ろせんどう

医療法人社団厚友会 露仙堂クリニック

ROSENDO CLINIC





第1診察室

診察室 1(漢方)


当院での治療は保険診療内で行なっております


当院前の勝田台フレンド薬局で煎じ薬のパック詰をしてもらえるようになりました。今まで自宅にて煎じていた手間が省けます。
時間の節約と家族や近所に煎じる際の漢方の匂いを気にせずに漢方治療が可能となりました。
煎じ薬は今まで同様保険診療内です
     


漢方の生薬は植物の根、茎、葉、花,種子や動物の体表の一部やなどを主な原料としています。煎じた液を分析すると薬効成分が析出されますが、生薬の持つ薬効はもちろんですが漢方は人の本来持つホメオスタシスを刺激していると考えられます。人間の自然治癒力を後押ししているのです。

ここでは漢方治療に対する質問解答形式で漢方薬の内容を説明したいと思います。



Q1 漢方はどんな病気に効果がありますか

婦人科疾患は特に漢方が適応される場合が多いです。
月経異常(多い、少ない、生理痛、長い、間隔が長い、短い)
無月経、冷え性、月経前緊張症、不妊症
更年期障害、発汗異常症、便秘症、自律神経失調症などに適応されます。
また内科疾患(喘息、、整形外科領域(腰痛、膝痛など)、皮膚科領域(アトピー性皮膚炎、蕁麻疹)小児科疾患にも応用されます。


Q2 エキス剤と煎じ薬との違いは

どちらも漢方薬であることには違いありません。服に例えていえばエキス剤は既製服であり、煎じ薬はオーダーメイド服と考えればよいと思います。各人にあわせて処方内容を決める煎じ薬のほうが効果が良いといえますが、エキス剤が効かないわけではありません。逆に煎じ薬は毎日煎じなくてはならず時間的制約があり根気がいります。自分の症状や服薬状態にあわせた漢方薬を選ぶ必要があります。


Q3 漢方薬を決める診察方法は

東洋医学の診察の基本は四診(望、聞、問、切)です。問診、聞診は大切なことで初診時は時間をかけて聞くことを心掛け時間がかかりますが、問診表によりいくつかの質問事項に答えてもらっております。診察では舌診、脈診、腹診による方法が特徴です。現在のその人の状態が舌、脈、腹部からサインがででいます。このサインを参考に漢方薬を処方していきます。例えば、舌の辺縁がギザギザと歯痕がついていたら、下顎に舌がおさまらないことにより体の中に水が余っている結果です。白朮や茯苓などの利水剤を選びます。日本の女性には多湿の気候のせいか苓桂朮甘湯、当帰泱散などの利水剤が頻用されます。


Q4 子宮筋腫に効く漢方薬は

子宮筋腫により過多月経、月経困難症、下腹部痛など症状を起こし、大きくなると頻尿、便秘症を起こします。現在治療は外科的治療が中心で他にGnRH誘導体による偽閉経療法がありますが副作用や治療継続の問題があります。漢方薬による治療は血液が滞った状態と考え(オ血)、血液の巡りをよくして筋腫を小さくします。臨床上エキス剤より煎じ薬のほうが効果がみられます。使用する方剤は桂枝茯苓丸、折衝飲、(キュウ)帰調血飲、八味丸、その他、の煎じ薬にf苡仁(ヨクイニン)、大黄(ダイオウ)、三稜(サンリョウ)、莪朮(ガジュツ)などを加味します。血行が悪く漢方薬が子宮筋腫に到達しないようであれば鍼灸治療を併用します。


Q5 冷え性に効く漢方薬は

冷え性は女性の7〜8割に自覚される症状ですが、残念ながら西洋薬には効果的な治療薬はありません。生薬にはそれぞれ薬性があり温薬である附子(ブシ)、乾姜(カンキョウ)、呉茱萸(ゴシュユ)などは冷え性に効果がありますし、気や血の巡行をスムーズにすることにより冷え性が改善されます。使用方剤しては前記生薬の含まれるエキス剤を中心に処方します。


Q6 漢方で痩せられるの

漢方薬のみで痩せることは難しいと思いますが、食生活を改善しながら減量することは可能です。減肥薬と呼ばれる漢方薬の多くは大黄(ダイオウ)、センナ、亡硝(ボウショウ)などの瀉下剤が含まれていることが多いようです。証をみて大黄(ダイオウ)の含まれる防風通聖散、大柴胡湯などが使用されます。また、漢方薬には苦味の生薬が多くあります。漢方は食前内服が原則ですので苦い薬の服用により食欲の低下することもあります。冷えの改善、清熱薬などは苦い味の傾向があります。


Q7 漢方治療に際して注意すべき点は

漢方薬は副作用がないと思われている方もいるようですが漢方薬にも当然副作用があります。消化器症状(嘔気、胃痛、下痢、便秘)、皮膚発疹、肝機能障害などのほかに小柴胡湯で話題になった間質性肺炎なども稀にみられます。しかし他の薬に比較して少ない頻度です。内服して体調が悪化した場合は医師に御相談ください。


Q8 漢方は長く服用しないと効かないの

漢方を知らない医療機関でも漢方は長期服用しないと効果が出ないと思っている関係者も多いようですが、確かに長期服用によって効能を発揮する方剤もありますが、風邪などに効く漢方薬は長期服用では効果がありません。なかには服用後15分程度で効果を示す漢方薬もあります。長く飲まないと効かないのは一部の方剤を除き医療側の逃げ口上かもしれません。