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戦略・人事編(5) 提案却下の場合のリアクション編
(敵国名)と戦う前に、(貴官/卿)のような不見識な輩を論破せねばならんのか!
(自国名)の軍人として、議長閣下のなさりようを見過ごすわけにはまいりませんぞ。
(元首職名)の決定ではいたしかたありませんな。
しかし、(元首職名)の気まぐれも困ったものです。
(元首職名)の決定ではいたしかたない。
しかし、(元首職名)の気まぐれも困ったものだ。
(元首職名)の御命令とあらば、そのとおりにいたしましょう。
(元首職名)の御命令とあらば、何をおいても従う。
それが、(自国名)軍人というものだ。
(元首職名)の御命令とあらば、何をおいても従うべきですな。
(元首職名)の御命令とあらば、従うのみだ。
(元首職名)の御命令とあらば、従うのみです。
(元首職名)の命令とあらば、そのとおりにいたしましょう。
(元首職名)の命令とあらば、従うのみです。
(元首職名)の命令とあらば、黙って従うのが(自国名)の軍人の務めだな。
(元首職名)の命令とあらば、黙って従うのが(自国名)の軍人の務めということか。
(貴官/卿)ごときには頼まぬ!
(貴官/卿)ごときには頼まぬわ!
(貴官/卿)に私心のないことは認める。
だが、おれが気にくわんのは自分に私心がないことを知って、それを武器にしている点だ!
(貴官/卿)のごとき人物が相手では、話にならんようだな。
(貴官/卿)のような愚か者が要職にあるとは、(自国名)の命数も、もはや尽き果てたということか……。
(貴官/卿)は、私がブラウンシュヴァイク公爵家の一門であるということを知らないようだな。
しかし、時として無知も罪に問われるのだ!
(貴官/卿)は、帝国最大の貴族とことをかまえるおつもりかな?
(貴官/卿)はもう少し話のわかる人物だと思っていたのだが、残念だ。
(貴官/卿)は口のきき方を覚えたほうが身のためだぞ。
大貴族に対する礼儀正しい口の利き方をな。
(貴官/卿)は死ぬほど後悔することになるはずだ。
ルドルフ大帝以来続く、名門の権威に泥をぬったのだからな!
(貴官/卿)は人間には嫌われても犬には好かれるとのこと。
犬どうし気が合うのですな。
(貴官/卿)は帝国最大の貴族に喧嘩を売るというのか?
見上げた勇気だ、ほめてつかわす。
(名前)、きさま血迷ったか!
(名前)提督も慎重の度が過ぎるというものだ。
(階級)閣下のような方が要職にあるとは、(自国名)の命数も尽き果てましたな。
(階級)閣下のような方が要職にあるとは、わが(自国名)の命数も尽き果てたということですか。
(階級)閣下の御意に、異存などありません。
(階級)閣下の御遠謀は、私ごとき若輩の考え及ぶところではございません。
(階級)閣下は、いつでも私に重すぎる課題をお与えになります。
(階級)閣下は、もっと度量の広い方だと思っておりました。
(階級)閣下は、私のような不敏な者には理解しがたい見解を有しておいでのようですな。
……。
……ううむ。
(貴官/卿)のごとき人物が相手では話にならん。
……ううむ。
(貴官/卿)のような愚か者が要職にあるとは、(自国名)の命数も尽き果てたということか……。
……ううむ。
(貴官/卿)はもう少し話のわかる人物だと思っていたのだが。
……ううむ。
(貴官/卿)は本当に(自国名)の行く末を憂いているのか!
……ううむ。(貴官/卿)のような愚か者が要職にあるとは、(自国名)の命数も尽き果てたということか……。
……おいぼれめ!
その地位にしがみついていられるのも今のうちだけだ。
……きらいな奴に好かれようとは思わないし、理解したくない人に理解される必要もないさ。
……ここは、わしの出る幕ではないようだな。
……このままでは、(貴官/卿)の在職中に(自国名)の最期を看取ることになりそうだな。
……この深慮が、無知蒙昧な平民ごときに理解できるはずがないな!
……さっさと退役して、あんな奴に敬礼しなくてすむようになりたいな。
……しかたない。
帰って寝るさ。
……そうか。
……そうか。
わかった。
……そうですか。
しかたありません。
……そうですか。
しかたありませんわ。
……そうですか。
わかりました。
……そのとおりだ。
……それでは、卿のためにもなるまいて。
……それでは、伯のためにもなるまいて。
……そんなことで(自国名)が救えるか!
