岡寺竹枝
飛鳥東皐龍蓋寺, 瑠璃井水千年地。 山頭鶯啼谷底鐘, 雲上來光如瑞異。 |
岡寺(龍蓋寺)仁王門 | 仁王門より三重塔を見上げる。 |
中央右下に樹齢五百年の皐(さつき)・「緋(ひ)の司(つかさ)」がある。 | 左奥:本堂。 |
三重宝塔と大師堂。 | 瑠璃井。奥は十三重宝塔。 |
奥之院稲荷社。右:奥之院岩窟。 | 岡寺境内。奥右から本堂、開山堂、旧書院、庫裏。手前中央:鐘楼。 |
境内の最高部から望んだ飛鳥地方。雲間より日が射し込んできた。光芒万丈。 「倭(やまと)は 國(くに)のまほろば たたなづく 青垣(あをかき) 山隱(やまごも)れる 倭(やまと)しうるはし」(夜麻登波 久爾能麻本呂波 多多那豆久 阿袁加岐 夜麻碁母禮流 夜麻登志宇流波斯)、と日本武尊(倭建命)(やまとたけるのみこと)が国を偲んで歌った大和とは、このようであったのか。 |
岡寺境内から西の方、橘寺を望む。 |
三重宝塔 |
飛鳥の東皐 龍蓋寺, 瑠璃の井水 千年の地。 山頭に 鶯 啼きて 谷底に 鐘, 雲上の來光 瑞異の如し。 ******************************** |
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今日、岡寺へ行った。桜は満開を過ぎて、散り始めている。山の左右上方からは鶯が呼応しているかのように鳴いている。その間にお寺の鐘が響いてくる。雨も止み、曇っていた空の雲間から光芒がさしてきた。 | |
・龍蓋寺: | 岡寺のこと。 |
・瑠璃井: | 岡寺にある。上掲写真。 |
・來光: | 上掲写真。 |
平成十九年四月四日 |
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