訪二二八民変紀念館　碇豊長の漢詩　拙作紹介

huanying xinshang Ding Fengzhang de zhuye

訪二二八民變紀念館

七十年前帝國終，
狂濤亂響蓬莱空。
一身可滅爲親愛，
此處還留易水風。





二二八民變紀念館	二二八民變紀念館

二二八民變紀念館	二二八民變紀念館

二二八民變紀念館	二二八民變紀念館

二二八民變紀念館	二二八民變紀念館

七十年前(ぜん)　　帝國終(を)はり，
狂濤　亂れて響く　　蓬莱(ほうらい)の空。
一身　滅す可(べ)きは　　親愛の爲，
此(こ)の處　還(な)ほ留む　　易水(えきすゐ)の風を。

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　台湾に五月二十九日から三十一日まで行った。

　台北の二二八和平公園の一角に台北二二八和平紀念館がある。二二八民変（＝二二八事件）の顛末が公開されている。深く心を動かされた。

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・二二八：	二二八民変。二二八事件。事件の発端となったデモが１９４７年（昭和二十二年）２月２８日に起こったことからこう呼ばれる。第二次大戦後、台湾から日本が撤退した後、大陸から中華民国国民党政府軍が進駐し、行政を引き継いだ。やがて、大陸からの中国人（外省人）と台湾在住の人（本省人）との間で軋轢が生じ、衝突と鎮圧の結果、数万人の血が流された事件。
・蓬莱：	ここでは台湾を謂う。
・親愛：	親愛なる（肉親・友人・祖国）。
・易水：	荊軻の「風蕭蕭兮易水寒，壯士一去兮不復還。」で、「壯士一去兮不復還」を謂う。

（memo：）
２９日（木）：　関空１０時００分発。１４時２０分桃園着。高鉄にて４時過ぎに台中着。台中公園。台中商旅（泊）。
３０日（金）：　高鉄にて台北へ。二二八和平紀念館。歸綏街。國賓大飯店（川菜廳）。亞都麗緻大飯店（泊）
３１日（土）：　故宮博物院（以下同タクシー）。忠烈祠。空港へ。１４時２０分発。１７時５０分帰着。

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後日記：なお、平成二十七年十二月十日にもこの地を訪れ、『雨中訪飛檄地』「放送局前榕樹榮，枝枝帶涙訴何情。蓬莱雲雨今將散，館上日昇天漸晴。」