでたちの人影が、その柵の向こう側に捕らわれていたのである。
 男は片目を黒い眼帯で被い、肩には緑色のオウムのぬいぐるみを置き、顔には奇妙な表情を浮かべている。
 しかし、なによりも一番目を惹いたのは、男の右腕であった。
 その、本来なら右手があるべきところには、磨き込まれた金属でできたかぎづめがついていたのである。

 突然、目の前に異様な臭いをさせた、見るからに不潔そうなカエル面の太った男が立ちはだかり、妄想の瞬間を大きなゲップの音でさえぎった。

「オイラぁ、マティー船長だぁ!」

「ちっと待ったぁ、うすのろぉ! 新入りはぁ、勝負に勝たねぇ限りぃ、仲間に入れねぇんだぁ! 勝負の方法は、オイラと飲み比べだ。どうだ?」

「よっしゃ。いっちょう飲むかぁ! 一杯50GPだぁ。買うか?」

(はい) 「始めぇ! ゴク! ゴク! ゴク!」

※飲み比べは対毒抵抗となり(【生命力】*4)%を目標値にD100で抵抗判定を行う。杯を重ねる毎に−5%の修正が累積する。先に判定に失敗した方が負けとなる。

「おめぇ、ちっと青くなってねぇか、兄弟ぇ?」

「ぜんぜん飲んだ気がしねぇやぁ!」

「フーッ、たまんねぇ!」

(PCが勝った) 「ウィーッ、ちっと効いてきたぁ!」 船長は酔いつぶれた! 勝負に勝った!(部屋内の探索が可能)

(PCが負けた) 君は気絶して床に倒れた! 船長の部下が君たちを外に放り出した!(ねぐらの外に追い出される)

(いいえ) 「ジョッキ上げー!」 (ねぐらの外に追い出される)

(金が足りない) 「やったじゃねぇか、こんちきしょう! ジョッキ上げー!」 (ねぐらの外に追い出される)

 部屋の奥の角の小汚いベッドで、マティー船長がこの上なく幸せそうないびきをかきながらひっくり返っている。

(部屋を出ようとする) 船長は飛び上がるように起きた!

「グァアーッ!? な、なんだぁ!? オイラの部屋ぁ、めちゃくちゃにしたのはぁ、誰だあぁ?」

「ちょっと待ったぁ、うすのろぉ! 野郎ども! たたんじめぇな!」 (キャプテン・マティーと戦闘になる)

 

□パスターズ・ゴースト

 部屋は空虚で静まり返っていた。
 おそらく100年以上もの間、ここには誰も入ったことがなかったのだろう。
 そうして部屋を眺めまわしていると、なにやら奇妙な光が部屋の中央に集まり、人型を形作り始めた。
 ほどなくして、年老いてしなびた顔が見分けられるようになると、それは話し始めた……。

「ハロー? ハロー?? アニー、君かい? 見えないんだ、アニー……アニー、聞こえるかい?」

「アニー?? アニー、どうして答えてくれないんだい? 私を忘れてしまったのかい? アニー、覚えてないのかい? 私が誰なのか、覚えてないのかい? 私は誰なんだろう……」

「覚えてる……そうだ、忘れないぞ。ずっと昔、私は……聖なる職についていた。信心深く、人から崇められる者だった。私は覚えていない……いや、覚えているぞ!」

「アニー、愛しいアニー! ああ、アニー! 私たちは道を誤った! 私は君との神聖な誓いを破った! 愛しいアニー、私は罰を受けた! 罰を受けたのだ……私たちの娘! この娘をどこかに隠さなければ、奴らがやってきて、この娘を連れ去ってしまう! やめてくれ! その子は悪魔なのだ!」

「彼女は罪によってもたらされた……アニー、私たちの罪のせいなのだ! この娘は呪われている! そして、我らもまた呪われている……ああ、愛しのアニー……」

「王様に見つかった! 王があの娘を連れていってしまう! だが、彼ならあの娘を守ってくれる……アニー、彼なら我らも守ってくれる……遠い遠い昔だ。アニー、もはや私はいない……でも、角笛は持っているぞ!」

「忘れはしない首の周りの寒気、そして光……私は光に向かって歩いていた。ああ、それなのに何かが私を引き戻す! 何かが、私が光へ進むのを邪魔している……手だ! 光から伸びた手が、私に何かを持ってきてくれた……角笛だ!」

「もう時間かい? アニー……もう時間なのかい? 角笛を吹く時なのだね? アニー、今行くよ! さぁ、これから角笛を吹くよ!」

 亡霊は角笛を吹き鳴らした……。

「……アニー、光が見えるよ! 私のために光が戻ってきた! サヨナラ、アニー、これから光の方へ行くよ……」

 亡霊は突然消滅し、暗い色の角笛が大きな音を立てて床に転がった。(ソウルホルンを入手する)

 

□スミッティー

 年をとったドワーフが金床の向こうからこちらを見上げ、真っ赤に焼けたトウモロコシになにやら仕事をしながらこう言った

「コンチキショウ! おらは忙しいだ、わかんねぇか?」

「おらはスミッティーっていうだ」

「看板が見えねえのか? 書いてあるだろ、スミッティーの鍛冶屋と食堂って」

ブロークンスプロケットを見せる) 「まず、ちょっくら見してみな。……フム。こいつぁみごとに壊れてる。だけんども、どうしようもねえってほどじゃねぇ。直すにゃぁ、1,000GPかかるだよ。おらに直して欲しいのか?」

(代金を支払う) 「ちょっくらそこで待ってな。おら、直してみるから……」

 ドワーフは壊れた歯車を鍛冶場に持ち込み、なにやら作業を始めた。

「ったく! ちっとまってな すぐできるだ!」

 バン! バン!

「ほらできた! 新品同様だべ!」(スプロケットを入手する)

 

□ゾーフィタスの魂

 部屋の入口は、巨大なダイヤモンドの透き通る境界面によって遮られていた。
 そして、その内側に、今までに見たこともないような奇怪な表情が浮かび上がっていた。
 ダイヤモンドの内側でうごめいているその頭の様子から、どうもそれが単なる幻影ではなく、実際になんらかの魂が巨大な宝石の中に捕らわれているらしいということが見てとれた。
 壁際に近付いて来るたびに、なにかを語りかけようとしている……。

マイナーズチズルを使う) ダイヤモンドの壁面に裂け目ができた。しかし、それは砕け散りはしなかった。

 しばらくダイヤモンドの境界面を調べてみると、わりあいと最近にできた大きな亀裂があるのがみつかった。

 ダイヤモンドの周囲にこの割れ目を走らせ、さらにここに大きな一撃を加えれば、もしかすると境界面は粉々に砕けるかもしれない。

マイナーズチズルを使う) ダイヤモンドが砕け散った! 砕けた破片はまるで空気の中に溶け込んだかのように、煙だけを残して消え失せた……。

 頭だけの魔法使いの幻影が出現した!