……どうか、お考え直しください。
……どうやら、おれの運も尽きはてたらしいな。
……なぜです?
理由を聞かせていただけますか。
……なるほど、そこまでお考えでしたか。
……ねずみの知恵は獅子の心を測ることはできぬ。
(貴官/卿)もついに獅子の友となりえぬ男だったか。
……はぁ。
……ふむ。
陛下の影に頭を下げていると思えば、腹もたたんな。
……ふん!
いつから(自国名)の要職を、木偶人形が占めるようになったのだ!
……ま、しかたないさ。
……まぁ、なかなか思いどおりにいかないものさ、自分の人生も他人の人生も。
……まぁ、なかなか思いどおりにいかないものさ。
……まぁ、給料分の働きはしたさ。
……まぁいい、給料分の働きはした。
これ以上のことは、もっと高給をとっている連中にまかせよう。
……まあ、わかってもらえないこともあるさ。
……まったく、おっかない親父さんだ。
……まったく、おっかない親父さんだ。
別に怒らなくてもいいのにな……。
……まったく、食えない親父さんだ。
……もはや何も言いうことはない。
……もはや何も言いうことはないな。
……もはや何も言いますまい。
……やめとこう。
……やれやれ、“ぼやきのユースフ”の気持ちがよくわかるよ。
……やれやれ。
これでは、士官学校で戦略論を教えている方が良かったかな。
……よろしい。
よくわかりました。
……わかった。
男爵の言われるとおりだな。
……わかった。
伯爵の言われるとおりだな。
……わかりました、(名前)(階級)。
……わかりました。
……わかりました。
光輝あるゴールデンバウム王朝も、これで終わったか……。
……わかりました。
それではいたしかたありませぬ。
……わかりました。
侯爵閣下のおっしゃるとおりです。
……わかりました。
公爵閣下のおっしゃるとおりです。
……わかりました。
宰相閣下のおっしゃるとおりです。
……わかりました。
陛下の御意ではいたしかたありませぬ。
……オフレッサーは勇者だ。
ただし、石器時代のな。
……ロイエンタール(階級)は猛禽だ。
篭の中に安住して、平和の歌をさえずりつつ一生をすごせる男ではない。
……貴族のばか息子どもが!
……卿を敵にまわしたくないものだ。
勝てるはずがないからな。
……愚かな!
あのような衆愚政治家が国を滅ぼすのだ。
……愚かな!
あのような奸賊が国を滅ぼすのだ。
……軍人なんか、いつ辞めたっていいんだ。
……決めるのは、私じゃないからなぁ。
……血の気ばかり多い低能め!
……犬には犬の餌、猫には猫の餌が必要なものだ。
……犬や猿に向かって正論を説いても無益だな。
……御意。
……御意。
しかし、残念ですな、(敵国名)を覆滅する好機なのですぞ。
……御意。
しかし、残念ですな、今こそ(自国名)の武威を誇る好機なのですが。
……御意。
ですが……いや、これ以上は言いますまい。
……御意。
もはや、なにも言いますまい。
……御意。
閣下の命に、不満などござりません。
……侯の強情も、困ったものだな。
……侯も意外に度量が狭いな。
残念である。
……公も意外に度量が狭いな。
残念である。
……公爵の強情も、困ったものだな。
……腰ぬけめ!
(自国名)建国の理想はどこへいってしまったのだ。
……腰ぬけめ!
アーレ・ハイネセンの建国の理想はどこへいってしまったのだ。
……宰相閣下は、事の重大さがわかりませぬのか!
……宰相閣下は、事の重大さがわかりませぬのか!
いま一度、陛下にお取り次ぎを!
……私の在職中に、ハイネセンで(敵国名)の旗を仰ぎ見ることにならねばよいが。
……辞めてやる。
今度こそ、誓って、本当に辞めてやるぞ。
……将来の見えない、とんだ無能者めが。
……小官とて(自国名)の軍人、(階級)閣下の命には従います。
……小官とて(自国名)の軍人、あえて(階級)閣下の命に背こうとは思いませんが。
……食えない親父さんだ。
給料分以上に働かせようっていうんだな。
……人を見る目のない主君に忠誠をつくすなど、宝石を泥の中に放りこむようなものだな。
……俗物めが!
