７章 京は火炎に揺らめく冷静な譲の言葉に従い京邸に行くことに。着くまで無事でいてよ、頼むから。
ここで久しぶりにフィールド上操作可能に。いつもならまずはレベルアップに励む所ですが、さすがにこの先が気になってそんな余裕はありません。勝てなくなった時用に１つセーブデータを残して京邸に急ぎます。
六波羅で戦闘発生。弁慶・景時の行方が分からなくなっていることを知ります。さらに１歩動くと、またしても怨霊の群れ。戦闘か！と身構えたら「火を止めろ」と将臣の声が。ん？平家が火をつけたんだよね。それを将臣が止めようとしてるってことは……源氏同様、平家方も一枚岩ではないということか。
大量の怨霊に囲まれ窮地に陥った所ではかったように救援登場。ヒノエ・敦盛と合流して道を急ぎます。
五条大橋。場違いな雰囲気の平惟盛登場。いかにも憎まれ役といった空気を振りまいています。敦盛を庇う九郎、やっぱりいいヤツです。長ったらしく名乗りをあげる惟盛。
うるさい。言いたいことがあるなら要点をまとめて喋りなさい。
いらぬことばかり並べ立ておって、と聞き流していたら聞き捨てならない台詞が。「梶原景時と武蔵坊弁慶の最期」って……別れてから一度も顔さえ見てないのに、そんなのアリか！？ 呆然としているうちに、惟盛が怨霊だと分かり、戦闘突入。ええい、とにかく倒すしかない。戦闘後、封印をしようとしたところに妙な格好の子どもが登場。お祖父さま？この子どもが？ ついで知盛が現れます。相変わらず喋りが遅いです(違）。三草山がどうとか、嫌味なことを言いながら襲い掛かってくる知盛。なんか危ない雰囲気が漂ってます。
戦闘開始。コマンド……あれ？ 自動敗北っ！？
せめて形だけでもコマンドくらい入力したかった！
間違った憤りを覚えるプレイヤーを置いたまま、捨て台詞を残して平家の連中が去って行きます。とにかく京邸に戻らねば。京邸。ここまではまだ火は回っていないようです。中に入ると人の気配はなく、探すと朔だけが残っていました。景時・弁慶の行方を気にしている間に、邸にも火の手が回ります。あっという間に退路をふさがれ、しかも仲間たちと分断される神子。この先一体どうしろと……。
あまりの展開についていけないプレイヤー。知盛、出て来いって言うなら、１箇所くらい退路を残しておけ（無理）！
このままじゃ焼け死ぬしかない、どうする。行き詰まる神子に白龍が示した１つの方法。逆鱗を使えば神子だけなら助けられる。だが、逆鱗を失った龍は存在を保てない。
止めようとする神子の手を振り払い、逆鱗を使い時空を超えさせる白龍。半透明になりその姿が消え……気が付いたときには、ＯＰと同じ、学校の廊下にいました。九郎たちはおろか、現代から一緒に行ったはずの譲さえいません。本当に帰されてしまったのか、みんなを置いて独りだけで。
セピア色の記憶が脳裏をよぎり、やりきれない想いを抱えて嘆く神子。その時、鼓動の音とともに白龍の言葉が蘇ります。「逆鱗を使えば神子は時空を飛べる」 もう一度あの世界にいくことができるのなら。今までに得た経験と知識を使えばみんなを助けられるかもしれない。
時空の狭間で流されそうになりながらも、みんなと助けたいとの一心で神子は時空を超えます。
着いた先はどこかの屋内。鳥の声ということは朝でしょう。そこへ弁慶がやってきて「おはようございます」と挨拶。「ここはどこか」と尋ねると熊野の勝浦の宿だという答えが。みんなが揃っていた熊野の夏です。そして次々と仲間たちが現れます。相変わらずのヒノエ、口数少なく気遣う敦盛、お姉さんな朔、のんびりした景時、状況を説明する九郎、腹ごしらえ優先の将臣。
このあたりで冷静さを取り戻したプレイヤーは、将臣に対して
「身内のしつけくらいちゃんとしておきなさい！」
と、ちょっと八つ当たり気味の殺気がわきあがったりしましたが、還内府＝将臣を知らない神子は、当り前のような日常の風景に安堵するあまり言葉もありません。全員の顔を見たところで、今からなら運命を変えられる、と口を開こうと……って、この選択どれ選べばいいんだろう？しばし悩んで、結局全部試したものの、皆を説得することはできません。思い悩む神子にリズヴァーンが後で話をしよう、と。川の前で「流れを止めることができるか？」と問うリズヴァーン。知ることは数少ないと言いながら、神子の望みを分かっているようです。相変わらず謎を振りまくお人だ。でも、それでこそリズヴァーンという気がします。何を知っているのかは今はあえて問うまい。クリアすればきっと分かるでしょう。
「源流を変える」という言葉に従い、神子は新たな一歩を踏み出します。
ここで、システム説明画面へ。なるほど、絆の関を越えることで新たな運命が開ける、と。つまりさっきまでの１周目っていうのは、神子の動機付けだったわけですね？聖戦の系譜でいうところの親世代みたいなものか（かなり違う）
全員の絆の関を同時にすべて突破することはできない、ということは股がけ不可ってことかな。他にもなにやらややこしいことが表示されましたが、１人にしぼってみようということで、順番を考えます。
現代に戻って選択肢が出た時、一瞬の躊躇いもなく「みんなをおいて」を選んだプレイヤーなので、誰が一番という思い入れは（この時点では）それほどありません。福原でリズヴァーンを失い、顔さえ見ることも出来ずに景時・弁慶を失い、炎にまかれ残るメンバーとも別れ、最後に目の前で白龍が消滅。誰からと言われてもちょっと悩みます。
一番謎が気になるのはリズヴァーンですが、各所で最後にしておいた方がいいとのコメントを見ているので、ここはぐっと堪えます。譲も後のほうがいいとよく見るので後回し。逆に将臣は早めの方が話が分かりやすいらしい。でも、いかにも優遇されてるっぽいキャラを最初にというのもなんだかなぁとヒネクレ根性が発動してスルー（笑）。２人目にしておこう。あと、弁慶はなんとなく気に入りそうな気がするから、後回しかなぁ。興味の薄いキャラだけ残るとコンプリートが辛かったりするかもしれないし（結果として、これは取り越し苦労でしたが(^^;)）
結論。１．敦盛（なんか複雑な気分のＥＤらしいと聞いたので最初）、２．将臣（シナリオ理解の為）、３〜は基本的に画面左上からの順番にして、８．リズヴァーン、９，１０で朔と白龍ということにしました。
最後に、１周目を終わっての感想をひとこと。
まさかここまでやってくれるとは……！！
ここまでシビアに引きずり込まれるシナリオが作ってあるなんて、さすがに予想しませんでした。完敗です（何が）。＞戻る