「ついに自由だ!」

「お前のことは知らぬ。しかし、すべてが始まったときより、お前が来るということだけはわかっておった。わしに残された時間は短い。見てのとおり、わしの体は遠き昔に滅び去った。こうしてここに留まれるのも、昔のわしの力があってこその話」

「しかし、それももはやついえようとしておる。それゆえ、大事なこと、お前の探索の足掛りとなることだけを話そう。一つの物語じゃ。お前、そしてお前の後に従う者たちへの警告とするがよい。わしは、ゾーフィタスとして知られた魔法使いの半身じゃ」

「お前の眼の前にある骨、それが元はゾーフィタスだったのじゃ。百二十年ほど前、わしはコズミック・フォージの探索に携わっておった。災いをもたらすペンにして、この世界のすべての仕組みを書き表すために用いられたものじゃ」

「ペンの話をするには、そのペンが盗まれた祝福された祭壇、すなわちサークルの話をせねばならん。ペンの力を開放しないために、ペンは聖なるサークルの内側でのみ使われねばならぬ、という規則が書き記されておった。サークルからペンをとりだし、この規則を破るためには、どうにかして例外を作らなければならなかった。ペンの力を開放し、そのうえ書き記された規則には反しないような例外が必要だったのじゃ。そこで、おそるべき例外が作り出された」

「すなわち、もしサークルの中以外でペンが用いられた場合、それを使ってなにかを書いた者は、まさにその書き記したことを自らに対する災いとして受ける。そして、災いは新たなる世代が過ぎ去るまで、百と二十年の間その者を苦しめ続け、その後に解放のときがやって来る、ペンをサークルから取り出すために、その災いを呼ぶ例外が作られたのじゃ」

「こうしてわしの骨がここに横たわっているのも、わしの行ないによる災いの結果じゃ。しかし、その災いの時は、お前がここに来て、わしを解放することによって過ぎ去ろうとしておる。さて、聴くがよい。遠い昔に起こった事件の顛末を。そして、この先お前が賢く、正しく振舞うための手がかりとするがよい」

「わしはゾーフィタス、魔術と力を持った偉大なる魔法使いじゃった。一度力を持った者の常として、わしはその甘美な味に酔いしれ、味わうほどにさらなる力を渇望するようになった。それがゆえに、わしはわしと同じほどの渇望を持つ者と汚らわしき同盟を組み、二人して世界の制覇を夢に描いた。かのペンの噂を聞きつけた時、それを手にすることで我らの勝利が不動のものとなることは明かであった」

「そこで我らはコズミック・フォージを手にするための計画を練り始めた。しかし、ペンをサークルから奪い取ったまさにその時、我らは災いが即座に降り注ぐということを知るはめになったのじゃ」

「かつてゾーフィタスであったわしは、この運命を逃れようと決意した。そして、死せる定めの魔法使い、ゾーフィタスなる者が宇宙のすべての摂理を知り、それによって恐ろしい破滅の宿命から逃れる術を学べるようにと、かのペンを用いて書き記したのじゃ」

「たしかに、わしはすべてに関するあらゆる知識を手に入れた。この世界のすべてのものは二つに分かれる性質を持っておる。あるか、ないか、その二つの状態が共存しなければならないのじゃ。ところが、わしはこの世のすべての知識を一つのものとして手に入れてしまった。わしはすべてを知り、同時になにも知らない状態でなければならなくなったのじゃ」

「そして、わしは二つに分かれた。“善”をしるものが“悪”をも知るがごとく。知ることができるものは、すべて二つに別れる。そして分けることができないものは、決して知られることはない。人は永久に知ることを捜し求め、それゆえ散りぢりに別れて行くのじゃ。これぞ知識の本質、そのありようで、お前の心の中でもそれに変わりはない。なにかを知るとき、考えるとき、信じるとき、心に話しかけるとき、その仕組みがどうなっておるのかは、これらとなんら変わりはしない」

「残された時間は僅かじゃ。しかし、まだ告げねばならぬことがある。ゾーフィタスであったわしは死んだ。しかしながら、わしの半身、今一つのゾーフィタスは死んではおらん。そして、わしがお前を助けたように、もう一つのわしはお前を苦しめるじゃろう! かの者の知識は完璧ではない」

「なぜなら、その半分はわしが持っておるからじゃ。かの者の歩みはたよりなく、常に半分は正しく、半分は誤っておるじゃろう。精神は暗く淀んだ水たまりの中を漂っているに違いない。わしのごとく、かの者もまた気がふれておろう」

「しかし、お前はかの者を見いださねばならぬ。なぜなら、わしがペンとその理由を知りお前に語ったように、かの者は“場所”と“時間”を知っておるからじゃ。だが“それがなにか”は知らぬ。それはお前がかの者から見つけ出さねばならぬのじゃ。コズミック・フォージの宿命、運命の手とペンはかの者と共にある!」

「これでわしは自由じゃ……」 そして幻影は消え失せていった。

 

□ミスタファファス

 突然、影の中から巨大な蛇が飛び出して、こちらに向かって突進してきた!

「……いやあ、そろそろ誰かが助けに来てくれる頃だと思ってたんだ! どれくらい長いこと、オイラがここに閉じ込められてきたと思う?」

「えぇ!? わかんねぇだろう!? 100と20年だぜ! 何てこったい!」

「ゾーフィタスの大ボケ野郎にこの尻尾が届くんなら、あんちきしょうをギッタンギッタンにのしてやるのによお! おっと、失敬……どうもありがとうよ。おめえさんたちのお陰で助かったぜ。オイラは、ミスタファファスっていうんだ」

「ああ、忘れるもんかよ! 昔はゾーフィタスって魔法使いの弟子やってたんだが、ちょっとしたことであいつにここに閉じ込められて、おまけにあいつはそのことを忘れちまいやがって……」

「……ああ、わかってるって。おめえさん、何でこんなでっかい蛇がすげぇ魔法使いの弟子なんかになれたか、わかんねぇんだろ? 教えてやるよ! オイラは……本当は蛇なんかじゃねえんだ!」

「って言うか、少なくともあのどーしよーもねえ、呪われたペンが現れるまではそうじゃなかった!! ちっきしょう! 考えただけで鳥肌が立ってくる!」

「……あの呪われたペン! もしこのあたりにあるんなら、オイラ、ここから逃げるぜ! オイラ、ちょっと忍び込んであれを1回使っただけなんだ!」

「オイラ、お妃のお気に入りにしてもらいたくって、ちょっと『颯爽と』してて『カッコよく』して欲しいって……それと王様にヤキモチ焼かれないように、『安全』に過ごしたいって書いたんだ」

