手強いシミュレーション再び |
前作で大分難易度などが大分元に戻ったと感じましたが、今回さらに計算要素が増えて手ごたえがありました。まず、 序章ボスの一撃で倒れるほどの主人公に愕然 それどころか少し進むと雑魚にも一撃で沈められます。 ざっとMAPごとの感想を。なお、初回ハードでのプレイです。 1−1章からいきなりターン制限MAP。2章でいきなり段差を降りて攻撃してくる敵がいて、3章で前触れもなくなんで抵抗もせず捕まってるのか不思議で仕方がないキャラと(プレイヤー的に)再会し、4章は意識して育ててないと戦えない為に問答無用で2軍行きキャラ大量発生。となると5章は強キャラ(サザとオルグのみ)で2方向を単独で走らねばならず、6章などアイテム補充がない連続2MAPな上NPCの救出に泣き、7章でやっと前作キャラトパックが加入(あ、ジルもか)。8章は1ターン目の行動を間違うといきなり市民が……とパズルめいており、9章などミカヤのHPと素早さによっては詰むんじゃないかの展開。終章は漆黒とニケ様に頼れば楽ですがうっかりそれをした為に3部6章、12章13章でそれぞれやり直しを覚悟するような展開。 2部序章、ようやく自軍が強いと思ったら今度は経験値が殆ど入らない。2−1、操作キャラ変更でしかも急いで進まないと説得加入キャラに追いつけない+まともにダメージを食らう程度の強さでやっぱりパズル発想。2−2、索敵MAP。配置を飲み込むまでに何度リセットを繰り返したことか!。2−3、敵は8割がた弱い=やっぱり経験値が得られない上倒さないボーナスがあるので迂闊に進めない(最後は諦めました)、2−終章。ターン制限&敵強い&壁役不足&一つ間違った手でキャラ死亡。おまけに1度クリア直前フリーズに泣く。 3部。序章。前作キャラ再登場。やっと自軍が強い状態で経験値もそれなりに進める。3−1、索敵MAP&ターン制限。楽はさせんと言うことか! 3−2、ようやく落ち着いて戦えるMAPに。3−3、盗賊大活躍。でもターン制限なのでゆっくりできない。3−4騎兵が途中から進めないんですけど。3−5。大賢者にしておいたセネリオが中央突破できたので割と苦労せずちょっと楽になってきた。と思ったら3−6。ミカヤ側。FEは殆どプレイしてきましたがNPCが戦力で自軍が足手まといという状況を初めて体験。3−7、再びアイク側。守るだけなら楽この上ない一休み気分、3−8溶岩MAPと見て、もっとライブを半額で買っておくんだった!と嘆き、資金が枯渇気味になりつつLV上げ。3−9、民家を増援に燃やされまくり、3−10。緑軍は奥に引っ込んでいてくれ!。3−11、落とし穴に落ちた瞬間「やっぱりね」と思い、3−12はミカヤ側。追撃くらいまくり1戦も耐えられない自軍でどうしろと!?(NPCに頼る) 3−13、前に同じ。防衛ラインを階段前から下げていけば何とかなると気づくまでやり直し、3−終章。右上でカウントされる数字が不気味。でもアイク側なのでクリアは楽。 4部。いきなり3部隊に分断される。何も考えず初期設定で進め序章でいきなりネサラしか戦えないお先真っ暗。やむを得ず化身の石をスクリミルに。1章アイク隊。索敵だけどもう慣れた。というかこのグループは強いから問題なし。2章ティバーン隊。エリンシアに大器晩成をつけてアミーテ無双。3章砂漠MAP。ミカヤ隊ネサラと漆黒に頼りまくり、4章アイク側。メティオ増援に数回沈む。5章なりそこない半無限。殆どティバーンとエリンシアだけで戦う。終章。強キャラだけでいいんだ……って出撃枠少なすぎ! と、 各マップもれなく絶叫しました ラスボス近辺も若干反則気味なスキルでしたし。ただ、アイク以外でもちゃんとダメージ通るようになったのはうれしかったです。動きませんし(笑)。全体的な難易度はクリアしてみれば妥当なところだったんじゃないかと思います。FE初めての方にはノーマルモードがありますし(台詞少ないらしいですが)、負けるか!と思う丁度あたりのラインに感じました(笑)。1部の体感難易度はトラ7にも似たところがありました。 |
