日本柴犬講大和魂

黄菊朱櫻四季叢， 香芹亦好早春葱。 何輸秋水�C光烈， 一片冰心霜葉紅。

        

黄菊くゎうぎく　朱櫻しゅあう　　四季の叢， 香芹も 亦また好し　　早春の葱あを。 何ぞ輸ゆづらん　秋水に　　�C光　烈しく， 一片の冰心ひょうしんは　　霜葉さうえふの紅くれなゐ。 　　*****************************
昨日、『しばわんのこの和のこころ』を見た。この『日本柴犬講大和魂』という詩題は、『日本柴犬講日本風尚』とでもすべきものだろうが、原題の風情を重んじた。 　　『しばわんこの和のこころ』では、穏やかで優しく美しい日本の風土が紹介されていた。それはそれで素晴らしい。でも、日本文化には、激しい一面もあるのだ、というのがこの詩。 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　-----------------------
（・柴犬：	日本語，日本種小犬之一。）
（・大和：	日語，即日本。）
（・大和魂：	日語，謂日本精神或日本風尚。）
・朱櫻：	桜の花。桜桃のようにサクランボを指す場合も多かろうが、ここは、前者の意で使った。
・香芹：	セリ。「せり、なづな、ごぎゃう、はこべら…これぞ春の七草」を言いたい。穏やかな春の七草。七菜。七種七草。
・秋水：	日本刀。
・�C光：	月光。
・冰心：	澄み切った心。真心。赤心。忠誠心。この「一片冰心霜葉紅」は、「一片冰心紅於霜葉」の意としたかった。

平成十九年十二月十三日

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