「ほっといてくれ。……それがどーだい!? お妃様が殊の外、蛇がお好きだっていうんでオイラ、蛇に変えられちまったんだ! で、魔法使いの野郎がオイラをここに閉じ込めたんだ。……ペットにでもするつもりだったんだろうが、おかげで王様からも安全ってわけだ!! 全く、あのどーしよーもない大ボケのペンめっ!!」

「ああ、『ベイン・オブ・ザ・コズミック・フォージ』……ペンを使ってみな! 蛇になるよりもっとひでぇことだってあるぜ……」

「……それより、食いもんねぇか? オイラ、腹が減っちまったい」

(食料を与える) 「……うぅぅぅーん、何てうめぇんだ! こいつはお礼をしなきゃいけねぇ! 『魔法使いの住処』を探って、それからどっかにいる『ゴーレム』が持ってる『目』をどうにかするんだ!」

(「魔法使いの住処」について) 「ゾーフィタスの住処は城の地下、しゃれこうべのドアの近くだ。住処に入るには『魔法の指輪』がいるんだ。ゾーフィタスは住処に入るのに指輪を使ってたからな。……猫に引っ掻かれんなよ!」

(「目」について) 「しゃれこうべのドアだよ! 開けるには宝石が2つ要る。……ゾーフィタスは『死』を封印するためにそいつを隠した! しゃれこうべのドアは『死』へと通じている! 『死』がドアの向こうで待ってるよ!」

 

□吊り橋の説明書

『※注意※ ワインダー始動の直前に安全装置の解除を忘れないこと!
 コイルラップの起動は安全装置をかけ、ポンプの作動後5秒以上経過しなければ実行してはならない。トラスの上昇はこれに続くが、ポンプの処理に付帯するすべてに異常がない場合にのみ実行される。最後にワインダーを始動することにより、吊り上げ橋が起動する。
 この橋の設営にあたって、エンジニア・スタッフは万人に使用可能な操作方法を開発することに苦慮した。この取り扱い説明書はその一環であり、かようにわかりやすいものができたことは、我々の誇りとするところである』

(安全装置 → 自動コイルラップ → トランスラクスポンプ → トラスドライバー → 安全装置 → スプリングワインダー の手順で橋が架かる)

 

□ロックガーディアン

「我は岩の守護者なり!」

「石を取りに来たのか?」

(石を取りに来た) 「ならば殺すまで!」(ロックガーディアンと戦闘になる。ルビーアイボールを入手する)

(いいえ) 「何が望みじゃ?」

 

□アマズールクィーン

 藁を編んで作られた玉座に、険しい表情で警戒心もあらわな少女が腰をかけていた。
 彼女は凝った頭飾りを付け、小さな骨とビーズ玉でできたネックレスをいくつも首に巻いている。
 そのすぐ横では、数名の女戦士が大きな扇で彼女をあおいでいた。
 そして、大きな気味の悪い仮面を付けた別の少女が、彼女の右後ろからこちらをじっと見つめていた。

「わたしはアマズール族の女王!」

「わたしはマウ・ムームーの寺院を支配しておる」

(「アマズール」について) 「我らはマウ・ムームーの寺院を護っている!」

(「マウ・ムームー」について) 「我らが護り神だ。マウ・ムームーは溶岩池に在り、生贄を求めておいでじゃ!」「まさかそなたは石を取りに来たのか?」

(石を取りに来た)「ならば、生贄となれ!」(アマズールクィーンと戦闘になる)

(いいえ) 「なら、なぜこの地に来た?」「では、わたしに敬意を示し、貢物を捧げよ」

(価値のある物を渡した場合) (女王は後ろを振り向いて仮面の女にささやいた)「言った通りだろ? 根性なしだってわかってたのさ!」

ボウブル&トリンケッツを渡した場合) 「……おぉ、なんと美しい! ……いや、ちょっと待て! これはただの安物ではないか! わたしたちをだまそうとしたのか!? 侮辱しようというのだな!! わたしは謝罪と贈物を要求する! 謝罪するか?」

(謝罪して3,000GPを収めた) 「謝罪を受け入れよう! そして、わたしが許しを与えたしるしに、お前の寄付、3,000GPも受け入れよう!」(女王は後ろを振り向いて仮面の女にささやいた)「言った通りだろ? 根性なしだってわかってたのさ!」

(謝罪しない) 「マウ・ムームーは、今宵、生贄を求めておいでだ!」(アマズールクィーンと戦闘になる)

(所持金が3,000GP未満) 「お前は謝罪に値するだけの金を持っていない!!」(アマズールクィーンと戦闘になる)

 

□クワリ・クボナ

 気味の悪い仮面の少女が近づいてきて囁いた。

「シーッ! ねえ、取り引きしない?」

「わたしは王国の宰相クワリ・クボナよ」

「わたし、あなたの味方よ! 役に立つものを持ってるわ!」

(「女王」について) 「女王は下着をつけてないの!」

(「石」について) 「石を持つものは知っているわ。アマズール族の守護神、マウ・ムームーがそれよ」

(「マウ・ムームー」について) 「このピラミッドの裏手にある溶岩池に鎮座する炎の魔神。わたしは宰相であると同時に、マウ・ムームーの祭祀長でもある」

「マウ・ムームーは生贄を要求しては気まぐれに溶岩を噴き出すばかりで、一族に何の恩恵をもたらしたことはない……」

「もし、あなたがマウ・ムームーを始末してくれるのなら、マウ・ムームーの鎮座する溶岩池に掛る石炭の参道を無傷で渡るための魔法の粉を提供するわ。いかが?」

(はい) 「取引成立ね!」(フットパウダーを入手する)

(いいえ) 「あら、それは残念。熱くなってる奴には気をつけて」

 

□マウ・ムームー

 前方には、煙を吹き上げる噴火口が待ち受けていた。
 熱い石炭の層が火山の縁まで橋のように続いており、ピラミッドから反対側へ渡る唯一の道となっていた。

フットパウダーを使用していない) 熱くなった石炭が足に焼き付いた!(全員がダメージを受ける)

フットパウダーを使用している) 石炭は真っ赤になるほど熱くなっていたが、足には熱さも痛みも感じられなかった。

 石炭の橋は、熱く煮えたぎった溶岩の上を渡って、直接火山口まで通じている。
 溶岩の上に立つと、火山から伝わる地震が感じられた。それは、まるで今にも噴火するといわんばかりであった。
 振動は次第次第に激しくなっていった……。足元の溶岩が煮え立ち始めた!

 突然、火山が噴火した!

