Topぺーじ    五十野惇の 制作あとがき
 パパのための読み聞かせ  
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普段よりも「いい声」で読むことを意識しよう
あまり、話の意味にこだわりすぎない
ときに絵だけを見て、お話をつくってみよう
一冊に一ヵ所くらいはメロディーをつけて読む
・                         ・

別ページ:「絵本の読み聞かせコツ」も合わせごらんください


  ☆
☆   ☆

普段よりも「いい声」で
読むことを意識しよう

☆   ☆

大切なのは、
けっして上手に読もうと思わないことです。
お母さんには敵わない、そう思って始める。
最初から百点を目指す必要はありません。

お父さんが一生懸命に絵本を読んでくれている
ということだけで、子どもにはお父さんの
優しさや愛情が伝わっていきます。


 ただ「いい声」で
読むことを意識してもらいたいと思いますネ。
普段とはちょっと違うきれいな声で読む。
このことを心がけてほしいです。

そのためにはどうすればいいのか。
それには、普段より少し高めの声を
出すように心がけましょう。
アナウンサーも役者さんも
「きれいな声を!」と
注文されると本番になると、
ほぼ、みんな少し高めの声をだします。

また、絵本の場面によっては、
声に抑揚をつけたほうが
よいと思いがちですが、
そうするよりも一音一音を普段より
きれいな声で読んであげるといいですネ。
平板でもOKですよ。
きれいに聞こえると、
なによりも言葉が相手に届きます。

☆   ☆


あまり、お話の意味に
こだわりすぎない

☆   ☆

お父さんの場合、
どちらかというと文章の意味やテーマに
こだわりすぎる傾向があるようです。

たとえば『人魚姫』には

「姫は海の泡となって
消えてしまう」という
魔女の予言が出てきます。
「泡と消える」って
どういうことなのか、
子どもに質問されると
つい一生懸命に 説明しようとする
傾向があります。

大切なのは説明は 簡単にして、
きれいに読むことに 集中することです。

これは、幼児に 絵本を読み聞かせることで、
その子の中に言葉の五感を

しみ込ませることに なるからです。
言葉の五感が体の中に
いっぱいあれば、
言葉で物事を考えたり、

自分の気持ちを
言葉で表現したりできるように
なるからです。

そのために、 話の意味にこだわるより、
一音一音を感じさせて ほしいのです

☆   ☆

時には絵だけを見て お話をつくってみよう

☆   ☆


絵本は、絵だけを追っていけば
全体のストーリーが

わかるようにつくられています。

ときどき文章を忠実に読むのではなく、
絵を見ながらお父さんが
ストーリーをつくりながら
子どもに語りかけていくのもいいと思います。


新鮮だし、
ページ毎に子どもと交代で話をつくれば
子どもの想像力を刺激することにもなります。


絵を見て話をすることは絵本でなくても、
子どもと散歩している時や
公園に遊びに行った時などにも
応用できますネ。

「きれいな月が出でいるよ」
「こっちには真っ赤な花が咲いているね」
など、
いま見えている景色を
言葉にしていくのも面白です。

そうすることで、
より言葉に関心をもつようになります。


☆   ☆

一冊に一ヵ所ぐらいは
メロディーをつけて読む

☆   ☆

子どもたちは メロディーに合わせて体を
動かすことが大好きです。
さらにメロディーにあわせて

文章を口ずさむようにすると、

言葉が子どもたちの中に
自然と入っていきます。  
どんな絵本でも、
必ず一ヵ所や二ヵ所、
メロディーが湧いてくる
ような
文章があります。
そういう文章に出会ったら、
思い切ってオリジナルの メロディーをつけて
歌うように読んでみましょう。
何回もそうしているうちに、

そのところにくると

子どもも一緒に 歌いだすようになります。

☆   ☆

音読が楽しめれば
  親子の心は豊かに

☆   ☆

 それから大切なことは、
声 に出していい感じの文章、
気持ちのいい文章、
聞いていても感じの良い声になる
絵本を選ぶことも重要ですね。
結果として、子どもたちが
声にだしてみたいと感じる文章、
そんな絵本を選ぶ心がけも
大切です。

☆   ☆

 ささやかですが、
私たち家族制作作品があります。



「毎月のパピーちゃん絵本・全12冊」

♪youtube♪
うた:大杉久美子/音楽:越部信義  説明

五十野 惇
NHK「おかあさんといっしょ」ディレクター/
聖徳大学短期大学部助教授(保育内容・言葉)/東京家政学院大学教授(幼児メディア研究)を経て、
演出家・絵本作家

 

ちいさいパピーちゃん&お友達の顔は、
いつだって、全て正面を向いています。

ディック・ブルーナのミッフィーも、いつだって、全て正面を向いています。
子どもが描いたヤマト運輸のクロネコも、いつだって、正面を向いています。

この共通した考え方、日本で初めての毎月のパピーちゃん絵本・12冊です。

ちいさいパピーちゃん&お友達は
いつだって、普段の幼児の生活を明るく・楽しく「笑顔に」します。

パピーちゃんと仲間 楽しく 笑顔

毎月のちいさいパピーちゃん絵本・全12冊 
3月 / 4月 / 5月 9月 / 10月 / 11月 12月 / 1月 / 2月
   
                       
 絵本の読み聞かせ   パパのための読み聞かせ
毎月のパピーちゃん絵本は、ビデオ、CD、DVD(英語、中国語)になっております

絵本

CD

CD

 ご要望によりDVDでも扱っております

       


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