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最終更新日04/02/21

コラム

コラム161

相談される側

 前回のコラムで相談の形について話しましたが、実際に相談される人の形と言うのが人によってさまざまで共通などしていない事を少し話します。

まず、他人から相談されると言った話のレベルが仲がいいから話をしたと言うものではなく悩んでいてどうしようもなくて相談したと言うレベルでの話に限定します。

日常の会話で、結構、誰でも相談される事はあるのですが、案外、信用性を問われるレベルの相談になると極端に減ります。
ですが、振り返って見ると私の場合、これが結構ありました・・・・性別問わず・・・。

相談された時の対応の形も人それぞれにあるのですが、一般的に聞いてみると「相手に対してただ話し相手になって欲しい」「意見を求めているのではなく、ただ話を聞いてくれ」と言う接し方が殆どでした。

今回、題材に上げた『形』とは・・・私が人と話をしている事に精通している事なんですが・・話をする中で相手に話をさせる状況を作り出しているのか?と言う問題があります。
自分の意見を言う事は誰でも出来ますが、その形を相手の会話を引き出すと言う接し方は考えてみればすごく難しい接し方です。
何故かと言えば人間が自己中心的な考え方の為ですね。

この頃、私の接し方はちょっぴり他人と違うのかも知れない・・・と感じることがあります。
お互いに話し好きな人だと自分の会話を相手より先に話そうとムキになりますが(笑)あまり話をしない人でも結構、私に対して話してくれる事があるそうです。
相手の話を聞くという行動で、自分の意見を言いながら相手に問いているだけなのですが、その接し方が相手に取ってすごく良い事のようです。(もちろん人によっては私の接し方を上手いと思わない人も居ます)

相手の話に対して単純に「自分の意見を言えばいい」と言う事ではなく相手に対しての接し方が私は案外、素直みたいですね。
ムキになって話をするので「真面目に話を聞いてくれる」と言う事から相手に取って好感を上げていた事を言われて、「そう言う事が相手に影響するものなんだなぁ」と感心した事があります(笑)

恐らく、会話が上手な人は『話し上手』と『聞き上手』と言う事に分かれますが一般的には話し上手と言われる人の方が多いでしょうね。
自分の事だけ話しているのが一番楽ですから・・・。

私としても結構、話をいっぱいしている方なので、今一、『聞き上手』と言うタイプの人に該当するかは懸念する所もありますが、私と話をした人の中に他の人とは「こんなに話さない」と言われた事があったので、聞き上手の場合もあるかもしれません・・・。

人と接する時、『自己主張をするのか?』『相手に配慮するのか?』と言う違いが会話そのものに繋がってしまったと言う結果なのかなぁ・・・・と受け止めています。
個人的に「自分がこう考えた時、他人はどう思うのだろう?」と言う欲求があります。
あくまで他人の言葉でも、それが自分に取って大きく影響する場合があるので人の意見、言葉、会話は大切です。

自分の事から話さなければ相手が信用して話してくる事は在り得ませんからね。
私が本当に聞き上手ならば、それは「相手の考えを知りたい」という欲求からそうなったと思っています・・。

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