「おまえが石を取りに来たというなら、我が成敗してくれよう!」(マウ・ムームーと戦闘になる。ルビーアイボールを入手する)

 

□カロン

 角笛は水面の遥か彼方にまで届く、印象的な音色で鳴り響いた。
 そしてこだまも消え行き、川一面は再び静寂が支配した。霧の向こうから、暗い人影がゆっくりと現れた……。
 細長い船の先頭に立ちながら、男はゆっくりと船を岸辺に導いた。

「わたしはカロン。遺灰を運ぶこの船の渡し守だ」

「ここは死者の川、死者の島……すなわち死人の土地。そして、わたしは死者を運ぶ渡し守だ。わたしは遺骨の灰を死者の島へと運んでいる」

(「遺灰」について) 「死者の形見だ。わたしは遺灰を見つけた者に金貨500枚を支払っている。死者は『死者の島』の住人だ」

「遺灰を渡しなさい……」

(遺灰を渡す) 「遺灰を見つけた礼を支払おう」(500GPを入手する)

「すまないが、私はこれには触れない! これは君たちが戻した方が良い。……ここに鍵がある。『死者の島』に渡って、この遺灰をあるべき所に戻してくれ。いいね?」(デッドキーを入手する)

(「ゾーフィタス」について) 「正気を失い、困惑した魂。……死んだ。……しかし、未だに生き続けている!」

(「王妃」について) 「……嫉妬と憎悪に狂える彼女の魂は、復讐を叫んでいる! 死者の土地で会うことが出来るだろう……」

(「レベッカ」について) 「……わたしを王妃のところへ追い立てた悪魔の子だ。王を探せば、その側に居るだろう」

(「王」について) 「死者の土地で、生き永らえている……。彼は多くを送って寄越した。そして、お前たちもまた……。死は、数多の姿を持っている」

「……さて、船に乗るかね? 渡し賃は500GPだ。払うかね?」

(はい)「ここは死者の島だ……。ここは亡者の島だ……。ここが終点だ……」(カロンは去る)

(いいえ)「そうか……。では、さらばだ」(カロンは去る)

(所持金が500GP未満)「川を渡るにはもっと金がいる……」(カロンは去る)

 

□サイレン

【サイレンの入り江】
【********】
【船乗りは警戒せよ!】

 入り江はとても静かで誰もいないようであった……。
 突然、何者かに周りを囲まれた!(サイレンの集団が出現する)

 水底の奥深くから、水しぶきと共に怒涛のように数多くの肉体がせりあがってきた。
 一部は女性で、残りは魚という姿態を持ったその生き物は、まるで生まれてこのかたずっと海の中で暮らしてきたかのごとく、自由自在に、そして優雅に水の中を動き回った。
 いかだのたどり着いた岩は、彼女たちに完全に取り囲まれてしまった。

 彼女たちはしばらく物音一つ立てなかったが、水の音が静まるとたおやかに忘れ難い声色で歌い始めた……。

「我らはサイレン 海の姉妹
 我ら歌う哀しみの歌 そよ風を越えて たとえ心に愛ありとても 我らを解き放つは狂気
 悪夢へ誘わん男たちを その優しき祈り聞かせて 逃れる者は唯一 サイレンの哀歌を知る者
 恐ろしき時 我らののどより踊り出る 死の定めから逃れん 我らを舞い上がらせるは狂気
 いざ! サイレン生ける者を誘わん 海の上なる死へ……」

 そこでサイレンたちは、無敵を誇る船乗りたちを震え上がらせ、船の竜骨をもきしませる、恐ろしい不協和音のハーモニーで泣き叫び始めた。
 そしてそれにかぶさるように一つの声が高らかに叫んだ。

「姉妹たちよ、我らは何者?」

 続いて、大勢の声が応えた。

「我らはサイレン!」

 再び、一つの声が問う。

「我らなにゆえ歌う?」

 泣き叫ぶ声が応える。

「我ら狂気ゆえ」

 歌はさらに高まり、一つの声はそれに応えた。

「姉妹たちよ、我ら何を歌う?」

 コーラスが続く。

「サイレンの哀歌!」

 歌は熱狂的にたかまっていった。と、突然、彼女たちの一人がこちらを向き叫んだ。

「では、サイレンの哀歌とはなに?」(我らを解き放つ狂気)

「おお、高貴なる旅人よ! 我らの哀歌を御存知であったか!」

「あなたがたは自ら選んだ道でもう一度自由に戻ることができましょう。しかし、お忘れ召されぬように。サイレンは常に旅人を狂気へ誘い続けねばならないということを。なぜなら狂気だけが我らを解き放つのだから」

「生けるものは水を恐れるがよい! とはいえ、あなたがたは我らの歌を聞きいまだに死を迎えてはいない。それゆえ、我らはあなたがたの旅を助けることにしましょう」(ウォーターウィングを入手する)

「我らの贈物、この魔法の翼をお受け取りなさい。川を旅するときに役立ちましょう。生けるものの足は水の上では役立ちませんから。さぁ、我らは行かねばなりません。すぐに狂気が我らを解き放ち、今起きたことは忘れ去られるでしょう」

「我らが求める自由とは、過去から解き放たれること。我らを縛り哀しませることはすべて過去にあり、それゆえ我らは歌い、忘れ、解き放たれるのです。我らを解き放つもの、それは記憶をなくすという狂気なのです」

 そしてサイレンは静かに水底に消え去っていった。まるで何事も起きなかったかのように……。

(正解を言えなかった場合) 「ああ、哀れな旅人よ! あなたがたは破滅した! 我らの狂気の歌を味わうがよい!」(サイレンと戦闘になる。ウォーターウィングを入手する)

 

□マイ・ライ

 美しい南洋系の美女が小さな建物からあらわれてこう言った。

「わたしはマイ・ライ。この『預かりの島』の管理人です。何か預け物はありますか? それとも預け物の引き取りでしょうか?」

(「預り」について) 「ここは荷物を預かるところですが、ただいま倉庫は一杯でございます。そのため、お荷物をお預かりすることはできません」

(「引き取り」について) 「お荷物のお引き取りですか? ああ、それは大変助かります! 倉庫が一杯だったんです! 引き換え番号は何番ですか?」

(「引き換え番号」について) 「引換番号がおわかりになりませんと……」

「申し訳ございませんが、引き替え番号がおわかりにならないとお荷物はお返しできません。防犯措置ですのでよろしくお願い申し上げます」

(引き換え番号を伝える) 「はいはい、わかりました。調べて参りますので、しばらくお待ちください……。イヤーァ! 助けて! 助けてー!」

 突然、その南洋系の美女は叫びながら建物から走り出て、そのまま川の中に飛び込んで、あっという間に泳ぎ去ってしまった。(ボークと遭遇して戦闘になる。戦闘後、フッカーパイプを入手するが、以降マイ・ライは登場しなくなる)