システムについて |
前回と大体同じでしたね〜。違うのは ・ボーナスEXシステムの変更 前回は拠点でオールアップに近い乱数が出るまで粘ることができましたが、さすがに修正されてきました。ついでに必要なptも変えてあったので、弱いキャラよりはカンスト複数キャラの調整に使いやすくなっています。で、やっぱり闘技場は復活しないんですね……。 ・スキル着脱 着脱自由というところが面白いです。最初こそ拾ったものを誰に付けようかな〜をやっていましたが、終盤には2軍キャラの使える初期スキルを取って1軍へと鬼の所業を(^^;。戦略の幅も広がります。 ・武装解除&盗む まず思い出したこと。トラ7経験者の方はきっとみなさん思われたでしょう。 リーフ捕獲盗賊団再び とにかく資金が足りないんです。さすがに所持金0からスタートではないですし、エリンシアのところは裕福でしたが、肝心のアイクたちが。通常武器を買っているだけで資金難を感じるなんて。各サイトさまで情報を集めてシノン+小手調べ+武装解除+ヘザーで盗むを知って、溶岩MAPで稼ぎまくってやっとまともに武器が回るようになりました。……それでも、2周目以降になると最初からそれ前提で輸送隊に魔法書が溜まっていくのが慣れというものでしょうか(笑)? ・バイオリズムの影響とラグズ 前作では気分程度だったと思いますが今回顕著に出ます。低いとスキルは発動しない、避けられないと大変なことになり、最高に近いとスキルは出る、避けまくる、奥義乱舞と全く状況が違います。 ラグズは使いにくいのは相変わらず(すみません)ですが、多少のフォローとしてアイテムと鷺たちの能力が入りました。これが使えるまで育てていればラグズも多少使いやすいのではないかと。終章のイナくらいしか(クルトナーガは宝珠一択)活用しませんでしたが……。 全体的に、概ね進化していたように感じました。 あと、システムとは違いますが、Wiiになったためでしょうか? ヘッドフォンで聞くと別世界が広がる音楽になっていました。個人的に前回今回の曲は聴きやすいので好みです。一番ウケたのはやっぱりネサラの戦闘曲。イメージ合いすぎです。 あと戦闘グラフィック。個別なのはもちろん、派手に動くようになってました。大賢者の陽光で宙返りは唖然とし、吹き出しました。一番似合うのはサナキだと思います。イメージではトパックも似合いそうですが悲しいかなクラスチェンジできなかったので。 |
ストーリー・キャラクタ |
殆どの謎が解明されたので満足です。2周クリアで曖昧になっていた(ストーリー進行上はさほど重要ではない、しかし前作から気になっていた)謎も3周目にしてはっきり答が出ましたし。エリンシアサイドでの話が王道ですが、緊迫感があってよかったです。 3部のアイク・ミカヤの切り替えは戦力的にも気分的にも大変でした。というか、やはり前作プレイヤーでアイク側に思い入れがある+3部に入ってからのミカヤの追い詰められ感と変化が……なかなか辛いものが(--;。1部と4部のミカヤは割と好きになれたのですが3部だけ状況のせいかあまりに別人のようで。シナリオ自体は入り込みやすかったのであくまでミカヤ単体が気になりました。あの足掻き方はユンヌが終章で言っていたことに通じるのかもしれません。 キャラクタ。これも前作プレイ済みなので誰が誰だかということはありませんでした。拠点会話は1人1つ以上ずつはあり、新キャラでもなんとなくイメージは掴めます。前作キャラで初回一番笑ったのは会う人会う人に「ごつい」というようなことを言われ続けるアイクでしょうか。