……大貴族どもがわがままを言っていられるのも今のうちだけだ。
せいぜい楽しむがよい。
……帝国貴族数千家の雄にしては、侯もちと度量が狭いな。
……帝国貴族数千家の雄にしては、侯も度量が狭いな。
……帝国随一の大貴族にしては、公も意外に度量が狭いようだ。
……本件は、陛下の御耳に達することかなわず、ということですかな。
……理屈だおれのシュターデンとは、よく言ったものですな。
“奇蹟のヤン”は食えない奴だな、まったく。
“疾風ウォルフ”ともあろうお人が、私情にかられて一国をになう重責をないがしろにされるか!
“疾風ウォルフ”にそう言われては、返す言葉もないな。
あなたは私に何を望んでおられるのか?
いたしかたない。
(元首職名)の決定を覆すわけにはいかんからな!
いたしかたない。
(元首職名)の決定を覆すわけにはいかんからな!
だがな、この件は決して忘れはせんぞ。
いたしかたないな。
(貴官/卿)のような者が相手では話にならん。
いたしかたないな。
(貴官/卿)の意見の方が正しいようだ。
いたしかたないな。
愚者の耳には、愚者の語る言葉しか聞こえぬとみえる。
いたしかたないな。
出直すとしよう。
いつか、貴様とは決着をつけてやる。
忘れるなよ!
いやはや、(階級)閣下ほどの方が、この提案の主旨を理解できぬとは……。
おい、それはないだろう……。
おことばですが、それは理屈です。
おそれいります。
そこまでは、小官のとぼしい智恵の及ぶところではございません。
おのれ、(階級)の分際でよくも言いたいことを!
覚えておれ。
おのれ、よくも言いたいことを!
覚えておれ!
おのれ、孺子、よくも言いたいことを!
おぼえておれよ、金髪の孺子!
おぼえておれよ、金髪の孺子!
いつか、きさまを切り刻んでフリカッセにしてくれるわ!
おれは金髪の孺子も嫌いだが、(貴官/卿)も嫌いだ。
おわかりいただけないとは、残念至極です……。
お若い(名前)(階級)にはまだご理解いただけぬか。
お説教はたくさんだ!
お前さんは正論家だな。
いちいち言うことがもっともだ。
お前は変わったな、ヤン。
それとも最初からそうで、おれのほうに見る目がなかったのか。
お聞き届けいただけませんか。
残念至極です……。
お役にたてぬ身であれば、生きていても甲斐はない。
この場で自殺させてくれ!
き、貴様!
つけあがりおって!
きつい冗談ですな、(名前)(階級)。
けっこう。
そのままあなたの狭い道をお征きなさい。
この程度でうんざりしないでくださいよ。
こまったものだ。
これは、私としたことが、すこしばかり僭越でしたかな?
これは、私としたことが、僭越でしたかな?
これは、手厳しいな。
ご命令、謹んでお受けいたします。
しかたありません。
しかたありません。
あきらめることにします。
しかたありません。
閣下の判断を覆すわけには、まいりませんからな。
しかたありません。
出直します。
しかたありませんな。
しかたありませんな。
(階級)閣下の命に従うまでです。
しかたありませんな。
この提案の主旨を御理解いただけぬとは、残念です。
しかたありませんな。
自分の理解できない提案をすべて拒絶する輩は、どこにでもいるものですからな。
しかたありませんね。
しかたあるまい。
しかたがありませんね。
しかたがない。
しかたがない。
わしも、卿の立場がわからぬことはないのだ。
しかたない。
しかたないですね。
しかたないな。
しかたないなぁ。
しょせん、あなたもこの程度の人か……。
しょせん、あなたもこの程度の人だったか……。
すきにしろ!
せいぜい、姉の身に気をつけるんだな!
そ、それはそうかもしれんが……。
そうか、そういうことか……。
そうか、それじゃしかたないな。
そうか、それではしかたないな。
そうか、それならば言うことはない。
そうか、だめか。
やっぱりな。
そうか、だめか……。
そうか、なるほど、こいつはうかつだった。
そうか、わかった。
そうか、提督は慎重だな。
そうか。
そうか。
そういうことだな。
そうか。
それでは、しかたあるまい。
そうか。
それでは、しかたないな。
そうか。
卿の言うことには、いつももっともな理由があるのだったな。
そうか……。
そうですか。
それじゃ、あきらめますよ。
そうですか。
それじゃ、あきらめるしかないですね。
そうですか。
私ごとき凡人には考えもつかない御深慮がおありなのでしょう。
そうですか……。
そうですか……。
わかりました。
そうですね……。
そのような命令は承服致しかねますな。
そのような理不尽な命令では、兵たちは従いますまい。
そのような了見で(自国名)の要職がつとまると思うか!