 

□キャタピラー

 香りのきついキノコの上に腰掛けた巨大な虫のような姿の生き物は、ペンを使ってなにやら複雑な数式らしきものを忙しげに紙に書き付けていた。
 と、突然こちらの存在に気づいた生き物は、驚いて小さく鼻をならし紙を取り落とした。

「うむ……。なんということだ!」

 彼の小さな瞳は鼻の上で大きく見開かれ、しばらくこちらをじっと見つめた後についに口を開いた。

「タバコはやらんのだろ? え、どうかね?」

(はい) 「みつけた? みつけてくれたのか!?」

(いいえ) 「まったく……お話するのもお恥ずかしいが、わしは大事な水ギセルをどこかに置いてきて、それがどこだか憶えていないのじゃよ……」

「見てのとおり、わしは今、問題の水ギセルの最後に確認されている物理的座標と、わし自身の正確な時間的、空間的位置に関して再計算をしておる。そうすることによって、この宇宙のどこにキセルがあるのかを突き止めようとしておるのじゃ」

(「水キセル」について) 「去年の夏、島の方に休暇を取りに行ったときに持って行ったのまでは憶えておるのじゃ。そこでどこかに預けた憶えもあるのじゃが、一体それがどこだったか……」

「手がかりになるものはたった一つ、わしのポケットに入っていた小さな紙切れだけじゃ。それにはこう書いてあったが……。“お荷物のお引き取りをご希望の場合、担当のものにご連絡下さい”」

(「預り」について) 「そうだ! 預かりの島に倉庫があった!」

(「引き換え番号」について) 「引換番号? 引換番号!!? おぉなんということだ! あの数字はそういう意味を持っておったのか! どおりで、我が水星が水瓶座の上で、金星と衝突すると予言されるわけじゃ!」

「しかし、それがなんであったのかを教えてもらっても、わしはその数字をまったく憶えておらんのじゃ……。どうもこれは……ビンの神託所の出番のようじゃな!」

(「神託所」について) 「ビンの神託所は実に簡単な仕組みになっとる。問いたいことを紙に書いてビンに詰め、そのビンを『ビンの神託所』と書いてあるところから川に流せばよいのじゃ」

「後はそのビンを捜し出せば、まるで魔法のように、答えが中に記されているというわけじゃ。素晴らしいじゃないか、エ? どうしてもっと早く思い付かなかったのか!」

 キャタピラーは何かを紙に書き付けて、それをこちらに渡した。

「このメモをビンの中に入れて栓をして ビンの神託所に委せてくるのじゃ。答えはもうすぐわかるぞ!」

(フッカーパイプを渡す) 「ウムムムム……(スパスパ)アァーッウ!(スパスパ)いや、たまらん……」

「君も『ちっこくなる』ヤツをやってみんかね?」

(はい) 「なら、いつかこいつを試してみたまえ!」(レッドマッシュルームを入手する)

(いいえ) 「気が変わったらこいつを試してみたまえ」(レッドマッシュルームを入手する)

「さて、それでは失礼して、わしはお気に入りの木陰まで這って、わしのパイプともう一度親交を深めて来るとしよう」(以降キャタピラーは登場しなくなる)

 

□フェアリークィーン

 その沼を囲んで、小さな石が円を描くように置かれていた。
 そしてその円の真中には、小さな腰掛けのように、半ダースほどの木の切り株が突き出していた。
 木の切り株に腰掛けながら小さな鈴を鳴らした。
 すると、即座に小さなホタルたちが隠れていたところから現れ、ゆっくりとこちらの円の方に近付いてきた……。

「こんにちは! わたくしはフェアリィの女王セイレン!」

「わたくしに何か御用かしら?」

(「デルファイ」について) 「あれは古代の予言者の幽霊です。あの場は神託の聖域で、彼女は望むものに未来を見せると聞きます」

(「未来」について) 「正確には未来の可能性を示すのです。未来とはほんの少しの関わりによってその先行きを変化させますから……」

(「予言」について) 「彼女の問いかけに正しく答える必要があります。憶えておいて『我らは魅入られし者』次に告げるのは『予言を求めて』でもその次は あなたたちが答えるのです。代償を払うのはあなたたちゆえに。耳をすまして、すべてを学び、デルファイの告げる、すべてのことを!」

 

□デルファイ

 どうもなにか洞窟らしきところに迷い込んだようであった。
 その岩棚を切り開いて作られた壁面をまたたく炎の光が照らしていた。
 なにかが起きるのではないかと思いながら洞窟に入ったが何事も起こらなかった。……突然、幽霊があらわれた!

「おぉまぁえぇはぁだぁれぇだぁぁ??」(我らは魅入られし者)

「なぁにぃしぃにぃきぃたぁぁ??」(予言を求めて)

「しぃはぁらぁいぃはぁすぅるぅのぉかぁぁ??」(はい)

「こぉれぇかぁらぁまぁほぉうぅのぉみぃずぅをぉのぉぞぉくぅぅ……」

 そして洞窟の中に幻影が渦巻き、再び気の触れた魔法使いの姿が映し出された。
 と、その姿が消え失せ、別の人影が現れる。
 それはなにか邪悪で……とてつもない力を持っている。

 それに立ち向かってゆく者……なにかを持っている……。
 輝くガラスの小片……それを引っ込め……。
 次には、銀の十字架が高く掲げられる……。
 続いて聖水が投げつけられ、おぞましき怪物の顔面に降り注ぐ……。
 最後に、最も聖なる木から作り出された木の杭が、それに突き立てられる……。
 そして、それは死に絶える!

 幻影は消え去り、気がつくと洞窟には誰もいなくなっていた……。(アラムスタッフを入手する、所持金が0となる)

(答えを間違えたり、支払いを拒否する) 「たぁちぃさぁれぇ……」

 そして幽霊は消え去った。

 

□ベインキング (死者の殿堂1)

【王の墓所】
【アラムの君主】
【享年    】

 部屋は使われておらず、まるで来るはずの者がまだやって来ていないかのようにまっさらであった。
 微かに冷たい風が吹抜けるのが感じられた、そしてその風がやむと、そこになにものかがいるような気配がした。

「誰かおさがしかね?」

 自信に満ち、力強い声が背後から響いた。慌てて振り返ってみると……。
 そこには誰もいなかった……。と、なにかが“しなる”音が響き、今度は顔に冷たい風が吹きかかってきた。
 そして、ついにそれが目に入った!