前作の面々は基本変わらない安心感がよかったです。イレースの食べ物の恨みにも爆笑。トパックは背は伸びつつ顔はあまり変わらず、元気キャラ。カリルは笑いポイントはなく、セネリオはティアマトに「人見知りする子」(って実年齢いくつですか?)と言われているのに脱力&笑い。空気になる可能性も考えていただけに、3部での進行に安堵しました。ユリシーズは美味しいところを持っていきおって(笑)!。2部の仕掛けといい戦闘キャラ登場時のパラメータと言い、恵まれすぎです。面白いですけど。 サナキはやっと操作できる!が一番で、展開的に辛いのも立ち直っていくのを見れば納得。前作から気に入るタイプだと思っていたのでエリートでしっかり育成しました。不思議なのが遺伝能力的にミカヤより弱めなはずなのに、実際には圧倒的にサナキが強いこと。あと2周目以降限定の闇魔法キャラ。突出したイメージはありませんが「ちょっと精神的に弱く見えるけどいい子」な印象です。あと、かわいそうな部分が多いです。 魔道士以外のキャラ。新キャラではヘザーが能力も性格も一目で気に入りました(笑)。あれのおかげでネフェニーのイメージまであがってます。 旧キャラではイメージ変わった筆頭。エリンシア。正直前作では典型的善良ヒロインで苦手でした。が、今回2部で見事に一人立ちし、その変貌っぷりはまるで十二国記。2部終章は王道故の感動がありました。あとはシノン・ガトリー。ガトリーは能力的に。シノンはキャラ・能力。こんなにいい奴でしたっけ? イメージ変わっていなくて苦労性&面倒見いいなぁと思ったのがライ。かなりメインで出てきていましたし、いいキャラです。自ら猫枕と言えるおおらかさ(度量?)に感服。 あ、書き忘れ。やっと操作できたクルトナーガ。前作で会った時の印象のままでした。最初驚くほど弱いですが少し育てると最強の黒竜の名に相応しい無敵っぷりを見せてくれます。ところで、化身初登場時のあれって、むしろ助けようと思っている方の城砦を破壊してません? |
その他いろいろ |
1部、イズカと遭遇して以降、画面の殺風景さに目眩が(違)。トラ7でもアウグストは渋いキャラでしたが、これほど灰色なイメージはありませんでしたから、何故だろうと思いつつ3部で納得。
蒼炎ではセネリオ・ティアマト・ライ・エリンシアがいつも画面に居ました あれを見慣れていたから、明らかに敵になるだろうあのイズカが延々話していると灰色に見えたようです(^^;。今回D端子接続だったので、全体の画像は非常に綺麗でした。あとオープニングデモ。3部に入ると変わるのに感動(製作側の思う壺?)。 クリア特典もあとイラストギャラリーさえあれば完璧だった!と思う充実ぶり。ムービー閲覧を見てようやく2部終章で止めてあったセーブデータを心置きなく上書きできました(笑)。2周目以降の要素もちゃんとありますし、繰り返しプレイ前提のプレイヤーには嬉しい仕様です。それにしても、未だにエルランの条件がはっきりしないのが……。2、3周目と全く問題なくできているので、何をしたらまずいのか逆にはっきり知りたいです(^^;。セネリオの会話も同様。まさか3部7章のミカヤは条件じゃないでしょうし(2,3周とも撃破)。なお、相当隠しと思われるEDは別ページにアップしました。あれは自分でも何故できたのか良く分からないです。 ともあれ、前作の謎を綺麗に片付けてきっちり終わっているので満足です。漆黒の正体を全く考えていなかったので、分かってみれば他にない正体にもしっかり驚きました。EDでオープニングが流れていたのも意図的なものだったんですね。 Wii発売日に特攻(で予約がなんとかとれて年末入手)した甲斐がありました! あとはノーマルの台詞省略変更に進むか、覚悟を決めてマニアックとどちらに進むべきか考えるだけです。 |