そのような了見では、とても(自国名)は救えますまい。
そりゃ、残念。
そりゃ、残念だなぁ。
そりゃ、残念です。
それが(元首職名)の決定であるのなら、いたしかたないことですな。
それが(元首職名)の決定であるのなら、いたしかたないことですな。
どのようなことになっても、責任はとれませんが……。
それがどうした!
それが陛下の御意では、いたしかたありませぬな。
それが陛下の御意なら、いたしかたありませぬな。
それが民衆の総意だというなら、受け入れましょう。
それじゃ、しかたないな。
それじゃ、出直すことにしますか。
それでは、しかたない。
頭を冷やして出直すことにしますかな。
それでは、しかたないな。
それでは、そこでお手上げだ。
どうしようもない。
それでは、やむをえんな。
それでは、やむをえんな。
これ以上言っても詮無きことのようだ。
それでは、わざわざ軍内部の強硬派を煽るようなものですぞ!
それでは、結果的に数百万の兵士の命を犠牲にすることになりますぞ。
それならば、議長閣下が前線に立たれて軍を指揮なさればよろしい!
それならば、議長閣下が前線に立たれて軍を指揮なさればよろしいでしょう。
それは残念。
それは残念だな。
それは残念です。
そんなものでしょうか……。
だまれ、だまれ!
私はブラウンシュヴァイク公爵家の一門だぞ。
それをわかって言っているのか!
だまれ、平民!
誰が主人であるか、教えてほしいか!
ちがうというのか。
だとしたら、(貴官/卿)の本心を聞かせてもらいたいものだ。
つけあがるなよ、孺子!
では、どうしろと言うのだ!
では、どうすればよいのだ?
では、どうすればよいのだ!
どういう意味だ、それは?
どうしても、そうなさいますか。
いたしかたのないことですな。
どうしても、そうなさいますか……。
どうしても、卿らと同じ空気は吸えないようだな。
どうやら、(階級)は私がお嫌いのようで……。
な、なに!
もう一度、言ってみろ。
な、なに……!
もう一度、言ってみろ!
なるほど、わかりました。
なるほど、わかりました……。
なんと!
民主政治の守護者たる軍を、議長閣下はいかにお考えなのです?
なんと!
民主政治の守護者たる軍を、議長閣下はいようかにお考えなのです?
なんということだ!
(貴官/卿)がこれほど頑迷だとは思わなかった……。
まぁ、しかたない。
思惑どおり事態が運べば、何の苦労もないからな。
まぁ、なかなか思いどおりにいかないものさ。
まぁ、もう少し考えてから決めなさい。
あわてることは何もない。
もうたくさんです!
ひとりで勝手におやりなさい!
もはや、何も言いますまい。
もはや、言うべきことはありません。
やむをえん。
(貴官/卿)のような者を頼ったのが、そもそも間違いだったのだな。
やむをえん。
ここは(貴官/卿)の意見に従うしかないか。
やむをえん。
今回は(貴官/卿)の顔を立てよう。
やむをえん。
次の機会を待つことにしよう。
やむをえんな。
(貴官/卿)のごとき愚か者が相手では話にならん!
やむをえんな。
(貴官/卿)の持論とは相容れぬようだ。
よい上官とは、部下の才幹を生かせる人を言うのですが、現在の(自国名)にはいたって少ないようですな。
わかった。
わしも、卿の立場がわからぬことはないのだ。
わしはブラウンシュヴァイク公爵だ。
帝国貴族中、比類のない名門の当主だ。
(貴官/卿)は、その提案を聞かぬというのか!
わしはブラウンシュヴァイク公爵だ。
帝国貴族中、比類のない名門の当主だ。
その提案を聞かぬというのか!
わしはリッテンハイム侯爵だ。
帝国貴族中、比類のない名門の当主だ。
(貴官/卿)は、その提案を聞かぬというのか!
わしはリッテンハイム侯爵だぞ。
帝国貴族中、比類のない名門の当主だ。
(貴官/卿)は、その提案を聞かぬというのか!
われらごとき卑位卑官の輩には、口をきいてもいただけぬということかな。
ビュコック提督には、何か深慮がおありなのでしょう……。
リッテンハイム侯、何の権限があって皇帝陛下の御意をないがしろにするか!
ロイエンタールの大ばか野郎!