(コウモリが出現する)

 まるでこちらを試しているかのように、コウモリはもう一度飛びかかってきた。
 次に起きたのは信じられないような、まったく異常な光景で、その素早さはあやうく見落としてしまいそうな程であった。
 突然コウモリが消え失せ、その同じ場所に背の高い、黒い人影が現れたのである。

「失礼して自己紹介をさせてもらおう。特に名を名乗るつもりはないが、私がこの城のあるじだ。以後、見知ってもらいたい……」

「ところで、君たちは私の許可なく、無断でここに入ったようだが……。当然それなりの理由があるのだろう? ここにやって来た……。なぜここにいるのかな?」

(「王」について) 「王?? ハッハッハッ!」

(「ゾーフィタス」について) 「ゾーフィタス?? ハッハッハッ!」

(「コズミックフォージ」について) 「ペン? ハッハッハッ! アーハハハハハ!! ハハハハハハハハハ!!」

(「レベッカ」について) 「レベッカ? 彼女のそばによるな! わかったか!? もし少しでも近付いたら、お前を殺す!!」

「愚か者! 近付くなと言っておいたであろう!」

「君たちはまだ子供だ……。君は生き物の限界、君たちの限られた世界を遥かに超えた物事に関わろうとしているのだよ。来たまえ! 君たちが立ち向かっているもののがなんなのか、試しに“味あわせて”あげよう!」

ベインキングと戦闘になる。ただし、どのような攻撃もまったく通用しない)

「これで私の力は理解してくれたかね? これに懲りたら好奇心など捨てて、直ちにこの場から立ち去れ!」

 

□クィーンズ・ゴースト

【妃の墓所】
【アラムの女神】
【享年 蛇の年】

「復讐じゃぁー!」

「お前はわらわが探しておった者ではない……。お前はわらわが待ち受けておった者じゃ! これからここ、暗黒の城で巻き起こった、邪悪なる災いの物語を聞かせよう。お前の骨身を凍らせ、鼓動を荒立てるような物語となろう」

「幾年も昔のこと、この国は淫らではあるが力強い領主によって統治されておった。神につかえた王の子孫のまた子孫にあたる者じゃ。だが、この者は持って生まれた領土だけでは満足しなかった。その先祖の血が、再び無敵の王たることを欲したのじゃ」

「王を王たらしめるは王冠ではなく、力。支配する力をもって始めて王は王たりえ、持たざるものはその座を失う。真の力は、支配する力を持つことなり。制御することあたわざる者は、またその力も失う……」

「それがゆえに、彼もまた、支配、そして制御することを学び、さらに見いだしたことを実際に用いた。彼は、権威をひけらかしている限りおよそ平凡なる者の操作はたやすく、神より授かった力を誇示する限り、他者は彼に媚びへつらい、その支配を受け入れ、彼の権威に異議を申し立てることはないということを、知ったのじゃ」

「彼は城の北に暗黒の寺院を建立し、そのシンボルとして雄羊の印を用いた。すでにして弱き者、臆病なる者から疑惑と恐怖をもって見つめられてきた雄羊じゃ……。そして、この王となるべき者は気が触れたのじゃ! 力を欲する彼の夢は、おのが自身を支配してしもうた。このような渇望が常にそうあるように……」

「そして彼は、その権威にあらがえない者をもって聖ならざる征服の戦いの手を染め、暗黒の力へと傾倒していった……。地獄の底より悪魔の力を召喚し、彼の力はその望むがままに強大になっていった。彼はこの井戸より飽くことなく飲み続け、力が自らの魂の中に宿ってゆくのが何故か、疑おうともしなかった……」

「ある日、彼は彼の征服の後ろだてとなっていた暗黒の力の源より、得た力の代償を求められた。勿論、もっとも忌まわしき代償を!」

「彼は一人の女、牧師の愛人を捕らえ、夜半にむち打つというおそるべき儀式をもって、地獄より来る悪魔にこれを献上した。この世界の正当なる支配者を自称する悪魔に。そして悪魔の子が生まれた」

「その娘は、ふしだらな母親の元で育てられた。あの牧師だった男がそばに置かれ、王の過去の行いにより、降り掛かって来るかもしれない脅威から彼女を守った。娘が十と三の年、王はその女を自らの元に招きよせた。彼は力を持つ新しき者と手を結び、娘をワナのおとりに使い、その悪魔の父を陥れ、葬り去ったのじゃ……」

「彼はこうして娘をおのがものとして手にすることができるようになった。そして、娘がその悪魔の父から受け継いだ力をも自由にできるようになったのじゃ。彼の力に対する欲望は、そのまま娘に対する欲望となった、その娘に!」

「そしてわらわ、妃であり、高位なる僧侶であり、一度は王その人の愛人でもあったわらわは、捨てられたのじゃ。娘のせいで……。わらわはすべてを失った……」

「娘が十と四の年、娘は彼に自らの力の出自、その生まれ出た由縁を尋ねた。彼はそれに答え、彼女のふしだらな母親と悪魔の父のことを語って聞かせた。娘はそこで一つのことを望んだ……。彼らの死を望んだのじゃ!」

「まさに娘は悪魔の子であった! 娘はその母を死に追いやった! その愛人にして、あの牧師だった男も同様に死へと追い立てられた……」

「そして災いのペンの事件が起きた……。王がペンの望みを書き終わったまさにその時、三つの出来事が起こった。まず一つ目は、わらわが死んだこと、悪魔の娘のその手にかかったのじゃ……。二つ目は娘が子を宿したこと、地獄からの新しき呪われ子じゃ……」

「そして三つ目、王自身が変貌を遂げたのじゃ……。彼は不死を欲した……。だが、彼もまたペンの災いを逃れることはできなかった……。わらわは彼らに唾を吐きかけよう! 彼と娘とその子に!」

「わらわは彼らある限りやすまらぬ! お前は奴らを葬り去るのじゃ! 奴らの嘘を聞いてはならぬ! 奴らはお前を欺こうとするじゃろう!」

「聞いてはならぬ!! お前が奴らと戦うために、助けになる物を与えよう。だがしかし、わらわの言葉を忘れてはならぬ!!」

「この鍵で娘が寝ている部屋に入り、葬り去るがよい!」(エヴィルキーを入手する)

「そしてこの聖なる品、奴らの力からお前を護るこの品を持つがよい」(シルバークロスを入手する)

「彼はお前を止めようとするだろう。だが、これは彼をおしとどめよう……。さぁ、行くのじゃ! 奴らにやられる前に、奴らを葬りされ! わらわの復讐じゃ!!」

 そして亡霊は消え去っていった……。

 

□レベッカ (死者の殿堂)

