Topぺーじ    五十野惇の 制作あとがき
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解説:西本鶏介先生(昭和女子大学名誉教授・評論家・作家)


12のおはなし
クリスマス

解説
西本鶏介先生
児童文学評論家・作家


創刊:1987(昭和62)年








































 
幼児にとって、
なんといっても 楽しいのはクリ スマス。
ちょっと想像しただけでも、
胸がわ〈わく してきます。
眠っている問に
プレゼントを 持って きてくれる

すてきなおじさんは だれなのか、
お話 は、 その問いかけから始まります。


 でも、すてきな おじさんは
サンタクロースであることを
みんな知っています。

それをあえて問いかけるところか ら、
サンタクロースへの思いを
盛り上げていくの です。


 
白い道を、
おみやげかついでやってくる
サンタ のおじさん、

さあ、それが今夜くるのです。
パピー ちゃんでなくても、
なかなか眠ることはできません。


いまごろどこにいるのかな、
お腹をすかしてい ないかな。
サンタクロースがたちまち
現実の人物 となって迫ってきます。


そこでパピーちゃんは
おせ んべいと、 お茶を
用意してあげます。

サンタのおじさんの好きなものは、
パパとおん なじというママの言葉に、
実際のプレセントの
送り主は 誰なのかまでも、

たくみに暗示しています。


で も、パピーちゃんにとっても、
子ビも逢にとっても、
サンタクロースは
絶対にいなくちゃなりません。

ママに頼んで書いてもらった
サンタのおじさんへの手紙に、
幼児の思いが、あふれています。 


もう、これで大丈夫。
サンタのおじさんは、
どん なすてきなプレゼントを
持ってきてくれるでしょうか。
それがよしんば
パパであることを
わかっている 子どもでも、



もしかしてと思いが、
クリスマスへの 夢を
いっそうかきたててくれるのです

児童文学評論家・作家  西本鶏介

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