以前から思っていたことだが、(貴官/卿)はいますこし言動に注意したほうが、将来のためではないか。
意地の悪いおっしゃりようをなさいます、閣下。
何とでもおっしゃればよい。
しかし、兵は議長閣下ではなく、われわれ指揮官の命令に従うでしょうな。
何とでもおっしゃればよい。
しかし、兵は議長閣下ではなく、われわれ指揮官の命令に従うということをお忘れなく。
閣下、お考え直し下さい。
閣下の御意向に異存はありませんが、できれば、いますこし御説明いたただけませんか。
貴方という人物が、よくわかった気がしますな。
貴様ごときに頼んだ俺がばかだった!
貴様ごときに頼んだ俺がばかだったわ!
貴様ごときの顔色をうかがわねばならんとは、光輝ある(自国名)軍も堕ちた
ものよ。
貴様ごときの顔色をうかがわねばならんとは、光輝ある(自国名)軍も堕ちたものよ!
貴様ごときの顔色をうかがわねばならんとはな!
貴様っ、言わせておけば……!
貴様っ!
却下するか、そうだろうな。
却下するか。
しかたのないことだ。
却下するだと!
おのれ、覚えておれ!
却下するだと!
覚えておれ、目にもの言わせてくれるわ!
却下するとは、どういうことだ?
客員提督とはいっても、しょせんは帝国の人間だということかな。
共和主義者め、不遜な態度をとっていられるのも今のうちだけだ。
陛下の御寛恕とて、いつまで続くかわからぬのだからな。
共和主義者め!
卿の亡命は、帝政の礎を揺るがすための偽りか!
卿には、わしの労苦などわかるまい……。
卿には、わたしの労苦などわかりますまい……。
卿には、私の労苦などわかりますまい……。
卿の責任ではない。
すこし頭を冷やして出なおすとしよう。
卿はつねに正道をゆく。
おれにはできぬことだ……。
金髪の孺子め……金髪の孺子め……。
君を信用したのがそもそもの間違いだった。
帝国からの亡命者風情をな。
血迷ったか。
帝国宰相の言を退けるとは、おそれおおくも皇帝陛下の御意をないがしろにするに等しい行いだぞ!
虎の威を借る狐とは、貴様のような奴のことをいうのだ!
公も意外に度量が狭いようだな。
残念である。
口は重宝だな。
親を売るにも祖国を裏切るにも、理由のつけようはあるものだ。
今日のところは見逃してやろう。
貴様ごときを相手に私闘を起こしたとあっては、わが一門の名誉に傷がつくからな!
差し出口をお許しください。
残念だ、“疾風ウォルフ”。
残念ですけど、しかたありませんわ。
残念ですね……。
私が僭越でした。
どうかお許しを。
私が僭越でした。
侯爵閣下、どうかお許しを。
私は国民の総意によって選ばれた国家元首だ。
君は何の権限があって、私の命令を拒否するのだ?
私も、このあたりが引き際のようだな……。
事の重大さがわからんのか!
この低能め!
出すぎたことを申しました。
小官は軍事の専門家として忠告しているのだ。
命令がましくご自分の意思を押しつけるとは、公爵は何を勘違いされたか。
小官を侮辱なさるのですか!
情報こそ勝利を握る鍵だということが、わからんのか?
声は遠くにとどくのに、目は近くのものしか見えない。
忌避すべき輩だ。
賎民にものを頼んだ俺がばかだったわ!
他の方策があれば、ぜひ教示いただきたい。
大貴族め、ゴールデンバウム王朝を枯死させただけでは飽き足らず、わが自由惑星同盟をも滅ぼすというのか!
大神オーディンも御照覧あれ!
この屈辱、はらさずにおくべきか!
誰にものを言っているのか、わかっているのか!
誰のおかげでその地位にいるのかを忘れんようにしたまえ、“じゃがいも士官”君。
帝室の厚恩を踏みにじる裏切り者め、おぼえておれ!
怒気あって真の勇気なき小人め、語るにたらん。
伯が、わしをないがしろにするとは、思わなんだ……。
伯父上もお人が悪いですな。
皮肉を言わんでくれ、ミッターマイヤー。
おとなげなかったと自分でもわかっている。
忘れたのかね、君を今の地位につけてやったのが誰だったかを!
本当に考えがおありなのかどうか……。
木偶人形にものを頼んだ俺がばかだった!
予定通りに事が運ぶことは、めったにありませんよ。
裏切り者め!
陛下の御寛恕が、いつまでも続くと思うなよ!
話にならんようだな。
話を聞こうともしないとは!(貴官/卿)は本当に(自国名)の行く末を憂いているのか。
孺子、孺子……。
孺子め、覚えておれよ!
孺子めが
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