【子の墓所】
【アラムの娘】
【暗黒のプリンセス】

 小さな地下室に置かれた黒い棺の蓋は開いており、真新しい香水とライラックの香りが漂っていた。そして、彼女がそこにいた……。

「わたしのこと、御存知? わたしはレベッカ。あのヒトがあなたたちが来るって言ってたわ……。あのヒト、あなたたちがわたしを殺そうとするって……。わたしを殺すの?」

(はい) 「あのヒトのところに連れていかなくちゃ!」 レベッカがこちらを睨みつけた!(催眠術でベインキングの元へ連行される)

(いいえ) 「あなたたちのこと、信じていいのかしら……。もしかすると、あなたたち賢いのね……。一緒に来て」 レベッカがこちらを睨みつけた!(催眠術でベインキングの元へ連行される)

 

□ベインキング (死者の殿堂2)

「またお会いするとは……哀れな。君たちには多少は知恵というものがあるのではないかと期待していたのだよ。どうしてこうも愚か者が多いのか……」

「さて……私は多少咽が渇いているので、君たちのその新鮮な首から、ほんの少しいただくよ。なに、渇きを癒すだけだよ……」

 彼はゆっくり、牙をむきながら近付いてきた。しかし、誰もその場を動くことはできなかった。悪魔の娘、レベッカの催眠術によって、動きを封じられていたのである。

「あぁ! 生き返った! とはいえ、君たちをどうするかという問題がまだ残っている……。レベッカ?」

 ほんの一瞬のしじまの後、娘は彼の耳元でなにごとか囁いた。

「うむ……よろしい! おやすみ!」

 そして彼の瞳から発した赤い光がパーティー全員に降り注いだ。そして、皆気を失った……。

 

□ゾーフィタス

 突然、人影が実体化した!

「どうした??! まだいるのか?? どうしてそんなことが?? 警戒警報、警戒警報! 九時の方向に侵入者!」

ゾーフィタスと戦闘になる)

「なんということだ!! お前は私を殺した! 私は死んだんだ!? そんな……信じられない! どうしてだ? なんで私を殺したりした!?」

(「コズミックフォージ」について) 「コズミックフォージ?? あの腐れペンのために私を殺したのか!? なんということだ!? 私を殺すならもっとましな理由がありそうなものではないか、着てるものが気に入らないとか、信仰が気にくわないとか……」

「それが理由というんなら、私は教えてやらんぞ! 私なしでは、おまえたちは、みつけることなどできやしない! 目の前にあっても、おまえたち、気がつきゃせん! その在処から三歩と離れてないところまで行っても、みつけることなどできるはずがない! ハハハハハ! 好きなだけ探し回るんだな。なんの役にもたたん……」

「どうしてみつからないのかって? それはな、おまえたちが自分の目に見える世界、その限界の向こう側に飛び込むことができないからだ。おまえたちが目にしてるこの世界は幻影、ただのまやかし、おまえたち自身の精神の鏡像なのだ。もっとも、そうでない例外、例外として現実に……。つまり……、まあ、飛ばそう! とにかくだ……おまえたちはコズミックフォージを探してる。運命のペンだ。どうもそれはかなりの魔法らしい……。だが、もしそれが魔法でなかったらどうする? もしそれが……」

 そこまで語ってから、彼はおもむろに外の方を眺めた。まるで空間の果て、時間の果て、認識と人間の知覚の進化に限界を定めている境界の果てを見通すように……。

「思い出したぞ! 私は、もはや自由なのだ……」

 そして、彼は消え去った……。

 

□ベインキングとレベッカ (アラム寺院)

「おやおや! こちらにみえるとは、なんと光栄な!」

 

(王妃の依頼を受けた場合)

「君たちと再会したいと心から願っていたのだよ。一別以来ね……」

「さて、私の“血を分けた”友よ……そろそろおざなりのご挨拶は切り上げて、話の核心に入ろうではないか……。君たちは私を滅ぼそうと思っている。しかるに、私は死にたくはない。ということは、だ。……我々のどちらかが死なねばならないということだ!」

ベインキングおよびレベッカと戦闘になる)

 斃れたベインキングの死骸から、見かけは彼そっくりの霊が浮き上がってきた。そしてその霊は、何が起きたのかを悟ると共に話し始めた。

「遠い昔のこと、私は多くのことを望んだ。私自身のために、私を他の誰よりも優れた者にするように。そして私は計画を立案し、同盟者を求め、この手に強大な力をもたらすために全力をつくした。しかし、それでも私は死を恐れた!」

「私がここに存在しなくなり、この世界に触れることも、力を及ぼすことも、その影響を受けることもできなくなる日が来ることを、私がどれほど恐れたことか。……それゆえに、私は死そのものよりもさらに強大なるものからの一太刀を受けることとなった」

「私は運命のペンをとって、自然と生命の摂理に刃むかおうとした。私はかつてそうあった姿のまま永遠に生きることを欲し、それはコズミックフォージで記されることによって現実となった。私は他者の血をもって生き、それによりさらなる生を得るものと定められた。まさに君たちが先ほどまで見ていたものへと変貌させられたのだよ」

「獲物を求めて夜の闇をさまよい、満たされることのない飢えにさいなまれる、永久に続く日々。……だが、それはいったいなんのために?」

「私にはわからない。……なにものも食べることなくしては生き続けられない。しかるに、私は触れるものすべてを死に誘ったがゆえ、ついには私自身も息絶えることになってしまった。私は死してなお、死ぬことはできなかった! フォージの災いにより私の死骸は無理矢理歩み続けさせられ、常に再生、いや充填され続けた」

「ああ、なんという呪いだろう! 生の暖かみも喜びも感じることなく、ただ単に死なず、永続する、それがいかなることなのか、どうやって君たちに告げることができようか……」

「ただただ続くのみの日々。……そしてそれでもいまだに、私は変化を恐れ、死を恐れ続けている。……死を恐れる限り、真の生への自由を得ることはできない。……私のようなものの台詞としてはおかしいかもしれないが、これこそ私の墓標にふさわしい!」

「災いは過ぎ去った! 我、夜を抱き締めん!」

 そしてベインキングは霧の中に消え去った……。
 即座に、レベッカの幽霊が目の前に現れた。

「あのヒトはわたしの保護者で恩人だったわ。わたしをゾーフィタスの愛人、わたしの父を誘惑し、なにも知らないわたしの母とその恋人を殺したあのあばずれの妃の手から救い出してくれたのはあのヒトなの。あのヒトはわたしの唯一の喜び」

「そして妃はそんなわたしたちのことを嫉妬したわ……。彼女ほど邪悪な魔女は、きっといまだかつていなかったはずよ。その冷たいことといったら、死人も顔負けなほど」

「わたしの母とその恋人は彼女の命令で殺され、わたしも同じようになるところだったの。だから、彼女が“悪魔の娘”の死を記したとき、フォージの災いが彼女自身に襲いかかったのも不思議ではないわ。彼女、転んで自分のナイフの上に倒れたのよ……」

