Topぺーじ     五十野惇の 制作あとがき 
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解説:西本鶏介先生(昭和女子大学名誉教授・評論家・作家)

のおはなし
七夕

解説
西本鶏介先生
児童文学評論家・作家




























短冊に願いを書いて星に祈る七夕祭り。
でも祈る だけてはつまらない。
もし、 あの星の所まで行〈こ とができたら。

なんとパピーちゃんの大好きな
UFOが迎えに来てて〈れたのです。
「さあ、しゆつぱつ」、
パピーちゃ んは、もう星の国です。
しかも、食いしんぼうの
パ ピーちゃんにはすてきな星ばかり。

アイスクリ−ム の星に、スイカの星。
ハンバーグの星を見つけたと きには、
思わずストップをかけてしまいます。  
七タの空でハンバーグばかりててきた
星を食べる 気分は
幼児にとって最高の気分。

でも、夢中で食べ ていたら、
ハンバーグはどんどん小さくなって、
みんな下へまっさかさま。
はっと気がついたらペット から
落ちていたパピーちゃん。  
星空への思いをユーモアとスリルで描く
ファンタ スティックなお話です。

UFOにのったり、食べ物 の星が出てきたり、
このお話に出てくるのは、
幼児 をわくわくさせてくれるものばかりです。

ここには、 食いしんぼうで、
冒険好きの幼児を、

更 には、現実と空想を自由に行き来する
幼児の感受性 をイキイキと刺激してくれます。
お話とともに絶え ずゆれ動く気持ち、
そのゆれ動きこそが
豊かな 想像力を生むのです。


ありふれた七タのお話ではなく、
今日の時代に生きている子ビもの
本質までもきちん とふまえています。

西本鶏介  児童文学評論家・作家

毎月のちいさいパピーちゃん絵本 売店
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