「さぁ、あなたたちはこれで本当のことをすべて知ったわ。わたし、あなたたちにあのペン、運命の手、コズミックフォージをまかせるわ」

 そして彼女も虚無の中に立ち消えた……。(スターリングノースイグジットキーを入手する)

 

(王妃の依頼を受けない場合)

「先日は粗末な所にお通しして、大変申し訳なかった。なにしろ、寺院は週末、ずっと予約で一杯だったものでね。……実のところ、私はもう疲れ果てたのだよ!」

「遠い昔のこと、私は多くのことを望んだ。私自身のために、私を他の誰よりも優れた者にするように。そして私は計画を立案し、同盟者を求め、この手に強大な力をもたらすために全力をつくした。しかし、それでも私は死を恐れた!」

「私がここに存在しなくなり、この世界に触れることも、力を及ぼすことも、その影響を受けることもできなくなる日が来ることを、私がどれほど恐れたことか。……それゆえに、私は死そのものよりもさらに強大なるものからの一太刀を受けることとなった」

「私は運命のペンをとって、自然と生命の摂理に刃むかおうとした。私はかつてそうあった姿のまま永遠に生きることを欲し、それはコズミックフォージで記されることによって現実となった。私は他者の血をもって生き、それによりさらなる生を得るものと定められた。まさに君たちが先ほどまで見ていたものへと変貌させられたのだよ」

「獲物を求めて夜の闇をさまよい、満たされることのない飢えにさいなまれる、永久に続く日々。……だが、それはいったいなんのために?」

「私にはわからない。……なにものも食べることなくしては生き続けられない。しかるに、私は触れるものすべてを死に誘ったがゆえ、ついには私自身も息絶えることになってしまった。私は死してなお、死ぬことはできなかった! フォージの災いにより私の死骸は無理矢理歩み続けさせられ、常に再生、いや充填され続けた」

「ああ、なんという呪いだろう! 生の暖かみも喜びも感じることなく、ただ単に死なず、永続する、それがいかなることなのか、どうやって君たちに告げることができようか……」

「ただただ続くのみの日々。……そしてそれでもいまだに、私は変化を恐れ、死を恐れ続けている。……死を恐れる限り、真の生への自由を得ることはできない。……私のようなものの台詞としてはおかしいかもしれないが、これこそ私の墓標にふさわしい!」

 そしてベインキングはマントの下から木の杭を取り、表情も変えずに自らの心臓に深々と突き立てた。

「災いは過ぎ去った! 我、夜を抱き締めん!」

 そしてベインキングは霧の中に消え去った……。
 彼女はついにその隠れ場所から、まるでおびえているかのようにゆっくりと出てきた。

「あのヒトは? ……自ら死を選んだのね。伝えてくれて、ありがとう」(ダイヤモンドリングを入手する)

「あのヒトはわたしの保護者で恩人だったわ。わたしをゾーフィタスの愛人、わたしの父を誘惑し、なにも知らないわたしの母とその恋人を殺したあのあばずれの妃の手から救い出してくれたのはあのヒトなの。あのヒトはわたしの唯一の喜び」

「そして妃はそんなわたしたちのことを嫉妬したわ……。彼女ほど邪悪な魔女は、きっといまだかつていなかったはずよ。その冷たいことといったら、死人も顔負けなほど」

「わたしの母とその恋人は彼女の命令で殺され、わたしも同じようになるところだったの。だから、彼女が“悪魔の娘”の死を記したとき、フォージの災いが彼女自身に襲いかかったのも不思議ではないわ。彼女、転んで自分のナイフの上に倒れたのよ……」

「さぁ、あなたたちはこれで本当のことをすべて知ったわ。わたし、あなたたちにあのペン、運命の手、コズミックフォージをまかせるわ」

「わたしはあの災いのペンとは関係ないわ。でも、わたしは生ける者たちのわるさのせいで生まれたの。だから、どこか別のところでわたしの運命をみつけるわ」

「あ、それともうひとつだけ! わたし、腹違いの弟がいるの。あの妃がわたしの父を誘惑した夜にできた二人の間の子供なの。決して悪い子ではないけれど、彼女のわるいところも受け継いでいるわ。お願い、あの子の面倒を見てあげて。あの子は一人が好きだから、お部屋はコズミックフォージの祭壇の真後ろに隠されてるわ」(B.D.キーを入手する)

 そして彼女は暗闇の中に飛び去った……。(スターリングノースイグジットキーを入手する)

 

□ベラ

(ベインキングおよびレベッカと戦って倒した場合)

 その玉座には、巨大なブラックドラゴンが座していた。彼はこちらをじっと見つめ、その厚い漆黒の獣皮は微妙にさざなみをうつかのごとく揺れ動いていた。突然、彼は耐えられなくなった!

「オオオオ! グググググゥ! 彼らを殺したなぁ! 今度は私がお前を殺してやる!」 (ベラと戦闘になる。スターズキーを入手する)

 

(ベインキングおよびレベッカと戦わなかった場合)

 その玉座には、巨大なブラックドラゴンが座していた。その様子は不機嫌そうで、じっと世界の神秘に思いを巡らしながら、彼の水晶玉に映るはっきりしない何事かを何度も見つめていた……。

「さて、どうも彼らの現在位置を捉えたようだ」

「我々は森に残っているダイナソーから燃料を補給できそうだ。だが、我々の船の準備が整うまで、一年はかかるだろう……。後は、我々にこの旅を成し遂げられるだけのガッツがあるかどうかだ。……私個人としては飛ぶのはそれほど好きではないが、皆いなくなってしまったとあっては、ここにいても仕方がないし、『コズミックロード』を追ってみるかね?」

(はい) 「私もそのつもりさ! さぁ、ここからおさらばしようじゃないか! どうだい、素敵じゃないか!? 乗船完了!! さぁ行くぞ!」 (『Crusader of Dark Savant』のシナリオに続く)

(いいえ) 「わかったよ、そちらは退屈でないと見える。よく聞きたまえ、君たちがここに残りたいのなら、それはそれでいい。だが私は飛び去るつもりだ。ほら、鍵を渡しておくから、終わったら封じ込めるのだよ。それと光のことを忘れないように。……さらばだ!」(スターズキーを入手する)

 

□アルセイデス

 黄色い光が祭壇の内側からほとばしっている。
 そしてその中央に、光を放つ物体が浮かび上がっていた……コズミックフォージだ!

 ペンに近付くと……。

アルセイデスが出現する) 「それは私がもらっておこう!」

 と、聞きなれない声が言った。 (『Crusader of Dark Savant』のシナリオに続く)